身体のなかを季節が流れていくように
庭に春がおとずれようとしている
赤い花は生きたまま供物として捧げられ
緑の血液は地に滴り落ちている
土の中にも季節が流れている
人には見えないだけで
歓 ...
○「老老介護」
介護する職員もシルバーマークだ
○「写真」
マイナンバーカードの写真見たばあちゃん
「これ あたしじゃないよ!」
○「記憶にない」
大臣も連発しているからね
...
ある日
河原の橋の下
まだ うす暗いうちに
藁蓆で作った擦り切れた叺を寝床にして
潜り込んで居るトラが
目を覚ますと
「うわっ、大変な雪だ!」
彼の脇腹に頭を埋 ...
流されているのだ
この国は
亡国の海へと
海流が運ぶゴミは
何時の時代もおなじだ
と言って
迂闊にも
捨てきれないゴミを
水辺に放置した
平和という
一瞬の隙を突いて
...
死にゆくときはことごとく厳しい
元気なときは生き方指南でほらも吹きまくったが
今は口数も少な、魂の信仰もないのでただ苦しい
私は幸せだったし、今も幸せだと思えるならいい
幸せ分 ...
退屈な
陽射しのなかで
本を読む
凛とした
桔梗の花を
黒髪に
一輪さした
花のかんざし
人のネットワークは
最大5千人らしい
その中で親友は5人
親しい友人は15人
仲の良い友人は50人
ただの友人は150人
知人は500人
顔と名前が一致する人は
1500人とのことで
...
透明な味のレタスが大好きで
ぼくは時々共喰いをする
今日のお昼は喫茶店でレタスベーコンタマゴサンドを食べた
レタスこんもりのライ麦サンドにアイス珈琲
絶妙な組み合わせだ
シャキシャキ バ ...
ただ見ないなら、知らない涙だ。
ただみないなら しらないなみだだ
このあと応援へ。うおー!とあの子。
このあとおうえんえ うお とあのこ
ぅよし! 負けか! 大声でエコーをかけ ...
腹に溜まった
自称詩人のウンコを
ひねり出すことに
人生を賭けなさい
でないと、あなた
もう身体中の穴という穴から
自称詩人のウンコ臭が
滲み出て来ていて
周りの人はたまらんざんす
...
海硝子が集まる潮溜りがあるんだ
陽射をまといやわらかにおし寄せる汀
ひっくり返ったヨットを数え
貝殻なんかひろっていると
不意に気が遠ざかる
雨になれば走れなくなる白い電車が
通う島に ...
抹消され
ては、
現れ 現れ
ては、
抹消され
異様な謎 謎の異様
死を前にして
終止符打つこと無く
絶えず律動し続け
階段を昇る
宙空に浮き
枯れ草散らばる
...
羊毛を争奪。揺蕩った嘘を産もうよ。
ようもうをそうだつ たゆたったうそをうもうよ
問うは生きる資格。悪が知るキーワード。
とーわいきるしかく あくがしるきいわーど
寝取る印刷、 ...
恋は一滴の純水から始まり
甘く
酸っぱく
ほろ苦く
谷をくだり
激しく澄んだ渓流となる
やがて世間の汚れを抱き込み
滔々とした大河の流れとなり
不動の愛に変わる
命終 ...
こんなに離れているのに
何故あなただと分かるの
窓の軋む音が
月の沈む色が
夜を眠れなくする
きっとあなたは
今もどこかで
困った顔をしながら
身体に絡まった夢を
解けないで ...
本当に人を好きになったことある
命とひきかえにできるくらいに
上辺だけの愛情表現
追いかけられると藪のなかへ
半身で向き合い上の空
苦しんでいる
...
それは、どこから始まったのかわからなかった、部屋中に蚕の糸が絡みついているかのように白く、いつもそこにあるはずのものを認識することが出来なかった、いつもとは違うにおいがした、あまり適当な例えを思い ...
いまだに風は
冬を吹聴していくが
すでに光は
春を祝福している
押し黙る蕾は
華やかな企みを内に秘め
気象予報士を惑わせながらも
季節は巡ろうとしている
代り映えの ...
その人の
ぶ厚い唇から飛び出した一言は
熱っぽかった
「あなた、でしたかっ!」
(は?…。)
パリッとしたスーツ姿で
母の仏前に座る中年男性とは
全くの初対面
...
久しぶりに洗車する
マスカラが涙で落ちたような数本の薄汚れが
泡とともにコンクリートへ流れていった
この数日
見て見ぬふりをしていたものに決着をつけてほっとする
助手席に乗せた犬は真顔で少し ...
手紙が来るのがわかります
そろそろ
来るんじゃないかな、と
空でわかる
鳥の羽ばたきで
そして週間後
ケッコンします、と
御出席賜りたい、と
幸せなことばが
私を苦しめ
カ ...
朝の輝きに包まれて
目覚めたまま夢を見た
雪解けの丘陵地
窪地を挟んで遠く
森は黒々とけば立っている
見おろせば
まばらに雪の残ったぬかるみを
歩くひとりの後ろ姿
すこし後からやせた犬 ...
産まれなかった選択肢もある
いったい何が生まれたのだろう
産まれた時は生物だった
しばらくして名前もついて人間だと気付いたが
人間になれたかどうかは分からない
時代 最善 言動
求めないよ ...
今朝ぼくはひとつの世界を貰った
透明な水流と
優しさと
悲しみと
花の頬笑みと
負けない魂と
この汚れた世界を清浄にする{ルビ詩=うた}を歌い
ぼくの胸を打ち続けた
空 ...
恋の情熱も
悲しみの涙も
もう枯れてしまった
御三家もじいちゃんになった
アイドルもばあちゃんになった
しかし思い出は消えない
思い出は
昭和歌謡とともにある
歌に励まされ
歌に涙し ...
ここの人達はフォレスト・ガンプ(現フォ)版を見てきただけで、現実はもっとシビアなんだよねー(笑)。文京シビックセンターで加藤先生が言っていたことはそんな感じなのだろう。才能ないのに無理するなって。
...
ほんとうに
わたしがほしいものは
甘い悲しさではなく
光っているナイフでした
それさえあれば
生きていけるような
ざんこくで純粋な
そうでしか在れなかったような
なんにでも ...
きみはきみの
とても大変で大切なはなしをしてるけど
スピーカーはスピーカーで
くだらない音楽をずっとずっと
こんなクソみたいな部屋で鳴らしつづけてきた
わけなのですから
きみは
...
食卓に並べられる青い空
本当はお惣菜がよかった
でも白い雲が出てきて
日々の感傷と一緒に
そのことも
忘れてしまった
窓は破れていて
繋ぎあわせればそれは
地図状になるけれど
何かを ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
うた
そらの珊瑚
自由詩
10*
24/2/11 10:16
独り言2.11
ホカチャン
自由詩
2*
24/2/11 10:12
のらねこ物語 其の一「銀世界」
リリー
自由詩
4*
24/2/11 9:42
亡国の海
たま
自由詩
5*
24/2/11 9:25
病床の坊さん
りゅうさん
自由詩
4
24/2/11 6:01
午後には
レタス
俳句
1*
24/2/10 23:12
きみに
〃
短歌
1*
24/2/10 23:02
脳内8両編成
イオン
自由詩
2*
24/2/10 22:32
共喰い
レタス
自由詩
6*
24/2/10 22:00
否めない(回文)
水宮うみ
自由詩
0
24/2/10 21:38
ひねり出す
花形新次
自由詩
2
24/2/10 21:15
うみべのいのり
soft_m...
自由詩
11*
24/2/10 17:20
石の階段
ひだかたけし
自由詩
12*
24/2/10 16:56
耐え絶えた(回文)
水宮うみ
自由詩
1*
24/2/10 16:45
水の如く
レタス
自由詩
6*
24/2/10 16:36
あやとり
ミナト 螢
自由詩
1
24/2/10 15:56
因数分解
佐白光
自由詩
3*
24/2/10 15:17
Rend Fou
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
24/2/10 14:14
二月十日土曜日
夏井椋也
自由詩
8*
24/2/10 14:02
大きな目
リリー
自由詩
8*
24/2/10 13:03
助手席に犬を乗せる
そらの珊瑚
自由詩
10*
24/2/10 12:29
世界のセージ
soft_m...
自由詩
3
24/2/10 11:40
それは天使ではなく
ただのみきや
自由詩
4*
24/2/10 11:11
葉
空丸
自由詩
6
24/2/10 9:38
珠玉
レタス
自由詩
6*
24/2/10 8:30
昭和歌謡
ホカチャン
自由詩
4*
24/2/10 6:50
この子らを光に
足立らどみ
散文(批評...
2*
24/2/10 6:05
窓辺にヨットの模型を置いている
竜門勇気
自由詩
3*
24/2/10 2:44
トーク・サウンズ・テキスト。
〃
自由詩
1*
24/2/10 2:27
伝記
たもつ
自由詩
4
24/2/10 1:28
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
加筆訂正:
助手席に犬を乗せる
/
そらの珊瑚
[24/2/10 15:58]
少し加筆しました
3.33sec.