家から一番、最寄りのスーパーマーケットは、マックという店で、厳密に言うと、マックはドラックストアなのだが、生鮮魚類は別にして、食品はもちろん、生鮮野菜や精肉も取り扱ってくれているので重宝している ...
かわいた月は夕間暮れ
水気をとりもどす
井戸底に 灯る骨
白く鳴り
つめたく響く 唇は
もう血肉を夢見ない
かつては跳ねる想い
着物を乱し帯を解き
胚芽から
鋸状の風が渦を巻いて ...
飛び込んできた朝の日差しが眩しくて
思わずもう一度目を閉じたら
葉の影がくっきりと黒く瞼に焼きついた
閉じた瞼から差し込む光
放射線状に溢れては溢れる
滲むように僅かに眼球を刺激し
朝 ...
(544)今一度、平城山 考
ギターの楽譜にもきっちり入る三連符の音譜
平井康三郎彼は日本版イエペスか
平城山は日本版禁じられた遊びの如く
重い硬派 の短歌北見志保子は100年 ...
海鳴りを昭和のドラマに聴いてゐる 鬼籍に入りし人偲びつつ
主観的な体験は、一人ひとり異なる仕方で生じる。
だから内面世界の客観性が信じられない人は、
事物の本質に到る能力が人間にはないと思っている。
事物の本質が人によって異なる現れ方をするのなら、
...
肉食のメスの齧るは頭から愛する夫生きていく為
わが身を離れた詩は
一體何処へ行つてしまふのか
その何%かは
僕の中に殘るけれど
大方は彼処の路頭に迷ひ
淋しい思ひをしてゐる
詩よ、
鳩よ!
僕の裡に蓄積しておければよいのだが
所 ...
○「独り言」
寒波が強くなればなるほど
僕は独り言に沈潜していく
そしてやがて僕の心は干し大根になる
○「心づくり」
物づくりは結果主義でも
心づくりは過程主義である
過程を大切にし ...
風花やビル立ち並ぶ回路舞ふ
あなたが好きだった
あなたの好物はベジタブルで
わたしはベジタブルよりも
あなたが好きだった
同じ所に住んで
同じお役所で手続きをして
世界中で一番好き
なんておこがましいけ ...
あぁ、生きて
逝くだけの人生だ
なんて
気のない返事
は生存の限界
日々の暮らしと
とりとめのない話
を繰り返して
コロコロと
労働もなく
好きもなく
「私の生涯を通じて、私というのは、空虚な場所、何も描いてない輪郭に過ぎない。しかし、そのために、この空虚な場所を{ルビ填=うず}めるという義務と課題とが与えられている。」(ジンメル『日々の断想』66、 ...
だれからの
希みも祈りもことわれないなら
哀しい感じの《博愛の女(ひと)》
さらさらと
風に吹かれて揺れる髪
天に三日月汚れた悲しみ
泣く猫の
よう ...
庭の木の余すところなく襖雪
一瞬のワイパー回るみぞれかな
庭中の裸木をわたる雀二羽
瞬間を流るる冬月惜しみけり
人中にいづる発起の巳年かな
夕暮れの折 裂いた柘榴から
流れる血を見ている
けれど本当に
私がここにいるのか
判然としない
ビルを倒し 空を割り
海を干上がらせる
気持の強さに反して
指先ひとつも
動か ...
私の瞳に映る翠の波
歌うようにうねり爽やかな風を起こす
私は眠りから醒めて大切な時間を探すの
輝きと幸福とが包み込んだ笑い声
それは私にとってのたからもの
いつまでも微睡んで微笑みを浮かべて ...
妻が来院して誕生日を祝ってくれた
二人の共通の友人である江中さんと三人で
ぼくはイチゴのショートケーキ
江中さんは確かイチゴのタルトだったと思う
妻はチョコレートケーキ
草団子とクッキー
...
ユーキというメーカーの豆板醤1Kg入りが、二ヵ月で一本空になる。年金をもらうたびに一本、通販で購入している。
回鍋肉を作るときに当然、必要だし、ウースーロー(豚肉とキャベツの玉子炒め)にも入 ...
自らの生存の終わりの接近を
衰弱のうちに安堵しながら
先ず微動だにせぬよう
曖昧模糊としたこのわたし 、
割れた腹筋 盛り上がる胸筋
イカの舌にカエルの尻抱え、
森林の向こうに ...
書に少し重ねて
僕の筆跡とは異なる
朱色の字が書かれる
僕の黒の否定
朱形の強要
求められるのは
誰が書いても同じ字
僕の書は大出血していた
外界についてのどんな判断の中にも、
主観的な部分が働いている。
このことから、
人間は現実の客観的な本質に到ることができない、
と考える人がいる。
そういう人は、主観的な体験を現実の中に移し ...
ボーイフレンドたちは日射しのたゞ中
溶けてしまひさうになる
そんな夏が戀しい
やけくそ氣味に陽光の氾濫に
彼らは身を投げ出す
海だ
海が見えるよ
ぴかぴか光る紺碧
處構はず全裸に近い
...
〈雲雀にはskylarkの英名ありskyの文字よ沁みよと詠めり 平手みき〉
眠い時には眠るがいゝ
僕の枕頭に寒い基督が立つ
逆らつて小用、無理に出したおしつこは
納豆の匂ひがした
〈納豆やと ...
はじめにはしめった地面だけあった
凸凹の壺の淵には亞空間
ほころびた滅びた星で寝転びたい
いつわりの夜が終わって
首すじがうすくよごれ
ひとときのキスの声だけ
あかっぽくむねにしみる
髪の毛を赤色に染め
睨みつけ朝を走るの
しぶきとぶアスファルト踏み
しろいいき吐 ...
(538)真樹 特集現地短歌(昭和14年)
赤木 脩さん
ひとしきる吾をみつむる其の眸(まみ)の
開けしままにて馬は斃れぬ
[鬼子母涙次キシモ・ルイジ冬の句②]
切干の煮つけの甘さ含む飯
湯豆腐やうつすり気付く事二三
不粋なり避寒にハワイなる一家
初鶴や巨き羽根直ぐ水に馴れ
室の花野生の菊を ...
水滴が窓にみえても
この部屋はしろい光が
寂しさをかるく引き裂き
古いいき新しくする
新しいとしを迎えた
夜だっていまは明けたわ
悲しみがすこし残って
なんとなく蒼空を ...
人間は観察を通して自然の外側を学び、
自然の奥に存する衝動は、
人間自身の内部で主観的な体験となって現れる。
人間の主観的な体験は、
哲学による世界考察や芸術鑑賞、芸術創造の中で、
客観的な ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「クレクレ星人の独り言 15」
ジム・プリマ...
散文(批評...
1*
25/1/12 16:44
月酔歌
ただのみきや
自由詩
6*
25/1/12 14:48
挨拶
栗栖真理亜
自由詩
1*
25/1/12 13:54
野施行十二単衣 ㉔
水恋鳥魚夫
散文(批評...
0
25/1/12 13:46
昭和
紅茶猫
短歌
4*
25/1/12 11:16
人格と世界観3
ひだかたけし
散文(批評...
2
25/1/12 10:57
蟷螂
足立らどみ
短歌
2
25/1/12 10:13
詩はホームレス
髙任勇梓 T...
自由詩
1
25/1/12 10:06
独り言1.12
zenyam...
自由詩
1*
25/1/12 9:46
風花
紅茶猫
俳句
1*
25/1/12 9:22
無人島
たもつ
自由詩
1
25/1/12 7:05
ぽつり
りゅうさん
自由詩
1*
25/1/12 4:54
WELCOME TO THE WASTELESS LAND。 ...
田中宏輔
自由詩
9*
25/1/12 1:20
悲しみの果てに立つ光射す美姿(みすがた)にすがりたい
秋葉竹
短歌
2
25/1/11 22:03
松の内
けいこ
俳句
2*
25/1/11 21:57
柘榴
はるな
自由詩
5
25/1/11 21:19
シロツメクサを探して
栗栖真理亜
自由詩
2
25/1/11 21:07
【病棟日誌】 誕生日
レタス
自由詩
4*
25/1/11 20:01
「クレクレ星人の独り言 14」
ジム・プリマ...
散文(批評...
0*
25/1/11 19:54
しずめる
ひだかたけし
自由詩
3
25/1/11 18:58
朱墨
海
自由詩
4*
25/1/11 18:44
人格と世界観2
ひだかたけし
散文(批評...
2
25/1/11 17:51
緩衝地帯
髙任勇梓 T...
自由詩
2
25/1/11 17:39
菩薩その他
〃
自由詩
0
25/1/11 17:19
宇宙色の宇宙食
水宮うみ
川柳
1*
25/1/11 16:43
しろいいき 2
秋葉竹
自由詩
0
25/1/11 14:17
野施行十二単衣 ㉓
水恋鳥魚夫
散文(批評...
0
25/1/11 13:21
鬼子母涙次②
髙任勇梓 T...
俳句
0
25/1/11 10:52
しろいひかり
秋葉竹
自由詩
2
25/1/11 10:13
*人格と世界観1
ひだかたけし
散文(批評...
2*
25/1/11 9:50
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
加筆訂正:
月酔歌
/
ただのみきや
[25/1/12 15:09]
誤字脱字修正
3.07sec.