弦におちゆく
悲しみは
ソリストからの
揺れ甦り
浜通りを
吹きぬけるのです
フォルテの
余響に
羽ばたく
哀しみ
オルガンに
重なるように
二胡がなく
哀しみよ ...
庭に遊び場があったころ
雨の後には水たまりが出来
蒼空を写していた
青空には雲が流れ
雲の中にぼくの顔があった
けれども
水たまりが有ると
ハンドテニスや長縄跳びが出来ない
早 ...
僕らは何度も長いトンネルを通るたび
耳がキーンとして 生欠伸をしたり 鼻をつまんだり
想い出すよ トンネルのたび 耳がキーンとするたび
元気でいますか
僕は元気とはいえないけれど
な ...
おやすみ言えぬ桜満開
夜の猫背の骨を抜く
一束の水菜抜け落ちた愛情
水菜噛む何も言わずにそばにいて
見え透いた嘘に黙って水菜噛む
酒に酔ったジジイが
タクシー待ちの列に
割り込んできて
俺の前に並んでいた
熟年夫婦より先に
乗り込もうとした
「おい、何をしてんだてめえ!ちゃんと並べよ!」
俺が穏やかに言うと
ジジ ...
桜舞い散るバス停の
ベンチに 二人座って
いつまでも 空を
見上げていた
いくつものバスを 見送っても
少しも
かなしくなかった
風に散りゆく 桜花
あとから あとから
...
回転木馬は 廻ります
ことくる ことくる
廻ります
まるで子供のように
陽気にはしゃぐ
あなたを 乗せて
回転木馬は 廻ります
ことくる ことくる
廻ります
あなたとの 初め ...
?作品力=5点 ?余韻力=3点 ?再鑑賞魅力=2点(?には鑑賞後に歓談を誘発する力があるか、?には保存価値があるかも考慮)
総合的な印象として0.5ポイント加えるか否かを基準として+、−を付加。 ...
「傘なんか要らなかったね」
そんな風に笑っても
どこか気分が沈んでいるのは
心の霧が晴れていないから
空から覗く光が見えても
未来の事が分からないから
...
要らないものが多過ぎる!
下駄箱の中の履かなくなった靴
クローゼットしまい込んだ流行遅れの服
屋根裏部屋に放置された古い布団
断捨離にも体力が必要で
一日延ばしにする内に
どんどん ...
消し飛んでしまいそうな
この想いを
受け止めてくれる
熱が
そこにはなかった
冷たい水滴が頬をつたう
...
故郷(ふるさと)の人無き駅にたたずめば霊(たま)あるごとく花の舞い散る
紙の橋
響きのなかに
消えかけた椅子
はらはらと
四角い影を残して
紙の羽
曇った朝の傾き
手のひらひとつの
まばたきとあざむき
雪が雪にわたす刃
...
あなたは私という平原を流れていく一筋の川
涼しい亀裂を走らせながら光として流れていく
あなたの源流はもう去ってしまったし
あなたの流れ着く海はもう干上がってしまったので
あなたは存 ...
おっぱいの
先っぽを噛む
ヤりながら
いつか又
ここで会おうと
そう言われ
願い下げだと
...
絵の具がぶちまけられていた
字義ではなく文脈が読まれるべきだ
そう思いながら
僕は
誰にも見せない絵を描く
誰にも見せない絵を放つ
何処へ?
本棚の奥へ
埋め込んでしまい部屋を出た
...
豚を処理する夢を見た
腹が減っていたからだ
BBQにしてマスタードソースを
たっぷりかけたところで
目が覚めた
芳ばしい皮の匂いが
辺りに漂っている
身体が熱い
燃えるよう ...
うすっぺらいから日に翳せば透けてみえる
どっちが表か裏かも解らない
コインほどの厚みも
重さも
確率もないなら
潔くガラスになってみたら?
プリズムくらいなら
笑ってあ ...
ピアノ
ギター
出来上がったばかりの
僕が作った曲
...
ロケットみたいに
まっすぐとびます
余計なものをきりはなして
もっとうえへ
あしもとが
ぼうぼうもえて
それでもたかく
地面が恋しくなっても
たかくたかく
だって
...
嫌いなものを捨てていったら
自分が嫌いな自分だけが残った
空は眩いばかりの光に満ちていながらも知らん顔でもをしているようだ
胸の水面に浮かべた決意も
どこか夢心地のリアル
憧れに向け力強く背伸びするといふ
あすなろを想ふ
決して檜になれ ...
やわらかな月の宵に
ものうげなアルルカンがあらわれる
ここに来てくれてありがとう
匂菫の花束をあげましょう
少し遠くの霞んだ墓地では
姿のないコロスたちが歌ってる
アルルカン その歌に ...
散文は
徒歩
詩は
舞踊
散文は
直線
詩は
螺旋
ちぎって
つなげて
やぶって
なげて
言葉を排し
コトバの発現
記されるもの
しるしを授かる
...
桜の花に誘われて散歩するわたしの行く手の
立ち枯れた葦の叢から飛びだした番い
ギャッと鳴いて 慌てふためき 灌木の陰に潜る雉子
間違えはしない
登校した私を小学校の玄関で
毎朝迎えて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ニ胡の調べに
黒木アン
自由詩
9*
15/4/8 18:48
蟻
イナエ
自由詩
15*
15/4/8 18:25
元気でいますか
北大路京介
自由詩
10
15/4/8 18:08
おやすみ言えぬ桜満開
〃
自由詩
2
15/4/8 18:08
夜の猫背の骨を抜く
〃
自由詩
2
15/4/8 18:08
一束の水菜抜け落ちた愛情
〃
俳句
0
15/4/8 18:07
水菜噛む何も言わずにそばにいて
〃
俳句
1
15/4/8 18:07
見え透いた嘘に黙って水菜噛む
〃
俳句
1
15/4/8 18:07
ジジイ殺害の甘い瞬間
花形新次
自由詩
3
15/4/8 16:12
さくら
南無一
自由詩
5
15/4/8 15:55
夜の回転木馬
〃
自由詩
5
15/4/8 15:48
2015鑑賞映画採点及びひとことふたこと⑦〈3/21〜4/4 ...
平瀬たかのり
散文(批評...
1*
15/4/8 15:05
雨上がり
tetsu_
自由詩
2*
15/4/8 14:50
【 断捨離できるか 】
泡沫恋歌
自由詩
22*
15/4/8 13:02
【 放射冷却 】
〃
自由詩
15*
15/4/8 12:57
限界集落
星野つばき
短歌
7
15/4/8 9:55
ふたつ ひかり
木立 悟
自由詩
4
15/4/8 9:42
あなた
葉leaf
自由詩
4
15/4/8 6:53
無題
TAT
俳句
0
15/4/8 1:19
若い頃はいつも
〃
短歌
0
15/4/8 0:55
エルフの泉
ゴースト(無...
自由詩
6*
15/4/7 22:29
BBQになる
花形新次
自由詩
2
15/4/7 22:22
ムリ
マリー
自由詩
3
15/4/7 22:11
K.teller 僕の好きなもの
世江
自由詩
0
15/4/7 22:09
とぶということ
朧月
自由詩
5
15/4/7 22:00
嫌いなもの
リィ
自由詩
2*
15/4/7 22:00
静かに泣いてしまいたい
keigo
自由詩
0
15/4/7 20:24
早春のアルルカン
塔野夏子
自由詩
6*
15/4/7 20:07
しるし
シホ.N
自由詩
2
15/4/7 18:43
雉子
イナエ
自由詩
15*
15/4/7 18:40
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
加筆訂正:
【 断捨離できるか 】
/
泡沫恋歌
[15/4/8 13:22]
最終行を変更しました。
3.93sec.