昨夜は午前2時に起き
奥深い渓へと向かった

午前5時頃に渓の入口に着き
身支度を整えて路の無い藪を掻き分け遡り
25cmのニジマスと20cmのヤマメを釣り上げ
今夜の夕餉はこれで良いと渓 ...
反芻する燦き
一瞬に繁茂する刺の立体に
軟い平面を見つけたと喜ぶが
巨視による立体構造の発見に
落胆する背中をみて育った子
ゴーフレットを手に取って
割れる音に音階を
割れた形に幾何学を ...
人は
誰でも
複雑だ
ただそれが
表に出るか出ないかだろう



人のこころを
傷つけて
私も傷つく
ごめんなさい
あなたへ



人と人の
縁も
ふしぎだ
...
 岬に立つと
 陽の輝きが急に増す
 気がつけば波間に閃めく舟も
 ずいぶん遠かった

 入道雲のわき立っている水平線 
 みづ色の{ルビ礫=こいし}のように光る舟のそばで
 一羽のかも ...
さーて、来週のサザエさんは

ワレ、もといワカメです
このあいだ、お兄ちゃんのお友達の
中島くんが訪ねて来て
ワカメちゃんが知らない
すっごく気持ちいいこと教えてあげる
って私のスカート ...
ある日風が吹く
身が軽くなり自由で
ここがどこかも忘れて
唄いだす

上手いかどうかは
関係なく
好きなだけ

唄えなくしたあの人のこと
やっとどうでもよく思えた

唄は風に乗 ...
自称詩人って何ですか
見つけにくいものですか
公衆便所も
電信柱の陰も
探したけれど見つからないのに
まだまだ探す気ですか
それより僕と69でもしませんか

探すのを止めたとき
変死 ...
あんなに
ビンビンだった
朝が懐かしい

プレイボーイの巻頭グラビアで
スコラという言葉を聞くだけで
先端が濡れていた

どんなことがあっても
大丈夫だと信じてた
俺のポコチンは最 ...
痩せこけ骸骨になっていく
無数の子供たちの影 、 

 一本柱に蒼い首突き刺さり

溢れ落ちるもの 、
しと しと しと
白壁に染み渡り伝わる
音の一つひとつ
反響し自らを刻み込む、 ...
カモメが翼を一文字に広げて飛んで行く

灰青色の空
雲は途切れ途切れに流れた

生温い風と遠くざわめく静かな波

周りの声はいつの間にか波にかき消された

水平線の境はハッキリと分か ...
夏が押し寄せてきた
ブルーのイメージ
ブルーだけど薄いブルー

暑さだけで考えればレッド
全体的に考えればブルー

夏は海というイメージ
青空というイメージ
ブルーで包まれている
...
 夏休みだと言うのに

 恋も夢もお金もなくて

 カラオケ帰りに

 パピコはんぶんこしてる

 のんちゃんと私



 暑いって言ったらデコピン!

 って言ったそ ...
夏の宵にサイレン聴いて

なくした痛みを思い出す


一度だけ開いた

僕の羽



飛べるわけでもないのにね


存在証明


頭に浮かんだワード



左 ...
がんばらなくてもいい
がんばってもいい

勝たなくてもいい
勝ってもいい

ほめられなくてもいい
ほめられてもいい

まちがってもいい
まちがわなくてもいい

みんなとちがって ...
陽が暮れて
街灯が照らす
ベンチにポツン

もう来ない
来るかもしれない

動けずに
待てば待つほど

暗がりに浮かび上がる
闇の沈黙の内に
聴き取る響き
蠢き疼く
何か達 、
どっと押し寄せ

大地という基盤を失う瞬間、

光の回廊 真っ直ぐ奥へ奥へ伸びゆき
自らの自己意識の極限痺れ真っ白に
私は在る  ...
{ルビ画布=カンヴァス}の中に
(夏目漱石『三四郎』三)

海がある。
(詩篇一〇四・二五)

海辺のきわまで
(エリノア・ファージョン『町かどのジム』ありあまり島、松岡享子訳)

...
お祝いを あつめたから お祭り
あつめて こねてかためて 高く
火を点す
足もとに藁つんで
焼けた 爛れた どぉんど昇れ

マイマイの空家は渦の声
ことば忘れて かぶせ 転がす
あわい ...
夏の浜辺で、少年と父親が対話しました。


父親:俺は若い時、驕り高ぶっていた。自分が大した野郎だと、思い込んでいたんだ。働いて働いて、やっと分かった。俺は、チンケな男。人の一生は長い。その答え ...
乾いた金属音に、たるみ切った意識が醒めても
しぼんだ脳は白球の行方を捉えられない
職人が切換える幾つもの映像が
先へ、先へと白球を追いやるから
僕は冷房の檻に這いつくばったまま
コピー紙の裏 ...
 激しく降った雨で
 低い土手の生い繁る雑木は
 いっそう緑濃くなり

 駐車場の水溜りをよけながら
 歩くスカートの裾が
 まつわりつく

 建屋の脇には短い竹林の小径
 聳り立つ ...
街の海
花は泳いでいる人の
ねぇ、パラソルみたいじゃないか


降る雨にまつげを濡らす旅人は
探さないのさ
ふるさとへの道



待たないで、幸せでね、って
嘘つい ...
陰影の先端
あなたの問いかけ
あなたへの問いかけ
か細い海はある朝
空白に塗りつぶされて
涼しい駐車場になった
壊れた何かが転がっている
見入ってしまった
初夏が立ち止まる
...
人生はであいである
必死に努力ができることにであった人は
幸せである
心から信頼できる指導者にであった人は
幸せである
であいは
待っているものではなく
自分から求めていくものである ...
(君のくちびるは、まるで明るいフルーツパフェのてっぺんに添えられた、砂糖漬けチェリーのような紅さだね)。のような視線。照れながらすこし俯く、見事に染め上げたホワイトブロンドの頭髪をあかるい指さきで搔き ... 夜のスーパーは人影少なく
ゆったりと買い物ができる

入口を入ると野菜コーナーでアスパラとエリンギが眼に飛び込んだ
明日の朝はベーコンと一緒にバターソテーにしよう
このスーパーでは半額シール ...
帯の背中に団扇を挿して
下駄を鳴らす
屋台が並ぶ道は
人が溢れて賑やか

すみません、

ぶつかった人を見上げて
耳の先まで熱くなる

先輩、

よぉ、と言って
和かな所作で ...
龍神の
灯の許に
伸びる白雲、
弓形に満月取り囲み
自らの永遠の核を
月影から持ち去り
旅立った人、

その喉声の振動 、

最後に聴いた
感触の木霊、
未だ輝き残響し
コン ...
人の足元を見て、後ろ指をささんとする人間は、多い。
迎合が逆切れすると、自分史を語り出す。悪い癖だ。

私小説を語ることの難しさは、実際の現実生活は、混沌とした疑問符だらけだということだ。

...
まなざしの射程に入る
からだの一部。つまさき、へその緒、
暗い部屋をなめらかに浮遊する蛍を
捕まえようとしても、ゆびとゆびの間をすり抜け

まなざしの射程を抜ける
夜空のかけら。目を凝らし ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
【渓流】宝物レタス自由詩3*24/7/26 23:33
子供中沢人鳥自由詩224/7/26 23:24
※五行歌 三首「今ある縁に ありがとう」こしごえ自由詩4*24/7/26 21:37
みづ色の舟リリー自由詩6*24/7/26 20:04
来週のサザエさん2花形新次自由詩124/7/26 19:45
唄う自由詩324/7/26 19:31
自称詩人の中へ花形新次自由詩024/7/26 19:20
翳りゆくポコチン自由詩024/7/26 19:08
Starlessひだかたけし自由詩624/7/26 18:01
私の一部になりそうで怖い物キャサリン自由詩4*24/7/26 14:38
ブルー夏川ゆう自由詩824/7/26 11:40
パピコはんぶんこ、ってコト!?おやすみ自由詩224/7/26 7:02
めもうし自由詩2*24/7/25 20:44
どっちでもいいzenyam...自由詩1*24/7/25 19:46
待ちぼうけ自由詩324/7/25 18:52
内的体験ひだかたけし自由詩4*24/7/25 17:49
LET THERE BE MORE LIGHT。田中宏輔自由詩8*24/7/25 16:32
くろいたんじょうびsoft_m...自由詩424/7/25 16:20
大したことのない話鏡文志散文(批評...024/7/25 16:02
夏のサイレンsoft_m...自由詩224/7/25 16:01
通り雨リリー自由詩7*24/7/25 15:34
愛とか恋とか旅とか嘘のうた秋葉竹短歌224/7/25 8:06
しゃぼんたもつ自由詩724/7/25 7:54
であいzenyam...自由詩2*24/7/25 6:42
フルーツパフェ本田憲嵩自由詩624/7/25 0:04
夜に蠢くレタス自由詩8*24/7/24 23:44
夏祭り自由詩8*24/7/24 19:13
内奥の泉ひだかたけし自由詩4*24/7/24 18:06
フィクションへの意思鏡文志散文(批評...024/7/24 16:50
完備 ver...自由詩624/7/24 16:45

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加筆訂正:
通り雨/リリー[24/7/26 7:37]
改稿しました
3.18sec.