物思いの先に
秋がとまる

キバナコスモスの先に
ツマグロヒョウモン

夏のような時間が
漸く終わろうとしている

熱風と湿気に
塗りこめられていた

思い出と思い入れと
...
 道行き。私は尋常に歩いていた。特に変わった道では無い。普通の住宅街の道だった。朝であった。
 背後から音がした。{ルビ扉=ひら}く音に続いて、それはアスファルトを打ち鳴らすハイヒールの音に違いなか ...
 昨日の夕方
 毛虫が落っこちてきたら嫌だなと思って
 茂る枝の下を避けて立ち
 青信号を待った 
 公園の桜の木

 毎年春に花雲を愛でて
 木は すっかり街中で溶け込んだ住人
 だ ...
 何回だって言うよ 世界は美しいよ
   君がそれを諦めないからだよ

          ──羊文学



変はりゆくその柿の木も遊ぶ子も 🍅

移りゆく柿の木もまた遊ぶ子も 🍅
...
みゃあみゃあ
きみがどこかで言うから
どこにいるのって
さがした
見つからない

きみの声が
ずっとしたまま
買い物に行ったら
傘も手提げも
どこかになくして
それっきり

...
君のましゅまろ、
丸くて白顔、
微笑んで、
目もほそい口もほそい眉もほそい、
まるで五つの三日月、
一つの白月、
首をすこぉーしだけ傾げて、
甘くてふんわり、
ゆきみのだいふく、

...
秋の夜長に眠れない
眠りわずらい
抱えてひとり
私の呼吸は不器用だ
きっと長年の喫煙が関係している
今瞼が腫れているように
重たいが
眠れないんだよ

それは小事に過ぎない
しかし ...
来週の月曜日で渓は閉鎖される

天気予報は曇りだから

これが最後のチャンス

華麗な山女魚とも3月まで逢うことはできない

秋は心新たに本流の虹鱒を追いかけるだろう

清流のファ ...
ベッドが呼んでる、そっと耳元に
「今日も一日、おつかれさま」
時計の針は静かに進み
目蓋は重たく、もう限界


歯ブラシは、僕を見下ろす
「今日こそ磨こう、虫歯になるよ?」
心はもう謝 ...
これをかっこいいと思っているのか
ではなくてふざけてるんだよ
と、
君はいう、君はいう、君はいつまでもいう、もうやめてくれ

そこで火花を照らす

ぼくぼくぼくぼく、そうそうそう、じゃな ...
神は7日かけて世界を作った

1日目 プリキュア

2日目 ミスチル

3日目 神聖かまってちゃん

4日目 大森靖子

5日目 ウイスキー

6日目 ラッキーストライク

...
青い鴎が羽ばたいて
次の時代の到来を伝える
海の向こうから荒い波が
押し寄せようとしている
青で侵食されてゆく
触れられない場所で
舵取りが行われてゆく
繰返す歴史の歯車が作動し
神話 ...
薄雨の
降りし今日の
我が身を包む
涼風ふわり
ふんわり漂う
虚しさ何故か
胸奥を覆い
かさこそかさこそ
揺れる想い
魂の力を得んと
心の悶え震えながら 、 

向かい喫茶に灯 ...
私は原付バイクに乗り風に遊ぶ
天使だから
今生のことについては
ある程度の見境がついて
ついて・・・
でも諦められないこともあり
今日も瞑想プログラムに
遊ぶ
遊ぶ

夏の時分 ...
(番外編28)虫の声、人の声、天声人語

     コツコツと杖をついてる啄木を見たかったなあ長寿を保って

     詩人に天才は関係なく世の災難を受け、時代のみねうちに倒れる人の事

...
人類がきらきらと死に絶えた日、ずっとブランコに乗って見ていた


憂鬱で空っぽな日の日記には「完璧でした」と一言、笑う


幻滅に満たされて「人が嫌い」と書き殴ってる、人の言葉で


...
訳もなく泣いちゃうような感情を旅の私のお守りとして


この世には存在しないイメージが廃墟になって続く裏庭


君との距離が離れてく天国で数えもせずに錠剤を飲む


「何で笑いたくな ...
あと2分しかないよ と言われて
あなたは詩を書きはじめる

あと2分、と言われてわたしは
あなたのことを愛しはじめる

安らかなのは
2分後に
ぜんぶおわるのがわかっていること ...
れいランランも訪れた
大阪は堺市にある焼肉の味楽。
煙もうもうの店内が食欲をそそります
キャベツ食べ放題が嬉しい、
エアコンなしはちょっと暑いけど、、

あ、煙もうもう系のお店では、
堺 ...
気まぐれな
夕まぐれに
気まぐれる
まぐれに
まぎれて
気をまぎらわし
気まぐれる
まぐれの
グレイの
夕まぐれに
まぎれて
まぎらわしく
気まぐれる
気まぐれたまま
夕ま ...
***************************

幸福な話も不幸な話も 云い過ぎると自慢に聞こえるものらしい

***************************

自分ら ...
少女がシンデレラに憧れるのは
深夜、日本家屋の階段で。

とてもちいさな階段には
昼間の寂しさがころがる音がするから

ガラスの靴をひろえなかった少女は
夢の中へいってみたい ...
テーブルに散らばったいくつかの破片と手紙の束、破片がなんだったのか思い出せないし手紙を開いてみる気も無い、わざわざやって来る知らせが重要なものだった試しはない、最終的に返信を希望するやつは必ず電話 ... 泣きたい夜には

愛してると言って

恋してると言って

涙が少し乾くから
胸の疼きをそのままに

甘い果実を分けてくれたなら
ぼくは夢を語ろう

正直に伝えてくれるなら
き ...
夜も更けて

飲む酒の

苦い味

帰り来ぬ

街の灯は消え失せて
スマホの中であれこれ悩んでいる
電車は躯を運ぶ
降車駅を過ぎても躯は乗せられたまま
大人しく揺られている
慌てるのは意識が引き戻された頭と足
躯は足に運ばれる

モニターの中であれこれ悩 ...
滲む夜の静けさに
色彩の輝きがどこまでも辿る
9の言葉に埋め尽くされ
そこに意味を探すものはいなくなった
まだ悩んでるんだろ、どこまでも
快楽の奥底にあるのは
ただひたすら君なのさ

...
 光の帯の彼方に去ってゆく
  響きの声の言の葉の
 渦を巻き込み巻き込まれながら

全てを手放すわけにはいかないと
手放すことの出来るのは肉身のみと

 最期の息を吸いて最高の言を放ち ...
(番外編27-②)定家さんに落日はない、
         
象徴詩的和歌の完成者

,,,,焼くや藻塩の身も焦がれつつ
和歌を知るものには定家は激情の人 ...
足を切った
家族を飢えさせないため
自分が餓死するのを防ぐため
あのときは仕方なかった

もう一本、足を切った
自分の不甲斐なさに呆れながら
まだ幼かった子どもは
なにも知らず ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
秋/漸く夏井椋也自由詩9*24/9/28 11:35
ハイヒール幽霊散文(批評...124/9/28 11:24
帰り路リリー自由詩6*24/9/28 7:08
きみが天使であった頃森田拓也俳句3*24/9/28 5:57
みゃあ唐草フウ自由詩10*24/9/28 1:57
ゆきみだいふく2本田憲嵩自由詩924/9/27 23:48
眠りわずらい(秋の夜長に・・・)田中教平/K...自由詩224/9/27 22:44
【渓流】 釣り支度レタス自由詩9*24/9/27 22:13
ハミガキはまた明日kawa自由詩224/9/27 21:02
てて手て林 理仁自由詩7*24/9/27 20:32
創造自由詩5*24/9/27 20:13
Blue自由詩7*24/9/27 18:41
途上の瞬間ひだかたけし自由詩424/9/27 18:16
余暇田中教平/K...自由詩224/9/27 15:07
(518)野施行三十一(みそひと)文字水恋鳥魚夫散文(批評...124/9/27 14:46
光るゴミたちの終点由比良 倖短歌1*24/9/27 13:13
透明なピリオド短歌2*24/9/27 13:12
2分はるな自由詩324/9/27 11:19
ボクのお薦めグルメ 堺atsuch...自由詩11*24/9/27 10:55
気まぐれる塔野夏子自由詩4*24/9/27 10:22
わたしはどこにも席がない涙(ルイ)自由詩224/9/27 9:27
深夜秋葉竹自由詩124/9/27 8:25
バキューム・パックホロウ・シカ...自由詩2*24/9/26 23:29
夢をみようレタス自由詩5*24/9/26 22:13
五行歌 失われた夜自由詩4*24/9/26 20:12
自由詩4*24/9/26 19:38
mata林 理仁自由詩5*24/9/26 18:45
詩想、魂のメタモルフォーゼひだかたけし自由詩3*24/9/26 17:55
(517-2)野施行三十一(みそひと)文字 水恋鳥魚夫散文(批評...124/9/26 14:43
「自己犠牲」足立らどみ自由詩10*24/9/26 8:21

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