粗大ごみ置き場に 無造作にブリキのバケツにすてられ
つったっている木刀
それは僕たちである
僕は木刀をひきぬき
大声を出して空を切り おもいきり振り回した
それを見て子供たちが笑っている ...
人間でのびるものは髪と爪と心
必要以上にのびた部分を加工して
装飾につかっている
自由にのばせないが
自由にきれる
人間は
削って美しくしようとする
あなたにうがいを教えたことはないけれど
あなたはうがいを体得していた
言葉で教えられるよりも
見て覚えることのほうが
きっと何倍も簡単なんだと思う
それでもあなたが
うがいってなんなの ...
ゆれている頭をとおくに見ていたさ春風みたいな声で笑うな
そのひとの爪のまるさが正しくてくやしい。完成されてるんだね
肯定をする気もないのに目と口がやさしくてしね、死 ...
幾何学カットされた放射状のライトセーバー。
グラスに注いだ水はきらきらと反射をして
虹のアーチを作る。
日の光を全身に取り込んだグラスは
魂の輝きを映し出すかのように
手にする者を無言の ...
中途半端に目覚めた
朝のような
深い霧に包まれて
たった一人
地球に存在する
気分を味わう
誰にも断ち切れない
深い絆で
結ばれていようと
いつかは
この手を
離す時 ...
夜の静寂に歌のような言葉
耳たぶに引っ掛かって時を揺らす
此処にはいないはずの
あなたが聴こえてくるのです
朝の雑踏に歌のような言葉
靴紐を解いて時を忘れさせる ...
さよなら 理解不可能なもの
7文字以内で喋れる言葉たち
もう永遠に会うことはない
永遠を定義することもない
母校の裏山には防空壕があって蛸壺跡地なんて石碑があって見える子は兵隊さんが通るなんて言うんだから合宿の夜は少し恐かったけれどここまで戦争は来なかったんだ九十九里浜いまは桜がきれいに咲く池の畔のアヒルた ...
無能と言われ慣れ
居場所など無いと言われ慣れた
アルバイトは首になり
とうとう愛する者など現れない
俺の王国がなくなってしまった
人達が二つに割れるのを見た
そしてその両方が俺を追い出した ...
ジジイ、今だ、やってしまえ!
「ワカッタ」
ウィーン、ガシャン
ウィーン、ガシャン
ズダ、ダ、ダ、ダ、ダダーン!
ぎゃああああ!
ジジイ、あっちもだ
「ワカッタ」
ウィーン、ガシャ ...
しゃぼん玉のような瞳を漂う
異形のチューリップ
コクトーの詩がめらめらと
記憶から皮膚を炙る 匂い
生まれたての羞恥心に注ぐ
冷たい炎のバプティズム
春を纏ったものたちは戸惑う
羽化した ...
鈍痛で目が覚める
平日の昼下がり
調子が悪いんだ
いつものことだけど
気つけのアルコール
ツマミが無いな
まぁ別にいいか
たまにはいいもんが飲みたい
不健康な幸せだな
噛みし ...
三人の娘
京洛に育ちし娘あり
今ははや娘とは言わじ
?たけて、人妻にして
いつも遠慮し
京風なり
東北育ちは、わが妻なり
寒地に育ちし故に
勝気なり、されど
人を憐れみ,親切 ...
本当の愛を見つけて満たされて光にかわる新月の夜
両頬をぶたれたほうが気も済んだ光はときに闇より怖い
焼きたてのシナモンロールを頬張れど虚無の底には光ささない
はぐらかしてる
1日数ミリずれて
いつかここではないどこかへ
そうやって進む
何かに押し出されるみたいにして
1日1歩にも満たない
でも、
生まれた場所と
死ぬ場所は少し違うか ...
やわらかくなるなら、
山も食べたい、
山を口にするとゆうれいが跳んできて、
目を見張る仕草がくべられた薪のように、
ぱちくりと聞こえる、
そこでぼくに歩くことを決めさせた、
ゆうれ ...
雨が降るようには
言葉は降ってこない
言葉は辺りを水浸しにしないし
視界を霞ませたりはしない
日が降るようには
言葉は降ってこない
言葉は全てを明らかにしないし
辺りを温 ...
今日は
風がお休みだから
空気がのんびりしている
日向ぼっこをしている庭を
転げまわる
子どもたちが
僕の人生の
すべてになる
老いるのも
成長するのも
同じ時の流れ
僕らが忘れてしまったせかいには
せいかいなどなく
かいせいな空など何処にもなかった
暇つぶしに小鳥たちが散歩しているのをみて
炊飯器の時刻が大分ずれているのを直して
取り替え忘れ ...
おまえと
おまえと
おまえ
それに
おまえと
おまえ
やっぱり
おまえも
いや、おまえじゃないな
こっちのおまえだ
まてよ、おまえもか?
そうだ!おまえもだ!
...
白青色の空気
吹き上がる息
赤らむ頬
睫毛まで凍らして
手足も動かない
氷板が溜息を漏らす
白熊が遠くでアザラシを捕食する
波と波が衝突し
破裂音が木霊する
ザッパーン
...
現実の家族関係が希薄で
もう崩壊寸前なので
ネット上で家族になりたい人を募ったら
3万人が応募してきた
僕はその中から
おとうさんとおかあさんと
おねえちゃんを選んだ
現実の彼等がどんな ...
地方都市の春が好きだ
雑駁な緑たちが
蔓延ってゆくさまが好きだ
世界が桜の花から解放されて
自由な死体のように日を浴びている
だだっ広い街道に地元の店舗
低い建物が ...
観客は三万五六千はいるだろう
ぼくはこの球場を半分に切っていた
こんなにも沢山のひとひとひとが
あの震災で亡くなったのだ
追いきれない
ばらばらばらばら
すごいな、災害って、
すごいな、 ...
お父さんが死んだ日
いつもより輝いてみえた北斗七星。
お父さんが死んだ日
いつもより白く見えた庭の雪。
お父さんが死んだ日
いつもより寒く感じた六畳の客間。
寝ていたはずの猫 ...
ただ頷いている風合いでいいのです
経年変化に経年風化なく
裏地にでも縫い付けてください
西のまちは
貴族により栄え
東のまちは
西洋により栄えた
その北みちのくは
辺境の地とし ...
わかりやすい言葉で告白
遠回しに言われても
心にあまり響いてこない
ストレートな言葉がいい
相手と向かい合って
心を温もりで繋ぐ
ベールに包まれたように
周りの音が聞こえ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
木刀
島中 充
自由詩
3
15/4/19 10:00
髪と爪と心
イオン
自由詩
1*
15/4/19 9:47
うがい
そらの珊瑚
自由詩
21*
15/4/19 8:18
グッバイしんきろう
初谷むい
短歌
6*
15/4/19 2:05
真夏の家族。
梓ゆい
自由詩
7
15/4/19 1:04
いつかの一人のために
緑かな
自由詩
5*
15/4/18 23:49
夜想曲 (四行連詩)
乱太郎
自由詩
16*
15/4/18 23:07
さよなら
佐藤伊織
自由詩
3
15/4/18 22:55
浅い塹壕/即興ゴルコンダ(仮)投稿.28
こうだたけみ
自由詩
1*
15/4/18 22:14
何も持てなくなった日に
奥畑 梨奈枝
自由詩
3*
15/4/18 21:24
「自称詩」機械仕掛けの俺んちのジジイ
花形新次
自由詩
0
15/4/18 20:43
たいこともべきこともなくていい
ただのみきや
自由詩
12*
15/4/18 20:09
酔い待ち
捨我
自由詩
2
15/4/18 20:07
三人の娘
生田 稔
自由詩
1
15/4/18 19:56
本当の愛を見つけて満たされて光にかわる新月の夜
北大路京介
短歌
3
15/4/18 19:48
両頬をぶたれたほうが気も済んだ光はときに闇より怖い
〃
短歌
0
15/4/18 19:47
焼きたてのシナモンロールを頬張れど虚無の底には光ささない
〃
短歌
2
15/4/18 19:47
進み方
小原あき
自由詩
4*
15/4/18 19:37
_
ズー
自由詩
4*
15/4/18 19:37
降る言葉
葉leaf
自由詩
10
15/4/18 15:57
風が休みの日
金子茶琳
自由詩
21
15/4/18 14:56
キリ/サク(ゴル投稿)
百均
自由詩
2*
15/4/18 14:28
「自称詩」呪い
花形新次
自由詩
1
15/4/18 12:12
Drift ice crack
opus
自由詩
0
15/4/18 9:19
「自称詩」感動家族3
花形新次
自由詩
2
15/4/18 8:38
春
吉岡ペペロ
自由詩
8
15/4/18 8:33
すごいな
〃
携帯写真+...
0
15/4/18 8:03
お父さんが死んだ日。
梓ゆい
自由詩
4
15/4/18 7:49
染め織
黒木アン
自由詩
14
15/4/18 7:32
愛の告白
夏川ゆう
自由詩
2
15/4/18 7:20
1912
1913
1914
1915
1916
1917
1918
1919
1920
1921
1922
1923
1924
1925
1926
1927
1928
1929
1930
1931
1932
1933
1934
1935
1936
1937
1938
1939
1940
1941
1942
1943
1944
1945
1946
1947
1948
1949
1950
1951
1952
加筆訂正:
たいこともべきこともなくていい
/
ただのみきや
[15/4/19 5:18]
後ろから8行目少し修正しました
たいこともべきこともなくていい
/
ただのみきや
[15/4/19 5:18]
後ろから8行目少し修正しました
3.87sec.