喫茶フィガロで食べたチキンカレー
オレンジ色の洪水が
厚めに切った玉葱とチキンとともに口の中でぶつかり合う
喉の奥で絡まる暑さと辛さ
まるで口腔全体が待ち受けたように全ての旨みを受け止める
...
sunoAIに夢中になっている僕を
冷めた目で見ている君のことを
薄々感じながら
のめり込んで
生成される楽曲の聴き比べ
楽曲スタイルの指示を
足し算引き算しながら
気色いい曲が弾き出さ ...
街の明かり灯り
拳を握る子供の
小さな、
それでいて力強い手
遥か遠く置き去りにされた
記憶の帷を突き破り
開く時の瞬間、
内包された何か
ぐんぐん伸び来て
一気に展開され
...
ぼんやりと雨で白灰色にくすんだ空を見上げ
彼はただ自分の不遇を嘆いていた
心地よい雨音
窓に映る何も変わることのない陰鬱な樹影
まるで干からびて細い指を広げて絡め取ってしまいそうな
自分 ...
ある少女が広場で粗末な麻の衣服すら全て脱がされ
諸肌出した状態で鞭打ちの刑に処されていた
どこかで小耳に挟んだメロディに
彼女なりの詞を乗せて口ずさんでいたのが災いとなった
彼女の歌声を聞きつ ...
南の祖母は
星の名を教えてくれた
できの悪い生徒である私は
星の名をときどきまちがえた
そのたびに
牛乳をいれたコップが割れたり
黒猫が尿路結石になったり
母の眼鏡が折れたり
祖母は言 ...
○「坐禅」
「ムームームー┅┅」
今日も広いお堂にすわる
若いお坊さんとすわる
世間から切り離された特別な空間だ
しかしムになろうとしても
ムにはなれない
かえっていろいろなものがき ...
一
僕らが互いに
傷つけあうことで
互いの心に
拳を打ちこむことで
五月の空に
広がっていく亀裂
それは、樹のようにも見える
幹の下から仰ぎ見る
真っ白な枝の広がりに ...
ささくれをめくる
なくする
そう自分をなくするだけ
傷ではなく暇つぶしの惰性で飽き性な私の
遊ぶ人はいないし
私と話す人はいない
私は私と見つめあっている
私が私を見ているだけで
じっ ...
YouTube番組を見れるように、母親の家にモニターとBluetoothスピーカーとファイヤーTVチューナーを持って行った。スマホのテザリングの設定をしようとしたら、ケチ臭いソフトバンクらしく、別料 ...
小さき窓を開けて夜空に質問状
キャンドゥで
ちいかわのミニメッシュポーチ見つけたよ
これで私も
100均財布界隈になるのだ
ちいさなよろこびを
いつでも見れるようにする
...
音楽を聴きながら寝落ちする
幸せな瞬間を味わうと
意識が目覚めた時
まだ目を瞑っていても
瞼を微かに照らす
カーテンの隙間の光が
寂しさを固めて
目やにとなる
ピンのあるタイヤは禁止されて
スタッドレスタイヤの時代になっても
凍結路面での安全性は保たれている
トゲのあるコトバは禁止されて
スタッドレスマンの時代になったので
凍結場面での安全性は ...
夕暮れ時の後ろ影が何か言ってら
後ろ影、紆余曲折の果てに
辿り着くべき場所を
わたしと云う意識が
わたしではない
本当の私へと
辿りながら
バカっタレが
貴様がワタシはワタシだと
...
やわらかく
時に鋭く
言葉を紡ぐ
ママもパパもおじいちゃんおばあちゃんも
近所の犬も猫も
通っている幼稚園だって小学校だって
周りにある物事すべて
こどもにかかればあっという間に不思 ...
岸壁に腰かけて
オレンジ色に光る波を見てた
足踏みしかできない私たちが
束の間 癒された時
こうなる前に
どうにかできただろうに
選択権は私にしかなく
...
○「やさしさ」
言葉だけのやさしさ
形だけのやさしさ
見かけだけのやさしさに
惑わされてはいけない
強さの裏付けのないやさしさなんて
すぐに崩れてしまう
人生の四苦八苦を生き抜くことはで ...
季は移り柚子の花弁の散り果つる
途切れなき来訪者あり五月晴
聖五月寿命を憂ふ{ルビ媼=おうな}来ぬ
君は捌かれてゆく
綺麗に身をほぐされてゆく
おろしのような雪に
赤い魂が沈んで
旨くなって欲しいと願う夜に
この世のために何ができるか、ではなく
この世は何のためにあるか、であると
...
濁った瞳の上に暗幕が振り掛かる
握り潰した命が悲鳴をあげて指の間から紅い血を滴らせ
黒い大地に歪な池を象造(かたちづく)る
天は狂喜の雄叫びを揚げ嵐を呼び寄せ
病んだ精神(こころ)を深い闇 ...
決して堕ちまいとして必死に樹木の枝にぶら下がる青い果実
一口かじればまだ硬くて甘酸っぱい味がする
それは吹き荒れる嵐に抵抗しようとする証
真っ直ぐに太陽を睨みつけ世間に己れの存在を知らしめよ ...
仮面を被った少女は薔薇を抱き
読みかけの小説が傍に散らばっている
空想の中で眠るように生きている
夢見心地のままで目覚めるな
灰色の空が待っているから
夢見心地のままでいるなら
薔 ...
あの人の声が聴きたい
あの人の言葉を知りたい
願っても
それは叶わないこと
私には
もう頼れるものは何一つない
すぐそこに海が見える
5月の青空も見える
しかし、それらは
どうでも良 ...
夕方と云う緩衝地帯
埋葬される思い出
忘却と麻痺の葬送
なんにもなくなる
からこそ
例えばあの子の
コーヒーカップ
その素敵な色合い
時流からふっと
浮かび上がり
くすりと ...
昼間は夏日で
日焼けしそうなほどだったのに
午後五時の五月の風は
すこし涼しい
新緑が眩しくなると
私たちはもうそれが桜だったことを
...
曲がりくねった道をただひたすら歩いていたんだ
膝の痛みに耐えかねて立ち止まったら君がいた
朝日が辺り一面射し込むように溢れる微笑みを浮かべていたね
苦痛も何もかも吹き飛んでまた歩きだした ...
この頃、カクヨムのPVが伸びないと、自分の小説が読まれないことばかりに気をもんでいたが、考え直してみれば、人の作品を読んでいないのだから、自分の作品を読んでもらえないのは当たり前ということに ...
青い風がなく
白い波がほとばしる
草木は朝日に輝く
灰色の月が眠る
すべてが見えるとは つまり
何も見えてなど いないのだ
座席がひとつ空く
泣いたはずの誰かが星を見る
失ったこと ...
自己の意識を抑制して
心が向かうべきところを
知らなくては
己の意識は
方向性を持つ
新しい真の考えに至るためには
我がままなんて言っちゃだめだ
竹のようにしぶとい根っこを張り巡らして
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
チキンカレー
栗栖真理亜
自由詩
8*
25/5/10 19:09
sunoAI
海
自由詩
10*
25/5/10 18:58
住み処
ひだかたけし
自由詩
6
25/5/10 18:36
亀
栗栖真理亜
自由詩
3
25/5/10 13:25
むち
〃
自由詩
3*
25/5/10 11:39
星の名
尾内甲太郎
自由詩
16
25/5/10 11:30
独り言5.10
zenyam...
自由詩
3*
25/5/10 8:38
ひび割れた空
まーつん
自由詩
6*
25/5/10 4:50
誘蛾灯
這 いずる
自由詩
5*
25/5/9 23:55
クレクレ星人の独り言「保守化のすすめ」69
ジム・プリマ...
散文(批評...
1*
25/5/9 23:04
rain
紅茶猫
自由詩
3*
25/5/9 22:34
100均財布界隈
おやすみ
自由詩
1
25/5/9 21:44
目を開けたくない
海
自由詩
7*
25/5/9 19:28
スタッドレスマン
イオン
自由詩
3*
25/5/9 19:04
呼び声
ひだかたけし
自由詩
4*
25/5/9 18:44
こども
栗栖真理亜
自由詩
3
25/5/9 18:13
密々
花野誉
自由詩
4
25/5/9 13:58
独り言5、9
zenyam...
自由詩
2*
25/5/9 11:11
様々な訪問者
けいこ
俳句
1*
25/5/8 22:00
光のなかにいてよね
らりるれろ。
自由詩
1
25/5/8 21:51
闇の行方
栗栖真理亜
自由詩
2
25/5/8 21:41
青い果実
〃
自由詩
1
25/5/8 21:37
仮面少女
海
自由詩
4
25/5/8 19:25
シミ
花形新次
自由詩
1
25/5/8 19:05
断章・〉運ぶ時、時の運び〈・章断
ひだかたけし
自由詩
6*
25/5/8 18:24
新緑の頃
おやすみ
自由詩
1
25/5/8 17:39
ふたりでひとつ
栗栖真理亜
自由詩
2*
25/5/8 17:25
クレクレ星人の独り言「独りよがり」68
ジム・プリマ...
散文(批評...
1*
25/5/8 15:15
ぼくのいない惑星
みぎめ ひだ...
自由詩
2
25/5/8 12:41
我がままでなく
杉原詠二(黒...
自由詩
3*
25/5/8 11:49
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
5.1sec.