すっかり新しくなった校舎は
凛として
太陽の光に照らされて
うつくしく
立ってた
わたしたちが
通っていた校舎は
すっかり無くなっていた
あの頃から
薄汚くて
ぼろぼろだったか ...
僕はあなたに対して
誰かえの償いをしている
あなたは僕に対して
誰かえの復讐をしている
目の前に浮かぶ
今にも消えてしまいそうな
透け透けな亡霊を
重ねようとしている
瘡蓋を剥いで
...
郷夢をみては
思いだします
あの千本の面差しよ
花灯りのちょうどいいころ
賑わいましたあの時を
思うだけで
還らぬ人がきて
帰りたいと思うのです
三日見ぬ間の桜でも
せめて
...
恋愛は儚いものだけど
人間の感情を
いとも簡単に動かしてしまう
恐ろしい恐ろしい怪物である
私は幸せな失恋をした
自分のための失恋だ
昨日
夢を身籠って
孵った卵が
明日また孵る
短い再生を繰り返して
消耗していくだけの
羊飼いの楽園
*
古い文明と共に
行き場を失して
新しい時代の入口で
停滞している
...
私は機械と歌う
遠い彼の方角を向いて
ずっと前から知っている歌をなぞるように歌う
たくさんの口を見てきた
たくさんの歯に噛みつかれた
それでも君は私の瞳を綺麗だという
...
約束がほどけていく
シャワーの音の中に
排水口には
私の 私だけの
今日の埃
私だよ。
私は今はここにいるけど
いつまでもあり続けられるかわからない
だってあなたはもう、
あなたはもう。
私はずっと
あなたの心の中で笑っていたい。 ...
そして多くの人とつながりあい
二度と同じ災害を起こさぬように誓い
異なる大きな災いをそれと期待せずに無意識に望みながら
焼け焦げた土の層
折り重なる透明な死臭
腐りきった皮膚から
シーラカンスの血反吐
しわくちゃな羽根を開く
バッタの振動
ビニール製の脳みそが
旋回しながら
亀裂の数をかぞえてる ...
君を見た?でもこれは夢
君を見た、夢で見た
夢なのに君に触れられるなんて
まるで夢みたいな…
この夢はいつまで続くのか
いつ終わるかわからない時の中
二人は話すこともなく
ただ時間だけが ...
がらにもなく雪の心配
いっしゅんのキャンディが溶ける
影をゆく水色のバス
こんなに日が照っているのに
こらえてこらえて寒いのはこらえて
くしゃみ先生
黒板にずっ ...
加糖でも微糖でもなく佐藤氏はBLACK派なの武藤氏もそう
わがままな胸の痛みを隠し持ち黙って君と咲く春になる
紙を折ると
斜めの方へ
出てゆこうとする
かすかな影
影は影のまま雨になり
花に触れ また影になる
暗がりを映す水
時計のような足跡
光の点が
沈まず ...
今日は平日
お別れした日
途方もなくて
言葉が上手く出なかった
星空が澄んでいて
呆然と眺めていた
しゃべれないけものみたいに
あまりにも
痛かった
いたかったの ...
詩、書いちゃってる?
言葉、続く、君の先へ
笑えばーーー人が笑うと思うよ
君は、笑わないだろうけど
人間性失った、人じゃなくなる
そう言って威嚇した人、皆死んだ
...
みんな崖っぷちが
嫌いかと言うと
そんなことはなくて
大横綱双葉山は
まだ駆け出しの頃
土俵際に押し込まれてからの
うっちゃりを得意としていたし
かのモハメッド・アリは
自分からロープ ...
黄色い西日が
うっすらと
家々の窓に手をかざす頃
いよいよ濃くなる
鉛色の空の下
次第に風に削られていく
私は冬
傷ついては修復し
和解しては
なお打ち倒され
ざらざらに荒 ...
たいていは
洗面所に置いてある
プラスチックの小さなコップだ
うっかり注ぎ過ぎると
すぐに溢れてしまう
もちろん
茶碗や湯飲みでもあるけれど
哀しいくらい量産品だから
いつ取り ...
{ルビ九十九=つづら}に折られた時の束ね
行きつ戻りつ
差し挟まれた幾つもの文から萌えて
息吹く面影がある
月が像を失い
奔放な青と黄が眼裏を揺らす夜に
散り積もった悲色の花びらから
...
また明日! 笑顔で別れいなくなるどこかで生きているような、死
朝と夜ぼくらは器用に行き来しておはようおやすみおはようおやすみ
死ぬことの本当なんかえいえんに教えてくれずまた春が来る
...
昔からポストカードを集めてる旅で見つめた思い出の景色
朝起きてやること多い日々の中些細な会話繰り広げる母
ピカピカに洗われた車嬉しそう擦って出来た傷が目立った
連休は観光地巡り渋滞し ...
数えきれない夢の中から
数えきれるほどの目標を定めて走る
人波から離れて努力に耽ることも
努力から逃げたくて人波にまぎれることも
しかしながら、どこにいてもちらつく努力
近道 ...
庭の片隅にある金柑の木
棘の生えた枝の先に
その日もイモムシがいる
太い緑色の胴に
胸には眼の黒丸
突っつくとオレンジの角が
にゅーっと
その日もイモムシがいる
イモムシはじっ ...
〜ふるさと〜
春の野に
陽はうらうらと
ささやかながら
何もかもが美しく
牛の声に
目覚めた少年が
松林に抱かれながら
走りました
小さな車両は
都会への夢をのせ
の ...
朝マック
夕方マック
昼マック
動力はそれ
それだけでした
大昔からそうだったように
この先もずっとこうなんだろうと思う
物語にはただアダムとイブと蛇と林檎が出てくればよい
要素はそれで全部足り ...
朝は難解である
アスファルトの奇異な色彩
人気のない誇張された静寂
待合室は不自然に明るく人を拒む
僕は始発電車に乗ろうと
駅のホームに立っているが
朝は難解である
時間は動 ...
雨にも負けないデクノボウだった。欲もなく、慈悲に満ちて、多くの人を助けながら、名誉を望まなかった。高潔でもなければ人格者でもない。ただ純粋な心を持ち、朴訥に生きていた。そう、彼は悪魔だった ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
学校
弓夜
自由詩
2*
15/3/12 10:23
二人の1人
こいち
自由詩
0
15/3/12 8:26
夜の森サクラ(福島富岡町)〜その瞳をみていたら〜より
黒木アン
自由詩
3*
15/3/12 8:21
幸せな失恋
無花果
自由詩
2
15/3/12 6:01
me43
衣 ミコ
自由詩
3
15/3/12 5:44
胸が躍る
ときたまこ
自由詩
2
15/3/12 1:33
すすがれる、私だけの、私の分だけの
はて
自由詩
2
15/3/12 0:27
ストライプ
ときたまこ
自由詩
1
15/3/12 0:20
黙祷
佐藤伊織
自由詩
1
15/3/12 0:05
器
forgot...
自由詩
0
15/3/11 22:27
夢で逢いましょう
リィ
自由詩
2*
15/3/11 22:15
くしゃみ
吉岡ペペロ
自由詩
3
15/3/11 21:46
加糖でも微糖でもなく佐藤氏はBLACK派なの武藤氏もそう
北大路京介
短歌
5
15/3/11 21:41
わがままな胸の痛みを隠し持ち黙って君と咲く春になる
〃
短歌
2
15/3/11 21:41
ふたつ 満ちて
木立 悟
自由詩
3
15/3/11 21:28
平日
やまうちあつ...
自由詩
3*
15/3/11 21:15
そうでしょ?
yamada...
自由詩
1
15/3/11 19:34
崖っぷち
花形新次
自由詩
1
15/3/11 19:20
私は冬
Lucy
自由詩
11*
15/3/11 18:57
器
nonya
自由詩
16*
15/3/11 18:51
こぼれる
ただのみきや
自由詩
17*
15/3/11 18:45
リ・ターン
そらの珊瑚
短歌
8
15/3/11 15:42
ポストカード
夏川ゆう
短歌
0
15/3/11 15:26
かかってこい、桜がすべて散ろうと。
komase...
自由詩
4*
15/3/11 14:26
幼虫
……とある蛙
自由詩
9*
15/3/11 10:59
ふるさと〜その瞳をみていたら〜より
黒木アン
自由詩
2
15/3/11 9:09
第一回24時間セックスしてみよう選手権
TAT
短歌
0
15/3/11 4:48
砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているから
〃
自由詩
4
15/3/11 4:06
難解な朝
葉leaf
自由詩
2
15/3/11 3:57
悪魔
〃
自由詩
1
15/3/11 2:52
1922
1923
1924
1925
1926
1927
1928
1929
1930
1931
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
1939
1940
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
加筆訂正:
胸が躍る
/
ときたまこ
[15/3/12 1:35]
タイトルまちがえちゃった、
恋と愛のあいだの何秒か
/
りゅうのあくび
[15/3/11 21:22]
遅筆のため推敲
4.36sec.