地下鉄の入り口付近
巣を作り羽根を休めるツバメの親子
親は子を巣の内側に入れ
自分は外側端っこの不安定な場所で
羽根を羽ばたかせ
必死に巣と子供達とを守っている
黒いつぶらな瞳を時折瞬きさ ...
歩道橋の下で雨を凌いでいた、空は灰色の絵具を混ぜた水のような色合で、それは逆に気分を少し冷静にさせた、灰色、それは特別なことではなかった、灰色は俺の日常の色彩だったのだ、買ったばかりの靴の底が少し ...
{引用=さりゆく夢のなかに
きっと待っていたはずの
いなくなってしまった景色に、
あの朝、
見透かされたような。 束の間の 揺れ ...
「お父さんが自称詩人のせいで
私の人生めちゃくちゃよ!」
その言葉を残して
娘は死にました
まだ23歳になったばかりでした
私は早速そのことを
自称詩にして
自称詩投稿サイトに投稿し ...
外界で異性の手を握った時
前頭葉の司令塔が崩壊した
要員たちは酒を飲んでいたから
司令塔の修復に向かったが
足取りは怪しく手元も覚束ない
司令塔は瓦礫と化したままだ
外界で唇が唇を塞いだ
...
わたし実はあのフィギュアを作る会社海洋堂さんの
下請けで働いていたことがあって まあそうだったん
ですかグリコのおまけとかチョコエッグ作ってたんで
すよ素晴らしいお仕事ですね ほんとにあのう ...
ふしあなから
花と人の裏腹を
垣間見る
ふしあなから
空と嘘の寸劇を
盗み見る
ふしあなだから
肝心なものは
何も見えない
ふしあななんだから
見えていると言う
...
昔もらった
ポケットティッシュが
引き出しから出て来た
あの頃はしあわせだったけど
今はそうでもない
ふと思ってスマホで
「しあわせ」を検索してみる
奈良時代は
為の文字の「為 ...
うちらのいのちはこんもりとしげった森ではありません
そこのわれてるひと匙にすくわれこぼれる朝露です
かの俳優はめをとじて出ばんがくるまでうごきません
さんりく産の朝採りがとかいの露店にならぶ ...
いやな詩人が出る季節になってきましたね、プシューッとひと噴き!
これで、あなたのいやな詩人を完全撃退できます。
この詩人は
ほかの詩人とはほとんど付き合いがなかったので
ほかの詩人ほど ...
周りを見渡して何も変わらない日常
ひとりぼっち
私は取り残されたまま
ぽつねんと佇む道の端っこ
ため息も涙も出ない
さようなら
さようなら
描いたはずの未来
夢なんか夢で ...
青年期(思春期の終わり頃?)になると、大抵の人は「さて僕は生きてる。ではどう生きようか?」という疑問にさらりとシフト出来るのだろうか? 「さて、でも、そもそも僕って生きてるの? 僕は何? 世界は何? ...
鈍色の民家の瓦と重なって見えた
黒味帯びる朱をのこすだけの
散り落ちぬ大輪のバラ
秋立つ日
貴女はうつむいて想いに耽り
天蓋の星たちが数回瞬く間の短い夜を
すごして ...
(番外編41―16)襟裳岬の不思議なフレーズ
悲しみを暖炉で燃やしはじめている、、、
黙りとおした 歳月を ひろい集めて
暖めあおう、、、
なんと歌謡曲の歌詞に象徴的行為詩を
盛り込 ...
○「人生100年時代」
生きているというよりも
生かされているという感じだ
何種類もの薬を飲みながら
入退院を繰り返している
長生きは
家族やお国のためにならんと思っても
お迎えが来るま ...
緑のバラを、想った
深緑の森や林の木々のなか
目立たない色で
保護色で
きっと
生命を長引かせるために
子々孫々繁栄させるために
種として生き延びるための
色として
生き ...
夢にずっと浸っていたかって
眠ると夢に行けるから眠りたい
運が良ければ前来た光景へもう一度行ける
そう願って、
日中ずっと
また、早く行きたいと
思っていて
目の前の事なんてどうでも ...
これこれ、ここをこうして、治らない
工夫して、工夫くふくふ、もうダメだ
傲慢か自虐か二択、分裂病
探します。だれを、アナタを大混乱
僕落ちて倫理の立つ瀬のないものを
九月末にカメムシ防除の消毒をしてもらうのだが、あいかわらず彼らはその予防線を突破し室内に入り込むのである。しかし、彼ら自体の悪臭と薬物の作用でほとんどの単体は家屋に侵入後絶命、若しくは瀕死の状態で仰 ...
冷蔵庫のフリーザーのところにある
あの白いプラスチックでできた
板チョコレートをくり抜いたような形をした容器に
お茶を入れて凍らせて
それをふつうの氷のようにコップに入れて
そこに冷たい ...
ことばは不思議だ
受け止められかたによって
深く傷ついたり
深く響いたりする
ことばは不思議だ
人によって
鋭いナイフともなり
時にはこころの拠り所にもなる
滔々と流れる川の水 ...
磨かれた廊下に深海魚たちがゆらり
ゆらゆらとゆっくり泳ぐ
深い眠りに就いているのか
夢をみているのかわからない
天気予報では明日は雷雨
深海魚には予報も関係なくて
廊下をゆらゆらと泳いでる ...
小さな引き出しがたくさんあり
ひとつひとつ開けてみると
よく知ってるものが入っている
探しているものはそのどれでもない
どこへしまったのだっけ
そもそもしまったのかどうかも怪しい
引き出し ...
なんせすべてが朽ちてしまうのに、(――手をあげて。)柔らかいまばたきが 非情な拍手を熾していた。とぷんとくれた凪に、過ぎた谷間の火蓋も日当たりは欲、痩せた風もなく、あらゆる臭い そして、揃えた色もなく ...
白銀の輝き無数
漆黒から浮き立ち
魂のそれぞれの
深い懊悩を携え
不規則に円周辿り巡り
打ち叩きながら息し生き
この夜を前に佇む静かさに
意識視界の深き処に
自らの在るを創造ス ...
新入生歓迎会の後、新しい生徒のクラス編成が発表さ
れ、わたしは小説部門の初等クラスに入ることになっ
た。
初等クラスのメンバーは30人ほどだったのではない
かと記憶している。もちろん全員初対面 ...
柔らかな衣のような波間が私をとらえ
夢をさらってゆく
それは束の間の安息
絶え間ない静粛の音
安らかに眠る赤子の笑顔のように
嵐のない幻を視る私の過去
腹水が溜まって
入退院を繰り返してためぐちゃん
北方派五分楽団の
解散さよならコンサートにも
参加できなかったから
五日前に会いに行って
初めてご両親とも会えたのに
今朝早く亡くなり ...
(番外編41―15-2)ノーナスノジュリンチタイガサバクカスル
タケダテツヤノハハガドナル
ドナルドトランプモマクドデロウドウシテイル
ナノニオマエハアサカラクマショウチュウノンデ
...
○「いよいよ11月」
今月は いい 月にしたいなあ!
今年は正月からいいことなかったから
○「夫婦円満のコツ」
なんでも俺のせいにしていたら
ワイフは落ち着くようだ
○「幸せ」
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
幸せの巣
栗栖真理亜
自由詩
1
24/11/2 22:51
雨の中で
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
24/11/2 22:11
ゆめに
ryinx
自由詩
11*
24/11/2 19:57
自称詩人の喜び
花形新次
自由詩
2
24/11/2 19:01
inside
海
自由詩
5*
24/11/2 18:59
おもちゃのヒコーキ
室町 礼
散文(批評...
6+
24/11/2 18:27
ふしあな
夏井椋也
自由詩
12*
24/11/2 16:18
しあわせのポケットティッシュ
イオン
自由詩
5*
24/11/2 13:53
虚を磨く
菊西 夕座
自由詩
1*
24/11/2 13:47
「詩人キラー」新発売!
田中宏輔
自由詩
9*
24/11/2 13:30
交差点
栗栖真理亜
自由詩
2*
24/11/2 12:56
生きるのって苦しいばかりなんだろうか?
由比良 倖
散文(批評...
2*
24/11/2 12:25
落日
リリー
自由詩
6*
24/11/2 12:05
(531―16)野施行三十一(みそひと)文字
水恋鳥魚夫
散文(批評...
2
24/11/2 10:30
独り言11.2
zenyam...
自由詩
1*
24/11/2 10:17
夢のなかの風景
秋葉竹
自由詩
1
24/11/2 9:26
夢枕
這 いずる
自由詩
3+*
24/11/2 7:58
どなたかの声
りゅうさん
川柳
1*
24/11/2 6:41
越冬
山人
散文(批評...
6+*
24/11/2 5:40
アイスコーヒー。
田中宏輔
自由詩
9*
24/11/2 1:32
言霊
栗栖真理亜
自由詩
4*
24/11/1 22:16
繭
レタス
自由詩
14*
24/11/1 21:33
meta
海
自由詩
7*
24/11/1 18:48
ノイズになりたい
あらい
自由詩
2*
24/11/1 18:12
意識の己。◯ノイズリダクション
ひだかたけし
自由詩
4*
24/11/1 17:58
大阪文学学校の思ひ出 ─続・大阪文学学校体験記─
室町 礼
散文(批評...
4*
24/11/1 16:29
幻を視ていた
栗栖真理亜
自由詩
0
24/11/1 12:49
対象喪失体験を乗り越える為に
板谷みきょう
自由詩
2*
24/11/1 11:14
(531―15-2)野施行三十一(みそひと)文字
水恋鳥魚夫
散文(批評...
0
24/11/1 10:26
独り言11.1
zenyam...
自由詩
1*
24/11/1 10:13
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
3.87sec.