雨上がり
子どもたちが庭に出る
水溜まりから
ヒカリガソラへ

地面を踏む
薄くて固い地面の底に
ヒカリノトイキ
広がる濡れた

  白鷺が半弓のように佇み

カズエちゃん
...
すべてに
意味を求めようとした
危なげな季節は遠い、遠い、遠い夢のよう


期限つきの時間 
今日も、昨日も、明日も


わかっているようで
本当は全然わかっていなかった
認めた ...
まだ色を濃くするまえの緑たち

光を透かせて反射して

なあ気持ちいい散歩したいなあ


世の生きやすさを追憶する

追憶はきっとある未来

追憶はあったかも知れない過去

...
ご乗車ありがとうございます
この列車は、終点自殺峡温泉まで
各駅に停車します
この列車からは様々な絶望が展望できます
欲望が大きいほど大きな絶望です
変形がひどいほどいびつな絶望です
次は ...
狂い凧すぐに寝る 八宝菜の具を数えている へんな語呂合わせでケータイ番号を教えてきた 妄想の彼女がパリへ留学しまた新しい春が来ました 阪神の勝ち負けに泣き酒を飲むまた新しい春が来ました 地下鉄の車庫は地上にあるねんとファーストキスを奪ったあとで 首相官邸に着陸したダヨ〜ンには
使用済みおりものシートが
2枚張り付けられていた
恐らく1千万近く貢いだのに
生理中を口実に一回も
やらせてくれない
キャバクラ嬢に対して
恨みを持つ者の ...
ビルが朝陽にかじられて
吐き出された陽光は窓をすり抜け
昨夜の恥部を暴き出す

人々は慌ててカーテンを閉じ
ベッドを隠し
朝を始める

わたしと来たら
病室のカーテンを開け放ち
...
初潮、大変です!
な、なんだね、大きい声を出して
また老人縛り首事件です、初潮!
ま、またか?今度はどこだ?
今回は板橋です、初潮!
板橋か、いたばしいな・・・
冗談を言っている場合じゃあ ...
君の残り香 追いかけて

さまよう鼻に とまどいを覚え

君の足音 追いかけて

さまよう耳に ねぎらいを与え

君の視線 追いかけて

さまよう瞳に 嫉妬をなぞらえ

君の言 ...
2本で52,000円のペアリング
18金のホワイトゴールド
内側には誕生石と
遠い昔の日付の刻印

後生大事に鞄の中にしまっていた
存在さえも忘れていた

妻が言う
大事な思い出なん ...
右の頬が激しく打たれた
しかし左の頬は無事だった

額がスズメバチに刺された
でも後頭部は無傷のまま

左目に火の矢が突き刺さると
右目はとっさに視線を逸らす

耳は恐々 欹てるだけ ...
あなたが時々見せる
真剣な眼差し
私をドキドキさせる

告白してくれた時を思い出す
真剣な眼差しが嬉しかった

いつも笑顔を絶やさない
あなたは全身で優しさを表現する

爽やかな風 ...
 表通りに街灯は点る。
 閉め切られたシャッターの並びの中に誰かの忘れた人形が笑う。

 心の休息は遥か彼方に横たわっている。
 詩を歌えなくなった者は思い出の中に消えてゆく。

 垂れた ...
艶やかな紫から
薄汚れた灰への
掠れゆく移ろいを
繊細に表現した
大判のストール
三年半の間
眺めて味わい
巻いて恍惚とし
大いに可愛がった
それも先週まで

命無きはず ...
君と私の間の
見えないけれど深い溝
飛び越えてくるも橋を渡るも君次第
なんて言ったら君はまた怒るかな

見捨てているわけじゃない
私はいつでも橋をかけて
これでは渡りにくいのかしらと
...
?作品力=5点 ?余韻力=3点 ?再鑑賞魅力=2点(?には鑑賞後に歓談を誘発する力があるか、?には保存価値があるかも考慮)
総合的な印象として0.5ポイント加えるか否かを基準として+、−を付加。 ...
今日は
タマキンについて触れたい
というか
タマキンに触れたい
いや、触れられたい
タマキンに触って欲しい
タマキンに触って下さい
タマキンに触って
タマキンに触れ
よう!触れよ!
...
世界の終わりみたいなツラぶら下げて
呪うこの世の恨み節
食って寝てを繰り返して
「死にたい」なんて冗談です

批評家気取りで文句つけても
世界は自分のものじゃない
どうにかこうにか誤魔化 ...
正当に生きることを肯定してくれる人を買った
最初の一時間で自分が何者になりたいのかを問うて
それからゆっくりと満たしていく
物質ですらない存在に触れては注意深く撫でさする
スイッチではない箇所 ...
「キレやすい若者」

駅前の葉がたくさんの木の
下の手すりに座る
学生はキラキラしてるね
男子と女子で楽しそう

俺にそんな青春無かったぞと
誰かにキレてみたくなるけど
人たちは通り ...
桜にたとえ葉が乗っても
それを気にせず宴会に精を出す
乾杯の音頭を取りごきげんに飲み干す

自然の季節は過ぎれども
人間が良しとするならば
そこには満開の桜があるのだ

風に耐え切れず ...
最後の列車が出て行くと
ホームの照明は全て落ちる
やがて通りの建造物は
砂のように崩れ落ち
後には
魚の骨が突き立っている
古びた予言で言われたとおり
忘れ去られる花言葉
無表情な三日 ...
ときどき、神さまについて
考えてみることがある
私は無宗教だが
神さまを侮ったりはしない

イメージは漠然として
先祖の霊だったり
大自然の力だったり
稲荷大社の狐だったり

見え ...
ダンサー

ダンスィング・パートナーと
しての男性
女子が安心して
身をゆだねる
ダンサー

この人なら
大丈夫、安定してるは
そんな思いで
抱かれて踊る
そんなテレビの一場 ...
取り返しのつかない
言葉や行動に
叫びだしたいほどに
悔やんで
落ち込んで
自分の心を
痛めつけているけれど
そのことを
上手く
表現できないことだって
あるのです

どうか
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
雨上がりオイタル自由詩4*15/4/25 18:45
透明にすんだ東京komase...自由詩2*15/4/25 14:09
緑たち吉岡ペペロ自由詩115/4/25 14:01
絶望列車イオン自由詩2*15/4/25 12:42
狂い凧すぐに寝る北大路京介自由詩115/4/25 11:23
八宝菜の具を数えている自由詩515/4/25 11:23
へんな語呂合わせでケータイ番号を教えてきた自由詩315/4/25 11:22
妄想の彼女がパリへ留学しまた新しい春が来ました短歌015/4/25 11:21
阪神の勝ち負けに泣き酒を飲むまた新しい春が来ました短歌215/4/25 11:21
地下鉄の車庫は地上にあるねんとファーストキスを奪ったあとで短歌015/4/25 11:21
「自称詩」ダヨ〜ン花形新次自由詩015/4/25 10:39
ビルが朝陽に囓られるときイナエ自由詩17*15/4/25 10:16
「自称詩」初潮花形新次自由詩015/4/25 9:07
さまよう恋心佐白光自由詩3*15/4/25 8:08
不等価交換たいら自由詩015/4/25 8:02
ガガーリンただのみきや自由詩11*15/4/25 6:17
眼差し夏川ゆう自由詩1+15/4/25 5:56
深い夜にヒヤシンス自由詩5*15/4/25 4:35
消えたストールボロレシート自由詩015/4/25 2:09
橋をかける Dear.O森川美咲自由詩2+*15/4/24 23:50
2015鑑賞映画採点及びひとことふたこと⑧〈4/5〜4/22 ...平瀬たかのり散文(批評...0*15/4/24 23:22
「自称詩」握り潰す花形新次自由詩015/4/24 21:48
生きる屍捨我自由詩015/4/24 19:36
ある経済伊織自由詩315/4/24 19:28
キレやすい若者まきしむ自由詩015/4/24 17:42
見られない桜這 いずる自由詩215/4/24 16:22
幻滅やまうちあつ...自由詩2*15/4/24 15:03
【 ときどき、神さま 】泡沫恋歌自由詩20*15/4/24 12:37
ダンサー生田 稔自由詩215/4/24 9:24
僕という人間緑かな自由詩3+15/4/24 2:00

Home 戻る 最新へ 次へ
1959 1960 1961 1962 1963 1964 1965 1966 1967 1968 1969 1970 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 
3.56sec.