セブンイレブン、イートイン
初冬に飲むアイスコーヒー、
砕氷は溶けず身体冷えて冷えて
向かいに営業していた喫茶店、
半年で潰れ
ガラス戸越しの漆黒の闇
日々青い青い空ひろがる
東 ...
枯芒今日も見たよ幽霊を
{ルビ天=あま}冴ゆる我は天使を空に見し
寒さに負けじとの思いが我を推す
たま風や遠い亡霊を訪ねおり
燗酒をあおる父の背は寂し
...
振り返るこころの余裕があるだろうか
前進あるのみ
前だけを見て歩いている君は
視界良好だろうか
目前に広がる景色の中に
霞のかかる点障はないだろうか
...
だれかがゆってたんだけど
かわのむこうには
いけないんだって
ああ
それはイケナイ
川の近くには
セイタカアワダチソウが茂っていて
いつものパルプの臭いがして
高架橋の下は ...
どんなに立派な人でも
どんなに美しい人でも
それはガン細胞かウイルスでしかない
仮面舞踏会のように
知って知らずか
浮かれて生きている
何処かで聞いたのは
人は皆 うんこ製造機だと… ...
静かな夜に独り酒をあおり
訳のわからぬ経を読み
華を散らし
伽羅を焚いた
想い人に手向ける夜だ
今となっては届かない俺の声は夜空に消えてゆく
あの時
こうあれば
ああすれば良かった ...
ある日、部屋の灯りをつけないことに決めた、中心部に近い住宅地にあるこのハイツでは、街路の灯りだけで充分過ごせることに気付いたのだ、この街には暗闇が無い、俺はずっと山の近くで育った、そのあたりじゃ陽 ...
わたしには、これが、生活なのか、感情なのか、問題なのか気の迷いなのかもうわからず、砦のように敷き詰めた綿の部屋で、あとからあとから湧いてくる埃を集めて捨てている。壊れた予測変換機能付きの思考、締ま ...
まったき明るい赤みがかった砂利道をゆく
砂利道はやがて深い深い森へ至る
感覚され艶めきの外界、確かに在り
直観され浮き立つ内界、確かに在り
この世界、これら二局面から成り在り ...
熱気籠るこの白い小部屋に
雨が降る、静かに 銀の雨が降る
世界を透明に染め私の意識を覚醒させ
五感の縛りを解き
浮き立つ様々な形象
この意識の最中に在り
私の内底から溢れ出る
精 ...
寒風、
常緑樹の生垣が吐く
銀白と やがて溶け
やさしげに揺れる
山茶花
気温が高い
紅葉しているけれど
ゆっくり紅葉している
そこまで厚着しなくても
快適に過ごせている
冬の入口が見える
もうすぐ気温が下がり
寒さがやってくる
紅葉の眩しいぐら ...
霜月の初めに思う来年の賦
秋の夜も残り少なし仰ぎ見る
孤独とのはざまにあるは若煙草
夕暮れて秋の雨降る庭の隅
時雨れては{ルビ首=こうべ}の垂れる文化の日
孤独との架け橋 ...
早朝の待合室で手袋をとってひと息入れる遠い国から
たくさんの秘密を分け合おうよ。ときには魔女のように下卑た笑みをいっぱいに浮かべながら、沸きたつ好奇心に駆られて、たくさんの楽しいことを。
たとえば小学校の男子用トイレ。その鍵がかけられた個室のドアー ...
雨の子になってみたいな 魂が渇くことなく笑えるでしょう
レインツリー 逃げ込んだなら枝の下 母に似た君に会える気がする
さぼてんが奏でる音色レインスティック 何かと問う声ふるえは止まず
...
どうしてひとりの人しかいないんだろう
微分したキャンディーは溶けて
積分した気持ちは夕焼けに
またひとりの友が溶けてなくなった夜に
泣き屋はパンを返してくれた
そのパンは固くなってしまって
食べるには自分の ...
清らかな
水流、蒼天を流れゆく
鳥の啼き声、辺りから鋭く響き
きらり、きらり
太陽の光滴 蒼天の水流を飛び跳ね
ふと躍り入る巨大 宇宙の心音在り。
自分のこころが
話し相手の私
悪も私
善も私
いろんな私
草紅葉の
風色を
みつめる
ほほ笑みのかげりは
遠いこの横顔
一日がこぼれゆこうとしている
どこへ
だれの手によって
疑問符は
フェイクファーのふかふかの中で
あくびを噛み殺して
目を閉じる
ここはやがて誰の手も届かない場所になる
別府湾を切 ...
今一番見失われているものは
信じる心ではないか
詐欺の多い時代ではあるが
人を信じないでは生きていけない
たとえ生きていけたとしても楽しくはない
人間の喜びは
人を信じることとともにあ ...
透き通るように白い肌を薄く削ったらカラフルな内臓がみえました
先端から雲がもくもくまとわりついた飛行機がトマトの味がするように
右手の人差し指で僕から眠った星に地平線を引けば
左手で ...
大丈夫?
大丈夫
心配?
心配ない
私が私に尋ね
私が私に答える
それは内なる神との対話
私たちが見ているものは
私たちが見ていると信じるものは
本当に私たちの目が見ているのか
...
のらねこに水をもらった
酔いつぶれて公園で寝てた
もうどうしようもなかった
なにもかもが不穏な結末につながる物語
主人公は、酒を飲んで公園で倒れた
そして二度と目を覚ましたくないと
夢 ...
心音の意味は未だ口にしない
逆さまの三月にサーカス探す
ぞんざいに存在してるお惣菜
虎の七と八を切り分けた刀
あかんねん 茜さす目が開かんねん
許され ...
「冬の詩人」
やがて
夜明けはおとずれ
薄暗い空へ 一羽 また一羽
飛びたってゆくとりたちのざわめき
眠らない草花で
静まらない木々の枝 ...
大天使が繋いだ遺体、夏が死んでいた。
たいてんしかつな いたいたい なつかしんていた
退転四月凪いだ痛い、懐かしんでいた。
朝に、
緻密に絡まり合う
力動の
自己意識持つ
黄金の
おもちゃ箱
創りつつ
アパートの部屋、外に出れば
とどろきの宇宙大河
意味を凌駕し垂直に流れ
盛んな響き輝き ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
朝の天使たち
ひだかたけし
自由詩
6*
23/12/2 15:32
つれづれと俳句
朧月夜
俳句
2*
23/12/2 13:43
明日君は
佐白光
自由詩
2*
23/12/2 11:00
夕
ねなぎ
自由詩
1
23/12/2 9:24
盗人
レタス
自由詩
2*
23/12/2 4:10
夜の旅路
〃
自由詩
9
23/12/2 1:52
夜が騙している
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
23/12/1 21:28
綿の部屋
はるな
散文(批評...
1
23/12/1 18:46
詩想42
ひだかたけし
自由詩
5*
23/12/1 18:19
貴女(改訂)
〃
自由詩
3*
23/12/1 15:16
五行歌 一首「雪もよい」
リリー
自由詩
4*
23/12/1 13:14
冬の入口
夏川ゆう
自由詩
2
23/12/1 12:16
つれづれと俳句
朧月夜
俳句
3*
23/12/1 11:08
2023年12月1日、遠い国からおはようございます。
足立らどみ
短歌
5
23/12/1 6:01
卵
本田憲嵩
自由詩
6
23/12/1 0:30
雨のうた
46U
短歌
6*
23/11/30 22:27
初冬
かち
自由詩
2
23/11/30 20:59
gastronome 41-50
AB(なかほ...
自由詩
5*
23/11/30 19:20
意識の光景10(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5
23/11/30 15:53
※五行歌「自分のこころが 話し相手の私」
こしごえ
自由詩
8*
23/11/30 13:10
※五行歌「遠いこの横顔」
〃
自由詩
3*
23/11/30 13:09
まがいもの やがて夜にのまれる
そらの珊瑚
自由詩
12*
23/11/30 10:52
信じる心
ホカチャン
自由詩
4*
23/11/30 8:07
硝子を割って
暗合
自由詩
2
23/11/30 7:46
キューピッドとプシュケ ~Aretha Franklinに
カワグチタケ...
自由詩
0
23/11/29 23:53
のらねこのブルーズ
竜門勇気
自由詩
1*
23/11/29 21:03
弾んだ音弾いた
水宮うみ
川柳
2*
23/11/29 20:50
冬の詩人 2023
丘 光平
自由詩
3
23/11/29 19:35
天使いた遺伝子移転した(回文)
水宮うみ
自由詩
3*
23/11/29 16:23
おもちゃ箱2(改訂)
ひだかたけし
自由詩
3*
23/11/29 15:46
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
加筆訂正:
まがいもの やがて夜にのまれる
/
そらの珊瑚
[23/12/1 12:06]
最終連加筆しました。
3.3sec.