きわどい経験は何もなかったのだろうか
日本中から選択されて入るニュースは
いつも表層を滑っている毎日のなか
私と貴方は歳だけとってしまった のか

すでにSNSで得る判断後 ...
魚が目を閉じて
眠っている
あるはずの無い瞼は
わたしだった

わたしは魚に
たくさんの夢を見せた
空を飛ぶ夢
海深くまで潜る夢
家族と楽しそうに笑う夢

ふと目が覚める ...
吉田拓郎は『今はまだ人生を語らず』と歌った。
未だ未熟者が人生を語るのはみっともないという考え方がある。
批評家と言われる類の表現者の多くは、人生を語らずに詩を語る。映画を語る。音楽を語る。なにか ...
僕らは惑星(ほし)に乗ってやってきたの
運命という名のもとに

君と出逢うずっと前から君を知っていたよ
黒髪の美しく耀く宝石みたいな瞳の君を

何千何億年も昔から
壮大な夢を描いてやって ...
街道沿いに流れている川の周りでは小さなビルが
うなだれたまま冷たくなった廃墟を眺めている
公平な爪が選ばれたビルをついばむ
粉塵に慌てふためいて浴びせられた水のしずくのむこう
太陽かなんか ...
書きとめられることのなかった言葉は
綿毛のように目の前をただよい
掴もうとする指の間をすり抜け
風に流され消えていった

明け方に見た夢を思い出そうと
目を瞑っても白く掠れていくイメージ
...
星の砂の上を歩いて亘る、洋館までの距離は計り知れないほど、遠く。線路上をとぼとぼと征く、男の姿は朧げであったが、なにがご機嫌なのか調子外れた鼻歌なんかがよく似合っていた。

その片手には黒く小さな ...
 野菊 八句



足元に落ちてる様に野菊咲く

誘ふごと微かに香る野菊かな

永遠に翅音聴かざる野菊かな

野菊のみ逸れて地を打つ雨の糸

青い空雲ひとつ持つ野菊晴

野 ...
宿命は銃弾のように生身に食い込んでいく、それをペンチで引き摺り出すみたいに取り除くには相当な数のポエジーが必要になる、俺が馬鹿みたいに言葉を並べるのはその為だ、小奇麗でおしとやかな世界を偽造するた ... 彼女はゆらゆらと深海魚のように
磨かれた廊下を歩く
手のひらに握られたピースがあまやかに香った
休日の病棟はとても静かで
耳を澄ましてみても無音の廊下は揺るがない
空気は澄みわたり
光の廊 ...
確実に変わりつつある意識は
見ちゃいけないものを見てしまったようだ
社会からはみ出す
去年と今年ではまるで変わった
今年と来年ももっと変わるんだろう

カレンダーに予定を入れる度に失ってい ...
全ては必要あって生まれた
タンポポやコスモスの種のように
ユークリッド幾何学のように
そしてまた伝説のように
北の海の島のように

全てが意味深く感じられる午後
(感動も知らず)
同時 ...
ノートは大きなホワイトボードのよう
夢は夢の武器のよう
優しさは薄い薄いピンク色をして
でもしっかりレモンのパイのよう
寒い寒い東京をひとりで歩いた
その透明な そしてお菓子屋さんの匂いのよ ...
僕は海の青色を見た
道路の形を見た アスファルトはオブジェのよう
けれど僕は海の色を見られない
本当の色を知らない
桃の木とか知らない、その花も

世界の細部が好きなのに
何も愛していな ...
ワニのひっくりかえった庭 ~きょうも仕事づくえに牙たてて~

   ――ではみなさん、
     喜び過ぎず悲しみ過ぎず、
     テンポ正しく、握手をしましょう。
            ...
ちいさなやはらかなあなたの手が
わたしのかたい手から離れたとき

到来した秋の空はどこまでも青く高く
知らないうちに路傍の小花は咲き開き

ずっとずっと一緒だよといふ声
どこかからどこか ...
一粒の光りが無数の輝きとなって彼を包んだ
ろくに寝てないんだと彼は言ったけれど
無数の彼を励ます声に彼は応えた
ああ、それこそ彼なんだ
いくつもの難関乗り越え
堕落という道を選ばなかった
...
こどもの声が転げ回っている
かわいいようで
自分の手じゃとどかない
こころの裏地を引っ張られる
いやな感じもして
微笑みの抜け殻が
靴音をひびかせた
日差しが絡まって睫毛は重く
広い駐 ...
 ハロウィン 七句


ハロウィンのドアに小さなノックかな

ハロウィンにヤクザの白いお菓子かな

「おいでやす。」ハロウィンに言ふ京女将

ハロウィンや和菓子を貰ふ京都の子

...
(番外編41―14)ウクライナ戦争を終わらせる気は本当にあるのか

かつてトランプは、私が大統領にあれば24時間内に停戦できる、
こう豪語した

しかし上には上がある
戦争をこうし ...
朧月
いっそ星ない夜空に広がり
コーヒー牛乳みたいになれよな


欠けたのは
月かそれとも愛なのか
わからずいつも満月を待つ


今生の
別れとかいうことばにも
近 ...
難波から紅いひのとりに乗って、
ひとり険しい顔で電光石火へと向かった
本店は広島にあるのだけど、
東京と名古屋にも店があったのだ

鉄板に載った人にやさしくは、
贅沢にも肉の量がダブルで
...
人間の始まりの前まで遡れば
この血を継いできたものは
世界中の人と同じ
私たちは地球人家族
誰もが誰をも愛せたら
人が人を殺さずに済むのに

どこかで戦争が起こる度
太古の先祖が
悲 ...
人生論のような
玉がひとつ
銅が腐食したような色の空に浮かんでいる
わたしが
満月を永くみていられないのは
たぶんそこに
欠落がないからだという
不幸な気持ちを
葡萄樽のような身体に浸 ...
悠揚たる時空の逍遥、
紫炎の鳥の群れが飛び
無数の光の樹林聳え立ち
血縁切断した剥き出しの自我 、
着地する新たな地盤の響き聴き入る

 水空に為って逝く迄に鼓動刻み
  ゆっくり凍り付 ...
 夢から夢に架けて羽ばたくときに、ちょっとの壁と扉をなくした出口は褪黄色の海が、いや世界が、フチだけ 描いてある光景で、今いるものがみちで届かない場所とすれば、水域はすこし背丈が高く、ここから下ってく ... そして医者がわたしのカルテに新しい病状について書き込んでいる
その手元を盗み見るがあまりの悪筆でまったく読めない
日本語ではないのかもしれない

秋が失われて久しいのだけど
秋のことは覚えて ...
でもね、いいですか
ワンオンワンミーティングで
上司が絶対言ってはいけない言葉は
「オレに任せろです」

だって、部下の悩み事や課題を聞いて
組織にフィードバックすることが
ワンオンワン ...
(番外編41―13)正岡子規の功罪

断っておくが罪と言うのはここでは勿論犯罪でない
俳句界の毛沢東、おとなしいソ連のスターリンに見えてくる

古今和歌集と紀貫之には全くの無理解で無能呼 ...
 

しばらく夢をみてないなぁ

ふと今日想った

アインシュタインが12歳のころ
自分が光になって
光を追いかけてる夢をみたって
とあるYouTubeで聴いて

天才の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
キーワードはX足立らどみ自由詩324/10/28 8:13
たもつ自由詩124/10/28 7:31
ナレーション魂①鏡文志散文(批評...2*24/10/28 5:06
奇蹟の惑星(ほし)栗栖真理亜自由詩2*24/10/28 1:43
ハイパーソニック。まぶしくて、くらい、ハイパーソニック。竜門勇気自由詩1*24/10/28 1:05
フラグメントヒロセマコト自由詩14*24/10/27 23:13
あらい自由詩3*24/10/27 22:24
翳りあるイメージの収集森田拓也俳句5*24/10/27 21:55
言葉憑きホロウ・シカ...自由詩2*24/10/27 20:47
病棟日誌レタス自由詩5*24/10/27 20:26
beast自由詩7*24/10/27 18:54
そして全ては詩になるだろう由比良 倖自由詩124/10/27 18:25
黄色い飴のピン自由詩2*24/10/27 18:25
書きたいこと自由詩2*24/10/27 18:23
ワニのひっくりかえった庭 ~きょうも仕事づくえに牙たてて~菊西 夕座自由詩2*24/10/27 17:32
しあはせ秋ひだかたけし自由詩4*24/10/27 17:29
期待栗栖真理亜自由詩124/10/27 17:00
ことばの肢体ただのみきや自由詩6*24/10/27 12:44
メリーさんもひつじ〜俳句で童話 part 1森田拓也俳句6*24/10/27 11:48
(531―14)野施行三十一(みそひと)文字水恋鳥魚夫散文(批評...024/10/27 9:47
愛してしまいたい秋葉竹短歌224/10/27 7:27
人にやさしくatsuch...自由詩11*24/10/27 7:01
ancestors自由詩6*24/10/26 18:56
満月室町 礼自由詩724/10/26 17:59
招宴の自我ひだかたけし自由詩4*24/10/26 17:42
わたくしはそこよりうえにあるあらい自由詩5*24/10/26 16:13
カルテと文鳥そらの珊瑚自由詩13*24/10/26 14:19
1on1ミーティングイオン自由詩1*24/10/26 11:15
(531―13)野施行三十一(みそひと)文字水恋鳥魚夫散文(批評...024/10/26 9:38
野暮秋葉竹自由詩124/10/26 8:19

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