帆柱の{ルビ帆布=はんぷ}は風に散り
ボロボロになった海図を胸に
白骨化した船長は錆びた剣を掲げ
地獄から呻くようなかけ声でヨーソロー! と
かけ声を響かせた
白骨の水夫たちは深海魚のように ...
すみれの日あなたは今もそこにいて横断歩道を渡らない

右岸には青い鳥がいて左岸には神様が居る 私ふやける

だれだって皮膚を剥いたら一緒でしょ いいえあなたの骨はとくべつ
おれたちを殺してくるものすべてをこの手で排除するなら
おれたちにいったい何がのこるというのだろう
シールのはげた醤油差し
ドラグストアに並ぶシャンプーの群れ
大根の花
そういうものにおれたち ...
 呱呱のそこ何処 かしこに、嵐そのもの垂る虹硝子の胸 かざり 抱懐 あとのまつりとなり、切り取られた影のわけ、梟をまなうらを担った。
 軽くなった躯 皓い、{ルビ露=アラワ}、{ルビ暈=ボ}け{ルビ ...
ちょっとウキウキ 食べてサクサク

リッツパーティーの気分

でも鰻丼 肝吸い付き 甘味はないよ


空はハレバレ 歩きザクザク

ハイキングに行くような

テレビゲーム 汗を流 ...
枝々絡ませ絡み合う
裸木の群れ無数無数
暗闇に映え出ては
白銀の異様、
照り輝く


視界に川の水流れ
流麗に透きとほり
ターコイズブルー
その深み溜まりへ
異様の形為す溜まりへ ...
1584年の天正遣欧使節の後、
反カトリック勢力である
ネーデルラント北部7州の独立後、
オランダ東インド会社の設立と
アムステルダム銀行の設立を見たうえで
伊達政宗は支倉常長に命じて
ス ...
小さな庭の忘れ柚子
採ってみれば中がブカブカしています
ちょっと前まであんなに固かったのにどうしたことでしょう
果汁を絞ってみたところで焼き魚の足しにはならないでしょうね
この数ヵ月ですっかり ...
 殊更に云うほどの事でもないが
 冷めたフライドポテトは
 不味い

 二人用テーブルで
 アイス珈琲になってしまった
 ホットドリンクカップを口へ運びながら
 今ここの この 
 い ...
シン・ジャガのシンは新です。
収穫されたばかりの新しいジャガイモです。
シン・タマは新しいタマネギです。
新しいたまさんではありません。
残念ながら、ぼくはもう再生不可能です。

では、
...
○「価値観の見直し」
「文明主義」
「自由主義」
「民主主義」
根幹がゆらいでいる
新しい価値観が必要とされている気がしてならない

○「ヒューマンエラー」
僕の田舎では
「言った! ...
社長さんが有給を取った
社長さんだから
就業規則とか関係ないのに
パソコンで作ったであろう
お手製の服務整理簿を持ってきて
海に行くんだ
と少し照れくさそうに置いていった
社長さ ...
不思議だね
夜をいくつもめくったのにそこには
やさしさがあるようだよ
ひかる
ひかるのは星と
ひかるのは愛とそして
ありきたりな日常のようだよ

不思議だね
ことばよ
いつもそこに ...
コトコトと
ゴボウと牛肉の甘煮を作る
グラスを傾けながら
美味くなれよと
酒気帯び呪文
故人を偲び
独り
骨を拾った帰り道
西陽がとても眩しくて
何も見えない    

いっそあの夕陽に向かって
ふたり 空の果てまで行ってしまおうか

何時も一緒に{ルビ詩=うた}を歌っ ...
茫洋と祈っている
あなたの声の
哀しげ透きとほる異様、
覆い包み込む
水の辺 


水の辺に
憩う恋人達の
時に時の溶解し、
熱情溢れ流れ
嬉しさ異様な迄


ノイジーにロ ...
 適職診断ってあるじゃん

 質問に答えていくと 

 あなたは美術関係の仕事が向いてます

 みたいな

 弁護士とかさ

 営業職とかさ

 色々あるのはいいんだけどさ ...
パッと在り
ポッと浮かぶ
瞑目すれば
意識の視界に
貴女の顔、
記憶のなかの
誰かに
似ている様で
誰でもない、
初めて出逢う
顔、顔、顔、

貴女は誰?
貴女たちは誰?
...
1月15日って父の命日なんです。
2024年の元旦は初っ端から惨憺たる思いにさせられてしまい、
気が滅入るばかりです。
自然の過酷な光よりも、知の光を浴びていたいのですが、
命日も44回を ...
久々に逢った親友白髪増え歳を取ったと互いに笑う

蛍見に行った場所にはもういない子供の頃と環境違う

高台の団地未だに埋まらない魅力に欠ける住環境

まだ何もない山崩し団地出来お勧め出来た ...
{ルビ冬の雷=ふゆのらい}マクドナルドは混んでおり

紙の白寒しインクは北斎の藍

餅の黴削ぐ母在りて台所

冬苺 逢いたい、だなんて今さら

倒れこむ人の音かと しずり雪

空咳 ...
少しばかりの軽い眩暈は、暗闇とうっすらとした雪明かりのせいなのか
それとも、未明に降り出した重い湿雪が足にまとわりつくためなのか
たぶん、それは眩暈とかではなくて
朝のうちに歩いておこうとする、 ...
ちいさな灯りを枕元に遺しておこう
キミが真っ暗闇でも
夢を掘り起こせるように

閉じられたまぶたの下で
かすかに動く気配みせる眼球

昼間の世界とは別に
もうひとつの世界があると知った ...
タンスの引き出しを開け
下から二段目の引き出しを開け
折り畳まれていたものを取り出す
平たいそれにぷすりと針をさし
シュコシュコ空気を入れると
たちまち一人の人間が現れ
途端に勢いよくしゃ ...
光る風光る
風に乗る雲へ
さようならと
手をふる
風の子




鈍色の空の
雲間から
光がさしこんで来て
いのちに灯る
もう居れなくてもいい

もう離れててもいい

それでもいいから

それでも好きでいさせて
幼いとき
旧電車通り と大人たちが呼ぶ
ながい一本道を渡り
手習いを教わった

空も海もしらない
蛍光灯の平板な光がまぶしい

美しくも醜くもない
手本を右に
半紙をよごしてばかり ...
 あれは五年前、ぼくがまだ大学院の二年生のときのことでした。実験室で、クロレート電解のサンプリングをしていたときのことでした。共同実験者と二人で、三十時間の追跡実験をしておりました。途中一度でも ... フルオブライフ、
透明度の高い日々だった
言い換えれば僕たちの
一つ一つ箱詰めにされた
コワーキングスペース


揺れること、かすかな
軸を保ちながら
君の硬い輪郭線で、描か ...
自分の為に人の為
努め営むそのチカラ、
『鉄の忍耐、石の辛抱』
ゲーテの格言、幸い抱き耐え忍ぶ
オノレ、日々時々この瞬間に歓び愛し!
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
難破船レタス自由詩4*24/1/16 23:07
すみれの日はるな短歌324/1/16 23:05
おれたちは雑貨にすぎない長束静樹自由詩524/1/16 22:05
たとえ曇天星邱あらい自由詩124/1/16 21:21
独り言2短角牛自由詩024/1/16 19:38
五行歌、ヴィジョンひだかたけし自由詩524/1/16 17:25
シン・VIVANTatsuch...自由詩10*24/1/16 14:36
柚子湯そらの珊瑚自由詩5*24/1/16 13:18
二階席リリー自由詩3*24/1/16 12:30
シン・ジャガたま自由詩7*24/1/16 10:05
独り言1.16ホカチャン自由詩3*24/1/16 7:31
社長さんの有給たもつ自由詩124/1/16 6:55
いてくださいかんな自由詩424/1/16 5:02
五行歌 夜な夜なレタス自由詩5*24/1/16 0:10
きみに帰る自由詩7*24/1/15 22:50
五行歌、水の辺にてひだかたけし自由詩6*24/1/15 18:46
適職診断おやすみ自由詩324/1/15 17:53
意識の光景27◯顔ひだかたけし自由詩6*24/1/15 16:00
過酷な元旦ナンモナイデ...自由詩2*24/1/15 14:06
環境夏川ゆう短歌124/1/15 11:48
冬の雷そらの珊瑚俳句3*24/1/15 11:13
雪の降る、音。山人自由詩5+*24/1/15 10:30
眠りに埋もれた夢のいくつかそらの珊瑚自由詩6*24/1/15 10:29
何事やまうちあつ...自由詩224/1/15 9:18
※五行歌 二首「光る風光る」こしごえ自由詩4*24/1/15 8:53
あなたの横あも自由詩124/1/15 4:51
手習い形代 律自由詩6*24/1/15 3:59
火だるまパンツ事件。田中宏輔自由詩9*24/1/15 0:28
フルオブライフねことら自由詩324/1/14 22:08
五行歌、チカラというモノひだかたけし自由詩424/1/14 21:54

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加筆訂正:
柚子湯/そらの珊瑚[24/1/16 19:28]
加筆しました
眠りに埋もれた夢のいくつか/そらの珊瑚[24/1/16 12:14]
改行、また、少し修正しました
3.59sec.