尖った頭を空に突き刺し
高く背伸びする痩せたキリン
細い足
長い首

彼の後ろでゴミ焼却炉の巨大な煙突が
絶え間なく白煙を吹き上げる

キリンの足元に聳え立つのは
四頭の青いラクダ
...
忘れてはまた思い出す白い馬スノードームをわたしの冬よ


赤い鳥、涙する日も喜びもわたしに巣食う淋しささえも 


{ルビ現世=うつしよ}を壊すくらいに{ルビ濃青=こいあお}の翼が欲しい君 ...
裏切りの夜に
怒りより
落胆

子らも同意
お父さんの味方

快楽の甘美さを
知らぬ俺ではないが
あまりにもひどい

せめてもの救いは
子供を連れ
逃げた事だ

そうでな ...
空き瓶収集所まで行く途中に
今年始めてみたカエルは仰向け
四肢を広げて道の真ん中に一匹 
こちらの路肩とあちらの路肩にも一匹と
まだ冬の残る雨に濡れている

暖かい日が二・三日続いて
冬 ...
辺つ風をめくり
のり干す母さんの
かっぽうぎも

沖つ春風を吹き
波を枕にする
父さんも

舟をこいだ
たちらねの意を
この地の栄え
ふたたびと

その恩恵に
静かに頭を
...
今、鳴った
たったいま頭の中で
走るもの
光るもの
駆け抜けていく閃きのようで
大きな音を追い抜いて
存在が破裂するよう
春を感じる
強烈な春を
今宵いずこに増します我ら
眠気を覚 ...
忘れていく
そして
空っぽになっていく

痛みは薄らいでいく
さらに
傷は深くなっていく

時は進んでいく
だけど
一秒が長くなっていく
広い世界に出るなら

風をひとひらください

私の言葉が間違っているとあなたは

指摘しないでください


あなたの言葉が何であるか

私は知りません

私は ...
マイナス16℃のニューヨークで
外では行列が出来ている
超有名人のやって来る
そんなゴージャスな店の中で
お前は、すでに死んでいた

だらしなく延びきって、
下品な臭いのするスープの中で ...
にくしみますか
しにしみますか
にくにしみます
にくしみつれて
にくみにいって
やかれてきます
あついてっぱん
おかれてないた
はれてむらさき
あしのおやゆび
かいがんせんの
あ ...
妄想と暴走の果てにある
方眼紙の平野には
フタコブラクダの形をした山が
文鎮がわりに置いてあった

緑の色鉛筆で
マス目を乱暴に塗り潰すと
山を駆け下りてきた風が
それを青 ...
ほらほら
よく見て よく聞いて
あそこの彼女のピンヒール
こちらの紳士も酔っぱらい
みんなみんな
踊り狂ってる

口も回りまくって
瞬きしまくる
ミラーボールの月の下
...
彼女の手

2006.3.30.

優しい想い出に寝そべって 微笑みながら眠りたい
夕暮れのチャイム 散歩をせがむ愛犬の声 そして 彼女の手

15才の僕らは冒険に夢中だった
素敵な物 ...
天気予報は外れなかった
夕方になって
しずかに雨が降り出した
私の傘に
囁くように
なぜるように触れ
ほのあかい
夕暮れのふもとの風景を
霞のように滲ませて
幽かに微笑み
精一 ...
やわらカイ貝殻カラかなもじの
ぬるっとした意味うまれる

りょうせいるいかしら

もしかしてしかしら
しらしからぬしかしら
おかしらつきのおかしなしかしら

ナンタイドウブツカシラ
...
海沿いの無人駅
トンボが去って黄昏時
水平線の向こうから
茜色の列車がやってくる

読みかけの文庫本
栞を挟んで乗りこめば
たゆたう水面をかき分けて
列車はひねもすのたりゆく

近 ...
湿気たひかりで夜がほの白い

どこからか沈丁花の香りだ

この汚いお堀を渡る風がそれを運んでいるのだ


国賊にも一理あるのだろうか

国を護るこころとは時代遅れの思想なのだろうか
...
どんな悪事も輪郭はひかりだ

どんな不幸も輪郭はひかりだ

ピアノ

ソプラノ

バイオリン

合唱

どんな悪事も輪郭はひかりだ

どんな不幸も輪郭はひかりだ
帰宅まで我慢できない桜餅 夕焼けがとけだす頃に君が吐く言葉は無色身をよじっても 透明になって女湯覗くより番台に座るほうがリアル 咲かせたい笑顔の花
 つみとろう哀しみの実
蝶々結びをむすべない女の子
ガリーファッションが似合わない
乙女ちっくに憧れてみても
アリスの影を踏んでいるだけの
君は残念な女の子さ

潮風に揺れるループピアス
耳の穴から広がる魔法陣 ...
私にゃ小さな夢も無い
おとう(父)は、昭和の春の夜
サナトリウムから旅立った
おかあ(母)は、平成の認知症
旅立つことさえ忘れてる
田舎の家は朽ちはてて
今じゃ住む人誰も無く
私にゃたい ...
短編小説を読む
短いストーリーは小さなトリップである
こころよい疲れがのこる
散歩で拾ってきた落葉をページにはさみ
椅子にすわったまま目をつむる
眠るつもりはないが眠ってしまうかもしれない
...
もがり笛もすぎる頃
手塩にかけました
刈りとりも
人心地がつく時

ほの香る土に
なにかたのしく
火入れの祭りが
はじまりました

母の好きでした
垂れ桜が満ちる時
十三浜ワカ ...
子供と一緒に笑いながら読みました
解読された暗号が絵本がこぼれ落ちて流れて海へかえっていきます

昨日の子供はもう笑っていません
道のむこうがわでこちら側を向いてはこぼれ落ちて吸い込まれていき ...
リターン


なんでかはわからなかった
敵意が僕に向いていて
みんなが諌めてくれてる
生意気だって
気持ち悪いんだって
だから
僕はやめた
付き合うことはないんだ
そうしなきゃ死 ...
一人分少ない
凶器(サバイバルナイフ、金属バット、
日本刀、鎖鎌、チェーンソー等)を
イスの上に置いて
そのイスの周囲を
音楽(Mr.Crowley)に合わせて回ります
音楽(Mr.Cro ...
体質的に
鼻くそが溜まりやすいのか

鼻くそが溜まったことに
敏感過ぎるのか

鼻くそをほじくる回数が
人より多いんじゃないかと
悩んでいる人達に

鼻くそは
皆平等に溜まります ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
赤いキリンLucy自由詩16*15/3/19 14:31
楽園石瀬琳々短歌3*15/3/19 13:33
愛していたのにドクダミ五十...自由詩015/3/19 12:01
カエル夭折イナエ自由詩12*15/3/19 10:16
石巻漁港〜その瞳をみていたら〜より黒木アン自由詩5*15/3/19 7:56
ドどーんと秋也自由詩115/3/19 4:08
君が残したもの文字綴り屋 ...自由詩015/3/19 1:05
私自身にしか聴こえない歌yamada...自由詩115/3/19 0:35
ラーメンと日本人 ★atsuch...自由詩8*15/3/18 23:51
にくしみ(要冷蔵)/即興ゴルコンダ(仮)投稿.21こうだたけみ自由詩4*15/3/18 23:03
原風景nonya自由詩19*15/3/18 21:58
踊ってない夜瑞海自由詩1*15/3/18 21:23
彼女の手余韻自由詩115/3/18 21:04
やわらかい雨Lucy自由詩12*15/3/18 21:01
シスター・シエスタただのみきや自由詩18*15/3/18 20:37
センチメンタル鉄道捨我自由詩115/3/18 20:06
沈丁花吉岡ペペロ自由詩215/3/18 19:22
輪郭携帯写真+...115/3/18 19:14
帰宅まで我慢できない桜餅北大路京介俳句215/3/18 18:44
夕焼けがとけだす頃に君が吐く言葉は無色身をよじっても短歌215/3/18 18:43
透明になって女湯覗くより番台に座るほうがリアル短歌115/3/18 18:43
_鵜戸口利明自由詩015/3/18 17:49
【 残念BOXS 】泡沫恋歌自由詩13*15/3/18 13:01
私に満足感がない星野つばき自由詩315/3/18 9:20
漂って夢の淵へyo-yo自由詩2*15/3/18 7:43
ヨシ原(石巻市)〜その瞳をみていたら〜より黒木アン自由詩6*15/3/18 6:59
佐藤伊織自由詩415/3/18 2:26
やりなおすまえ竜門勇気自由詩015/3/18 1:24
新イス取りゲーム花形新次自由詩015/3/18 0:16
鼻ほじって血が出る自由詩015/3/17 23:57

Home 戻る 最新へ 次へ
1917 1918 1919 1920 1921 1922 1923 1924 1925 1926 1927 1928 1929 1930 1931 1932 1933 1934 1935 1936 1937 1938 1939 1940 1941 1942 1943 1944 1945 1946 1947 1948 1949 1950 1951 1952 1953 1954 1955 1956 1957 
4.45sec.