私はむずかしくないことをむずかしくなくいいたい
朝毎に届くはずのすべてが今朝は来なかった
、理由を得たので取扱説明書を紐解く
こんなに立派に手続きも踏んで
(かぞえてごらん
と そっと風から ...
レトロ列車で鉄旅を
南リアス線
●盛駅
ゆらゆらゆらら
青海原に
水うつよい音
季節の風をたしかめて
列車のなかは
ひだのはいった
優雅なカーテン
むき出した配管が
懐か ...
家人の闇鍋は九時九分に始まって九度九分まで上がったところから一向に下がらないのでは九分九厘インフルエンザで間違いないのでしょうが念のため生姜をたっぷりすってよく暖まってくださいよく改まってくださいよく ...
つぼみの中で育まれ
花びらが連れてくる
それが春、出会いの春
明かりの落ちた街路を歩くときに
くらがりに身を隠した
名も知らぬだれかの歌声を耳にするときに
目の潰れた犬が引っ掻くような声で鳴いた
脚がひとつだけの男が飛蝗の ...
「 最近の若者は・・・ 」って語るかつての若者
「 最近の若者は・・・ 」って語る今時の若者
「 最近の若者は・・・ 」って語る未来の若者
「 最近の大人は・・・ 」って語るかつ ...
車が少ない
道路は空っぽで静かだ
小さな音が聴こえる
風の音が鳥の声が
太陽の光が囁く声が
だけれど静かだ
しんとしている
信号は赤
ぴたりと止まると
野球のユニホームを着た
...
背泳で地球を見てる月の海昔かぐやと呼ばれた妾
ニ錠ずつ切りたるシート薄氷
駄菓子屋の満漢全席薄氷
怪獣の足跡でメダカ育てている
白梅祭行きのバスに生理痛の声
太陽の海を泳がせてやろうか
雪は白い
けれどこいつのほうが白い
ひとに言いたくなるくらい白い
春の街角にこいつが現れると
指さしたくなるくらい白い
白い花が咲くまえ
こいつがどんなだったかは
たぶん誰も知らない
...
泥に 打ち水まいて
きれいな花だけを 束ねようとしてる
ばれやしないか 鼻先をとがらせて
潜水する ココロのなかみは
あんがい見えるもんだ
表情一つ 連動する動作
発する声のト ...
{ルビ雷=いかずち}が 遠くの空に
かなしい光をふるわせた
あなたの膝に置かれていた
羊の彫刻は床に落ちた
眠りに似た川の聲は
月明かりとともに ...
私は昔何を望むわけでもなく、その日暮らしのような日々を過ごしていた。ある日私は失業し、コストを削る生活をしていた。しかし、そのときの私はまだ若かった。私がラーメン二郎で出されたラーメンを食べている横顔 ...
邪魔だ!
服が邪魔だ!
友達が邪魔だ!
何かを食べなきゃすぐ騒ぎ出す
この胃袋が邪魔だ!
東京の人混み
正義感
優しさ いたわり
そして何よりハンカチとティッシュ
俺を人間ら ...
想像する明日
ひいさまのおはじきがいつまでたってもあたらない明日か
やっと来る
おひさま
昨日言われたひどいこと
まだ生きてられる
強いんじゃないが
ただ
まだ
ぷつんと切れて ...
過ぎ去った過去の時間は圧縮され
これから来る未来の時間は膨張する
かすみ立つ里わの花に小鳥まう長き春日を声聞き暮らす
匂いもない
水色でも灰色でもピンク色でもない
うすっぺらな花びらを
わたしはなぜ好むのだろう
日本人の殺人事件は
その半分が親族殺人だという
そういう遺伝子とくっついて
匂いもない
水 ...
甘いものを食べていると、かなしかったことを忘れてしまう。こうやって何もかもを後回しにしているのはいけないことだ。甘いものを食べたら口をすすがなくてはいけないように、かなしいことがあったらきもちの片づけ ...
華々しく出航したはずの
船の羅針盤は
いつの間にか壊れて
勿体つけて差し出された
六つ折の海図は
ほとんどが嘘っぱちで
最初は威勢が良かった
スクリューには
得体の知れない ...
チューリップが合掌していた
ふたつのものが合わさろうとするさま
入我我入とは内とか外とかのことではなくて
こういうさまを言うのだろう
つぼみとはなんであろう
花咲く歓びとは
花とは生命と ...
そのひとの
身体の部位すべての
味を知っている
仄かに甘いところ
酸っぱいところ
苦くて
大人でなくては
良さが分からないところ
全部を好きになれれば
愛しているってこと
...
出来損ないの風船みたいな赤い丸答案用紙に不時着をして
さびれたふうの手芸屋で鮮やかすぎるフエルトの青
今そこをよぎっていったリスこそが運命だったとキミは知らない
犬たちが水平線を見て ...
その男は
幾つも電球を並べた灯りの下で
ぼくの胸を切り開き不機嫌な心臓を取り出した
心臓の中に豚を入れ調子よく動かそうというのだ
更に男は心臓のあった空洞を覗き込み
ぼくさえ知らない潜み物 ...
【龍人】
滑らかに曲がって
緩やかに曲がって
何時までも曲がって
何処までも曲がって
掌の記憶の球体
見覚えのある顔
球体を眺める
目の奥が笑う
掌の人の形
見覚えのある顔 ...
さっき買ったばかりの
ペチュニアの苗にあった
つぼみが
うらうらとした
ひなたの中で
もう咲きかけている
そうやって
ほどけ始めた
濃紫のはなびらは
見せかけより何倍も
ふくら ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
砂に叫ぶ
もっぷ
自由詩
6
15/3/30 13:48
三陸鉄道〜その瞳をみていたら〜より
黒木アン
自由詩
4*
15/3/30 8:48
たんかのやみなべ/即興ゴルコンダ(仮)投稿.24
こうだたけみ
自由詩
3*
15/3/30 2:00
春
殿上 童
自由詩
9*
15/3/30 1:27
いくつもの視線、捨てられた詩篇、真夜中のキッチンの音のないモ ...
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
15/3/30 0:51
「 最近の若者と大人と老人は・・・ 」って
komase...
自由詩
0
15/3/30 0:42
日曜日の朝
灰泥軽茶
自由詩
3
15/3/29 22:54
背泳で地球を見てる月の海昔かぐやと呼ばれた妾
北大路京介
短歌
1
15/3/29 22:48
ニ錠ずつ切りたるシート薄氷
〃
俳句
0
15/3/29 22:47
駄菓子屋の満漢全席薄氷
〃
俳句
1
15/3/29 22:46
怪獣の足跡でメダカ育てている
〃
自由詩
5
15/3/29 22:46
白梅祭行きのバスに生理痛の声
〃
自由詩
0
15/3/29 22:45
太陽の海を泳がせてやろうか
〃
自由詩
2
15/3/29 22:45
白い花が咲くまえ
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
15/3/29 22:23
『戦う細胞』
座一
自由詩
3
15/3/29 22:18
雷
草野春心
自由詩
4
15/3/29 21:44
五反田にいた頃
番田
散文(批評...
1
15/3/29 21:35
邪魔だ!
豆腐小僧
自由詩
2
15/3/29 21:33
ひいさま
nemaru
自由詩
2*
15/3/29 21:05
時間
文字綴り屋 ...
自由詩
1
15/3/29 20:51
かすみ立つ里わの花に小鳥まう長き春日を声聞き暮らす
星野つばき
短歌
2
15/3/29 20:42
花びら
吉岡ペペロ
携帯写真+...
0
15/3/29 20:41
フルーツサンド
ユッカ
自由詩
2
15/3/29 20:28
春の航海
nonya
自由詩
23*
15/3/29 20:20
チューリップ
吉岡ペペロ
携帯写真+...
0
15/3/29 19:44
味
花形新次
自由詩
0
15/3/29 19:00
まだら猫の予言
そらの珊瑚
短歌
10*
15/3/29 14:52
開胸手術
イナエ
自由詩
17*
15/3/29 12:17
龍人さんへの小詩集
宣井龍人
自由詩
13*
15/3/29 11:38
春告鳥
そらの珊瑚
自由詩
11*
15/3/29 11:15
1928
1929
1930
1931
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
1939
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1943
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1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
加筆訂正:
夜明けの旗を
/
りゅうのあくび
[15/3/29 15:44]
タイトル編集
4.51sec.