なぜだろう
夫と賭けをして
負ければとうとう離婚だと言うのに
朝から喜びが止まらない
後から後から
溢れ出てくる
文字にすれば感慨深い
涙も込み上げてくるが
哀しみの涙とは少し違う ...
公園の池の際に母子がいる
母は子供にパンを渡し
子供にパンクズを池に投げさせた
池の鯉は競って大きな口をパクパクした
傍には鯉に餌を与えないで下さいの看板がある
通り過ぎる人々の視線が母子を ...
閉じたビニール傘から飛び散る
雨滴
会社の広大な敷地内を車と自転車が往来する
東の正門で守衛室に社員証を提示しても
配属先の建屋へは延々と
アーケードの歩道を歩き続ける
...
ゆるりと白雲の流れ、
一拍、一呼吸置き
ふと見上げたら
もう消えて
自らの意志を行使した
冬空の青だけ厳めしく
冷える人の肉身を見下ろして居る
仕方なく手打ちを二 ...
考えるな 感じろ
と誰かが言ったが
背中で感じても指が動かない私は
ひたすら考える
詩人のような暮らしや
詩人のような風貌を
持ち合わせていない私は
ひたすら考える
語彙の ...
目の落ち窪んだ梟が窓際でエコー&ザ・バニーメンを口ずさんでいた、フレージングはイアン・マッカロクよりも古臭くて俺好みだった、冬の始まりの骨が凍るような晴れた午後、心境はブルースに制圧されていて、も ...
(番外編41―16ー2)賊風料峭(ぞくふうりょうしょう)
三好達治 詩集 寒柝 巻頭の表題です
はるのすきまかぜがうすらさむい、、、
さむさにふるえる拍子木の音、、、
詩集のタイトル ...
白い風が吹いて
今朝
ライトブルーの空から
なにかの声が聴こえた
空に窓ガラスがあるなら
かすかに震える声だった
昨夜の夢を忘れてしまえる
涼しくすき透る声だっ ...
さくばんの眠りの残り滓
吐ききって 吐ききって 吐ききって
今朝はつとめて寒いなぁ
凝集した感性を冷やします
僕は真白い一頁
一体ここに何を書こうか
この朝は妻と和 ...
○「ボケると」
ボケると
自分の行動や判断を
疑ってみる
ということをしなくなるから
解決が難しくなる
○「高齢者医療」
医者は
問診の前に
年齢で診察するのではないか
「70 ...
闇よりも
やさしい眼差しする君の
蛍みたいなうたを聴きたい
満月を
神さまの目と想うのは
疾しい希みを胸に飼うから
終わらない
悲しみ色の五月雨が
歌を ...
詩の合評をすると決まって
〝名〟よりも〝迷〟の付く
探偵のほうが多い
朝、断裁
午後、印刷
製本は後で
まだ弾を二発
仕込んだだけ
リボルバーに
後、四発
装填
和綴じ本
六冊
報酬は
君の笑顔
次いで
僕の名声
十分
緑道の奥にある図書館に向かう
調べものがあるわけではない
感想文を書くわけでもない
興味があるのは静かな空間と
そこで本と睨めっこしている人々
悪趣味の人 ...
時は残酷で波に揺られて流れ去る
血を流した痛みも愛も
死んだように忘れられて無機質な笑いに還る
涙は乾き
深刻な真実は意味なき嘘になる
あぁ、掃き溜めに脱ぎ捨てられた私の脱け殻
くしゃ ...
この成功は失敗ではないかと疑う
この失敗は成功ではないかと喜ぶ
この進歩は退化ではないかと疑う
この不便は豊かではないかと喜ぶ
この幸運は代償があるはずと疑う
この不運は貸しになるはずと喜ぶ
白いシーツに午後の陽射しが映る
暖かなベッドに横たわり
刹那に消える夢を観た
アイス珈琲を飲みほして
虚ろな時をやり過ごそうとしても
うつら うつらと首を振る
至福はすぐそばにいっ ...
下に在るものは上にも在るように
上に在るものは下にも在るように
哀しみの雨は今日も降り続け
貴女との電話は繋がらず
今日もまた哀しみの静かさに
死んだ後に在るものは生まれる前にも在る ...
他人を借りた自分の姿が其処彼処に
後ろ姿の語りは饒舌
暗澹たる思い
他人のふりをしたい
それでもその背中を見て
正したり律したりできるだろう
自分が変われば
他人を借りた自分の姿も変 ...
○「トランプ氏返り咲き」
78歳で返り咲き
とは驚きである
新しいアメリカンドリームだ!
バイデン政治への不平不満や失望が
トランプ氏返り咲きを生んだのだろう
それにしても新天地アメリカで ...
粉々に砕けた、明るい心、なにかしらのカルト。
統計学の本を読んでる時には人に好かれる。
寂しさから目を背けるための努力。
ニーチェを読む、ヒトラーのことを思いながら。
ソロモンの72柱では僕は ...
(番外編41―18―2)
ザ・テンプターズ (オー ママママ)のタイトル
平凡にタイトルは おかあさん とあるが当時はザ・タイガースの最大のライバルと
言われたとのこと
私より若い ...
木屋町の路地で
後家殺しの永ちゃんと顔突き合わした
あ、後家殺しの永ちゃん
お、デブ殺しの室くんやないか あの子、元気か
だれだっけ?
ほら、あのかわちぃ女の子 きみにしては
羽ばたい ...
ぐりっとぐら作っちぇみせたカステラかぁー
最後まで諦めないでやり通す
絵本から飛び出す見本きほんのキ
性格は狐のごとく狡猾か
大木を心より切る如何にして
h ...
木枯らしの渦巻く中庭で本を読んでいた
まだ蒼い銀杏の葉がページに挟まり{ルビ栞=しおり}となって
ぼくはそのまま本を閉じた
階段を昇りきると
磨かれた長い廊下は光り輝き
影を失くした透明な人 ...
知らなかった世界を知ることができた
小さなことから積み重ねてゆけば
頑張って生きてゆけば
月は満ちて己の思いのままにできる
何も思い悩むことはない
軒下で震えていた猫も
曾ての夢を実現しよ ...
午後三時
眠剤を服して
午後五時に
起きているのは全部明日の仕事の為さ
コンビニへ行って
チョコレートと黒糖烏龍ミルクティーを買って
原付で
ジョギングする男を追い越して
...
誰だって死にたくはないのさ
でもね残されたくもないのさ
恍惚の人となっても
一番愛していたことを覚えているとしたら
自分にはどんな記憶が残るだろう
愛に似たようなものはあると思うが
今はまだわからない
歳をとって色々なものが抜け落ちた後に
光る ...
あおい青い大空がひろやか広がり
ふとよろりお爺さんが眼前を過る
あんれ、まあ 不思議なこと、
外出したとたん待ち合わせた様に
連日二日見た禿頭痩身の背の高いお爺さんが
眼前を歩むのだ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
朝からウキウキ♪
レタスの妻
自由詩
4*
24/11/9 19:07
穴
海
自由詩
10*
24/11/9 19:03
赦されて
リリー
自由詩
10*
24/11/9 17:33
イートインでコンタクトを
ひだかたけし
自由詩
4*
24/11/9 17:18
考える人
夏井椋也
自由詩
8*
24/11/9 16:44
シング・ア・ソング
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
24/11/9 15:12
(531―16ー2)野施行千代に八千代に
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
24/11/9 12:04
信じる声
秋葉竹
自由詩
5
24/11/9 11:00
空白
田中教平/K...
自由詩
7
24/11/9 10:37
独り言11.9
zenyam...
自由詩
4*
24/11/9 10:12
夜が好き
秋葉竹
短歌
1
24/11/9 9:56
探偵
栗栖真理亜
自由詩
1
24/11/9 9:54
手作り
りゅうさん
自由詩
2*
24/11/9 6:38
図書館
佐白光
自由詩
6*
24/11/9 1:16
打ち棄てられて
栗栖真理亜
自由詩
2*
24/11/9 0:21
プラスマイナス思考
イオン
自由詩
1*
24/11/8 23:14
白日夢
レタス
自由詩
7*
24/11/8 21:38
反復の強度
ひだかたけし
自由詩
4*
24/11/8 19:01
学び
海
自由詩
7*
24/11/8 18:56
独り言11.8
zenyam...
自由詩
3*
24/11/8 18:31
10番目のヤギ
林 理仁
自由詩
5*
24/11/8 12:33
(531―18―2)野施行千代に八千代に
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
24/11/8 11:53
京都木屋町の路上で
室町 礼
自由詩
6*
24/11/8 8:16
未来から 始まる絵本 008
足立らどみ
川柳
3*
24/11/8 6:59
病棟
レタス
自由詩
11*
24/11/7 21:49
生きる道
栗栖真理亜
自由詩
1
24/11/7 21:40
今宵のことは今宵のこと
田中教平/K...
自由詩
4
24/11/7 20:12
あまりもの
リィ
自由詩
1*
24/11/7 20:08
愛
海
自由詩
8*
24/11/7 19:01
木枯らしの顔
ひだかたけし
自由詩
5*
24/11/7 17:27
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
3.24sec.