嘘は本当にはならないけれど
嘘をついたことは本当である
嘘は本当がつかせているから
嘘が嘘だというのは嘘である
右、右、右、もうちょっと左、

あふれだす切実

あのひかり

かなしみ

ほこりやにおい

おんなが語り出す

床の間の水仙までが冷たく見えたお正月


馬鹿もいたろう ...
人間といったところで
革袋に詰め込まれ
骨に抱えられた
一本の管
この街は錆びていた
無音の煙りと
もろみの匂い
誰もいない

2両編成の電車の音だけが人の予感
バンドネオンが
かすかに響く
黄昏の街

彷徨った果てに
たどり着いた
そこ ...
疲労は人間を一つの謎にする
混沌とした問いかけの集合として
人間は解決されないまま宙吊りとなる
そのようなときには音楽が必要なのだ
音楽の一つのフレーズが
人間の混沌とした問いか ...
疎遠
粗食
荒塩
お祝い

不参加
禁ずる
禁ずる
銭一文
私は世に夜に禁ず
慰安
蕎麦一束
茹で上げ雑居
騒動
拒否
断然断固
拒絶博識
インベイダー
出来損ないの文章を
むやみに並べる日は
気が狂った人の
最後の手紙のようになる
溢れる前に飽和された言葉は
心の中で壊死していくから
二度と口にしない方がいい
 一日一日隠し事が増えてゆく。
 ゴッホはどうだ。
 モーツァルトはどうだ。
 あなたはどうだ。

 言葉に気持ちを乗せてみると意外と楽になるね。
 何を望んでいるのか私にはわからない ...
買い物の帰り道
初夏の夕暮れ
不意に
昔飼ってた猫を思い出して
小さな声で
名前を呼んだ
「カリン」

時々呼ばれるその名前は
雑踏に汚されることなく
天へと昇っていく
声に出す ...
 何度繰り返せば気が済むのだろう。
 私は自分を見た。
 逃れがたい現実から目を背けてばかりで。
 今日もまた一冊の書物の中に引きこもる。

 死にたい なぜ。
 死にたくない なぜ。 ...
 午前三時 僕はあなたと海を聴いている。
 二人は言葉もなくただ海を聴いている。
 ただ失くした時間をお互い必死に埋めようとしている。
 過去がゆっくりと波間に解けてゆく。

 群青色の ...
幸せが訪れる あなたの25¢に
スミレの香りに包まれた Twenty five
Crystal Bowlが ハートに響く
25時 世界へ旅立つ ロイヤルタイム
トレビの泉 あなたと投げる 二つ ...
快感を2倍3倍4倍と上げて壊してとろけるチーズ オラちょっと畑の様子見てくるべやけに激しい風が吹いてる 木の葉っぱ全部落ちたら死ぬと言いやけに激しい風が吹いてる 空が無い
靴紐を
勇気を振り絞って
結んだってこの町には
せいいっぱいに踵を上げて
みあげても、みあげても、

空が無い
空が無い!
ブローした髪の毛が地肌に直接当たる感覚が好き
毛先を胸に垂らして
初夏の風を窓から受け取りながら
ゆっくりとまどろむ暮らし
ブローした髪の毛が地肌に直接当たる感覚が好き
... ドゴール空港は鉛色の霧に閉ざされ
次にくる四分音符を待っていた
誰を待つこともないのに

今朝食べたチキンサラダの余韻が舌に残り
ぼくは何故か戸惑っていた
くたびれたレインコートが黒ず ...
京都に丸善がまだあった頃









...
雨が降るたびに気温が上がっていく
ベランダでシャツが風に吹かれて
夜までそのままでいる

0時を過ぎてようやく
ロビーの郵便受けを確認する
区報
ダイレクトメール
それらをまとめてポリ ...
今日も わたしは飼われている
捨て犬になることは許されない

白衣を着た悪魔に
見えないリードに繋がれて
薬という名のおやつを待つ

たくさんのハッピーと
たくさんの死にたみを抱えて
...
           150528

二者択一の条理を尽くす侍の目が光る
もうすぐ壊されるお堂の屋根を通して
月の光が見えた
寂しさも無常も感じなくなって数年間
獣に近い感覚と感性を懐に何 ...
おとなになれなかったこどもは
おとなロボットに乗った
大きくて頑丈 パワーがあって
こどもには持てない武器をたくさん搭載していた
こうしておとなロボットは戦場へ出て行った
いったい誰がおとな ...
身体障がいも聴覚も視覚もおなじ王国にいる。精神障害者だけは二項対立の外にいる。

精神っておそらく壁の向こうはの人には渾沌だ。官僚の悪意か。医学界の怠慢か。歴史的偏見か。精神という管理社会外宣告。 ...
死は染み込んで染め上げる

焔が舐めたまだら紙のように


あゝ 死を忘るゝな


近しく側にいつもいるのだ

それはあなたと産まれた


あゝ 死を忘るゝな


安ら ...
俺はとうとう人間の果て
人間の意味するところの一番端っこで
ようやく意味の体系にぶら下がっている
人間たちよ
そのまなざしをやめるんだ
しぐさをやめるんだ
表情をやめるんだ
...
梅雨が深まった頃
家の庭で蛍が飛び交う

毎年家族を楽しませてくれる

蛍を見られる場所が減っている
環境が悪くなっている
綺麗な環境に戻していきたい

綺麗な水に吸い寄せられて
...
トンネルぬけて山をぬけたら
うみがみえるよ
くずれかけた駅舎と
目を焼く砂浜
すぐ背後にせまるあおぐろい山々
線路に分かたれた

境界線のむこう
ぎょっとするといいよ
コントラス ...
何年も前の事だけど
「紀伊国屋なう」というメールを
貴方がくれた
その時は
電車に6時間も揺られなければ
紀伊国屋のあるその街へ行けない土地に
住んでいたから
「今その町に私がいれば、
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
嘘の嘘イオン自由詩015/5/31 10:31
邦子の春吉岡ペペロ自由詩315/5/31 9:13
人間といったところでイナエ自由詩11*15/5/31 8:51
無音レタス自由詩2+*15/5/31 5:45
符合葉leaf自由詩015/5/31 5:20
不文律秋也自由詩015/5/31 4:03
自律ガト自由詩215/5/31 3:49
おやすみ。ヒヤシンス自由詩6*15/5/31 3:32
カリンガト自由詩115/5/31 3:29
懺悔ヒヤシンス自由詩5*15/5/31 3:19
凍解〜午前三時自由詩4*15/5/31 3:00
いつまでも Happy Timestarto...自由詩015/5/31 1:06
快感を2倍3倍4倍と上げて壊してとろけるチーズ北大路京介短歌015/5/31 0:25
オラちょっと畑の様子見てくるべやけに激しい風が吹いてる短歌215/5/31 0:25
木の葉っぱ全部落ちたら死ぬと言いやけに激しい風が吹いてる短歌315/5/31 0:23
以来もっぷ自由詩415/5/30 23:32
_四角い丸自由詩115/5/30 23:16
ラジオ体操TAT短歌015/5/30 23:09
旅路レタス自由詩1*15/5/30 22:57
檸檬TAT自由詩1*15/5/30 22:52
雨間春日線香自由詩315/5/30 22:42
わたしは飼い犬じまさん自由詩115/5/30 21:59
奥の堂、風の堂あおば自由詩6*15/5/30 20:19
おとなロボットただのみきや自由詩22*15/5/30 18:22
受信料未払いじぇいぞろ自由詩115/5/30 10:51
memento mori.雨の音自由詩115/5/30 9:51
人間の果て葉leaf自由詩215/5/30 5:59
庭の蛍夏川ゆう自由詩115/5/30 5:58
波打際の人魚のためにmizu K自由詩1*15/5/30 1:34
紀伊国屋Lucy自由詩26+*15/5/30 0:49

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