1ミリの誤解が胸を締め付ける(オトナになんかなりたくないよ)
色彩をなくしたる街寒蜆
かわいい字で書かれた不幸の手紙に怯えている
すべりきらないボケがラブレターにいっぱい
料金不足の切手貼られた手紙の追伸が長い
星を探す
見る場所
観る時間
視る方角によって
星は見えたり見えなかったり
そういうものだ
星を探す
君だけの星を探す
ならば見える場所に行け
観える時間に立て ...
光のあたらない
すみっこにこそ
きらりと光るものが
ひそんでいる
目立たなくても
すみっこの力を
侮っ ...
何という青い空、青い海
これこそ
スーサイド日和!
岩に砕け散る私
血飛沫、脳髄、大腸、小腸
漂う内臓脂肪の甘い香り
散歩途中の犬が
飼い主の制止を振り切り
海岸に向かって
...
ふしあわせは
雨のように降ってくる
不穏な空から予定通りに
稲妻をともなって突然に
傘も持たずに
ぼんやり歩いている時に限って
ふしあわせ予報ははずれて
私の思考と良心はずぶ濡れ ...
それは 在り難いことだ
現役の引退と同時に
人間関係がデリケートに蒸発する
事は
それは 在り得ないことだ
卒寿の独り暮らしと並行に
四次 ...
外葉をめくったら
白い小さな亀がい
て、脱皮直後の未
防備ゆえのその純
真な甲羅にしばし
じいっと魅入る、
命あるものはみな
平等にそんな生ま
れたてがあった。
...
休暇の日には旅行に行きたい。近場の都市の小さな祭りに参加して、山車を引いたり酒を酌み交わしたりしたい。人々との瑞々しい触れ合いの中でも、自分の中の凍った寂しさはいつまでも融けないことを確かめたい。夥し ...
散歩で夜の砂浜に行く
夜の海に誘われるがまま
あなたは足が早くて
私との距離が少し広がる
だから手を繋ぐ
ひんやりした海風
夏が終わりかけている
何故か互いに言葉数が少ない
...
こと染まりかけ
泳いでは
進み
沈んでは浮く
魚とクラゲの二分の一
もう歳だから
恥ては
短く澄まそうと
今日も自転車を漕いだ
橋のてっぺんで
ブレーキをかけ
左を向き
夕日を ...
長い待ち時間の先に
何もない
暇つぶしに手にとった西遊記
辞書みたいな厚さも頼りない
どうしようか
やまぶどうはしゃべる
秋口の頃だったと思うけど
痛い痛いと言って喜んで
その ...
山の入口には
自転車が二台あった
ただ
それだけで
そっと風邪をひいてみることもできた
今があまりにも眩しくて
もう、過去を活かしたくないんだ
今があまりにも美しくて
もう、未来を迎えにいきたくないんだ
閉鎖的と言われても
この今から溢れ出す躍動感を ...
このごろ考えるのは私自身のことばかり
人よりは少し頭がいい
だからわかったように振る舞いたくなる
あるいはとんでもない馬鹿になりたくもなる
そうして私は何者なのかって
思考に飽きて眠くなる ...
雨が降っている 雨は嫌だ
服や体が濡れて冷たいし
外で遊べなくなるうえ
最悪風邪を引いてしまう
雨なんてなくなればいいのに
雨が降った 雨は命だ
草木や作物を潤してくれる
雨があれば ...
雪降る夜を
ひとりぼっちで 歩いていると
白い狼が やって来て
きみの心を
咥えていって しまうでしょう
雪降る夜には
ひとりぼっちで 歩いていては いけません
雪降る夜には
一緒 ...
掻き消してしまいたい
記憶も感情も
何もかも
腐って溶けていく頭に残したくない
消し去ることは悪なのか
答えは誰にもわからないはずだ
さながらこれは
縛られた自我が滑稽で
過ぎ去る ...
思い込みが激しくて
優しさなんて薄っぺらで
頭の中ではかっこいい台詞も言えるのに
滑舌が悪すぎて
伝えたいことはひとつも伝わらなくて
笑っている君をみて僕も笑う
寒い日が続きます
手 ...
それは今川焼や大判焼と呼ばれるもの
その店というか屋台のような小屋
初老のおじさんとおばさんが
たこ焼きとたいこまんじゅうを売っている
一個八〇円するけれど
いつも五〇円になったり
...
家の敷居を踏み越えた利き足はもう家に帰りたがっている
何か忘れものをしたと思おうと試みてみる
両手に 鞄に 不足はない
大切な書類も
筆記用具も
定期の入ったカードケースもそつなく準備されて ...
故郷のようなひとがいる。そのひとを思い出すだけで、シチューを食べたような心地がする。ホタテやコーンなどといった、気のきいた具材の一切入っていないシチューだ。わたしはお椀から立ちのぼる湯気のようなものを ...
ゴミどもめ!
おまえらの大好きな次の言葉を
完全に封じた場合
おまえらに何が書けるか
小学校4年生初潮直前少女の
日記以上の何が書けるか
俺の挑発に乗ってみる気はねえか
ああ、気色悪 ...
採点は(?作品力5点 ?余韻力3点 ?再鑑賞魅力2点)の10点満点にて採点。
なお今回より「総合的にみてあと0.5ポイント付加したいか引きたいかどうか」を基準として(+)(−)を加えます。
...
ちんこの臭いが
軽くなった気がする
昔はもっと
むせかえるようだったのに
良いことのような
でも少し淋しいような
きっと
現役から
一歩ずつ退いているんだね
妻は
臭い ...
今日も街を行き交うひとびとの影を踏んで歩く
一瞬にして微塵に還るもの
止めどなく細く長く伸びるもの
軽く薄く風に舞うもの
ときどきそれさえも無い人に出会うが
それも街の雑踏の風景の一 ...
大人は大事な言葉を、
二言、三言、捨てる覚悟で
生きていかなければならない
電車のアナウンスは謝りすぎている気がする、
今日は気になって、
雨が降っていて
好きだとか大事にするとか守るとか ...
日付順文書リスト
タイトル
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日付
1ミリの誤解が胸を締め付ける(オトナになんかなりたくないよ)
北大路京介
短歌
3
15/1/31 13:26
色彩をなくしたる街寒蜆
〃
俳句
2
15/1/31 13:25
かわいい字で書かれた不幸の手紙に怯えている
〃
自由詩
6
15/1/31 13:24
すべりきらないボケがラブレターにいっぱい
〃
自由詩
1
15/1/31 13:22
料金不足の切手貼られた手紙の追伸が長い
〃
自由詩
0
15/1/31 13:22
星を探す
文字綴り屋 ...
自由詩
0*
15/1/31 13:18
【 すみっこの力 】
泡沫恋歌
自由詩
19+*
15/1/31 11:27
シーサイド、スーサイド
花形新次
自由詩
1
15/1/31 10:50
ふっ、しあわせ
nonya
自由詩
16*
15/1/31 10:19
漆色の夕陽が落ちて⑦
信天翁
自由詩
2
15/1/31 10:08
夢見るキャベツ
そらの珊瑚
自由詩
19+
15/1/31 9:07
休暇の日には
葉leaf
自由詩
0+
15/1/31 8:04
夜は切ない
夏川ゆう
自由詩
1
15/1/31 6:08
ぼやき+ぼんやり=妄想
秋也
自由詩
1*
15/1/31 1:23
やまぶどう
竜門勇気
自由詩
3
15/1/31 1:02
山の入口には
nemaru
自由詩
0
15/1/31 0:38
ふっと今、想った今
komase...
自由詩
2+*
15/1/31 0:09
散歩
nick
自由詩
0
15/1/31 0:01
あめ
リィ
自由詩
0
15/1/30 23:52
雪降る夜
南無一
自由詩
1
15/1/30 23:49
削除願望
小日向 ココ
自由詩
1
15/1/30 23:45
温めようとして君の手を握ると僕の方が冷たかった
中村 くらげ
自由詩
3
15/1/30 22:59
たいこまんじゅう
灰泥軽茶
自由詩
9
15/1/30 22:06
帰省
マチネ
自由詩
1
15/1/30 21:59
あなた、それは湯気。
ユッカ
自由詩
5
15/1/30 21:53
ゴミどもに告ぐ
花形新次
自由詩
0
15/1/30 20:53
2015鑑賞映画採点及びひとことふたこと②(1/19〜1/3 ...
平瀬たかのり
散文(批評...
0*
15/1/30 19:32
話が違う
花形新次
自由詩
0
15/1/30 18:47
影踏み
梅昆布茶
自由詩
21
15/1/30 18:31
傷
kane
自由詩
2
15/1/30 18:09
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
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1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
加筆訂正:
やかんと夜と
/
石田とわ
[15/1/30 22:33]
8行目修正
4.99sec.