何かを食べる。
咀嚼する。
ばりばり、
見えない何かは消えていく。
(求めてはいけないよ、自然にかえればいい。)
そう肩を撫でられても、
わたしは雑踏の海を
溺れながら ...
子どもがDSで
毎日戦っている
飽きることなくひたすらに
人は戦うのが好きなんだ
戦いがなくならない理由が
これだと思った
しかし子どもは
ゲームソフトに一喜一憂しない
どうもゲー ...
水色の小鳥のような手紙かな
便箋の紫陽花に触れおれば雨
改行の少なきひとの笑みおもう
もうはるか遠い水無月の消印
メ
【春想】
春桜
曜の朝はゆるやかに光っている時間があって薄紅の花
紫
あたたかなひかりのなかで流れゆく時をからめて今日も旅行く
...
『sunset』
行き道より重い足取りで歩く帰り道
オレンジの陽だまりが緊張した心を溶かして
雪解け水のように冷たい涙が流れた
失敗だらけ いいところなしの僕にさえ彼女は頬を寄せて ...
白いサプリメントが必要だ
まともじゃやっていられない
深夜、記憶がなくなって
いつの間にか
コンビニレジ待ち3番目のお客様に
なっていたって
強引に1番目のお客様になっていなければいい ...
楽しいだろうに 悲しいだろうに
うに のほうに気をとられ
うつぶせに組み敷かれ
どじょうのような目ーしながら
砂利のここちを確かめる
右の頬ー 左の頬ー 右の頬ー せわしなく
...
雨粒が小さな花を咲かせては
微かな匂いとともに散っていく
この瞬時の花々は
大地のてのひらに握られ
次々と貴重な命を失っていく
これは供犠であろう
あるいは祭儀であろう
今日 ...
移り気な紫陽花はぼくに語りかける
耳をそばだて聴いてみると
かすかに聴こえるけど
何を言っているのかわからない
紫陽花は黙っているが心地よい
語らずとも
ぼくはきみをみているのだか ...
ロボットに生殖機能はあるのでしょうか
ロボットは
無性生殖なのでしょうか
有性生殖なのでしょうか
それとも
ロボットは増殖しないのでしょうか
もしも増殖しないとしたら
一つの絶対 ...
見る気も起らぬ走馬灯
愛 あまりに静かな断末魔
涙でにじんだ蜃気楼
登れなかった摩天楼
手伸ばせど 消えにし桃源郷
二人の日々は絵空事
私はもともと根無草
気付けばいつでも袋小路
無限 ...
歯の隙間気になるアワビ
明日は覚悟の鰻と勝負
苦手な刺し身妻に寄せ
誰が言おうと立ち食い蕎麦
胃を無くし鏡に映る骨格標本
たずねてもいないのに
自分のことや 他人のこと
ババババーッと しゃべりまくる人
そんな人が 機関銃の弾切れみたいに
一瞬 静かになったとき
その口元から もれる煙を
ぼーっと見るのが、好 ...
世界中ゾンビにしたら葬儀屋は廃業にしてダンサーになる
血を分けた兄弟だからこそ解るバニーガールになりたがる兄
ザリガニが釣れるわ釣れる爆釣だやけに激しい風が吹いてる
今何処にいるの
今なに考えてるの
今私の写真見た
今あなたの写真みてる
今何処にいて 何考えてるの
あなたは・・・
ルールを写真に撮る
それをまた写真に撮られる
西日本一の鮨屋で待ち合わせをする
そんなのだれの舌が決めたんだ
拍手にぼくは押し出される
馴れ馴れしいざわめきがぼくを包む
...
どの君も覚えていよう桟橋にやけに激しい風が吹いてる
僕だけを乗せぬ列車のわすれものやけに激しい風が吹いてる
無名指で前髪を除けきみは言う「やけに激しい風が吹いてる」 ...
全国の書店の全書籍から
結末だけが盗まれた
物語が佳境を迎える直前
そこから最後までの頁がすべて盗まれていた
ある物語は、主人公の恋が結末を迎える手前で
ある物語は、少年少女の夢が叶 ...
バギー
朝早く起き
幼児の世話
三十年過ぎ去った
食事がすみ
妻が看護師の仕事に
これからのわたしの伝道生活
バギーに子を乗せ
待っていると
山口姉妹が大型の
車で
...
年金貰って
クソ詩なんか書いて
遊び呆けながら
いつまでも
生き続けようと
考えているじじいを殺害して
預金を奪って
恵まれない子供たちに
文房具を配ろうと考えた
ちびっこハウス出身 ...
くろい満月が
手のひらに浮かんでいる
あたしの腕はあなだらけだ
あなのうえを歩いている
面接にいくまえに
立ち寄ったスターバックスの
本日の珈琲の黒いあなに
あたしはすいこ ...
壁に穿たれた
美しい釘のそばで
うしなった言葉を私たちは捜す
古臭い絵には茂みが描かれている
垂れ耳の犬のながす 白く長いよだれ
蒸発しそこなった昨日の雨は
道路の上で
小さな鏡になり
今日を映している
赤犬がうわずみを飲むたびに
現れるさざ波は
やがて左岸に消える
わたしは
人生において しそこなったことの
...
先輩!吉田先輩!
「ん?」
ボカッ バサッ
ハア、ハア、ハア、
思い切って告白します
あたし、吉田先輩のこと
ずっとハンマーで殴りたいと
思っていたんです
言っちゃった ...
「生きて 在る」 ということを想えば
やはり不完全だ
「生きて 在る」 ただそれだけでは
感じ 考え こうして思念で交信する以外
何もできることはない
私たちはどんな姿をしているのか
...
いつものように電車に乗った私は
日差しを見ていた
未来の約束されていない
この街が過ぎていくということを
刃で
切った左手
痛みが、
手から背中
脳髄に達するまでの
みじかい時間
はじめて、
檸檬の酸っぱさを
知った。
左目がつぶれていく
顔が崩れそうになる味
...
あなたを焼く炎は
煙さえ立てることなく
空に消えて
後には
黒枠の中で
ほほえむあなただけが
残っている
空に
光りの砂
さざめき
大地に広がる
夏草の波
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
呼吸
あおい満月
自由詩
5
15/6/21 14:38
DS自衛隊
イオン
自由詩
1*
15/6/21 13:34
水無月の手紙
水鳴ハヤテ
俳句
0
15/6/21 10:54
過去たちの春夏秋冬
〃
短歌
1
15/6/21 10:29
Sunset
桂
自由詩
1
15/6/21 9:44
白いサプリメント
花形新次
自由詩
0
15/6/21 8:52
p,p,
nemaru
自由詩
2*
15/6/21 7:45
雨粒
葉leaf
自由詩
4
15/6/21 6:40
紫陽花の君に
レタス
自由詩
1
15/6/21 1:39
完全計画世界
はて
自由詩
1*
15/6/21 1:36
南無三
もり
自由詩
0
15/6/21 0:56
かろうじて生きている
レタス
俳句
1
15/6/21 0:55
行間
もり
自由詩
5*
15/6/21 0:43
世界中ゾンビにしたら葬儀屋は廃業にしてダンサーになる
北大路京介
短歌
4
15/6/21 0:04
血を分けた兄弟だからこそ解るバニーガールになりたがる兄
〃
短歌
5
15/6/21 0:03
ザリガニが釣れるわ釣れる爆釣だやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
2
15/6/21 0:03
お風呂上りに
佐白光
自由詩
0*
15/6/20 23:56
ルール
吉岡ペペロ
自由詩
5
15/6/20 23:36
Intense Wind
Rin K
短歌
7*
15/6/20 22:16
結末泥棒
桜 葉一
自由詩
2
15/6/20 21:53
バギー
生田 稔
自由詩
1
15/6/20 19:54
くりとちつ
花形新次
自由詩
1
15/6/20 18:07
満月
あおい満月
自由詩
6
15/6/20 14:47
美しい釘
草野春心
自由詩
2
15/6/20 14:46
紫陽花の季節
そらの珊瑚
自由詩
13
15/6/20 14:32
告白は先に
花形新次
自由詩
0
15/6/20 13:53
『望めても選べない』 卵から始まるはな詩③
ただのみきや
自由詩
18*
15/6/20 13:17
朝の山の手線
番田
自由詩
2
15/6/20 12:10
檸檬
あおい満月
自由詩
8
15/6/20 9:26
夏草
イナエ
自由詩
21*
15/6/20 9:04
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
加筆訂正:
『望めても選べない』 卵から始まるはな詩③
/
ただのみきや
[15/6/20 13:23]
何文字か修正しました。
5.94sec.