にくしみ(要冷蔵)
うつくしい女たちの化粧が
ポリゴンに近づいていく
服はムダがはぶかれ
生地は豪華になる
腹の中のにくしみが腐っているのが
外側から見ていても分かる
にくしみは ...
歯の浮くようなことを
言ってやがるが
多分、やりたいんだと思う
「やらせろ」と
「あなたの詩(自称)を読めて嬉しいです」
とは全く同じ意味です
やらせろの暗喩です
でもさ、やらせ ...
?作品力=5点 ?余韻力=3点 ?再鑑賞魅力=2点(?には鑑賞後に歓談を誘発する力があるか、?には保存価値があるかも考慮)
総合的な印象として0.5ポイント加えるか否かを基準として+、−を付加。 ...
わたしたち
沸点が似ているけれど
ほんとうに少しだけ
わたしの方が低いから
こんな陽気な日は先に
蒸発し始めるのです
耳の中がゆだちはじめると
あなたがまだ穏やかに器のなかにくつろい ...
かすかな
秒針の音を聴く
いくつかのうち
狂った時計が
ひとつある
狂った時計は
トリックスター
存在価値の
有無をはなれて
いかにここに
現わるか
時を ...
林に入り、風に呼ばれ
目の前に立つ
木の中に渦巻く、年輪と
私の中に渦巻く、運命は
{ルビ縁=えにし}の糸で結ばれ
――遠い記憶は甦る
渦巻く宇宙を身籠っている
木の心と
人の ...
窓から仄かに日の射す部屋で
幸福の手紙を綴る少女は、顔をあげ
無心でキャンバスに向かう男を
ひと時――みつめる
少女のまなざしは
幾百年を経て
遠い異国の美術館を訪れた、僕へ
届くこ ...
ここで作っていく
ここで作り続けていく
いつからか意識した
ここがすべての原点になるのだと
ここで描いていく
ここで描き続けていく
いつからか確信した
ここがすべての出発になるの ...
おだやかな光のふりそそぐ
菜の花の河原で
また、見つけたらしい。
散らばっているものたちの中から
きまって、
青いガラスを咥え取るのは
心のなかに住みついている
あの鴉だ。
あ ...
たくさんのカツラを飛ばす風が吹き長髪になる小便小僧
業務用ポテトチップス袋ごと食べるのが得デートより得
パパと会う日だけ野球帽をかぶる野球なんてする気もないけど
おきあがりこぼしを宇宙空間へ
季節の入り口で渋滞している命の火が見えぬ句
咲かぬ花ばかり酒まいてやる
この春さいごの日曜日
鎮守の森の桜花
こぼれるほどに満開で
甘いピンクの春風に
はらりはらりと髪に舞う。
花の便りにさそわれて
野越え山越え谷越えて
老人だけの里山で
300年も生 ...
お彼岸の街を彩る真しろきのこぶしを濡らし春雨の降る
輝くものと輝かないものが出会って
互いに氷として融け合った一年だった
ほんとうのことはすべて
偉大な虚構から滑り落ちた一年だった
どこまで伸びていくか分からない
指先を丁 ...
書き込むこと
・泣きたいとき
・泣きたい理由
・泣く意味
・ただ泣きたい
etcなどなど
とかとになく泣く事に関するスレです。泣くことに関係する事なら何でもOKです。泣き虫でも良いじゃない ...
あなたに抱きついて
匂いを嗅ぎました。
いい匂いだと判ったので
一人占めしたくなりました。
声も/その手も/優しく奏でる詩も
横に居て一人占めしたいと
ますます強く ...
名前を呼んで。
私だけの持ち物を。
眼鏡の奥の瞳を見ながら
名前を呼んで。
父と母と家族がくれた
この世で唯一の宝物。
(お願い。お願い。)
名前を呼んで。
...
切っ先を突き立てると
むき出しの乳房をつたう赤いしずくが
干からびたへその緒を濡らす。
一人欠けた視界の中は
景色と表情と人の形が見えなくなった。
遺体になれない私は
...
身体の奥のずっと奥の事を
言葉で表したいけど
言葉の中に見つからないから
絵を描くよ
本当に言いたい事が
言葉の中に全然みつからないから
その色を塗るよ
絵も上手じゃないし
...
もう二度と心から笑える日は来ないと思います
見たところ私よりも一回りも若いあなたは
これから半世紀以上続いていくであろう
(続いていってほしい)あなたの人生を
一度も心から笑うことなく歩ん ...
硬質なおんなと軟弱なおとこ
大切なものと捨てなければ進めない足枷
サボテンのようにわずかな水分で生きて行く
だれもじぶんを交換できないので
大好きなシャツの袖に腕を通す
生きる意欲は ...
のび太は45度の傾斜で回転している
しずかはパラソルのかげにそっとかくれた
スネ夫のせなかを割って羽の生えつつあるとき
ジャイアンは足枷の鎖を見つめている
未来のともだちのいない空き地は
...
復興に活気をもとめるのはただの幻だったようだ
井上靖の闘牛を思い出していた
ここにもあの興行主のような塊はいるのだろうか
いろ
いてくれ
いなければならない
き ...
4階部分まで破壊された5階建ての団地が放置されている
コンクリートの仕切りは家々の跡だ
道の駅は廃墟でよこに松の倒木がいくつも転がっている
それでも残骸はもうほとんどなかった
...
この道を歩いて行く事 恐れないで
知ることを恐れないで
伝えることを恐れないで
聞くことを恐れないで
立ち止まることを恐れないで
一人になることを恐れないで
自分の ...
行き掛かり上
今がある
明確な意思なんか
ない
流されるまま
流されて
未だに流されている
何処かに流れ着く
気配もない
流れ着きたくもない
周りの人間は
み ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
にくしみ(要冷蔵)
木屋 亞万
自由詩
7*
15/3/21 0:13
やらせろ
花形新次
自由詩
0
15/3/20 23:23
2015鑑賞映画採点及びひとことふたこと⑥〈3/10〜20〉
平瀬たかのり
散文(批評...
3*
15/3/20 22:24
ファイン
遙洋
自由詩
8*
15/3/20 19:47
狂った時計
シホ.N
自由詩
3
15/3/20 19:03
木の記憶
服部 剛
自由詩
4*
15/3/20 18:51
幸福の手紙
〃
自由詩
2
15/3/20 18:40
追い風 向かい風 春は
komase...
自由詩
2*
15/3/20 14:18
鴉の明日
草野大悟2
自由詩
7
15/3/20 11:49
たくさんのカツラを飛ばす風が吹き長髪になる小便小僧
北大路京介
短歌
5
15/3/20 10:12
業務用ポテトチップス袋ごと食べるのが得デートより得
〃
短歌
2
15/3/20 10:09
パパと会う日だけ野球帽をかぶる野球なんてする気もないけど
〃
短歌
3
15/3/20 10:09
おきあがりこぼしを宇宙空間へ
〃
自由詩
7
15/3/20 10:08
季節の入り口で渋滞している命の火が見えぬ句
〃
自由詩
0
15/3/20 10:07
咲かぬ花ばかり酒まいてやる
〃
自由詩
4
15/3/20 10:07
去年の桜
星野つばき
自由詩
4
15/3/20 9:53
こぶしの花
〃
短歌
1
15/3/20 9:02
一年
葉leaf
自由詩
6
15/3/20 5:12
泣き虫の集合場所
会議室
15/3/20 5:00
好きな人。
梓ゆい
自由詩
4
15/3/20 4:50
名前を呼んで。
〃
自由詩
2
15/3/20 4:32
むき出し。
〃
自由詩
1
15/3/20 4:23
約束
南川きま
自由詩
1*
15/3/20 4:08
まだ心から笑えないあなたへ
夏美かをる
自由詩
31*
15/3/20 3:58
サボテン
梅昆布茶
自由詩
10
15/3/20 3:31
感傷的なスペース
岩下こずえ
自由詩
0
15/3/20 1:20
復興
吉岡ペペロ
自由詩
3
15/3/20 0:46
人間>社会
〃
自由詩
6
15/3/20 0:34
恐れないで
佐白光
自由詩
1*
15/3/20 0:00
詰め将棋
花形新次
自由詩
1
15/3/19 23:22
1935
1936
1937
1938
1939
1940
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
1958
1959
1960
1961
1962
1963
1964
1965
1966
1967
1968
1969
1970
1971
1972
1973
1974
1975
7.28sec.