ミッちゃん今日はオシャレさんねえ
と言われて、わたし、いま、飾り立てためんどりの気分
髪につけたピン留めをとっさに外した
何が動きであるのか
止まっているのか
いや僕の中にいるのだ
冷たくてチクチクする感覚
高いエネルギー
朝のちょっとした時間の
至福の時なのか、又は地獄の時なのか
...
じくじくと膿んだ傷の中に次の一行があった、指を指しこみ痛みに悲鳴を上げながらつまんで拾い上げると血で汚れてよく読めなかった、苛立って声を上げながらシャツの裾で拭くとどうにか読めるくらいにはなったの ...
草むらかきわけて
棒をしゃぶり倒した
俺達に明日はなかった
空は
晴れ渡っていた
六月の木漏れ日のなかで
いちばん得意な遊びは
棒遊びです
モットモット 遊びをしようよ
...
ああ、月がきれいだ
それだけで
すこし気分がいい
時間を搾り取られてスカスカ
残ったカスを貪るように使う
こんな詩あんな詩書いたり
生活に必要な作業をし
時にはテレビやスマホで浪費して
残りで眠る
やりたい事を好きなだけ
やりたい時 ...
きんもくせいの
ほんのりとかほり
やはらかしっかりと
秋のにほい染み込ませ
漂い始める大気の最中
ゆるやか解けながら
四散していく意識の慄き
思考や感情や意志や感覚や
...
さくばんは上手く眠れず
今も脳の中の一部は眠っているようさ
今日は原付バイクで
職安に向かい
医師の意見書の書式をもらってきた
職安の外へ出て
コンビニで休憩していると
雨が降り ...
爪を切ろうと思い立ち
爪切りを探す
スフレを焼こうと思い立って
泡立て器を探すように
引き出しの二番目
わたしを待っていたかのように
すぐに見つかった
それは切った爪を受け止める装置 ...
発句 とんぼうの消えて濃くなり空の色 拓也
付句 あかね 夜から どんちゃん騒ぎ らどみ
三句 雑になる 西洋式よりよいはずが らどみ
四句 用も足されずデュシャンの便器 拓也
五句 ...
短編推理小説を読むような手に汗握る展開だった。
秀逸なドラマだ。
とくに「えっ!?」と思わず声をあげそうになっ
たのは「ロン毛ネズミ男」の正体が「天才詩人2」
であったらしいことを知ったときの ...
つなぐ手に夕陽の映えて赤とんぼ
ゲームにて地球を守り星月夜
野良猫の痩せたるを見て冬隣
防犯のカメラにピース菊の紋
風にまた雨音かはり破れ蓮
さつまいも料理出来ぬが生もら ...
草上に敷いた薄水色の布へ、サンドイッチとサラダを置いたまま、わたしはときどき長い草や砂利に足を取られつつ、川の近くへ降りていった。川と草の境目で、ぐらつく石にのるわたしへ、あなたは、手を振った。振っ ...
私という存在は
水面を浮遊するカゲロウのように
不確かな命の現象なのです
帰る処はありません
やがて透明に吸い込まれてしまうでしょう
思うところあって、スポーツ・ジムに通いだした。家のすぐ近くにあるので、(ほとんど隣といってもいいくらい)、行きたいときに行けるのがいい。それで、初めての日にひと通り機械の使い方を教えてもらったあと ...
夢ふたつ
困ったものです
選べない
ひらかれた世界は
ありがたいと想う
たとえば自由だし
たとえば平和だし
たとえばしあわせだし
たとえばこのままでいいと
想えるし ...
暗やみを拭う光を待ちわびて
抱き寄せるのは 悲しい背中
(番外編41―3)息弾ませて愛犬が来る
飼いなれし犬はかなしも
弾の中を
息はづませてわれにつづきくる
(今日ひと日 昭和18年非売品 伍賀 泰)
(かいなれしい ...
なに、熱くなってんだろう
生まれて死んでいく、それだけなのに
なに、熱くなってんだろう?
炊き立ての米、膨らんで ムギュッとお口に入る
その感動、その感銘 それも怒りの、原動力
なに、熱くな ...
思うべきことを考えずに
どんなことができるのかと 一人
名前の知らない川を見る
今も 何かを問いかけながら
冷蔵庫の中に入れておいていたのは
昨日スーパーで買った 見切り品の鮭弁当
...
ただ静謐の中で、君にまた逢いたかった
にぎやかな夏を脱いで、その素肌を
少し無防備にさらされて
寒くなってきたね
そうだね、君の隣はずっと夏だけど
なにそれ、嫌味?
いや、賛辞
我ら ...
涙の夜に沈んでしまいました
何かを伝えようにも声がでません
銀盤の月だけが頬笑みをくれました
冷えた肩を抱き締めながら
暗い{ルビ闇路=やみじ}をたどります
干枯らびた思い出
握り締め過ぎて砕いた
一日が終わって次の日が来ても
昨日までを枯らしてしまう
何があったかな
あったけどどうだったかな
生きていることが
不思議に思うんだ
...
ヒトは誰しも欠落に
何かを詰め込み生きている
だが欠落は永遠に
埋まることなどないものだ
詰め込んだものはこぼれ落ち
どんどん次を詰め込むけれど
次から次から落ちていく
結局心はからっぽ ...
冬の兵士達の隊列続き凍り付く恐怖に郷愁の感情麻痺し
灼熱の貴女の胸に投擲した憧憬の念の次々燃え尽きまた投擲し
高くなる空に濃くなる青に密やかな恋慕を抱き自らを見入る、
鎮まる静かさに ひと ...
島があった。日本では魚釣島と呼ばれている。荒涼たる海が広がっている。ざわめく、怒りやすい海であった。 ざわめいているのは海ばかりではない。この島をめぐって日本と中国は緊張をたかめていた。
火蓋を ...
あの頃のぼくたちは
激しくて とても激しくて
激し過ぎて
互いに深い傷をつけあったね
きみはとても純粋で
長い黒髪が似合っていた
ぼくは酔って想い出話しをすると
きみは少女のよう ...
(番外編41―2)同村の同期の桜満ちている
あの時みんな若かった、
ブルーコメッツの草原の輝きみたいに
この歌が流れている
貴方のおうちは草原に囲まれた遥か彼方
同級生の生の光芒 ...
海の底、そこに思い出の全部を置いて
秋の風、切なさが頬をかすめる
設営された映写館
新しい貴方の仮想的根拠は
有償ではなくて
条件なんてないよ
ただここで抱きしめられて
胎児みたいに眠る ...
葬列 ものくろのいしを蹴る
切実な詩情など、草々
皮革の風船が、このようなとき、ひろった
カベに貼り付いている過去に魔法がある
レプリカのあかり ナルシスの鏡
鳴り止まないベ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
めんどり
shari
自由詩
3*
24/10/16 23:59
指の動くままに_04
Hose E...
自由詩
2
24/10/16 23:49
命のすべての闘いにおいて俺が語ることは
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
24/10/16 22:14
レインボウ
おまる
自由詩
6*
24/10/16 20:40
めも
うし
自由詩
5
24/10/16 19:26
渇望
海
自由詩
9*
24/10/16 18:53
金木犀の秋に生き
ひだかたけし
自由詩
5*
24/10/16 18:00
町
田中教平/K...
自由詩
7+
24/10/16 15:12
爪切り
そらの珊瑚
自由詩
8*
24/10/16 13:22
「おそまつピエロ」拓也とらどみ 連句半歌仙/表六句
足立らどみ
伝統定型各...
5*
24/10/16 12:52
『ご報告』( atsuchan69)への感想
室町 礼
散文(批評...
5+*
24/10/16 12:06
さよならエンドレス
森田拓也
俳句
8*
24/10/16 11:29
帰るべき家
パンジーの切...
自由詩
7
24/10/16 9:46
五行歌 虚ろ
レタス
自由詩
9*
24/10/16 9:44
(サプライズ、管のついたからだ)、のこと
はるな
散文(批評...
2
24/10/16 8:39
しあわせ
秋葉竹
自由詩
2
24/10/16 8:27
背中
はるな
短歌
0
24/10/16 8:21
(531―3)野施行三十一(みそひと)文字
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
24/10/16 8:07
なに、熱くなってんだろう
鏡文志
自由詩
3*
24/10/16 7:57
秋の風景
番田
自由詩
3
24/10/16 1:50
未熟さのバター焼き
トビラ
自由詩
3*
24/10/15 23:19
五行歌 哀歌
レタス
自由詩
9*
24/10/15 21:34
alive
海
自由詩
7*
24/10/15 18:43
日々之空虚
天竺葵
自由詩
2
24/10/15 18:39
狭間の想い
ひだかたけし
自由詩
6*
24/10/15 17:35
太陽の季節
おまる
自由詩
3*
24/10/15 12:28
きみに
レタス
自由詩
6*
24/10/15 9:21
(531-2)野施行三十一(みそひと)文字
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
24/10/15 8:00
タイムシフター
トビラ
自由詩
3*
24/10/14 22:20
とまとひとはここのねだん
あらい
自由詩
4*
24/10/14 20:00
137
138
139
140
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169
170
171
172
173
174
175
176
177
加筆訂正:
爪切り
/
そらの珊瑚
[24/10/16 13:47]
加筆修正しました
「おそまつピエロ」拓也とらどみ 連句半歌仙/表六句
/
足立らどみ
[24/10/16 12:55]
森田拓也さんとの連句
平成家族
/
本田憲嵩
[24/10/15 22:46]
若干加筆修正。
3.61sec.