父の衣服が
風も無いのに揺れだした。
一人でうずくまる東京のアパートで。
死の間際
僅かな体力と精神力を右手に込めて
「お父ちゃん。お父ちゃん。」と呼ぶ娘たちの両手を
ほんの少しず ...
18歳のリーダー格の少年の
45歳の係長格の父親が
32歳の名前売りたい格の弁護士格の人間を通じて
当たり障りのない格のコメントを発表した
以下コメント
この度は
私の長男格の息子 ...
紙箱に仕舞われた
細いヒールの靴を
何十年かぶりに取り出す
一歩
二歩
あまりの痛さに
これはもう私の靴ではないと
知る
おそらく知っていたけど
今日、知ったことにする
おそろ ...
手ではない何かが動いて
君ではない何かを引き寄せた
恋という記号を剥ぎ取って
唇ではない何かが貪った
唇ではない何かが動いて
名前ではない何かを呼ぶと
君という記号を脱ぎ捨てて
...
私の紡ぐ糸は 笑顔の意図ですか
細く 永く 棚引きますか
補足しないと いけないくらいの笑顔ならば
要らないと
手の甲と 掌を 等間隔で
チラチラさせては イケマセン
...
おまえのアソコは
臭うものだと
思っていた
おまえには一言も言っていない
黙って愛撫してやる
それが男の優しさだ
第一、俺はおまえの
アソコの臭いに
惚れたわけじゃない
形に惚れ ...
会社を辞めたのは転勤の話が出たからだった。
もともと地元採用だったのだがぼくの仕事ぶりが無残で本社で無期限の研修を言い渡されたのだった。
たしかに会社には迷惑をかけていた。
でも妻と ...
夢中で追いかける姿が かわいくて
手を振って スピードを上げてしまう
いつのまにか 意地悪をしている 自分がいる
初恋の相手に 意地悪をした記憶がよみがえる
意地悪でしか 愛情 ...
ジーマミ豆腐
海ぶどう
島麺エンサイ
胡麻浸し
青パパイヤと
シークワサー
沖縄の風
炊き込み御飯で
アーサー汁さ
しまぁー会席
近海寄せの
美味養老
万年先でも
辺野古海風 ...
自然な姿
包み隠さず素直に
輝きを放っている
花が持つ力は強い
香りと見た目で癒やされる
花畑を歩く
天国に降り立ったみたいに
全身が愛になっていく
まだ見たことがない花に ...
あるあどけなさのなかで
こころを解いた きみの睫毛に
七色の光
ぼくが望むべくもない未来
頬の冷たさにとまどう
その柔らかい白の闇に溺れてゆく
思いだせば luv & hatred
...
コトコトと
コトコトと
お鍋の中でじっくりと煮る
お肉のような気分
身体も気持ちも柔らかくなって
景色も回想も流れる流れる
ここはどこだか知らない街で古い町
コトコトと
コトコ ...
顔中に貼られた付箋ライオンのつもりだろうが草食系だ
ヨガファイア ソニックブーム 波動拳 喰らってからの騎乗位で果つ
春野里
想いて旅立つ
あなたの命に
菜の花と
桜を散らして
ひとりで
寂しくないように
途中まで
一緒にいきましょう
あなたを想う
たくさんと
途中まで
一緒にいきましょう ...
裏山に封印されたエロ本の地図を片手に乗るショベルカー
(ぷつぷつ)
海ぶどうの外灯が
(ぷつぷつ)
光の波を地上へ送る
(ぷつぷつ)
交差点
...
雪が解けた、駒ケ岳の峰。
麓に向かい、流れてゆく水が
悲しみも流してゆく。
不意に通り過ぎた突風が
父からの「がんばれよ。」にも聞こえたようで
南の方角に手を振った。
(生 ...
ぽこぽこ生まれる
春の訪れ
風はまだ冷たいのに
鼻をくすぐらせる
漂う甘い匂い
団子のような
もちっとした梅の花が
ぽこぽこと
まだなの
いまかいまかと
春を待つ
お別れの言葉
お父さん。おとうさん。
お別れの言葉と言われても、何を書いたらいいのか解かりません。
かといって、等おじさんの様に感謝と思い出を素直に綴ったものを書くことすら出来ません。
だ ...
金もらえんなら
「きみは一人じゃない
きっと誰かが見ていてくれる」
ぐらいのクソセリフ
いくらでも言いまっせ
でも、実際は
金もらえないどころか
気持ち悪がられるんだから
どうせなら
...
「生」が図太かったら
短命でも良しとするかい
それとも
長命にめぐまれたら
「精」の脆弱さに甘んじるかい
卒寿のおひとりさまになっ ...
誰しも飲まれてる
誰しも溺れてる
いわゆる「世間の荒波」とかいう概念
誰も時化たツラしてる
俺も溺死しかけてる
藁にもすがりたい気分
そんな連中尻目に
涼しい顔してみせる少女
...
廃工場が西日で赤くなる
いつもここから見ている
鉄の階段を駆け下りる夢から冷め
夕映えに気がつく
カーテンのレエスの模様から抜け出たい
破きたい生温かい今日だ
くるまれたまま夜を受け入れる ...
月の表面がつるつるであったと信じられていたころ
自作の望遠鏡での観察で月の表面がでこぼこであることを発見した
ガリレオ・ガリレイ
プトレマイオスの天動説はキリスト教神学オフィシャルサイトの既 ...
歌わないでほしい外が歌っている
空が久しぶりに色彩を取り戻したきょう
けれども風の帳に覆われて
わたしはあきらめた
木琴の音色はいったい誰が担当しているのか
いろいろにたずねてみるし
...
解体された桜花が一方向に流れてゆく
姿だと悟ったのは間近にしたからだった
視覚はいつでも偽られ偽ることを好む
ゆうべの青いかがやきはちっとも
かがやいてはいなかった
明けて、暴かれた結果論た ...
昨日のネガティブ
引き摺って無駄にする今日を
増やしたくない これ以上増やしたくない
明日のポジティブ
描きすぎて無駄にする今日を
増やしたくない これ以上増やしたくない
...
雑草の中にまみえる私
誰かが足を止めるのを
待っているかのように
じっと雑草の隙間から
空を眺めて佇んでいた
こうしてしおれて行く
雑草にもなれずに地を
這う小さなロゼット葉
思い ...
雨の空どんよりとして暗い色梅雨の始まり表した朝
音もなく育まれてく愛がある出逢ったその日感じた奇跡
晴れた日は陽差しで川は光ってるその光から元気を貰う
今がある今に溶け込む愛がある今 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
形見。
梓ゆい
自由詩
4
15/2/28 15:29
18歳のリーダー格の少年
花形新次
自由詩
1
15/2/28 13:41
靴を捨てる日
そらの珊瑚
自由詩
12
15/2/28 13:16
舞踏
nonya
自由詩
14*
15/2/28 11:48
笑顔の糸
藤鈴呼
自由詩
2*
15/2/28 11:45
ハードボイルド・スタンリー「横浜」
花形新次
自由詩
0
15/2/28 8:53
3ジグソーみそ汁
吉岡ペペロ
自由詩
5
15/2/28 8:18
猫じゃらし
佐白光
自由詩
4*
15/2/28 7:46
沖縄会席
黒木アン
自由詩
1*
15/2/28 7:27
花が持つ力
夏川ゆう
自由詩
4
15/2/28 6:09
luv & hatred
瀬崎 虎彦
自由詩
1
15/2/28 1:27
列車に揺られて
灰泥軽茶
自由詩
8
15/2/28 0:44
顔中に貼られた付箋ライオンのつもりだろうが草食系だ
北大路京介
短歌
3
15/2/28 0:12
ヨガファイア ソニックブーム 波動拳 喰らってからの騎乗位で ...
〃
短歌
0
15/2/28 0:12
Thank you
黒木アン
自由詩
4
15/2/28 0:11
裏山に封印されたエロ本の地図を片手に乗るショベルカー
北大路京介
短歌
1
15/2/28 0:11
海の繁華街
コトバスキー
自由詩
3*
15/2/28 0:00
月命日。
梓ゆい
自由詩
4
15/2/27 22:42
梅の花
灰泥軽茶
自由詩
5
15/2/27 22:25
お別れの言葉。
梓ゆい
散文(批評...
1
15/2/27 22:19
金では買えない
花形新次
自由詩
0
15/2/27 21:30
唄はかすれて①
信天翁
自由詩
2
15/2/27 20:41
ヘッドフォン・ガール
捨我
自由詩
0
15/2/27 20:25
夕映えと春
ゆきむし
自由詩
6*
15/2/27 17:50
ガリレオの星
梅昆布茶
自由詩
16
15/2/27 17:17
如月町晦日界隈
もっぷ
自由詩
6
15/2/27 16:44
いまさらの都合
〃
自由詩
3
15/2/27 14:30
昨日のネガ 明日のポジ 今日のネジ
komase...
自由詩
3*
15/2/27 13:21
ロゼット・・・
tamami
自由詩
11
15/2/27 12:38
奇跡
夏川ゆう
短歌
0
15/2/27 12:30
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
1939
1940
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
6.08sec.