金沢八景駅の改札口で
待ち合わせた
きみが先に来ていて
人混みの中から
僕をキョロキョロ探していた

僕はその姿に
ちょっとだけ感動した

今まで、こんなに待ち望まれた
ことあった ...
背中合わせで月を見ている 三月の甘いハートが続いてく 姥巫女の水菜切る音犬張子 勝算のない一束の水菜かな さぁテレビの前に集まって
チャンネルは適当で
僕からお茶の間の皆様へ
ささやかな刺激を送るよ

脇役はもういいや
たまにはスポットライトを浴びたい
緊張してないと言えば嘘になる
慣れて ...
白いうなじに
光を多く含んだ
雨が一滴流れていく

きっとレモンソーダの味が
するだろう

誰かが確かめるには
早すぎる
純粋な輝き

バスを待つ少女は
バス以外の何かを待って ...
ねえ、ねえ、知ってる
なあに?
呪いのUSBメモリーって
呪いのUSBメモリー?
そう、パソコンでその中にある
よしこって名前のファイルを開くと
うん
林家三平の動画が始まって
うん
...
あのライオンが
曇り空で眠っている

たてがみを
ちょっと立ててさ

呼んでみたけど
片目だけ動いた

西のほうに泳ぎながら
しっぽが雨の粒を払っているんだ

君にニックネ ...
ガスマスクをつけて
しっかりとつけて
逃げ出そう このオフィスから 一刻も早く



自動小銃を手にして
しっかりと手にして
逃げ出そう このストリートから 一刻も早く


...
私から
まっすぐ
届け
この想い

私から
まっすぐ
響け
この鼓動

あなたから
まっすぐ
届く
その想い

あなたから
まっすぐ
響く
その鼓動

曲がるこ ...
あたたかな詩は
やさしいてのひら
わかっているこころ
わたしを撫でてください

見知らぬひとの
年輪を刻んだ気持ちが
{ルビ真風=まぜ}だとして
風速は三メートル

命綱を茶碗に
...
てのひらからこぼれるままに
ことばを拾う
忘れていた物の色やかたち
あてはまる隙間のない断片をかかえて歩く
なつかしい風景に返すためにあたためる

星々をめぐる
それは散在する島々のよう ...
姫と姫
遊びは灰緑
梯子を外した
冬の高さ


あざやかな水色
うたは遅れ来て
ひいらぎ きさらぎ
目を 衣を 脱ぎ捨てる


雪とくちびる
穂の上の神託 ...
わたしの世界はわたしのにおい


海のにおいがすると
雨がふるんだよ

電車をおりると海のにおい

海のにおいは
地元のにおい
家のにおいはコーヒー


音楽室はコーヒーとパ ...
{引用=−−フレデリック・ショパン「夜想曲第十番」に}

  石膏の雨は
  落ちてきて 割れた
  さっき みじかい嵐は
  苔いろの器を引っ掻いていた


  渦のような部屋の 何 ...
職場でこじんまりとした飲み会があったので参加してきました。

産休中のアメリカ人女性も来てくれました。隣の席に座っていたので旦那さんの話やら何やらを聞いていたのですが、事実よりも考え方や自国の文化 ...
他人が赤色なら
身内は何色なのだろう
生肉のままでは 水分が多くて煮えないからと
腹を裁かれ生血を取り出し 三枚におろされた、肉

塩分があらかじめ多いからと 再度合成調味料を
流し込まれ みりん漬けされる

新鮮な生 ...
冬枯れの桜並木
まえを行く人の うしろ姿が冷たくても
愛された きのうがあるから
がんばれる 今日がある


たとえば お弁当作ってもらって
たとえば そこは危ない ...
待ってユウ!待ってよ!
何だよ、サエ
私が、私が悪かったわ
もう、いいよ!
良くないわ、だって私、
あんなこと言って、ユウを苦しめた
だからお願い言わせて
もう、いいって!
ダメよ、正 ...
クロッカスは一斉に咲く
身を寄せ合って揺れている
つめたい春の風に
小さくなって震えながら

ちょっと離れて
鉢植えの福寿草 まだ一輪だけ
太陽の親戚筋とでも言いたげに
少々毒気のある ...
雨に落とされた花びらが
重なってはりつく
しめった土の道
ふわりと香りがのぼる

君の口は堅く結ばれ
まだ何も語らない
しかし
その目はこちらを
しっかり捉えた

私も君を
し ...
やめちまえ
やめちまえよ全部
君の望むまま
何も気にかけぬまま

恐れなどない
後悔も存在しない
覚悟もないままで
恨みを吐いたわけでもない

やめちまえ
やめちまえよ全部
考 ...
弦におちゆく
悲しみは
ソリストからの
揺れ甦り
浜通りを
吹きぬけるのです


フォルテの
余響に
羽ばたく
哀しみ
オルガンに
重なるように
二胡がなく

哀しみよ ...
庭に遊び場があったころ
雨の後には水たまりが出来
蒼空を写していた
青空には雲が流れ
雲の中にぼくの顔があった

けれども
水たまりが有ると
ハンドテニスや長縄跳びが出来ない

早 ...
僕らは何度も長いトンネルを通るたび
耳がキーンとして 生欠伸をしたり 鼻をつまんだり
想い出すよ トンネルのたび 耳がキーンとするたび

元気でいますか
僕は元気とはいえないけれど
な ...
おやすみ言えぬ桜満開 夜の猫背の骨を抜く 一束の水菜抜け落ちた愛情
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
金沢八景花形新次自由詩015/4/9 20:22
背中合わせで月を見ている北大路京介自由詩415/4/9 20:06
三月の甘いハートが続いてく俳句115/4/9 20:05
姥巫女の水菜切る音犬張子俳句015/4/9 20:05
勝算のない一束の水菜かな俳句115/4/9 20:04
TVスター捨我自由詩115/4/9 19:50
レモンソーダ花形新次自由詩315/4/9 19:41
よしこ自由詩015/4/9 18:55
来遠〜ライオンマリー自由詩115/4/9 15:23
ガスマスク、自動小銃、四葉のクローバーkomase...自由詩2*15/4/9 15:21
「竹」ともりん自由詩115/4/9 14:33
あたたかな詩はもっぷ自由詩415/4/9 13:07
花を敷く梅昆布茶自由詩2015/4/9 12:15
ふたつ すくう木立 悟自由詩415/4/9 11:10
におい南川きま自由詩3*15/4/9 3:02
石膏草野春心自由詩415/4/8 23:16
アメリカ人の激励チカモチ散文(批評...215/4/8 22:50
独り言13リィ自由詩015/4/8 22:34
鍋の中為平 澪自由詩8*15/4/8 21:50
『桜のなみだ』座一自由詩8*15/4/8 20:17
海岸物語花形新次自由詩115/4/8 20:06
どこかの庭でただのみきや自由詩17*15/4/8 19:54
祝福 Dear.M森川美咲自由詩1*15/4/8 19:48
やめちまえ捨我自由詩115/4/8 19:48
ニ胡の調べに黒木アン自由詩9*15/4/8 18:48
イナエ自由詩15*15/4/8 18:25
元気でいますか北大路京介自由詩1015/4/8 18:08
おやすみ言えぬ桜満開自由詩215/4/8 18:08
夜の猫背の骨を抜く自由詩215/4/8 18:08
一束の水菜抜け落ちた愛情俳句015/4/8 18:07

Home 戻る 最新へ 次へ
1942 1943 1944 1945 1946 1947 1948 1949 1950 1951 1952 1953 1954 1955 1956 1957 1958 1959 1960 1961 1962 1963 1964 1965 1966 1967 1968 1969 1970 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 
加筆訂正:
初めて大海へ漕ぎだす君へ/Lucy[15/4/8 23:48]
7連目3行削除しました。
3.77sec.