大海を眺める男女が つつがなく
{ルビ史環=シワ}に さすらいまどう しゅんかん
あなたのテンには鏡、草原に ...
バリバリと
マヨをかけては
レタス食う
古木の水底から生え伸び
水面を揺らす、
それ太く透明な音響
世界を震わせ、
この殺し合いの界の
水面を揺らす哀しみ
滲み浸るヒビキに
古木の枝のキシミ
重ね絡み合い新たな響
水中 ...
ドライブする
現時点で何も決めてない
直感に任せてみる
行かないような場所だったり
綺麗な絶景に出逢えたり
色々決めるのもいいけれど
直感に任せてみるのも
楽しいと思う
気 ...
7.コーダ
その数日後、葉子は数カ月ぶりに弟に連絡を取った。あの日起こった出来事については、自分の幻覚か幻想か分からなかったので、話さなかった。ただ、自分の気持ちだけを素直に話すこ ...
4.退屈な仕事
結局、葉子が次に就いたのはやはり退屈な仕事だった。中学校の非常勤講師。それを選び取るのにも数カ月かかった。弟は姉が再び音楽の仕事に就けることを喜んだ。ただし、葉子に ...
六花
しんしんと咲き
いずれ
ありがとうの
春に解ける
・
※「六花」=(りっか。ろっか。)雪の異称。
憂鬱のかげのしげる
この暗い家屋の内部に
ひそかにしのび入り
ひそかに壁をさぐり行き
手もて風琴の鍵盤に觸れるはたれですか。
――萩原 ...
氷雨ふる
揺らぐ湖面の深川鼠
畔のみち樹木の間、
銀の飾りの濡れぬれて
あの高い枝の末端から
最後の一葉、落ちたなら
老婆の干からびた爪の先
ひび割れる音がしない ...
{ルビ盲導でも=Even if that was the blind guide}
{ルビE蛇=Electric Snake}
{ルビ内科=Internal Medicine ...
だから人の書いた詩なんておもしろくない
その人にとって大事なことは
ぼくの大事なこととはちがうから
ぼくはぼくの書いた詩がいちばん好きだ
だれもいない海に流す
...
ほとり ほとりと
冬の 路
ぽつり ぽつりと
{ルビ詩=うた} {ルビ謳=うた}い
ほろり ほろりと
{ルビ啼=なき}き 濡れて
おーい おーいと
友を 呼ぶ
枯れ ...
干渉しない
私は事物対象に関わらない
そうではなく、
事物対象をして
自らを語らしめる
この態度でこそ
この世界という謎、
徐々に徐々に開き示され
私は直観的に知覚即認 ...
明かりの消えた家々の寝静まり
枝の絡まり合う裸木の群れ、
夜空に向い立ち荒涼と
垂直の眼 落ちて来る
(墓堀人たちは今日も棺を埋め
せっせせっせと棺を埋め)
落ち来る垂直の眼、
...
あぶらっぽい肉
二日酔いの中身みたいな肉
いまさら、戦争?
ゆ・き・か・う・い・き・て・る
声は聞こえてきた
一・人・ぼ・っ・ち・で・貯・金・も・な・く・て
それでどーしたいんだよ
...
壇上に押し上げられて何も言うことがない事に少々戸惑っている
相談がある、と言われたが小学生らしき君は誰だっけ
階段の上では少女が手をふり
暖をとりましょうと眠たい声で言う
だんだん ...
だれもが見ている死
テラリウムに溺れてしまった花
金色の蝶蝶と迷露
虹色の貝殻は空間の{ルビ郷愁=いえ}
てのひらは きらきら、立ち止まり
素朴ひとみも うだがれる
そぉとした お ...
夕景、
いちにちの役割を終えて、
港の工業王国に静かにそびえたっている、
ぼくのちょっとした、すこし傾いた、
鉄骨のキャッスル、
工場の七階から、
淀んだ窓を開け放って、今日も少しだけなが ...
朝は曇っていたけれど
天気予報を信じて洗濯した
どうせ一日では乾かない
束の間の外干し
冬生まれの子はよくミルクを吐いて
深夜に洗濯機を回したものだった
洗濯物はいつでもエアコンで部屋 ...
ふと
人間 誰しも発光体
と言葉が降ってきて
そういえば
人体って赤外線だしてるんだっけ
と
そんなことを思った
寒くなるみたいなので
どう ...
スーパーの食品売場
高らかと流れ始める
映画『ロッキー』のテーマソング
バックヤードから颯爽と登場する
二人一組で値下げシール貼り回るアルバイト達
曲がサビの旋律になれば ...
ジミヘンになりてぇな
なりてぇよ
なればいいじゃんジミヘンに
そんなわけで楽器屋に来たのに
三味線しか売ってない
工夫すればこれでも案外
イケますよ
とのことなので買って
担いで帰る途 ...
貴女の輝きが
侵食し穴を穿ち
破壊する 私を
暗がりのなか輝くもの
円の延々と生まれ来る
それぞれの後光を帯び
薔薇色のなかのアクセント
私は努め在り私は死につつ在り
...
宇佐の古墳に眠る人が
来るというので仕出しを取って待っていたのに
なかなか来ないから気になって
語尾がうさになってしまった
困ったうさ……
とか言ってるうちにその人が
すごいニコニコしなが ...
ひらひらはらはら
余韻響かせ舞い立ち
形態から色彩の逃れ出る
うっすら薄い絹糸のループ
形態失い漂う色彩達の輪舞
夢の奥に横たう
もう一つの現実
色彩 新たな形態求め場を求め ...
僕らの明日はどっかにつながってるんだ
さよならなんて言うもんか って
鳴きつづけてぱたりと絵本が倒れるように
さよならとくじらが言った(ように見えた)
さよならと機関車も ...
あのラーマが販売を終了する
ラーマとは、インド神話最大の英雄の一人で
タイの現国王もラーマ10世なのだが、
販売を終了するのはマーガリンの名前だ
ボクたちは、あたりまえのように
毎朝パン ...
つらいことは
つらいですよ でも
人生はゲームだ
と思えば
気が楽になる私
・
私は
私を
生きている
これは
他人の人生ではないのだ
なにも浮かばぬ朝もある
別れは皮膚のあたりが
ひりひりする
トマトのゼリー状のところ
わたしが育てた何か
剥離するその先に
夕立だけの街
手を動かせば
いつも触れるものはあり
その形状も
その名 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
げんざいちてん。
あらい
自由詩
3
23/12/22 22:22
共喰い
レタス
川柳
4*
23/12/22 21:24
古木
ひだかたけし
自由詩
4*
23/12/22 17:25
直感
夏川ゆう
自由詩
7
23/12/22 14:21
音楽と精霊たち③
朧月夜
散文(批評...
2*
23/12/22 13:48
音楽と精霊たち②
〃
散文(批評...
1*
23/12/22 13:47
※五行歌「六花 しんしんと咲き」
こしごえ
自由詩
4*
23/12/22 13:46
音楽と精霊たち①
朧月夜
散文(批評...
1*
23/12/22 13:45
湖道
リリー
自由詩
4*
23/12/22 12:21
Mode
墨晶
自由詩
0
23/12/22 10:03
ぼくはだれも好きにならない
おやすみ
自由詩
1
23/12/22 0:27
季節の中で
レタス
自由詩
6*
23/12/21 22:56
詩想53◯態度
ひだかたけし
自由詩
4*
23/12/21 20:39
意識の光景14◯裸木の群れ(改訂)
〃
自由詩
4
23/12/21 19:09
仮面の中身は?
竜門勇気
自由詩
0
23/12/21 12:10
断章
ふるる
自由詩
2
23/12/21 11:14
みでぃあむ・ぶるぅ
あらい
自由詩
2
23/12/21 9:55
ガントリークレーン
本田憲嵩
自由詩
8
23/12/21 1:01
冬日のこころ
そらの珊瑚
自由詩
9*
23/12/20 20:42
めも
うし
自由詩
2*
23/12/20 19:42
おつかいじいちゃん[まち角29]
リリー
自由詩
5*
23/12/20 19:18
ジミヘン
春日線香
自由詩
5
23/12/20 19:16
貴女に
ひだかたけし
自由詩
5*
23/12/20 18:27
宇佐
春日線香
自由詩
2
23/12/20 18:08
もう一つの現にて(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4*
23/12/20 16:01
sayonara.com 61-70
AB(なかほ...
自由詩
10
23/12/20 11:26
さよならラーマ
atsuch...
自由詩
18*
23/12/20 10:20
※五行歌 二首「人生はゲームだ と思えば」
こしごえ
自由詩
4*
23/12/20 10:17
2023年12月20日朝 無題
足立らどみ
自由詩
3*
23/12/20 8:39
夕立
たもつ
自由詩
4
23/12/20 7:04
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
加筆訂正:
ガントリークレーン
/
本田憲嵩
[23/12/21 22:06]
タイトル変更。内容も加筆修正、比喩も変更。
3.42sec.