誰かより自分に届く歌を詠む私よ私あきらめないで
採氷をいつもと違う角度から
鬼の子に『桃太郎』を朗読させる小学校教師
自分のことをブスと言い「そんなことないよ」と言われたい鬼
ファンデーション塗りすぎて顔だけ白い鬼
まだ自転車に乗れなかったころ
ともだちの自転車を借り
田舎の緩い坂道をおそるおそる降りながら
何度も練習していた
不思議なことにあるときすっと自転車が自分のものになる
そんな瞬間を体験し ...
ふうわりと心が軽くなって
空気がすーっと晴れた
私に見えていた世界に
あなたの見ていた世界を重ねたら
驚くようなことが起こった
正解なんてない
間違ってたっていい
だったら
苦しく ...
うれしいに
まみれてますは
れんあいの
かわにながされ
わたし、さらさら
わくのなか
かまわれまして
れれれのれ
またのこしつき
うまくまうくま
[う ...
チャッカマンが屹立している、夜さ
めしべが煙る浜茄子の丘
とおいとこから土砂崩れしてくる老人の糞便
溶解後8のマグニチュードの筆記体
「よれてゆくのだと思う、あかり、わたしの名前も」
良夫の ...
今朝8時8分にトーストを咥え「遅刻、遅刻!」(ふぃふぉふ、ふぃふぉふ)と口にしながらコートを大袈裟に翻して出掛けたのですよ、ばさっと大きな翼のように。いつもと違って。玄関でいってらっしゃいと見送ってか ...
川嶋医院の
門柱までの石の階段を
ケンケンしながら昇って行く
昇った先に待っている懐かしい顔
随分と草臥れたセーターを着ている子や
今日おろしたてのジャンパーが
砂や泥で白くなってしまった ...
私のてのひらの雨雲を
誰かに届けるために
来たのかもしれない
役割は
私が与り知らぬところに
あるのかもしれない
笑うかもしれない
怒るかもしれない
まっすぐな犬のように ...
鬼嫁は阿修羅の如く豆を撒く
残業の夫に代はりて豆を撒く
豆撒の猫に被せる鬼の面
もう数を数へたくなく年の豆
節分やコンビニで買ふ恵方巻
豆撒の鳥が来てゐる朝の庭
...
カサカサカサ
夜風に集られる紙くず
雑踏を縫って宛なく転々と
たぎる街はハイヒールを遣わして
君を救ったのだ
もう辱めは受けまいて
人間 人間 セックスアピール
寒くないのかその格好 ...
人間の蛮行を悲しむのは
人間だけなのであろうか
諸々の神を世に送り出し
それを受け入れた者達は
神に事の真意を問い続け
贖罪の何たるかを尋ねて
今日もまた祈り続けては
神の悲 ...
返事なく
早くしてよと
待っている
我が身はどうだ
ほら忘れるな
政志くんと会い、レグラスと交信して初めて迎える休日だった。特に予定はないが、ある場所に行くことを何となく決めていた。前日のお酒が少し残っていたし喉も乾いていた。裂けるチーズの輪切り、水菜と大根のサラ ...
盗まれた
この小さな庭に差し込む光の
わずかなパンの欠片を啄む小鳥の
瞳に反射するわたしの
明滅を繰り返す魂の
内側へと続く戸口が
目の前で閉まってしまう夢と
裏返った
あの ...
6026
最後の人間が死んで
機械たちはこの地球を去った
残された都市を歩いているのは
ゾンビの群だけだ
あんなに瓦礫を積んで
何を探しているのだろう?
9158
望遠鏡を覗く ...
真っ赤な花が白い雪でくすんでいる
赤が赤になる前に白がそれを遮り
白が白になる前に赤がそれを遮った
花と雪とが小さな組合を作り
花が風景を焼き過ぎるのを雪が消火し
雪が風景と睦み ...
鍋のふたぐつぐつぐつと幸せが
箸の先鱈もほぐれてほろろ酔い
熱燗の熱に融けいる人の情
食って酔いうどんも餅ももう食えぬ
見苦しや宴の後の冷えた鍋
「貴女って若く見えるわ」ありがとう「若くないのに」聞こえてるわよ
アラフォーのツインテールもすっぴんもショートパンツも別にいいでしょ
「好きな服が一番似合う」ホントかな好みはどんどん若返っ ...
もうきっと会うこともない
あの日の恋人が笑っている
私の方に手を差し伸べて
愛の言葉を囁く
不随意に緩む私の頬
いつか目覚めるとわかっているから
恐怖も戸惑いもありはしない
今夜も夢で恋 ...
自由に書いていいよ
本当に?
こんなのじゃダメだよね
練習しなきゃ
何を書いていいのかな
こうしなきゃ
ああしなきゃ
自分でしめる
首
取れちゃった
ギロチンだ
溢れ ...
とかく、何も見えないほど濃ゆい霧が立ち込める花畑にて
あたしは、そこに老紳士が絶えず立っているのを知っていた
その老紳士は
タキシードにハットを目深にかぶり、白手袋をして真黒の漆光沢のある杖 ...
ひとがつくるものには
一方通行がある
どうしても越えられないものが
必ずできあがる
やまも
うみも
そらさえも
むこうがわへゆく道があるのに
とざされる
とざしてる
ひとは ...
短い時間 さささのさ
書きたくなるの
子共のことも
オッサンねこも
季節のお知らせや
ぐちぐちだって
悪玉菌の回答だって
ネタいっぱいで書きほうばって ひとりでに
そよぐアタ ...
あ〜あ、見ちゃいましたか
残念です
ここに書かれた文章を読んだあなた
24時間以内に
何らかの行動を起こさないと
この1年ずっと気が晴れません
晴れないどころか
落ち込んで落ち込んで
...
守り子の唄は 灰色の雨に滲む
擦り切れた赤い帯の 風車が回った
竹田じゃ雪に変わって トタン屋根が
静かになる しんしんと寒さだけになる
姉さまは 池に身を投げた
三条のぼんぼん ...
だったらと
こうだったらと
詮無いこと
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
誰かより自分に届く歌を詠む私よ私あきらめないで
北大路京介
短歌
7
15/2/5 21:44
採氷をいつもと違う角度から
〃
俳句
1
15/2/5 21:43
鬼の子に『桃太郎』を朗読させる小学校教師
〃
自由詩
11
15/2/5 21:43
自分のことをブスと言い「そんなことないよ」と言われたい鬼
〃
自由詩
4
15/2/5 21:42
ファンデーション塗りすぎて顔だけ白い鬼
〃
自由詩
2
15/2/5 21:42
自転車に乗って
梅昆布茶
自由詩
22
15/2/5 21:34
重ねたら
森川美咲
自由詩
1*
15/2/5 21:30
うまれかわ
阿ト理恵
短歌
4*
15/2/5 20:27
回春
岩下こずえ
自由詩
0
15/2/5 19:11
僕しか知らない事件
とよよん
自由詩
5*
15/2/5 18:31
年をとるといろいろ
……とある蛙
自由詩
13*
15/2/5 15:55
雨かもしれない
やまうちあつ...
自由詩
4*
15/2/5 13:43
豆を撒く
chihar...
俳句
2*
15/2/5 12:57
たぎる街
IMAGAM...
自由詩
2
15/2/5 12:35
嘆きの神・・・
tamami
自由詩
9
15/2/5 11:58
メールまだかな
Parin
短歌
0
15/2/5 11:50
Miz 4
深水遊脚
散文(批評...
0*
15/2/5 8:41
give‐and‐take
衣 ミコ
自由詩
6*
15/2/5 8:18
6005
mizuno...
自由詩
5
15/2/5 6:50
花と雪
葉leaf
自由詩
4+
15/2/5 4:57
今夜はお鍋
森川美咲
俳句
1*
15/2/5 4:37
クローゼットで独り言
〃
短歌
0
15/2/5 4:21
今夜も夢で恋をする
〃
自由詩
1*
15/2/5 4:07
頑張って書きました
Parin
自由詩
1
15/2/5 2:25
虚空のひと
クロヱ
自由詩
3*
15/2/5 0:32
囲
朧月
自由詩
1
15/2/4 23:07
さささのさ
朝焼彩茜色
自由詩
15*
15/2/4 23:06
呪いの投稿詩
花形新次
自由詩
1
15/2/4 23:03
戻り橋
藤原絵理子
自由詩
4
15/2/4 23:02
だったらと こうだったらと 詮無いこと
這 いずる
俳句
1
15/2/4 22:41
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
5.25sec.