「暑いよ、暑いよぅ」
振り向けば
声の主はキャベツらしかった
東八通りでおれは
扉が透けた
コインロッカーのようなものに
入れられたキャベツに
助けを求められていた
これが新型 良 ...
Zoo/ありのままで
「突然呼び出してごめんね。」の言葉の後
平日の広い園内を歩き始めた
突然始まった ヒールとスニーカーの追いかけっこ
「私 ゾウが見たいの」
振り返りもしないで
よ ...
目がいたい
頭の右後ろがいたい
関節がいたい
仕事をサボりたい
親を捨てたい
明日の天気が知りたい
過去を知りたい
歌いたい
殴りたい
許されたい
思いたい
忘れたい
目がいた ...
蒼くて暗い水槽で
浮かぶ海月のそのさまは
まるでたましいのようなこと
ふうわりとぷかぷかと
あてどもなくぶらぶらと
行きつく先もわ ...
KISSのことAって呼んでいる人の頭上に浮かぶ藤子不二雄A
浮気した罰でロシアンルーレットやけに激しい風が吹いてる
家族には言えないことがまた増えてやけに激しい風が吹いてる
河原でペッティングしている
高校生の男女が
とても大人に見えたあの頃
俺は世界ウエルター級
チャンピオンになるつもりだった
今は河原でペッティングしている
男女をスマホで撮影する気すら ...
地震が来た
揺れに身をまかせて
目を閉じて
どうしたものかと
逡巡していると
何時の間にか収まっていた
目を閉じたまま移ろいの中で揺れ続ける心をみてみる
この ...
理由のいらない椅子が並ぶ
未明に墜落した紙飛行機の残骸と
食べかけのルーマニア菓子
砂浜の砂の数は
既に数え尽くしてしまった
栞の代わりに挟んだ魚が
静かに発酵して
すべての ...
好きの位を決めたいのだけど
大きさで決めるべきか
重さで決めるべきか
モノサシがないので
見えないので
困難です
見えない空気でも測れるのに
不憫です
好きはとても不憫です ...
言葉がズレてしまった
君が君でなくなった
もうあの時とは違うのさ
君の背中が違って見えて
それはまぁ、そうか
それはまぁ、仕方が無いか
そう思うんだけど
寂しさはやっぱりあって
受 ...
ビニール袋に
丸く尖ったものを
詰めていく。
手のひらは赤く腫れ上がる。
丸く尖ったものは殖えていくばかり。
急いで袋に詰めていく。
やがて袋に丸いものの先で刺した穴が開く。 ...
窓を少し開けて鏡の中を覗き込む
壁と中途半端な景色に私の顔が重なる
「今朝も生きているのだ」と思えば、
、また嫌な気分になる
それはそうと、口を大きく開けて鏡を見るのは勇気がいるのだ ...
紙を破くと朝陽が昇る
新しい日を私は生きる
Thanks alot, dear.
引いては寄せる
寄せては引く
死んでは生きる
生きては死ぬ
■■■
産まれて生きて
事象を体験し
引いては寄せる
寄せては引く
響いては消える
消えては響く
繋がり切れる ...
法の形式を利用して
法の内容を破壊する
このやり方は
どこかで見たことがある
「議会制民主主義の王道を進んでいく…」
立派な言葉を連ねる画面から
腐臭が漂う
腐っている
...
【幸福な魚】
福はあなたのまわりに 居ますか?
幸福のフクですよ。何言ってるのですか?
福は生き物に決まっているじゃあありませんか
なになに幸福が生き物だとしたら
め ...
冷蔵庫のコンデンサと
コンプレッサとが
ご機嫌いかが と適時にささやく
そして そのたびに
卒寿のおひとりさまは
ぴくっとして 暮しの流れに竿をさす
過ぎた四次元の追憶を迫 ...
きらきらとぼくの脳みそ溶けていきエーテル体が遊んでくれる
「おやゆびと、人さしゆびと、中ゆびと……」 エーテル体とかぞえてあそぼ
ミツカンのやさしいお酢でうがいした 脳髄炎 ...
僕の頭を開けてごらん
中にも僕がいるでしょう
そいつはしかし偽物だ
さあもうひとつ開けてごらん
そこにも僕がいるでしょう
そいつもしかし本物じゃない
どいつもこいつも容れものなんだ
開け ...
人間としての純粋さは
美しすぎる少年のように夭折した
私はそれを補うものとして
社会という書物を解読する意欲に満ちて
純粋なサラリーマンになった
だが純粋なサラリーマンはあっけな ...
朝夕と寒さの残る白樺湖のほとりの美術館で娘と戯れる。
初めて間近に見る大きな影絵は色鮮やかに娘の眼前に聳え立つ。
後往く月この戯れが続くのだろう。
残された日々はあまりにも短く感じる ...
わかってますわたし毎日
累 <………
塁 <どっかーん
なんですけど外から見たら
るい <………
るい <どっかーん
なんですから! ...
街角の雑貨店に流れるオルゴールの音色が心地よい。
店番をしている若い雌猫のカフェオーレのような顔もまた楽しい。
店の扉を押し開けてのっそりと入ってくる常連の猫は
手入れの行き届いたひ ...
森が 畏れ
見つめる先
水に映る空が
巨大な骨に震える
暮れの原へ向かう径
何処から来るのか分からぬまぶしさ
何処からが原なのか
何処までが径なのか
分から ...
土砂降りの雨を見ると
あの日を思い出す
鮮明な夏の一日
雨の中
泥だらけになって
野球したよな
ずぶ濡れになるのが
めちゃくちゃ楽しくて
笑い死ぬかと思った
お前とは ...
お気に入りの
Tシャツの上で
猫が寝てる
どいてくれって
言いたいけれど
言えなくなった
ただの居眠りのくせに
そんなに
幸せそうな顔するなよ
「警告入るな」
木製立札のみ
ややペンキの匂いあり
鎖やテープで行く手を封鎖することなく
先はただ砂まみれ
やや起伏
何を阻むのか
私の身の安全か
あなたの安息への侵害か
大層な宝な ...
あ 夜だ
さらば
真っ赤な太陽よ
こんばんは
宇宙
数えられるほどの星
とうきょうの
わたしの真上
さらば
今日のわたしよ
時間は
何よりも脆い
と気づ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
良心
もり
自由詩
2*
15/6/26 7:09
Zoo/ありのままで
桂
自由詩
0*
15/6/26 5:57
目がいたい
こいち
自由詩
0
15/6/26 2:49
蒼のなか
石田とわ
自由詩
11*
15/6/26 0:45
KISSのことAって呼んでいる人の頭上に浮かぶ藤子不二雄A
北大路京介
短歌
7
15/6/26 0:01
浮気した罰でロシアンルーレットやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
2
15/6/26 0:00
家族には言えないことがまた増えてやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
0
15/6/26 0:00
世界ウエルター級チャンピオン
花形新次
自由詩
2
15/6/25 23:57
地震
雲留みか
自由詩
1
15/6/25 23:56
理由
たもつ
自由詩
16
15/6/25 22:57
好きのクライ
はて
自由詩
0
15/6/25 22:57
紫色の空に
opus
自由詩
1
15/6/25 21:58
十字架が浮かぶ島
あおい満月
自由詩
4*
15/6/25 21:20
歯磨き
アラガイs
自由詩
10*
15/6/25 17:18
びりびりばりばり
もっぷ
自由詩
3
15/6/25 16:18
反復変化
たけし
自由詩
2
15/6/25 14:11
進行中の恥辱
眠り羊
自由詩
0
15/6/25 14:10
さかなかな(三篇からなるオムニバス)
るるりら
自由詩
9+*
15/6/25 13:27
老いの演繹
信天翁
自由詩
3
15/6/25 11:24
やさしい脳
朱萌 zzz...
短歌
0
15/6/25 7:25
マトリョーシカ
花咲風太郎
自由詩
6
15/6/25 7:01
かなしみ
葉leaf
自由詩
4
15/6/25 6:01
湖畔にて
ヒヤシンス
自由詩
6*
15/6/25 3:46
内部崩壊
nemaru
自由詩
1*
15/6/25 3:30
愛というもの~永遠と呼べる一瞬
ヒヤシンス
自由詩
10*
15/6/25 3:04
降る日 昏礼
木立 悟
自由詩
2
15/6/25 2:31
夕立
ガト
自由詩
1
15/6/25 1:32
Heaven
〃
自由詩
3
15/6/25 1:20
通りゃんせ
秋也
自由詩
1
15/6/25 0:42
夜だ
かの
自由詩
1*
15/6/25 0:32
1936
1937
1938
1939
1940
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
加筆訂正:
紫陽花の季節
/
そらの珊瑚
[15/6/25 14:03]
一連に加筆しました
9.15sec.