白日の
夢に漂う
龍涎香
鼻をくすぐり
覚めたは夢か
龍脳の
さやかに香る
睡蓮の
池に漂う
白い花びら
さらさらと
水の流れの
ささやきは
羅国のしずく
微か ...
言葉はなぜあなたにつたわるのだろう
あなたの脳内で維持されている
概念に呼応する音声あるいは文字列を
話し手と聞き手が相互にいれかわりながら
違和もさしてなく理解できる不思議
中国の ...
カラッポの僕は何でも拾い集めては
カラッポの僕の中に詰め込んだ
そしていらないものは何でも捨てた
最初からカラッポだから
なにも変わらない
でも痛みだけは捨てられず
カラッポの僕の痛みは消 ...
いつかゆく約束
君は南で
わたしはその手前
同じ行き先のバスに
隣り合って
座って
わたしの知っているかもしかは緑色だ。松脂がびっしりと体について光っている。つやつやした毛並み、つぶらな瞳、五メートルほど前に立っていたかもしかは「誰?」と小首をかしげてみせた。
一歩前に出れば向 ...
{引用=はじめて見た景色だな ここは
船橋駅ちかくのカラオケボックス
ぼくは静かなトイレで、 嘔吐してて
傷だらけの鏡のむこうの顔を見つめながら
ずっと風の通る窓を感じている
おかげさまで ...
こんなことしてる場合じゃない
が口癖のおじさんは
日給七千円で
セメント運ぶ間にも
こんなことしてる場合じゃない
いっしょにキオスクで
ビールを買って飲むときも
こんなことしてる場合じゃ ...
泣くのは赤子の仕事です
誰が想像できましょう
それだけで すわ うるさいと
殺されたなんていうことが
隣人の奏でるピアノの音に
苛立ちを感じたら
何かのサインだと思 ...
海が広がっている
どこまでも
広がっている
ゆっくりと
波立ちながら
幾つもの筋を刻み
奥まっていくその生動
水平線に凝縮する濃紺を
雨空の灰白に際立たせ
のたりのったり
...
私はアブリルラビーンを見た
昔 サマソニで覚えている 私は
座りこんだピアノの上で 彼女が
彼女の心の中から響かせていた あの歌を
という訳で、と 切り出してもて わかる方は解るくらいに 回数を重ねてきた
るるりらのお祭りのお知らせです。
わたしたち 現代詩フォーラムのすべての参加者は、詩を介して より幸せになりたいと ...
甘えていると
言われたんだ
煩いと突っぱねられない
エサを待つだけの
泳げない魚
悲しいとか
気持ちが亡くなればいいと
燻らす潮に
景色に溶かしたかった
こぼれ落ちていく泡
...
引いてダメなら押せ
押してダメなら引け
それでもダメなら持ち上げろ
そうすれば道は開く
いまさらデューク更家のウォーキングやけに激しい風が吹いてる
おみくじが凶だったから賽銭を多めに払いお守りも買う
閉め切った雨戸の向こうパレードが通りすぎてく音だけがする
寝起きのクスリでお腹いっぱい
プラセボ効果なく弱冷車は弱冷車
袋開けたばかりのポテチが湿っている
もう一度ぐらついた壁を蹴り飛ばして貫けるかどうか確かめてみた、そいつはいまにも壊れそうな悲鳴をあげるくせに、絶対に壊れてしまうことだけはしなかった、それだけは譲ることはなかった ...
{引用=
あなたが手の平を差し出すから
僕は雛罌粟の種を埋める
それからあなたは人形になって
咲かせた花を握りつぶすこともなくなる
手の甲に
痛みと引き換えに咲かせた雛罌粟が
あなた ...
夜空が青ばみ
ゴキブリたちも眠りに就きます
「もう少しだけ起きていたい」と
呟く前にぼかした接続詞
清涼な大気にいくら呼吸を忘れても
書かなければ死んでしまう生き物には
なれない
...
{引用=
「フクロウ」と、口にしたときに見える景色。一緒に答え合わせをしたよね。
「フクロウ」を、口にしたときに見える景色。泣きながら肉を胃袋に詰め込んだね。
}
肉を食べるのが哀しくて、 ...
私は多くの人の前で
私の歌を歌いたかった
ギターで 鳴らしたかった
そんな 頭の中で いつもいる
出掛けようと思っていたら
それは
冷たくそぼ降る雨だ
哀しくも
土を潤し豊かな雨だ
雨
しずかに
寂しく
降り続ける
きぐるみぐるみな七つめ月のつめの
先までつきつめられタル梅雨の合間
のブルーなボトルは酸味があるから
好みじゃないのといっひとぅりんけ
びあをきどるの一杯だけでも気ぐる
ぐる身の隣の席では発 ...
雨をください
誰かが言う。
血をください
私が言う。
すると、
突然鼻の奥がむず痒くなってきて ...
6月、7月は雨降りばかりで
こころまで カビが 生えてしまえそうだから
せめて 陽気に 笑ってしまおう
たまには ワインなんかも いいんじゃないか
こころが酔えば たやすく 陽気に な ...
つぎはぎだらけの毎日の そんな単調な繰り返しに
あなたは 耐えてゆけますか?
ざらざらとした風が 喉にからみつき
そんな空気を 吸っては 咳き込んで
あなたは それでも生きてゆけますか ...
西の海に陽の帰ってゆく憧憬を
一度もみたことがない
焦がれながらまた
首都高に落ちてゆくきょうをあきらめている
校庭をあの子と屈託なく駆けまわっていたこと
その日日がほのかな願いに育って ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
午睡
レタス
短歌
1
15/7/2 23:18
言葉
梅昆布茶
自由詩
20
15/7/2 22:52
_
リィ
自由詩
0
15/7/2 21:57
約束
もっぷ
自由詩
3
15/7/2 18:18
かもしか、君が好きだよ。
チアーヌ
自由詩
13
15/7/2 17:07
トラベラー
マゼンタ
自由詩
0
15/7/2 17:06
知恵
もり
自由詩
2*
15/7/2 16:26
朝4時の短詩
りゅうさん
自由詩
2+
15/7/2 13:50
最初の海
たけし
自由詩
4*
15/7/2 13:21
アブリルラビーン
番田
自由詩
1
15/7/2 12:30
★七月七日十七時七分七秒★七夕祭のお知らせ。★
るるりら
自由詩
10+*
15/7/2 8:51
夢見る魚
小日向 ココ
自由詩
0
15/7/2 1:50
強引
リィ
自由詩
3*
15/7/2 1:33
いまさらデューク更家のウォーキングやけに激しい風が吹いてる
北大路京介
短歌
1
15/7/1 23:58
おみくじが凶だったから賽銭を多めに払いお守りも買う
〃
短歌
1
15/7/1 23:57
閉め切った雨戸の向こうパレードが通りすぎてく音だけがする
〃
短歌
2
15/7/1 23:57
寝起きのクスリでお腹いっぱい
〃
自由詩
4
15/7/1 23:57
プラセボ効果なく弱冷車は弱冷車
〃
自由詩
2
15/7/1 23:56
袋開けたばかりのポテチが湿っている
〃
自由詩
2
15/7/1 23:56
ロスとロス (流し込むあいだの)
ホロウ・シカ...
自由詩
0
15/7/1 23:37
Re:Re:Re:Re:Re:Re:
竹森
自由詩
2
15/7/1 23:04
Re:Re:Re:Re:Re:
〃
自由詩
1
15/7/1 22:57
Re:Re:Re:Re:
〃
自由詩
1
15/7/1 22:54
帰りの電車で
番田
自由詩
1
15/7/1 22:36
雨
板谷みきょう
自由詩
1*
15/7/1 22:29
だらけの至福/即興ゴルコンダ(仮)投稿.50
こうだたけみ
自由詩
3*
15/7/1 21:40
さかさ
あおい満月
自由詩
6*
15/7/1 21:19
雨の季節が、過ぎれば
南無一
自由詩
1
15/7/1 19:11
世界は すべて 美しい
〃
自由詩
1
15/7/1 19:03
みずうみ
もっぷ
自由詩
5*
15/7/1 18:20
1931
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
1939
1940
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
加筆訂正:
『遡上の果て』 卵から始まるはな詩⑥
/
ただのみきや
[15/7/1 21:08]
誤字修正しました。
7.34sec.