そのとき私は
意識不明のまま
病院のベッドに寝ていました
すると突然
私の身体が浮きはじめて
病室の天井まで上がって行ったんです
恐る恐る下を見ると
何と、そこにはベッドに横たわったまま ...
誰かに飲み干された君は
埃っぽい街をぼんやり透かして
仄かな緑色で薄笑いしていた
濁り切れずに立ち尽くしていた
可憐ながらんどうの君は
微かにアップルタイザーの匂いがして
僕は言葉 ...
【夜景】
月明かりが柔らかに肩を撫で
こんな夜は振り返ると良い
視界と記憶を超えて
永遠の束縛にうごめき
点々と小さく弱々しく
くっきりと何処までも続くのは
あれは夜光虫ではない ...
柔らかな陽射しなのだと気付くのは 木の色合いが桃色終わり
緑へと移り変わった頃のこと 眩しさに目を細めていても
自ずから綻ぶような微熱持ち でも今迄は、それを知らずに
新しく心の内に現れたソ ...
世界に雨が降ることは予定されていて
辺境のここは狭く
すでに飽和状態であったから
昨日の水を
留め置くことなく
昨日の水、を
手放している
どこへ向かうのか
誰も知らない
ゆくえ ...
強くはないと
自覚していても
強い人になりたくて
強がりばかり言っているから
その分余計に痛い目にあう
優しい人にはなれないと
解っているのに
優しい人の振りをするから
その分 ...
飛沫が顔に当たる
水着姿の凛子が
ビニールプールではしゃいでいる
煙草をくゆらす
真っさらな空気に
白い煙が立ち上る
ふぅ
太鼓の音頭
暗がりの眼玉
狐のお面
「紫 ...
会ったばかりの私に
おそらくとまどっていた君
馴染みの大人にばかり
声を掛けるのは仕方ない
だから
私は傷ついてなど
いなかったのだよ
君がスッと差し出した手に
握られた小さな ...
白い歌をうたう
わたしは悲しくない
わたしはあなたを愛していない
疲れた笑みのような夕暮れの町
静かな木板に穿たれる曲がった釘
汚されたシャツのために
...
誰しもが
社会に暗闇がある
と云うけれども
誰しもが
灯火として
生きている
ずっと今を
満ちる月は腹み
欠ける月には衰えの
母は産み育て
月にさらわれ
ふたたびの生まれかわりが
あるのです
乙女のあなた
母のあなたは
女神となって月にいるのね
妻をなくした
...
長く感じる冬は終わり
ピンクのイメージが強い春が来た
散歩するのが楽しい時期
満開の桜が目立つ
風が生暖かい
桜が満開
春が満開
心が幸福感で満開になった
日溜まりの中 ...
あなたがいなくなってから
なんど桜が咲いてなんど散ったでしょう
花びらはアスファルトに川面に誰かの頬に
あなたが好きと言ってた
日本の春は今も変わらず風を乗せて
...
あの日あんたは笑ってたからそれが正しいことだと思えたんだ
もう二度と会えないとかもう二度と触れ合えないとか
悲しみの材料はいくらでも探せるけど
僕は相変わらず酒とタ ...
去ることのない
さよならを胸に
あなたに
惹かれてしまうのは
必然で
愛することは
運命で
きっと
約束したのでしょう
神様と
この世界を
ただ眺めることしか
できない ...
相方を特別扱いできなくて困ってるのはわたしですか、オパール日和、ファーストヴィンテージターコイズ、エリックサティ、田添明美、眼鏡、340円返す、シーラカンスのしおりカラカラ、、映画ヒドゥン・フェイス、 ...
この惑星が軌道に乗ったころ
まだ誰も息をしていなかった
宇宙の不思議にため息をつく
子供も老人もまだいなかった
幾万年こえ私は日々の営みの
合間にふとため息をつく、
かつてあなた ...
古本屋をぶらぶらしていると
キーホルダーのついた
鍵が落ちていたので
拾ってレジの人に渡した
お寺の受付に行くと
年季のはいった分厚い
お財布がおいてあったので
受付の人に渡した
...
町は染め上げている
ほとんど静かな軒先の
金魚の水槽にさわる
影が
はるかな青を見上げて
さくら色のため息をつくとき
アスファルトに貼りつけられたおれたちは
光となって舞いあがる。
ぽっと頬をそめた月が
なよなよ と
しだれかかってくるのは
...
あなたがいる有り難さ
こころのままに いつものようにして
喜ばれて嬉しくて
けれど好きな人に
わたしよりもっと好きな人と一緒の気持ちで
感謝されたよ
あなたがいる有り難 ...
点火した花火が
薄く煙をあげて消えていった
細く輝く
糸で編んだ言葉を
解いてはより分けて
再び編み直す
繰り返して いつか
千切れて燃えていってしまう
手元からたちの ...
働きたくないのに働いて
タバコをぷかぷか吹かして
酒が弱いのが嫌で『練習』していて
(本当にアホだ。そんなもん練習してどうなる?)
命懸けの喧嘩が出来るでも無い
万人 ...
豚玉一枚でお腹いっぱいになってしまうのに
どうして君はいろいろ注文してしまうんだ
けっきょく僕が無理して食べることになるんだろう
いつからか僕はなにも頼まなくなってしまった
豚玉、モダン、 ...
川が流れていたんです
そして向こう岸には
見たこともない綺麗なお花畑が広がって
そこに亡くなった私の祖父母がいて
おまえはまだ此方に来てはいけないって言うんです
でも、その横で
マリリンが ...
思慮ぶかい目がゆるんだ
楽しいことをゆっくりと見つけるんだよ
ぼくはこころのなかでメッセージした
手をくわえて震わせた
シャボン玉を浴びせてた
花びらで髪をかざった
...
三月の燃える名刺の手品かな
三月の窓際の席求めけり
三月の糸電話から恋の歌
雨の夜すぎゆく車窓
アスファルトに
コンビニが映っている
置き去りにされた
一瞬
それがいずれ
『この花の種だったのか』
そう思い出す日が
そう ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
臨死体験2
花形新次
自由詩
0
15/4/11 19:32
半透明
nonya
自由詩
19*
15/4/11 18:14
七つの闇
宣井龍人
自由詩
7*
15/4/11 16:44
新緑と貴方に添いながら
暁 文目
自由詩
1
15/4/11 15:39
鉢植えの土によせて 「創作工房 群青 4月の課題 土 への提 ...
そらの珊瑚
自由詩
16
15/4/11 15:15
優しい人になりたくて
Lucy
自由詩
17+*
15/4/11 12:52
風に捧ぐ
opus
自由詩
2
15/4/11 11:45
手紙 Dear.A
森川美咲
自由詩
2*
15/4/11 10:32
白い歌
草野春心
自由詩
2+
15/4/11 8:26
ずっと今を
りゅうのあく...
自由詩
2*
15/4/11 8:05
月の女神
黒木アン
自由詩
5*
15/4/11 7:35
満開
夏川ゆう
自由詩
2
15/4/11 5:54
あなたの頬に
永乃ゆち
自由詩
3
15/4/11 3:36
歌うより他ない
〃
自由詩
2
15/4/11 3:35
まだわたしになるまえの
緑かな
自由詩
0*
15/4/11 3:11
いついつまでに、なになにを/即興ゴルコンダ(仮)投稿.26
こうだたけみ
自由詩
2+*
15/4/11 2:06
宇宙のため息
ケルリ
自由詩
2
15/4/11 1:51
こつんと
灰泥軽茶
自由詩
7
15/4/11 0:42
_
雨へのダブリ...
自由詩
0
15/4/11 0:17
空の底
草野大悟2
自由詩
7
15/4/11 0:03
あなたがいる有り難さ
鵜飼千代子
自由詩
18*
15/4/10 23:45
イグニッション
またたび八寸
自由詩
1
15/4/10 23:31
野良犬コンビナート
TAT
自由詩
1
15/4/10 21:54
お好み焼き屋
北大路京介
自由詩
7
15/4/10 21:26
臨死体験
花形新次
自由詩
0
15/4/10 21:13
水いろのすき間
吉岡ペペロ
自由詩
4
15/4/10 20:47
三月の燃える名刺の手品かな
北大路京介
俳句
0
15/4/10 20:32
三月の窓際の席求めけり
〃
俳句
0
15/4/10 20:32
三月の糸電話から恋の歌
〃
俳句
4
15/4/10 20:32
この花の種
吉岡ペペロ
自由詩
3
15/4/10 20:31
1917
1918
1919
1920
1921
1922
1923
1924
1925
1926
1927
1928
1929
1930
1931
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
1939
1940
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
1953
1954
1955
1956
1957
加筆訂正:
ずっと今を
/
りゅうのあくび
[15/4/11 18:39]
遅筆により推敲
ずっと今を
/
りゅうのあくび
[15/4/11 9:10]
改題しました
4.8sec.