握りしめ
ぐちゃぐちゃになった紙に
伝えられた君の苛立ち を
手のひらで
そっとのばしてみるけれど
私には解読できなくて
悲しみが沁みだす
苛立ちと悲しみの染み込んだ
シワだら ...
空の真ん中
風がぐるぐる回る
頭の中がからっぽで
君のことが嫌い
マムシに噛まれた右手が痛い
だらだらと血が流れる
そういうのに甘えている
目ん玉に焼き付いた
君の嘘
くだら ...
道徳なんか無視して金を稼げ
金を稼げば女も寄ってくるし
好きなもんを好きな時に好きなだけ
食える 好きなところに行って
好きなところに住める
掃除や炊事をしてると
心が弾む
...
ハロー、ハロー、聞こえますか?
そちらの調子はどうですか?
こちらは相変わらずといったところです
今日もどこかで戦争です
死んでいく子供達に
誰かが可哀相だと言いました
とりあえず僕も ...
わたしはターヘルアナトミア
あなたの皮をペロリと剥いで
思惑の筋や経絡がどれほど緻密にヒクついているか
白日の下に晒してご覧に入れます
わたしはターヘルアナトミア
飲み込 ...
固い財布の紐を緩めて
スタバの二階から見下ろす
足下をオシャレな人たちが
てくてく てくてく歩く
ぶち壊れたMacをストアに
ボロいキャスターに載せ運ぶ
黒いTシャツを着たお兄さんが僕 ...
地球の最も深い場所には
信じられないような形をした
魚たちが住んでいる
しかし非常に暗いので
その姿は
お互い知らないままである
春の海はまぼろし
蜃気楼の楼閣さえ彼方に浮かんでいる
わたしを呼んでいるように
遠い海鳥
緩慢な波
割れた貝殻
ただ砂にうずもれて
あの子のか細い肩甲骨はもうさびしくなか ...
ビュツフェ
ビュッフェの絵
左右に見て
4月の長閑な日
テレビに映る
婦人いとよし
庭の植物いきいきと
今日も明日も
ビュッフェと
テレビの婦人
床に散る
花 ...
心と身体が離れている
その隙間に不安が滑り込む
いちいち手足に呼びかけないと
動作しない人間型ロボットみたいで
いろんなものを詰め込んだ
底の抜けた南京袋
唇から直腸まで
排 ...
良い薬を取り混ぜて
頭を平均化していく
世界に耐えれるように
人に耐えれるように
平均化された脳みそで
ピッキング作業をし箱にひたすら物を詰めていく
きっとその人には巨大なだれもの ...
真新しいパンプスを
履きながら歩く
晴れわたる春の路地裏
靴づれはひりひりとして
ドラッグストアに立ち寄る
店員へ傷跡に貼る
ばんそうこうを下さいと云う
*
少し無愛想 ...
閉められないままの真夜中
瞳孔が少し開かれていて
部屋の片隅まで見えている
隣の君は
無音で横たわる温かい肉塊
言葉もなく
思考もない
閉じられた身体の内側で
ひたすら ...
歌いはじめまして
花が咲いてますよ
野辺の生き物たちも忙しなく動き出しました
道端からはみ出る雑草は強いですね
そうか、 春なのか
、もう衣替えの季節がやって来たんだ
(え ...
人は悲しみを忘れるから生きていける
人は苦しみに慣れるから生きていける
でも人は恥を忘れるから失敗する
でも人は日々に慣れるから失敗する
人は喜びを忘れるから形に残し
人 ...
むこうの木々が 影になり
すべてのものが 暮れなずむ
なにかをみることを忘れて
貝のようにとじたまぶた
ずっと ずっと まっていた
やさしいひかりの ふるのを
地表を背に ね ...
本当に
忘れられないのは
あの人ではなく
あの人以外の
すべてを無視して
恋をしていた
私の姿
遠いベッドで寝転んでいると
小窓のカーテンの向こうから
おいてきぼり喰らった僕の声
銀河鉄道の夜を見送っていた
この世の悪も善も乗せてゆく
悲しみも退屈も希望も喜びも
...
いつもきみがそばにいる
振り返っても
両手を差し出しても
鏡を覗いても
分からないけれど
気配と洗った髪の匂いがする
僕の周りの空気が
温かく澄んでいる
それはきみがそばにいる証拠でし ...
周りの人が震え上がるほど
残忍なのに
テクニックは一級品
そんな玄人受けする
タイガー・ジェット・シンのような
国を目指したいと思います
梅俺杏桃桜の順で君から遠い
桜色のありがとうを最後の言葉に
見えなくなるまで手を振れば初櫻
本当は歳上だって言えぬまままた新しい春が来ました
名ばかりの貧祖な枝垂れ桜にもまた新しい春が来ました
恋文の返事ないまま時は過ぎまた新しい春が来ました
バックでしているとき
スマホでエロ動画を見るという
戦法を考えた
これなら妻に知られずに
小向で抜くことが出来る
俺って天才かも知れない
ぷちん
なにかが切れた
音がした
いつもの会話
悪ふざけの途中
短い言葉を吐き捨てて
出ていく君
そんなにも
いっぱいいっぱい
あふれそうな苦しみを
少しずつ少しずつ
育 ...
ハナミズキの花散る夕暮れは、
離れがたく、
別れがたく、
もの寂しく、
思わずあなたの袖を掴む。
「どうしたの?」
迷子の子供に尋ねるような、
あなたの口調に涙ぐみたくなる。
「何でも ...
ゆらゆらと
陽炎の向こう側
君の瞳が揺れる
青いベルベット
嫋やかな夢の渚
淡い空気の香り
風の音が響く
遠くで山の木々が揺れる
広がる田園を分かつ小道を
ゴールデンレトリバーを ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
往復書簡 Dear.T
森川美咲
自由詩
1*
15/4/22 21:54
ヴォイド
opus
自由詩
0
15/4/22 21:26
金を稼げ
まきしむ
自由詩
0
15/4/22 19:26
生無味
捨我
自由詩
1
15/4/22 19:12
ターヘルアナトミア
ただのみきや
自由詩
17*
15/4/22 18:16
シブヤ体験
まきしむ
自由詩
1
15/4/22 16:46
深海魚
やまうちあつ...
自由詩
3*
15/4/22 16:17
春の海の変容
石瀬琳々
自由詩
12*
15/4/22 13:23
ビュッフェ
生田 稔
自由詩
3
15/4/22 12:19
地図
梅昆布茶
自由詩
12
15/4/22 11:36
平均的脳みそ
這 いずる
自由詩
6
15/4/22 9:23
傷跡は春に包まれて
りゅうのあく...
自由詩
9*
15/4/22 4:23
ミッドナイト・チャンバー
またたび八寸
自由詩
1
15/4/22 4:13
ナマケモノ
アラガイs
自由詩
5*
15/4/22 3:19
記憶について
刀刃子
自由詩
2
15/4/22 3:08
星見
ケルリ
自由詩
1
15/4/22 2:49
残像
緑かな
自由詩
3
15/4/22 1:31
今日という日に
吉岡ペペロ
自由詩
7
15/4/22 0:34
「自称詩」こんなにも愛しい
花形新次
自由詩
3
15/4/21 23:13
「自称詩」政府談話
〃
自由詩
0
15/4/21 22:44
梅俺杏桃桜の順で君から遠い
北大路京介
自由詩
7
15/4/21 22:27
桜色のありがとうを最後の言葉に
〃
自由詩
0
15/4/21 22:27
見えなくなるまで手を振れば初櫻
〃
自由詩
1
15/4/21 22:27
本当は歳上だって言えぬまままた新しい春が来ました
〃
短歌
0
15/4/21 22:26
名ばかりの貧祖な枝垂れ桜にもまた新しい春が来ました
〃
短歌
1
15/4/21 22:26
恋文の返事ないまま時は過ぎまた新しい春が来ました
〃
短歌
0
15/4/21 22:26
「自称詩」天才
花形新次
自由詩
2
15/4/21 21:48
ぷちん Dear.O
森川美咲
自由詩
1*
15/4/21 21:45
ハナミズキの下で
猫の耳
散文(批評...
0
15/4/21 21:38
かたちのない世界
opus
自由詩
0
15/4/21 19:08
1931
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
1939
1940
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
加筆訂正:
傷跡は春に包まれて
/
りゅうのあくび
[15/4/22 5:43]
改題
傷跡は春に包まれて
/
りゅうのあくび
[15/4/22 5:18]
改題と推敲
4.69sec.