ふつうってなんだろう
格差ってなんだろう
おかねってなんだろう
傷つけたらいけないよ
おどしたらいけないよ
どうでもいいことだよ
傷つけたらいけないよ
...
くたびれた我が身に
赤い旗がいくつも立つ
宣告は容赦なくて不要物に
なる日もとおくはない
息子達のために生きているつもりでも
やつらからはなんの音信もなくて
CSN&Y
ぼくたち ...
最後は風が吹いたとさ
なんにもないよな一日に
だあれもいない丘の上
さみしい人もいない町
焼けた野原に草が生え
雲ひとつない青空に
ひまわり一輪 天仰ぎ
あなたは、ぼくじゃない
ぼくは、あなたじゃない
でも、わかりあえないわけじゃない
悲しいから
きっと笑うのです
口を開けて笑うのです
けらけら けらけら
こんな感じに
さながらそれは滑稽で
死にたくなる衝動を
少しねじ曲げていて
世間からずれていたとしても
...
あなたなど信じないままどうしてもあなたに似ていく初夏の耳殻は
イヤフォンの垂れ下がってる首筋のせいだよわたしが海になったの
さみしさはぼくの美徳だ交差点ごしにあ ...
私は今日も渋谷にいた
スクランブル交差点の人混みに紛れていた
疲れているときは ただそうすることだけが
私自身を確かにする
今日 友人は予定があるのでいなかった
私はドトールコーヒー ...
(この密室の中に)
(メモを残すから)
(いつか見付かってほしい)
(短い言葉しか書けないけど)
−・−・−・−・−
密室の中で
白骨化した遺体の書き残したメモ帳
そんな不吉な
メモを ...
間違い始めた瞬間には
それが過ちだなんて信じられない
僕は幼くて
君は僕にとって煙草みたいなもの
手頃で歪な灰と空間だった
君がそれに気付いていたのかは
もう今さらどうでも良いけれど
...
目の開いたバラバラ死体を私はずっと捜していた
手はお喋りだと口がくちぐちに言うので
うるさい手を切り落として 口に食わせた
口は満足そうに 黙ってくれた
足は突っ立って進むことしか ...
今日も、枯れ草の
帰り道につれていく
柔らかいあなたよ
プレリュードを贈るよ
まもなくはじまる
長いリボンのような夜に
きれいきれい
爪も髪も肌も
靴も上等 生地も最高
そんなまるまるちゃんを裏がえしたら
たぶん手に入れやすいブランドのタグついてる
自分の失ったものに色や形があればいい
失ったとき気づくから
何を失ったかわからないまま
生きるのはなんだか切ない
失うものにさようならやありがとう
と言えたらいいのに
ゴダールの気狂いピエロとおなじように
既婚だった彼女と駆け落ちした
海に沈む太陽のような永遠
ランボーの詩だ
彼女の夫は首吊り自殺した
彼女はやがて去っていった
空の碧と海の碧 ...
遠く
遥かに
夢は
朽ち果て
おぼろげに 刻はながれる
空に 雲が ひとつ 浮かんでいる
風が 木の葉と 遊んでいる
おだやかな 初夏の午後
死んだ魂のように
はたはたと
...
デスクに投げ出されたままのボールペンが
扇情的なひとことを書きたがってる
牛乳で流し込んだコーン・フレークの糖分が漂ってるあいだ
チェアーの背もたれに身体を預けて ...
先の大戦で
どんな人たちが
どんなふうに死んでいったのか
少し
思ってみるだけで
集団的自衛権を行使可能にすることに
賛成とは
私には言えなくなる
自国が攻撃されていなくても
...
小さなへびかと思ったら
いつかちぎれた
しましま模様の靴紐だった
だとしてももう
それをくぐらせるズックの穴がない
わたしにはもはや必要ないものだったので
さよならを言って
立ち去るくら ...
若葉はだんだんと濃い緑に変わり
空の青には白い雲がまぶしく輝く。
生命が萌えたつ
五月のさわやかな風・・・
新しい生命が生まれるということは、
それと同数以上の生命が消えて ...
嘘は本当にはならないけれど
嘘をついたことは本当である
嘘は本当がつかせているから
嘘が嘘だというのは嘘である
右、右、右、もうちょっと左、
あふれだす切実
あのひかり
かなしみ
ほこりやにおい
おんなが語り出す
床の間の水仙までが冷たく見えたお正月
馬鹿もいたろう ...
人間といったところで
革袋に詰め込まれ
骨に抱えられた
一本の管
この街は錆びていた
無音の煙りと
もろみの匂い
誰もいない
2両編成の電車の音だけが人の予感
バンドネオンが
かすかに響く
黄昏の街
彷徨った果てに
たどり着いた
そこ ...
疲労は人間を一つの謎にする
混沌とした問いかけの集合として
人間は解決されないまま宙吊りとなる
そのようなときには音楽が必要なのだ
音楽の一つのフレーズが
人間の混沌とした問いか ...
疎遠
粗食
荒塩
お祝い
宴
不参加
禁ずる
禁ずる
銭一文
私は世に夜に禁ず
慰安
蕎麦一束
茹で上げ雑居
騒動
拒否
断然断固
拒絶博識
インベイダー
出来損ないの文章を
むやみに並べる日は
気が狂った人の
最後の手紙のようになる
溢れる前に飽和された言葉は
心の中で壊死していくから
二度と口にしない方がいい
一日一日隠し事が増えてゆく。
ゴッホはどうだ。
モーツァルトはどうだ。
あなたはどうだ。
言葉に気持ちを乗せてみると意外と楽になるね。
何を望んでいるのか私にはわからない ...
買い物の帰り道
初夏の夕暮れ
不意に
昔飼ってた猫を思い出して
小さな声で
名前を呼んだ
「カリン」
時々呼ばれるその名前は
雑踏に汚されることなく
天へと昇っていく
声に出す ...
何度繰り返せば気が済むのだろう。
私は自分を見た。
逃れがたい現実から目を背けてばかりで。
今日もまた一冊の書物の中に引きこもる。
死にたい なぜ。
死にたくない なぜ。 ...
午前三時 僕はあなたと海を聴いている。
二人は言葉もなくただ海を聴いている。
ただ失くした時間をお互い必死に埋めようとしている。
過去がゆっくりと波間に解けてゆく。
群青色の ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
傷
吉岡ペペロ
自由詩
2
15/6/1 12:19
息子へ
梅昆布茶
自由詩
12
15/6/1 11:32
来るべき世界
花咲風太郎
自由詩
1
15/6/1 6:50
じゃない
殿上 童
自由詩
15*
15/6/1 2:30
たった一つ
小日向 ココ
自由詩
1
15/6/1 0:38
その程度のやわらかな感情
初谷むい
短歌
3*
15/6/1 0:12
渋谷の喫茶
番田
自由詩
2
15/5/31 23:45
密室
ゴースト(無...
自由詩
5*
15/5/31 22:48
背徳感
智鶴
自由詩
1
15/5/31 22:45
盲目
為平 澪
自由詩
10*
15/5/31 22:26
前奏曲
草野春心
自由詩
1
15/5/31 22:24
ブランド
はるな
自由詩
3
15/5/31 20:42
失ったもの
リィ
自由詩
2*
15/5/31 19:45
気狂いピエロ
じぇいぞろ
自由詩
3
15/5/31 18:56
初夏の午後に
南無一
自由詩
3
15/5/31 16:44
クリーン・ルーム
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
15/5/31 15:08
_
眠り羊
自由詩
1
15/5/31 13:08
へびか靴紐
そらの珊瑚
自由詩
18*
15/5/31 12:33
五月の風の向こうに
秀の秋
自由詩
2
15/5/31 10:54
嘘の嘘
イオン
自由詩
0
15/5/31 10:31
邦子の春
吉岡ペペロ
自由詩
3
15/5/31 9:13
人間といったところで
イナエ
自由詩
11*
15/5/31 8:51
無音
レタス
自由詩
2+*
15/5/31 5:45
符合
葉leaf
自由詩
0
15/5/31 5:20
不文律
秋也
自由詩
0
15/5/31 4:03
自律
ガト
自由詩
2
15/5/31 3:49
おやすみ。
ヒヤシンス
自由詩
6*
15/5/31 3:32
カリン
ガト
自由詩
1
15/5/31 3:29
懺悔
ヒヤシンス
自由詩
5*
15/5/31 3:19
凍解〜午前三時
〃
自由詩
4*
15/5/31 3:00
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
1939
1940
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
4.66sec.