社会人になったとき、私の目は少年のような熱を帯びていたに違いない。学者になる夢が壊れたり、大失恋したり、世間の醜さに絶望したり、私のそれまでの人生には挫折の爪痕ばかりがくっきり残っていた。 ... 虚しい言葉ばかり
上手に使えるようになってきて
悲しい顔を作るのも
なんだか自然な仕草で
気持ちのいー時も
うれしー時もそんな世界で
なんだか自分ごと
嘘になったみたいなんだよ

...
誰も住んでない荒れた庭の
梅の木の下にしゃがんで実を拾った
洗ってヘタをとって凍らせて
たっぷり一年梅づくしだった

味をしめた私たちは
今年も荒れた軒先に座って
梅の実が落ちるのを待っ ...
いつから過去を先送りできるようになったんだろう
私が消えた後の世界からあなたの声がする

先に死んだのはそっちでしょう?
なんで未来で生きているの?
またあなたに会いたいわ
他に好きな人が ...
夜には
夜がある
朝に
花が目覚めるように

わたしには
わたしがある
はずなのだが

たとえば
あの壁を殴っても
痛い
とは言わないが
拳はどうだろう

雨たちや
...
あったりかさねたりしても
ことばを持たないふたりなら
笹舟のように流されていられたかもね
ことばを持たないふたりなら
お揃いの指輪をはめて初めての台風がくるコロッケ甘い 精神と時の部屋を使ったのに夏の宿題まだ片付かず KURE55-6でカラダを拭いてやる姫を守った錆びたロボット 膝を抱えて二錠足りない 映画の隠し撮り

彼は
自分の仕事が嫌いだった

     +

ある日
上映の最中
突然警告音が鳴り
画面が真っ白になった
彼と数人の観客は立ち上がり
じき座り直した
それ ...
僕の(架空の)恋人


透明な御飯
透明なレタス
傾かない天秤
ぶれない標高
レタス
それから
御飯
それから
モディリアーニ
振り出しの
ファン・ゴッホ

リズムに合わ ...
たったひとつの文字を埋め尽くすことができる
たったひとつの痙攣を手放さないで生きていくことができる
あのナパーム弾
手放しで喜んでいた
多幸感に溺れながら あなたは到底幸福にはなれなかった
...
白日の
夢に漂う
龍涎香
鼻をくすぐり
覚めたは夢か

龍脳の
さやかに香る
睡蓮の
池に漂う
白い花びら

さらさらと
水の流れの
ささやきは
羅国のしずく
微か ...
言葉はなぜあなたにつたわるのだろう
あなたの脳内で維持されている
概念に呼応する音声あるいは文字列を

話し手と聞き手が相互にいれかわりながら
違和もさしてなく理解できる不思議

中国の ...
カラッポの僕は何でも拾い集めては
カラッポの僕の中に詰め込んだ
そしていらないものは何でも捨てた
最初からカラッポだから
なにも変わらない
でも痛みだけは捨てられず
カラッポの僕の痛みは消 ...
いつかゆく約束
君は南で
わたしはその手前
同じ行き先のバスに
隣り合って
座って
わたしの知っているかもしかは緑色だ。松脂がびっしりと体について光っている。つやつやした毛並み、つぶらな瞳、五メートルほど前に立っていたかもしかは「誰?」と小首をかしげてみせた。

一歩前に出れば向 ...
{引用=はじめて見た景色だな ここは
船橋駅ちかくのカラオケボックス
ぼくは静かなトイレで、  嘔吐してて
傷だらけの鏡のむこうの顔を見つめながら
ずっと風の通る窓を感じている
おかげさまで ...
こんなことしてる場合じゃない
が口癖のおじさんは
日給七千円で
セメント運ぶ間にも
こんなことしてる場合じゃない
いっしょにキオスクで
ビールを買って飲むときも
こんなことしてる場合じゃ ...
泣くのは赤子の仕事です

誰が想像できましょう

それだけで すわ うるさいと

殺されたなんていうことが

隣人の奏でるピアノの音に

苛立ちを感じたら

何かのサインだと思 ...
海が広がっている
どこまでも
広がっている

ゆっくりと
波立ちながら
幾つもの筋を刻み
奥まっていくその生動

水平線に凝縮する濃紺を
雨空の灰白に際立たせ
のたりのったり
...
私はアブリルラビーンを見た
昔 サマソニで覚えている 私は
座りこんだピアノの上で 彼女が
彼女の心の中から響かせていた あの歌を
という訳で、と 切り出してもて わかる方は解るくらいに 回数を重ねてきた
るるりらのお祭りのお知らせです。

わたしたち 現代詩フォーラムのすべての参加者は、詩を介して より幸せになりたいと ...
甘えていると
言われたんだ
煩いと突っぱねられない
エサを待つだけの
泳げない魚

悲しいとか
気持ちが亡くなればいいと
燻らす潮に
景色に溶かしたかった
こぼれ落ちていく泡

...
引いてダメなら押せ
押してダメなら引け
それでもダメなら持ち上げろ
そうすれば道は開く
いまさらデューク更家のウォーキングやけに激しい風が吹いてる おみくじが凶だったから賽銭を多めに払いお守りも買う 閉め切った雨戸の向こうパレードが通りすぎてく音だけがする 寝起きのクスリでお腹いっぱい
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
大きな世界葉leaf自由詩115/7/3 8:22
アンダー・ドアンダー竜門勇気自由詩215/7/3 5:24
ume plummizuno...自由詩415/7/3 1:00
自由詩215/7/3 0:41
はるな自由詩315/7/3 0:34
笹舟自由詩115/7/3 0:27
お揃いの指輪をはめて初めての台風がくるコロッケ甘い北大路京介短歌215/7/3 0:19
精神と時の部屋を使ったのに夏の宿題まだ片付かず短歌215/7/3 0:19
KURE55-6でカラダを拭いてやる姫を守った錆びたロボット短歌115/7/3 0:19
膝を抱えて二錠足りない自由詩315/7/3 0:18
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:竹森自由詩115/7/3 0:09
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:自由詩515/7/3 0:08
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:自由詩115/7/3 0:04
午睡レタス短歌115/7/2 23:18
言葉梅昆布茶自由詩2015/7/2 22:52
_リィ自由詩015/7/2 21:57
約束もっぷ自由詩315/7/2 18:18
かもしか、君が好きだよ。チアーヌ自由詩1315/7/2 17:07
トラベラーマゼンタ自由詩015/7/2 17:06
知恵もり自由詩2*15/7/2 16:26
朝4時の短詩りゅうさん自由詩2+15/7/2 13:50
最初の海たけし自由詩4*15/7/2 13:21
アブリルラビーン番田 自由詩115/7/2 12:30
★七月七日十七時七分七秒★七夕祭のお知らせ。★ るるりら自由詩10+*15/7/2 8:51
夢見る魚小日向 ココ自由詩015/7/2 1:50
強引リィ自由詩3*15/7/2 1:33
いまさらデューク更家のウォーキングやけに激しい風が吹いてる北大路京介短歌115/7/1 23:58
おみくじが凶だったから賽銭を多めに払いお守りも買う短歌115/7/1 23:57
閉め切った雨戸の向こうパレードが通りすぎてく音だけがする短歌215/7/1 23:57
寝起きのクスリでお腹いっぱい自由詩415/7/1 23:57

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