なんだかすでに
きているらしい
このあたりに

…寝坊したある日
足摺岬方向にある中学校へ
ほらいくぞと
お隣さんの馬を走らせたそうだ
ありがとう、帰れ
そう言われた馬は同じ道 ...
涙はがまんをしませんでした
「子ども達を徴兵させる…」
―――子ども達が軍事訓練をする姿など
考えたくもございません
この子達は何もしらない
ご飯をたくさん食べて
明るく優しい子になってほ ...
そのままであれば良いのに
風が吹いて
飛ばされてしまう

でも、
そこまでが到達点で
終わったことに
泣いてしまったりする

あとには
鼻腔にこびりつく匂いと
水溜りが残る

...
1を3でわって
3をかけたら

だけど
1を3でわったら
0.3333・・・

0.3333・・・に
3をかけても
0.9999・・・にしかならなくて

どうしても1になれな ...
なぜだろう
わたしたちはこんなに熱いのに
まちはまだ冬をしている
あんなにしろくふやけてしまって
あれじゃあ型もとれないね
あれ、
それは
わたしのことですか
ナッツみたいに香 ...
電車の中で
化粧している女は
どこでもドアを持っている
今は洗面台の前にいるのだ

電車の中で
子どもを放置している一家は
どこでもドアを持っている
今は茶の間にいるのだ

電車の ...
 ささがきに思い出すのは小刀で鉛筆削った美術室/午後

ごぼうのささがきは、どこか鉛筆の芯を削ることに似ている。
違っているのは、ごぼうに求めるものは皮と実の部分であって、鉛筆に求めるものが芯の ...
 最近「正論」という言葉は、本来の定義から離れて、次のような意味で用いられるようになってきた。
 すなわち「道徳的観点から言ってはいけないとされてきたから自分は言うのを我慢してきたが、本当はずっと言 ...
 きのう宮崎駿『風立ちぬ』を見た。二度目。感想をメモ。

 純真素朴な天才がいかに戦争に利用されていくか。その様子が描写された映画。

 二郎は才能と純真さによって呪われた人間だ。

 二 ...
大きなひとかたまりの石の下
あたしたちはゆっくりと
水を
手放している

昨日より
今日
ことさらに
ひたむきに
あたしたちはゆっくりと
命というものを
凝縮させている
田舎でも観光で潤っている
観光客の笑顔が印象的

トロッコ列車に乗り
四季折々の山々を眺める
自然と一体化する

ゆっくり走る
冷たくて寒い風なのに
心地良さに変わっていく

そ ...
 私は文学教育を受けたことがない。大学では自然科学と哲学をおさめ、その後大学院では法律学をおさめた。文学は、そういった主な勉強の余技としてなされたにすぎず、だから私はゆっくりと小説を読んで ... 不器用にやっと生きていた

帰結からたち上る因果が揺らいで集まって
ときどき意味あり気な表情を見せていた
消えかけてはやがて濃く渦巻いて
それは
ただ時の流れそのものだった
...
逃げてはいけない
なんてことはない

中途半端に逃げるから
追われるんだ

どうせ逃げるなら
逃げて逃げて
逃げまくれ

何からも追われなくなったとき
それを孤独と思うか
ゴー ...
文章ハンサムという言葉は
一般的ではないが
村上がらみでは
たまに耳にする

そいつの書く文章にかかれば
無垢な文学少女など一発で
イッてしまうほどだ

ただ、間違えて
会ったりす ...
50年まえの工場が

いまじゃ膨らんで傾いて

崩れ落ちてしまいそう

それに面した道を

その端っこを歩いていた

太陽の塔がはみ出していた

嘘くさい万国のダンス

あ ...
高熱が疼く脳髄のバグに苛立ち殺すものを探した
凡庸な騒然の繁華街で罰当たりな夢を見る?
誰の肉体を損傷したところでどんな快楽も在りはしない
そんな寄道をしてるのはてめえの内奥 ...
速い馬が欲しかった

チャゲ&飛鳥が歌ってる

同窓会

同性だけの同窓会

母さんに

子供を預けて

異性だけの同窓会

同窓会

松田聖子が歌ってる

田原俊 ...
細道に街灯がしろく続いている

向こうに暗闇なんてなかったのだ

車がテールランプを連れてゆく

医院の壁の横でひとを待っている

夜空が道のかたちで続いている


ああ、ひとが ...
救急車が 走り回る
寝静まった街を 音もたてずに

誰かが 泣いている
悲しい出来事は もうないのよ と

地下街の換気口から ため息
焼かれた鶏の モツになった牛の

生暖かい ...
冬の寒い空
空が澄んでいて
星が輝いている

清らかな気持ちが
コポコポ湧いて
シュワシュワ
浮いて弾けて
飛んで星になる

夜空に浮かんでいる
星々は親しげで
すぐそこまで行 ...
君が
嘘はつかないという
嘘をつくように

僕は
もう夢は見ないという
夢を見る



明日は
ずっと雨のような
晴れがつづく



 
会いにきてよと真夜中行けばウェディングドレスで待つあなた ウェディングドレスを選ぶやいなや家族総出のサプライズ みえすいた嘘をポッケにねじ込んで乗りたくもない弱冷房車 スカートふわり八重歯こぼれている もう二度と子を抱かぬ手で撫でる 雷鳴ローズ香る網タイツ ずぶずぶと眠るように積もる真っ白な雪
ぽとぽととメジロに吸われ落ちるは梅の花
ワタシノアタマノナカ
風にそよぎゆっくり揺れるはソメイヨシノ
満開だ
マンカイダ
今サクラが満開だ
ふらりと ...
ほら、ごらん
啼いてるよ
飛びながら
涙だってながしてる。

どこまで行くんだろうね

訊いてみたらどお?

おれが訊くわけ?

そ、ほかにだれかいる?

いないけど、きみは ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
命日はまだ先なのに黒木アン自由詩115/2/21 12:32
徴兵自由詩3*15/2/21 11:35
Petrichoropus自由詩015/2/21 11:27
弱者金子茶琳自由詩1515/2/21 11:26
土曜日はるな自由詩215/2/21 11:02
どこでもドア社会イオン自由詩2*15/2/21 10:48
夜更けの紙相撲・如月のきんぴらそらの珊瑚散文(批評...9*15/2/21 10:06
「正論」とかけてポルノととく、そのこころは?動坂昇散文(批評...115/2/21 9:58
『風立ちぬ』をめぐって散文(批評...115/2/21 9:46
樽の中そらの珊瑚自由詩12*15/2/21 9:05
トロッコ列車夏川ゆう自由詩215/2/21 5:57
回想10年葉leaf散文(批評...115/2/21 4:00
律動加藤 郁自由詩015/2/21 2:40
サイレンススズカ花形新次自由詩215/2/21 1:49
文字の中では好い男自由詩015/2/21 1:32
こころの世界吉岡ペペロ自由詩715/2/21 1:07
欲望のドアホロウ・シカ...自由詩015/2/21 0:44
速い馬吉岡ペペロ自由詩115/2/21 0:33
冷たいからごめんね自由詩215/2/21 0:22
街の風景藤原絵理子自由詩615/2/21 0:21
冬の星灰泥軽茶自由詩615/2/20 23:53
はじまりとおわり(1)AB(なかほ...自由詩215/2/20 23:33
会いにきてよと真夜中行けばウェディングドレスで待つあなた【都 ...北大路京介伝統定型各...015/2/20 23:20
ウェディングドレスを選ぶやいなや家族総出のサプライズ【都々逸 ...伝統定型各...015/2/20 23:19
みえすいた嘘をポッケにねじ込んで乗りたくもない弱冷房車短歌215/2/20 23:19
スカートふわり八重歯こぼれている自由詩015/2/20 23:18
もう二度と子を抱かぬ手で撫でる自由詩515/2/20 23:18
雷鳴ローズ香る網タイツ自由詩215/2/20 23:17
春路秋也自由詩115/2/20 22:54
虚無草野大悟2自由詩1*15/2/20 22:06

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