今夜は君の言葉が妙に沁みる
何時も暖かかったり
冷たかったり
眠れないぼくは
あっちに行ったり
こっちを行ったり
何時も君は
ぼくの部屋にルビーのピアスを置いてゆく
無口な ...
近いとしんどい
遠いと楽
でも 二度と会えないのは悲しい
私って馬鹿だから
わかっていても 泣きはらす
東の風が吹いていた
醤油工場から醪(もろみ)の匂いが漂う路地
ぼくはスニーカーの紐を堅く締め直し
重いザックを背負い直した
遠くに行ってしまう前に白い灯台を訪れたかったのだ
乗客は三人だ ...
──おいでなさい。よい星回りです。
(ゲーテ『ファウスト』第二部、相良守峯訳、罫線加筆)
畳の湿気った奥座敷、御仏壇を前にして、どっかと鎮座する巨大なイソギンチャク。
(座布 ...
足元に電気膝掛けなお震え
手足荒る冬場のきつい水仕事
風凍る空の晴れ間は眩しくて
山茶花の香りだになく時は過ぎ
宙天は神秘の趣き冬の宵
木枯らしの吹く ...
そう悪くないは案外いいことそう思ったら夕暮れている
冬の日にふくらんでいる子雀の友だちらしい人間の子
ペチュニアの開花最長記録なり師走はやっとそれらしき風
幼子は空を指を差す飛行機 ...
かつて帰る家路があった
今、帰る家・故郷、喪失し
新たな家路を辿り紡ぎ行く
憧れの地平 確と眼差し
内鳴るフルサト湧く沸くと
土佐の海鳴りカツオの叩き
はりまや橋の赤々と浮き立つ
...
師走は
わざわざおいでくださった
昼下の陽に
茶の用意だけ、が塩梅です春へ
師走は何かと気ぜわしく
あれこれすることが多いから甘めの紅茶を一杯飲んで
一息つきましょう
正月に失礼がな ...
お母さんとお父さん、どっちが好きって
昔から必ず子どもに聞くあれ
いい加減 法令で禁止にしてくれませんか
どっちがいいか選べって言ってるんですよね
子どもがもしもキライって言ったら どうするん ...
ぽっかり
穴、あいて
なんの
深みもなく
なんの
形もなく
無限のたゆたい
無限のひろがり
すっと黒い円のなかに黒い円が在る
白い点は円のなか
段々広がり破裂し
...
写真の坂本龍馬の右手は
着物の中に入っている
「何か隠し持ってると思う?」とキミは訊く
ピストルとか? 物騒な時代だったから。
物騒な時代が終わったというわけでもないけれど
だけどもう誰 ...
#WHO(フー)
聖樹になり仰せた大木も
世代交代の意味を知り
朽ちても若木の行く末を
あんじては身を粉にして
樹木は時代を乗り越えてきたの
世界樹があればいいのに
成人にも ...
冬のささやきに染まる頬
たぶらかされる唇もまた
つめたい
熾火のよう
ことばは
今朝の淡雪すら溶かしはしない
樹々を渡るすずめらの
目くばせほどのぬくもりも
変わらない距離で深まっ ...
命は原初から欠けている
魂という命
だから命は
何かを求め続ける
故に足るを知りたい
・
自然
つまり
因果的必然の世界
だから
いのちにありがとうさま
北斗七星が傾いて 絵葉書をこぼす
ひらりと指でうけとめる なつかしい君のことば
仙女の写真にうすく 桃の果汁の染み
あいかわらずの筆跡に 白い歯を思いだす
君よりずいぶん遅くに 僕は生まれ ...
・遠く
離れたままで
わたしたち
白い季節を一まい隔てた
(冬の華は六角形に受粉する
その周りを
星の子どもたちが手をつないで
ぐるぐると回りながら
白を蘇生させようとしている
(か ...
○「情報化時代」
インターネット上には
人の話で溢れている
他人よりも自分のことに
もっともっと目を向けよう
○「庶民の楽しみ」
乗り鉄
呑み鉄
撮り鉄
鉄道ひとつにしても
庶 ...
なるほどね。小学校のときの夏休みの宿題のときとおんなじだ。ぼくはおませな爺になっていくのか。内なる魂はほんとうは違うのに町内にいる魅力的な民生委員を演じ終わったようなツラは、何処かさびしくてね
...
ジョーにゃジョーの言い分がある
だってジョーはアメリカのホームラン王なんだ
...
ほつれていくテレビに
故郷が映った
見慣れた橋や川面の姿
人も映っているけれど
ほつれていて
よくわからなかった
会釈くらいはしたかもしれない
そう思うと
雨の音が聞こえた
...
開かない扉だ
慣れし故郷を放たれて夢に楽土求めたり
一度低く
故郷を放たれて楽土求めたり
一度低く
を、放たれ、土たり
いちど
を、土求めて
オクターブ
故郷求めたり
胸の奥底深く湧き水の波紋 ...
私が得る愛、
私が造る愛と等しい
と、ビートルズ最期に
努め営み続ける意識の過程、
それは真の愛に至る途だからと、私。
この肉の魂の精神(霊性)の
苦楽ジェットコースター、
なん ...
透き通る光が降りてきて
君の頬を丸く染めた
指折り数えたら
真っすぐ昨日に振り向いて
照れていた「おはよう」が
笑顔で溢れ出る
つがいの鳥は鳴いていますか
細い君の指が苦しそうに ...
光と闇
有と無
生と死
男と女
出会いと別れ
プラスとマイナス
それらは刹那と那由多に螺旋を描き宙を舞う
遠い過去から遠い未来まで
縁は空の先まで永遠に続いて往く
今頃お ...
冬眠とは
季節の冬を飛び越える
タイムマシンである
クマはタイムマシンを獲得していた
食料を保存するワザよりも
眠り続けることで
命を保存するワザを獲得した
タイムマシンで春を待つのだ
...
山田太一が亡くなった。
もう新作が出ることはないと思っていたが、訃報に接して、改めて彼の作品を見ることができない現実を知る。
私にとっての山田太一脚本作品は、人生の道標としていたよ ...
呼吸にも心拍にも感謝しかない
まだまだ寝ていたい
誰に向けて書いているのかと問われた
・… 無いと答えた 自分でもない
詩作のいいところは金がかからないことだ
生きてさえいれば ...
ジャニス、ジャニス、と
私を呼ぶ声がする
呼んでいるのは年老いた私
誰にも抱擁されず
誰にでも抱擁されたかった
年老いた私
二階の足音が聞こえる
一度あったことは忘れないものさ
た ...
青空が大好きだ
遠い
色なのに
近しい
さびしみ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
書簡
レタス
自由詩
5
23/12/4 2:10
家族に
短角牛
自由詩
4*
23/12/4 1:53
地の果て
レタス
自由詩
9
23/12/4 1:02
陽の埋葬
田中宏輔
自由詩
6*
23/12/4 0:01
つれづれと俳句
朧月夜
俳句
2*
23/12/3 22:54
夕暮れが早くなる頃
そらの珊瑚
短歌
6*
23/12/3 20:52
五行歌、家路
ひだかたけし
自由詩
6*
23/12/3 18:46
お正月
wc
自由詩
3*
23/12/3 18:10
新法案
涙(ルイ)
自由詩
3
23/12/3 17:41
意識の光景11
ひだかたけし
自由詩
6
23/12/3 16:40
龍馬の右手
そらの珊瑚
自由詩
11*
23/12/3 15:57
フー
足立らどみ
自由詩
6*
23/12/3 13:47
冬の裸歩き
ただのみきや
自由詩
8*
23/12/3 13:37
※五行歌 二首「故に足るを知りたい」
こしごえ
自由詩
4+*
23/12/3 13:14
銀河通信
46U
自由詩
4*
23/12/3 13:11
Fairytale Of Snowland
ちぇりこ。
自由詩
13
23/12/3 10:09
独り言12.3
ホカチャン
自由詩
3*
23/12/3 8:47
いまだ山登りを続けている君へ
足立らどみ
散文(批評...
3
23/12/3 6:09
ベースボールスター
TAT
自由詩
1
23/12/3 2:07
テレビ放送
たもつ
自由詩
11*
23/12/3 0:47
扉
かち
自由詩
1
23/12/3 0:17
鏡川
wc
自由詩
8+*
23/12/3 0:13
詩想43〇愛について、五行歌借り(改訂)
ひだかたけし
自由詩
7*
23/12/2 21:11
中庸の頬
由木名緒美
自由詩
10*
23/12/2 19:47
妹へ
レタス
自由詩
4
23/12/2 19:29
無職冬眠
イオン
自由詩
2*
23/12/2 19:26
道標にしていた
ワタナbシン...
散文(批評...
2
23/12/2 18:52
近況
空丸
自由詩
6
23/12/2 18:44
草上の昼食 ~Janis Joplinに
カワグチタケ...
自由詩
2
23/12/2 16:55
※五行歌「青空が大好きだ」
こしごえ
自由詩
5*
23/12/2 16:27
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
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166
167
168
169
170
171
172
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174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
加筆訂正:
冬の裸歩き
/
ただのみきや
[23/12/3 14:39]
さらに誤字修正
冬の裸歩き
/
ただのみきや
[23/12/3 14:18]
誤字含め数か所修正
卵
/
本田憲嵩
[23/12/3 12:27]
さらに加筆修正。
卵
/
本田憲嵩
[23/12/3 5:03]
修正。
3.14sec.