さむい納屋のなかで 菫色の図形が
次第に数を増していく 害のない菌のように
いつしか 石塀から剥がれおちた 西陽のつくるあなたの影
それは いつまでも 母屋の外に置かれた ...
なぜなら真新しい渕に一枚のはがきが落とされたから
なぜなら古い日記帳に挟まれたかつての友人からの手紙が鮮やかだから
なぜなら花は美しいだけでなく春は温かいだけでないから
なぜならどこ ...
きみたちには
失望した
何故、立ち上がらなかったんだ
このままでは
この国は
豊胸も含めて
巨乳ばかりになってしまうぞ
日本人本来の
奥ゆかしいやや貧乳は
完全に廃れてしまった
今 ...
生き抜く命であるために
海外での独り旅に駄賃を
ポケットに包んで
二十歳で渡った地球儀の向こう
できれば
旅先で覚えた
スラングで話したいよ
病気を乗り越えて生きるために
隣人の苦 ...
一日中、眠りに落ちていた。目が覚めると、身体の疲れはいくらかマシになっていた。しかし、それでも動き出すことはできそうになかった。あらゆるすべてのことが、どうしようもなくつらく思えて、仕方なかった ...
つらいことなんて無いよと言いながら触覚を抜く触覚を抜く
ステルス偵察機で女湯を覗いた
ひとりツイスターゲームで脱臼
雨やまずドカンの中
ウォーク。
最前線の気配
爪のツミレ
羽ばたくには早い
覚えるには遅い
出来損ないの音楽
単なる背教
僕と遺書を囲んで
グルグルと疑いを深めてる
ウォーク。
罪のないものば ...
祈れ
祈れ
祈れ
祈れ
祈れ
祈れ
祈れ
血と肉を得て脈打つならば
祈り続けろ
神はいない
在るのは己の中の巨人だけだ
大きくなることが定めであるならば
それは亡き神の意志だ
...
あけおめことよろプレモル開けて》西荻⇔下北》チャリで疾走アングラガラカメ自主練積んで》長ゼリピンスポ》独り占めする妄想空想卒論上げて》追いコン新歓》サクラサクサクピーカンビーサンセレブなロンバケ》駅ナ ...
毎日毎日の繰り返しで
見知らぬ気色に憧れる
虚しくそんな自分を鑑みる
明確な答えなどないとわかっているのに
もどかしくて、また苦しんで
止まない雨はないなんて誰かは言う
行き先はわから ...
手をつないでいたことを
忘れていた
君のほうからほどいてく
そんな
当たり前なことに気付かぬまま
いつのまに
手をつないでいたことを忘れてしまった
手を
つなぐこと ...
湯船に
お湯を溜めている時間
時間はゆっくりと進む
湯船に
身体を投げ出す
目を閉じて浮く
時間を忘れゆっくり休む
身体を洗い
湯船に浸かる
つやつや朗らか
声を出して声を ...
独り 楽しむ と記し
独楽(コマ) と読む
独り楽しむためには
独りで己を支えなければならない
独りで支えるためには
日々 回り続けなければならない
そして回り続けるためには
己 ...
名古屋大女子学生を兵隊にしたらかなりの戦力になる
ベトナムの森で神的扱いの可能性ある佐世保高1
正義と正義のせ
めぎ合い 置き
去りにされる血
と涙 見え透い
た手口のイカサ
マ 手札は不条
理のフルハウス
パンドラの箱の
隅を 爪楊枝で
つついているの
は いったい誰
...
鳥の羽で
女性の乳首先端を
さわさわするのが
14才の僕の夢でした
実際やってみると
相手の反応は
それほどでもなく
執拗にやり続けると
逆にうざがられることが分かって
いつしか ...
なんだかすでに
きているらしい
このあたりに
…寝坊したある日
足摺岬方向にある中学校へ
ほらいくぞと
お隣さんの馬を走らせたそうだ
ありがとう、帰れ
そう言われた馬は同じ道 ...
涙はがまんをしませんでした
「子ども達を徴兵させる…」
―――子ども達が軍事訓練をする姿など
考えたくもございません
この子達は何もしらない
ご飯をたくさん食べて
明るく優しい子になってほ ...
そのままであれば良いのに
風が吹いて
飛ばされてしまう
でも、
そこまでが到達点で
終わったことに
泣いてしまったりする
あとには
鼻腔にこびりつく匂いと
水溜りが残る
...
1を3でわって
3をかけたら
1
だけど
1を3でわったら
0.3333・・・
で
0.3333・・・に
3をかけても
0.9999・・・にしかならなくて
どうしても1になれな ...
なぜだろう
わたしたちはこんなに熱いのに
まちはまだ冬をしている
あんなにしろくふやけてしまって
あれじゃあ型もとれないね
あれ、
それは
わたしのことですか
ナッツみたいに香 ...
電車の中で
化粧している女は
どこでもドアを持っている
今は洗面台の前にいるのだ
電車の中で
子どもを放置している一家は
どこでもドアを持っている
今は茶の間にいるのだ
電車の ...
ささがきに思い出すのは小刀で鉛筆削った美術室/午後
ごぼうのささがきは、どこか鉛筆の芯を削ることに似ている。
違っているのは、ごぼうに求めるものは皮と実の部分であって、鉛筆に求めるものが芯の ...
最近「正論」という言葉は、本来の定義から離れて、次のような意味で用いられるようになってきた。
すなわち「道徳的観点から言ってはいけないとされてきたから自分は言うのを我慢してきたが、本当はずっと言 ...
きのう宮崎駿『風立ちぬ』を見た。二度目。感想をメモ。
純真素朴な天才がいかに戦争に利用されていくか。その様子が描写された映画。
二郎は才能と純真さによって呪われた人間だ。
二 ...
大きなひとかたまりの石の下
あたしたちはゆっくりと
水を
手放している
昨日より
今日
ことさらに
ひたむきに
あたしたちはゆっくりと
命というものを
凝縮させている
田舎でも観光で潤っている
観光客の笑顔が印象的
トロッコ列車に乗り
四季折々の山々を眺める
自然と一体化する
ゆっくり走る
冷たくて寒い風なのに
心地良さに変わっていく
そ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
菌
草野春心
自由詩
4
15/2/22 8:49
理由
葉leaf
自由詩
3
15/2/22 7:47
檄文
花形新次
自由詩
1+*
15/2/22 5:23
父よ
りゅうのあく...
自由詩
7*
15/2/22 4:51
大切にされなくなるときのために
岩下こずえ
散文(批評...
3
15/2/22 0:55
つらいことなんて無いよと言いながら触覚を抜く触覚を抜く
北大路京介
短歌
4
15/2/22 0:44
ステルス偵察機で女湯を覗いた
〃
自由詩
1
15/2/22 0:44
ひとりツイスターゲームで脱臼
〃
自由詩
2
15/2/22 0:44
雨やまずドカンの中
〃
自由詩
3
15/2/22 0:44
五重螺旋の音
竜門勇気
自由詩
1
15/2/22 0:36
古の呟き 婆沙羅神話より
秋也
自由詩
0
15/2/21 23:38
Co., Ltd./即興ゴルコンダ(仮)投稿.15
こうだたけみ
自由詩
3*
15/2/21 23:30
見知らぬ景色に憧れる
小日向 ココ
自由詩
1
15/2/21 23:27
はじまりとおわり(2)
AB(なかほ...
自由詩
4*
15/2/21 23:04
湯船に浸かる
灰泥軽茶
自由詩
5
15/2/21 21:26
独楽
ただのみきや
自由詩
17*
15/2/21 19:19
徴兵短歌1
花形新次
短歌
0
15/2/21 17:26
見学者
nonya
自由詩
17+*
15/2/21 14:11
さわさわ
花形新次
自由詩
2
15/2/21 13:00
命日はまだ先なのに
黒木アン
自由詩
1
15/2/21 12:32
徴兵
〃
自由詩
3*
15/2/21 11:35
Petrichor
opus
自由詩
0
15/2/21 11:27
弱者
金子茶琳
自由詩
15
15/2/21 11:26
土曜日
はるな
自由詩
2
15/2/21 11:02
どこでもドア社会
イオン
自由詩
2*
15/2/21 10:48
夜更けの紙相撲・如月のきんぴら
そらの珊瑚
散文(批評...
9*
15/2/21 10:06
「正論」とかけてポルノととく、そのこころは?
動坂昇
散文(批評...
1
15/2/21 9:58
『風立ちぬ』をめぐって
〃
散文(批評...
1
15/2/21 9:46
樽の中
そらの珊瑚
自由詩
12*
15/2/21 9:05
トロッコ列車
夏川ゆう
自由詩
2
15/2/21 5:57
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
加筆訂正:
父よ
/
りゅうのあくび
[15/2/22 5:21]
話し言葉で推敲
独楽
/
ただのみきや
[15/2/21 19:26]
誤字など修正しました。
4.73sec.