自らの意志で動かないものを
普通は物体と呼ぶ
だとしたら
この意志の届かない手足は何だ?

十月十五日
この日を堺に
俺の左手足は麻痺し
俺の意志の届かないものに成り果ててしまった
...
今宵の月光の柔らかな白銀の拡がり 、

 周辺に無数の星を散りばめ輝かせ
  不協和音の地上の呻き聴き取り
 協和音の天上へ誘う契機与え

られながらも
同仕様もないこの苦痛、
 この ...
雨音が秒針のように
夜中の時を刻む
寝返りを何度も打つ頭から
ニョロニョロと飛び出す神経が
雨音をリフティング

眠れない眠れない眠れない

午前3時を過ぎた

雨よ時を刻まないで ...
蒼く白く浮かび上がる斜面を手のひらで滑り降りて
ごわついた皮膚の冷たさを知る
まるでゴム毬のような乳房をわし掴みしてその谷間に暗い頭を挟み
これが生きている証拠だと誇張する

あぁ、生きてい ...
って
どうよ!
下痢をしているわたしの部屋に
ジミーちゃんがたずねてきて
唐突に言ったの
最近
猫を尊敬するの
だって
猫って
あんなに小さくて命が短いのに
気にもとめない様子で
...
タマキン代表は
タマキンがでかいから
不倫ぐらいしないと
タマキンが爆発してしまうので
仕方ないと思います
面白いことが浮かばないので
もうダメだな何の価値もないな
ちんぽこも立たないし
楽しいことがないんだよ
食欲もないし
音楽聴いても本を読んでも映画を観ても
つまんないしさ
自称詩人はいつ ...
(番外編41―18―4)
寸分違わぬドイツの民族歌曲はどのようにして生まれたのか

歌曲、ドイツというと仰々しい
シューベルトの冬の旅を思い出す
歌の種類を明確に区切るは難しい

童 ...
 白い闇が襲う
 これまで生きてきた想いが募る
 私に prestoをかけようとする
 崩れかけた斜面の沿線
 時には避けて
 時には埋めて生きてきた
 はじめて神様に祈りを捧げたの
...
○「103万円の壁」
壁は一つだけではなかった
官僚がいくつも壁を築いていた

○「不幸なニュース」
テレビは今日も
世界中の不幸なニュースを
流し続けている
視聴者は不幸慣れしている ...
水族館から
水族が溢れ出した
水族は移動を続け
乾燥地帯にも
幾ばくかの水分をもたらし
貧弱な草木を発芽させた

水族館の後には
館と館長だけが残った
館長の手の甲にはいつし ...
横になればすぐにわかる
どうして今まで立っていたのだ
眠るために必要なものは、
とりあえず枕と寝床があればよい

悔しかったことや腹が立つこと
悲しいことや傷ついたこと
虫歯の痛みや腹ぺ ...
この街にあるのはマックだけで
あとは ロータリーと木と
坂道があるだけだった
冬はイルミネーションが灯った
駅を出た人は家に帰る
人の列をなして
バスも走った
その割と長い坂を登った
...
発 寒雀遊び見守る鬼瓦        拓也

 付 と、建てた大工 絵葉書もらう  らどみ
 三 絵葉書を読みつつ大工夕餉して  拓也

 四 渡る世間に良き人も知る     拓也
 五  ...
祖母ひと言わたしも老いて恋しよう 幾年の想い変わらぬ面影は 
心休まる祖父の微笑み

今はただ空しき想い胸にして 
在りし日の夢祖父と願わん

黒き眼のはたと閉じたる様まさに
花びら閉じる音に似たり
だいたいにおいて

名前はアルファベットばかり
全体的に表現すると絵文字で
笑っていたり 怒っていたり
右翼か左翼か可愛くウインク
口元から見える歯には
漢字とか
ひらがなと
...
秋空に 

流れる雲を

眺めては

ひとり路ゆき

涙ひまなし
毎日毎日空から人が落ちる光景を見ることに慣れた
最初は怖くて心を痛めていたけど
毎日見続けている内に何も思わなくなり
誰かが傷ついても誰が死んでも
他の誰かが悲しめばいいと
自分には関係ない ...
祖母の誕生日
母からこっそり
祖母が大好きなお花を聞き出しておいて
仕事帰りに買いにいく
水仙にフリージア
祖母がこよなく愛する花ばな

ねぇ、どこにあるの?
花屋を探し回っても
近 ...
全国からの人力財力注入
破壊された瓦礫の撤去
洗浄
建て直し
尋ねて応援
買って応援

忘れることなく注入

辛抱強く注入

注入

注入

再び地域に命が宿るまで
自らの
肉の終わり
見切った上で
歌い書き表さぬば、

それ、タマシイの詩書き人に在らずと。
あゝ私の記憶と云う、
奥深き畝溝から飛び立つ
銀の鱗粉の輝き羽ばたき
密やか途絶えることなく
燃え盛る意識の原野に

色付く豊潤な響きの渦 、

ビートを刻み垂直の流出の
次第輪郭を ...
なんとでも
君となら
上手くやってゆけるって

そう
想ってた

重なりあって
繋がりあって
温めあって
口づけあって

なんたって
君となら
上手くやってゆけ ...
晴れ渡る空に茶色い靄がかかり
澄んだ蒼が穢く濁る空気はまるで
突き刺さるかのように喉を刺激し
噎せかえる異物感と圧迫感に思わず咳き込む

瞳の奥は砂と化合物で詰まり
止めどなく溢れる涙すら ...
いまここに
流されて たどりついた
なんの咎なのかも知らされず
この生の失敗の成れの果てのように
流されて
打ち上げられて
それでも息をして
すべてを自らと無関係な物語のように眺めていた ...
(番外編41―18―3)薩摩守忠度辞世の和歌を託す

行き暮れて 木のした陰を 宿とせば 花や今宵の あるじならまし
そして、
忠度は都落ちの際 歌の師匠俊成にこれを託す

さざなみや 滋 ...
チャコールグレーの小さな蛾
狂ったように暴れてた
冷たいアスファルト背に
おしみなくしぶとく力なく
さかしまの日差しに浮かれ
うなされて
生死の境を針と糸
縫うように縫うように
浮いて ...
   ――完成された時のなかでは、空想だったあの人も、生まれ、生きて、心をふるわせ、
     すべてのとまってしまった血をもういちどあたためてくれる。そのとき、わたしの血は、空想から現実へと輸血さ ...
○「心の復旧復興」
道路は車が通れるようになった
水道も出るようになった
電気もつくようになった
仮説の住宅もできた
しかし しかしだ
亡くなった人は帰ってこない
避難した人たちは帰って ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
物体岡部淳太郎自由詩3*24/11/11 19:23
詩苦、四苦、、月光。〇。(改訂)ひだかたけし自由詩524/11/11 18:54
雨よ自由詩6*24/11/11 18:35
冬の精栗栖真理亜自由詩124/11/11 18:24
存在の下痢。田中宏輔自由詩10*24/11/11 18:05
国民タマキン党花形新次自由詩324/11/11 17:55
つまらない自由詩124/11/11 17:49
(531―18―4)野施行千代に八千代に水恋鳥魚夫散文(批評...224/11/11 12:14
breath ~時の鐘アラガイs自由詩9*24/11/11 9:29
独り言11.11zenyam...自由詩3*24/11/11 9:10
館長の話たもつ自由詩224/11/11 7:14
微睡の草原atsuch...自由詩13*24/11/11 6:36
M市番田 自由詩524/11/11 1:41
「渡る世間に鬼はなし〜feat.(メイク後の)泉ピン子」らど ...森田拓也伝統定型各...6*24/11/11 0:33
乙女栗栖真理亜川柳024/11/11 0:25
祖父の命日短歌024/11/11 0:16
クイズ足立らどみ散文(批評...324/11/10 21:23
五行歌  旅路レタス自由詩6*24/11/10 20:55
殺心リィ自由詩024/11/10 20:06
祖母の好きな花栗栖真理亜自由詩524/11/10 20:00
復興自由詩4*24/11/10 19:02
五行歌、人性の警句ひだかたけし自由詩4*24/11/10 18:54
歌声自由詩324/11/10 17:19
肌寒い想い秋葉竹自由詩124/11/10 16:33
地獄の使徒栗栖真理亜自由詩1*24/11/10 15:38
流刑岡部淳太郎自由詩2*24/11/10 14:44
(531―18―3)野施行千代に八千代に水恋鳥魚夫散文(批評...124/11/10 12:11
泥と灰の聖遺物ただのみきや自由詩3*24/11/10 11:38
しあわせよりも血あわせ菊西 夕座自由詩1*24/11/10 11:04
独り言11.10zenyam...自由詩2*24/11/10 9:05

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加筆訂正:
「渡る世間に鬼はなし〜feat.(メイク後の)泉ピン子」らどみと拓也 連句/森田拓也[24/11/11 0:37]
足立らどみさんとの連句です。
4.07sec.