朦朧と彷徨う午後を適切な言葉で語ればどうにか恰好がつく気がして、汗ばんだ肌の不快感は無視することにした、太陽はかろうじて顔を覗かせている程度で、圧倒的な湿度の高さがすべてを塗り潰していた、真っ当な ...  陽のかげる時
 美しくなる人だった
 陽の輝く時は
 自分から遠くなった心を
 捜しかねているのだ

 まして雨の時など
 濡れた頬に
 昨夜のベーゼが生き生きと甦っている

  ...
蜩の
歌は
どこかさびしいよ
愛と命を
歌うけれどさ

 ※ 蜩=ひぐらし。別名、かなかな。
「真実なんて、どこにあるんだろう?」と、ぼく。
「きみが求めている真実がないってことかな?」と、詩人。


でかかった言葉が、ぼくを詰まらせた。


文章を書くということは、自分自身を眺 ...
 朝から雨
 雨はすき間だらけ
 貴女へと降りそそぐ雨

 雨傘の下の
 雨漏り
 或る足音を乱す雨

 アルコールを和らげ
 甘く染まり
 悪童に遊ばれる雨

 雨に出会うと ...
 good day

明るい雨がさらってゆく
うしろむきの心
光をこぼしあう緑の葉はさざめき
笑う
傘なんかいらないじゃん、と


 梅雨明けはまだ先

飛行機がゆく音は
雷鳴 ...
大気の芯はつめたく溶けた硝子で出来ている

濃い影に瞳を浸し

耳は遠い過去でボートを漕いでいた

死んだ男の携帯番号を消していないのに気がついた

やせっぽっちの若造のまま逝ったやつ ...
言葉というのは
光の反射のよう
どこでどう曲折するのか
鏡に聴いてもわからない

みんなひとりで大きくなったような顔をして
まるで迷子の心細さなど
味わったことも無い顔を ...
ぶきは果実
まずは本質を理解する
その色
その匂い
その振動

おだやかなひかりに同化する
この肌
この血液
このたましい

もとめあうことを赦され
あたえあうことで
結 ...
 はじめての晩餐は
 邑に訪れたちいさな食堂で
 私たちのざる蕎麦をお月夜に見立てる
 ふるぼけた小卓でやおら啜れば
 コップには光る泉も噴水もあって
 おばちゃんのコロッケ
 箸おきに触 ...
ゆっくり暮れゆく
この一日に
さざめき残響する
アナタという相貌、
一つのステーション、

きっと肝心なこと、
幼き空白の日々に
真白き静かさ記憶の手前、

 行為され行為したこと ...
風景が霞むほどの雨のあと
水たまりには青空が映る
梅雨明けも近い

空を見れば
もう次の雨雲が控えていて
ころころと変わる空模様

そんな空の下を
こどもたちが
笑いながら走ってい ...
花は
散り
実り
芽を出す
さびしい?



芽は伸びて
光を目ざす
青空へと
うちあけるのは
しんとさびしいからです



青空の
静けさは
身にしみて
澄 ...
○「思いやり」
思いやりはちょっとしたところにあらわれる
相手が負担に思わないところにあらわれる

○「理屈妻」
ああいえばこういう
こういえばああいう
理屈はもううんざりだ
お好きな ...
あー、なにも変わらない、ボロの部屋
ゴミ袋の中の昨日と分別中の今日 
そして明日も良い天気かな 少し不安
とりあえず、納豆&卵かけゴハンを食べる

おそるおそる粘つく息をして 咳き込む
叫 ...
当社の志望理由はわかりました
錆びた男でサビオさん
変わった名前ですよね
なんか、いわれがあるんですか?

はい、父親がつけました
キラキラネームは名前負けするけど
マイナスネームは名前 ...
からだよりこころが大事というけれどそんなこというその顔が好き



こんやだけさみしいからだがさみしいとすなおになるから涙が出るんだ



カラカラと笑っているのはカラカラ ...
{引用=


   日々のいたみを忘れるように
   ときおり視野の淵をはしる線
   四季の陰影をかなでる奏者
   モノクロームで、ことたりる
   もう
   彼方からの
   ...
蠅、はえ、馬糞に蠅。
眠る仔馬のお尻を眺めていたら
女性グループに声をかけられた
撮ってもらっていいですか?
仔馬のお尻が好きな人は
どうやら信頼できるらしい
はい、喜んで。
馬の親子と ...
足音が食事をひとつ運んでく
足音がカルテを二枚運んでく
足音が廊下を曲がり消えてゆく
足音が眠りを運んでくる

味。よく知っている。ああ。味。の罰。(アイスを渋々買ってくれたあなた)もう十分 ...
忘れるという
悲しみよりも
今を生きられる
喜びを思いたい
あなたのいのちと



私にとって
最高の存在たちと
出会えたことは
幸運である
夢ではないんだ



...
人生に於いて他人に迷惑を掛けて良い瞬間は、幸福の絶頂にあるときと不幸の谷底にあるときのただ二つであり、これらは同時に人生に於いて最も冷静でいなければならない瞬間である。 暮らすことを
楽しむ
いつもではない
けれど
生を活かす
こころの傷を
静かに
受けとめる
闇を聴くと
戦ぐ光

 ※ 戦ぐ=そよぐ
光の骨をなぞる指のことを もう思い出せない

言葉を思いかえすほどに
少しずつずれて嘘になってゆく
そのグラデーションをせめて美しく
夕映えに織り込んで
待っているうちに
身体は闇の鱗で ...
終りある戦い
えっ
何と戦うの
自分とだろ えっ
そもそも戦わないよ



戦いというのは
不毛である
負けても
勝っても
お互いに傷つく



争うよりも
握手 ...
○「梅雨空」
見上げれば鬱になる
今日も雨、雨、雨┅
雨の日はいっそう
老いが身にしみる

見上げれば鬱になる
今日も朝から探し物 メガネ 携帯 薬┅
雨の日はいっそう
ボケが深くな ...
 遠き{ルビ溪=たに} 浅瀬の小ざかな追う少女

  霊水さざめき萩の咲きいる
ノーブルなおば様の厭らしさというのはあるよ
というのは、このご時世に澄ましてられるとしたら
何か間違った理由によるものと考えざるを得ないからだ

実際、他の誰が災難に落ちようと
澄ました顔を ...
メーカー希望価格の最高級ラインが2,500円
大手釣具ショップで2,200円くらい
それがネットでは1,400円から3,400円で売っている
釣り針も大手釣具ショップで16個入りで200円くらい ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
PAC-MANホロウ・シカ...自由詩2*24/6/30 16:33
或る女リリー自由詩15*24/6/30 16:30
※五行歌「愛と命を 歌うけれどさ」こしごえ自由詩6*24/6/30 16:23
The Show Must Go On。田中宏輔自由詩8*24/6/30 12:08
soft_m...自由詩924/6/30 10:48
氷菓そらの珊瑚自由詩15*24/6/30 10:38
葬夢ただのみきや自由詩6*24/6/30 10:14
愛をこめて花束をまっすぐに秋葉竹自由詩324/6/30 5:38
ぼくたちのたたかい佐野ごんた自由詩5*24/6/30 4:47
渾名soft_m...自由詩424/6/29 19:49
詩想、『真白き夢』からひだかたけし自由詩324/6/29 17:48
雨に濡れてもヒロセマコト自由詩13*24/6/29 16:10
※五行歌 三首「澄んでゆく さびしみ」こしごえ自由詩4*24/6/29 14:53
独り言6.29zenyam...自由詩4*24/6/29 14:14
たぶん、きっとatsuch...自由詩11*24/6/29 12:57
錆男イオン自由詩3*24/6/29 11:47
かまってちゃん秋葉竹短歌224/6/29 9:53
短詩ryinx自由詩1024/6/29 1:49
仔馬のお尻を眺めていたら松岡宮自由詩324/6/28 23:39
父の日森 真察人自由詩224/6/28 22:19
※五行歌 三首「あなたのいのちと」こしごえ自由詩4*24/6/28 10:10
人生山あり谷あり森 真察人散文(批評...124/6/27 16:24
※五行歌「生を活かす」こしごえ自由詩3*24/6/27 14:28
※五行歌「闇を聴くと」自由詩4*24/6/27 14:27
水へ還る塔野夏子自由詩14*24/6/27 10:30
※五行歌 三首「そもそも戦わないよ」こしごえ自由詩4*24/6/27 9:23
独り言6.27zenyam...自由詩4*24/6/27 9:20
追憶リリー短歌3*24/6/27 4:49
ノーブルドレスりゅうさん自由詩524/6/27 4:46
【渓流】摩訶不思議な相場レタス自由詩5*24/6/26 23:39

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