「妻の庭」
温かい光が
いっぱい,紅、桃、イエロウ
さーつと、蝶々が
訪れて、あいさつして
去った
風が吹いて
五月、青い空
お花は
沢山、沢山
今日は幸せです。
雨で
ヒゲが湿って
しょぼくれてる猫
軒下から
灰色の空を呪い
ふやけた肉球を
丹念になめまわす
寒いだろう、とか
冷たいだろうと思うのは
いつだって人間の勝手で
猫は ...
嗚呼そうだ
人ってイライラすると
舌打ちすると思い
普段はしないが
舌打ちをしてみた
いい気分にはならなかった
人っていい気分でないと
眉間にしわを寄せると思い
普段はしないが ...
私は何か失敗したり
悩みごとがあると
気持ちをくにゅくにゅさせる
細く伸ばして弾ませて
くにゅくにゅさせれば
ちょっとだけ楽になる
問題は解決しないけれど
背筋を伸ばして
首をぐるぐる ...
昨晩の雨は雪へと変わり
昼過ぎには太陽にバトンを渡す。
帰宅した父を囲み
静かに語らう母と娘たち。
その手は何かを決意し
何かを覚悟するかのように
しっかりと握 ...
近い距離
想像できるよりもはるかに
近すぎて
見るときに痛みを感じることも
できないような距離に
光源があった
安っぽい紙を巻いた芯が
屹立している
その光源から柔らかな
色彩がいく ...
ジョジョ2部を読んだ影響見え隠れやけに激しい風が吹いてる
本人はムーンウォークのつもりだよやけに激しい風が吹いてる
今日パンツ履いてないのと囁かれやけに激しい風が吹いてる
ありがとう
ありがとう
ありがとう
好き
好き
好き
どうすればこの気持ちは伝わるのだろうか?
いくら形容詞をつけたって
この気持ちを表現しきれない
何か例えたと ...
生きててごめんなさい
安易に
そんなこと想ってごめんなさい
あやまってすまして
ごめんなさい
あやまるなんてなんでもない
傷なんてついてないんです
生きているから
生きてい ...
見知らぬ男に
いつかに刺された右脇腹
抜糸の痕と汗の匂い
蜃気楼を初めて見た夏
君がこの世に降り立った夏
今世紀最大の奇跡
真白で生まれた君
僕と同じ 驚愕した
右脇腹に抜 ...
「冷えていく鉄」
鉄だとわかっている
何度目かの純情だから
素直に信じる
うん、わかっている
その熱では溶けてしまう事もない
背中が曲がる前の、愛しているは、信じない
少女の ...
もしもし
だれですか
ぼくは
だれですか
もしもし
あなたはべつにだれでもいいんですが
もしもし
ぼくは
だれですか
もしもし
もしもし
もしも
ぼくがうまれてなかったら
...
ごご11時の
プライベートビーチに
椅子がひとつだけあり、
ボクはそこに座っていた。
鰯のアタマをしたボーイが来て、
「申し訳ありませんが
そちらは予約席でして」と言う。
「別に ...
細胞たちが目撃した。
貨物列車の荷台には
先住民族が座っていた。
主題歌を口ずさみ
夜明けの花に聞かせるつもり。
トーテムポールの先っぽを虹で濡らし
黒い小鳥の思い出を指で奪い
風のチュ ...
ついに鳴らされた音のために
ついに発せられなかった言葉を思うとき
街は 列車は 夕陽は 失われる
冷たい深海魚の 冷たい尾鰭
夏の日に 生き物ははかない光だ
溶けずに残っている便箋
病 ...
マーブルチョコレートを口に含み
父の事を浮かべながら
「美味しい。」とつぶやく。
喉を滑り込み
口の中をほろ苦くして
「これはうまいね。」とほころんだ父の顔が
はっきりと見えた。
...
動物の名前を書いていると
人がやってきて
他人事みたいにほめてくれる
交差点のあちらこちらでは
初夏が観測され始め
立入禁止の札もまた
ゆっくりと音をたてている
このまま一 ...
「私には最後まで彼の本当の姿は
分かりませんでした」
それが自分にとって何より
彼の死そのものよりも
辛いのだと言って泣いたアリサちゃん
小諸市公認ゆるキャラ「こもろドラゴン」に
入っ ...
過去は
かるがる
捨てながら
未来は
みるみる
やってくる
☆
無邪気な季節は
もはや
過ぎ去り
まのびして
夢も現も
薄くなりつつ
☆
...
昼休みの清掃作業員の叩く
ドラムの音は軍楽の調べ。
歪んだヒエラルキーの音がする。
日々絶望的にショットガンで撃たれて、
ソッコウでベッドにダイブする。
一番大切なものを諦めた。 ...
見つけた
例えればそれは
同じ幻覚。
あのひと、使ったの
わたしは使わずに見る
興奮も高揚もない
一辺倒の闇。
全くその通り。
とじても
あけても
星の音みたいに
朝と冷えた肌
...
望んでいた感覚
手にした途端に褪せていく
こんな繰り返し そんな繰り返し ウンザリしながら
積み重ねた努力に比例しない成果
描き尽くした風景に比例しない高揚
何もかもが目的化ベー ...
彼女が弾く
クラシックピアノの旋律で
ジョン・レノンのImagineが
魔法のように何処からともなく
記憶として生まれて
再び消える
彩られるブーケを持って
一緒に写真を
撮ろうと ...
詩を書かなくなった詩人を見て思う
ああ君は満たされたんだね
だから詩を書かないんだね
いいよ
僕は
人生のど真ん中で
一所懸命生きているから
いつでももどっておいで
五月の蒼い蒼い空の ...
たった三日でもわたしをあなたのテーブルに飾ってくれてありがとう
消毒臭くて清潔な水は、もちろん雨よりも美味しくはなかったけれど
あのまま樹にいたとしてもどのみち無残に滅びていく事にかわりない
...
明日から仕事なんだが空港にやけに激しい風が吹いてる
恋文の紙飛行機を飛ばすのにやけに激しい風が吹いてる
スペア無いメガネを割った右フックやけに激しい風が吹いてる
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「妻の庭」
生田 稔
自由詩
9
15/5/21 12:27
奇跡の耳
ガト
自由詩
4*
15/5/21 4:18
切なる私の願い
小川麻由美
自由詩
3*
15/5/21 2:14
気持ちくにゅくにゅ
灰泥軽茶
自由詩
5
15/5/21 1:53
雨の日のお迎え。
梓ゆい
自由詩
3*
15/5/21 1:40
楔が欲しかったのに
noman
自由詩
2
15/5/21 1:38
ジョジョ2部を読んだ影響見え隠れやけに激しい風が吹いてる
北大路京介
短歌
3
15/5/21 1:06
本人はムーンウォークのつもりだよやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
3
15/5/21 1:06
今日パンツ履いてないのと囁かれやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
1
15/5/21 1:06
ジレンマ
藤竹
自由詩
0
15/5/20 23:32
夜
朧月
自由詩
4
15/5/20 22:44
林檎
瑞海
自由詩
5*
15/5/20 21:27
「冷えていく鉄」他6作
クローバー
自由詩
7*
15/5/20 21:19
だれですか
2012
自由詩
1
15/5/20 20:57
異種交配ホテル
じぇいぞろ
自由詩
2
15/5/20 20:50
出発A
やまうちあつ...
自由詩
2*
15/5/20 20:49
硝子の質量
伊藤 大樹
自由詩
4
15/5/20 20:30
波紋。
梓ゆい
自由詩
1
15/5/20 20:24
はげ
たもつ
自由詩
4
15/5/20 19:30
素顔
花形新次
自由詩
2
15/5/20 19:02
クローバー
シホ.N
自由詩
2
15/5/20 18:46
再生の円環
じぇいぞろ
自由詩
1
15/5/20 18:15
事象
杳
自由詩
0
15/5/20 17:07
エントロピー エンドルフィン
komase...
自由詩
1*
15/5/20 13:55
Engage Bracelet
りゅうのあく...
自由詩
7*
15/5/20 13:26
蒼い
渡辺亘
自由詩
3
15/5/20 11:42
修羅
そらの珊瑚
自由詩
18*
15/5/20 11:05
明日から仕事なんだが空港にやけに激しい風が吹いてる
北大路京介
短歌
1
15/5/20 0:24
恋文の紙飛行機を飛ばすのにやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
0
15/5/20 0:24
スペア無いメガネを割った右フックやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
0
15/5/20 0:23
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
加筆訂正:
24hours Open
/
うめバア
[15/5/21 11:03]
少し修正してみました。
Engage Bracelet
/
りゅうのあくび
[15/5/20 14:46]
推敲のため改題
Engage Bracelet
/
りゅうのあくび
[15/5/20 13:48]
誤記により改題
8.93sec.