{ルビ母=maria}を犯す朝
{ルビ恐るべき子供達=les enfants terribles}
解剖されたquantumを{ルビ贄=victim}とし
おれは{ルビ詩人=nero}である ...
たとえば洋服を買いに行って
最初に目がいく色ってあるでしょ?
私の場合は緑色ね
逆に まったく目がいかないどころか
手に取ることすらない色もあるでしょ?
時々、ふっと思うの
...
ひとりで飲み屋に入る今日の幸せが
奴さんだったりトマトさんだったり
糠漬け様だったり
ラビのパンの話を覚えている
僕もポケットに
ときどきにぎっている気持ちがある ...
うっすら片手から放った蝶の
宙に舞う
軽やかな息を継ぎ銀箔の輝き
陽光浴び
ささやか咲き誇る路傍の草花
から草花へ
蝶の軌跡 柔ら鋭く速やかに
〈ありがとう〉
言ノ葉 ...
愚痴などは言わぬと決めて冬の月
姦しや冬寒の月は上弦で
冬ざれの野には野の想いがあり
乾かない髪に触れて確かめる冬
冬苺口にほおばる我と父
狐火を追いかけてなお過去の時
はじまりのおしまいのはじまりのおしまいのは(じ)まりのゆくえ、わかりませんとか云わないで
ゆくえ稜線のかなたまで染まってゆく、葉緑体のベンゼン環おしまいのは(じ)まりへ
まりみたいな月はど ...
のっしのっし
あくまで青い
世界を歩く
大気に拡散し
冷気に凝集し
接吻する
あなた
なんにもない
なんでもない
もはやただ
のっしのっし
あくまであおい
せかいをある ...
棚田見て昔の人の努力知る高い場所から見れば絶景
プロ野球感動的な試合続く選手たちの自信のプレー
缶詰が美味しくなったと母は言う昔のことをしみじみ語る
地図を見てその街を知り興味湧く地 ...
空気が
しびれて
蒼く透けた色を
している
夕方の私と
冬の暖をとるのが
嬉しいのと
夏の涼をとるのが
心地好いのと
それぞれのいい顔
・
ほられた
さといもを
干している
お日さまの
やさしさ
○「政治家スキャンダル」
失敗するのは
「金と女」
なんですねえ!
○「メール時代」
言葉だけが重視されて
行動が見えなくなってきている
○「完璧主義」
完璧主義は
実用には ...
鏡よ鏡よ鏡さん、この世でいちばんの愚者はだぁれ?
鏡よ鏡よ、この世で一番の愚者は、その質問をする者かもしれませんね。
ありがとう。おやすみ。
おやすみなさい。良い夢を。
ごめんなさい
何度も 抱いてくれたけど
あなたのように 私は私を愛せない
あなたのようには 私は私を許せない
優しいあなた 笑い合える愛、見つけてね
今夜は君の言葉が妙に沁みる
何時も暖かかったり
冷たかったり
眠れないぼくは
あっちに行ったり
こっちを行ったり
何時も君は
ぼくの部屋にルビーのピアスを置いてゆく
無口な ...
近いとしんどい
遠いと楽
でも 二度と会えないのは悲しい
私って馬鹿だから
わかっていても 泣きはらす
東の風が吹いていた
醤油工場から醪(もろみ)の匂いが漂う路地
ぼくはスニーカーの紐を堅く締め直し
重いザックを背負い直した
遠くに行ってしまう前に白い灯台を訪れたかったのだ
乗客は三人だ ...
──おいでなさい。よい星回りです。
(ゲーテ『ファウスト』第二部、相良守峯訳、罫線加筆)
畳の湿気った奥座敷、御仏壇を前にして、どっかと鎮座する巨大なイソギンチャク。
(座布 ...
足元に電気膝掛けなお震え
手足荒る冬場のきつい水仕事
風凍る空の晴れ間は眩しくて
山茶花の香りだになく時は過ぎ
宙天は神秘の趣き冬の宵
木枯らしの吹く ...
そう悪くないは案外いいことそう思ったら夕暮れている
冬の日にふくらんでいる子雀の友だちらしい人間の子
ペチュニアの開花最長記録なり師走はやっとそれらしき風
幼子は空を指を差す飛行機 ...
かつて帰る家路があった
今、帰る家・故郷、喪失し
新たな家路を辿り紡ぎ行く
憧れの地平 確と眼差し
内鳴るフルサト湧く沸くと
土佐の海鳴りカツオの叩き
はりまや橋の赤々と浮き立つ
...
師走は
わざわざおいでくださった
昼下の陽に
茶の用意だけ、が塩梅です春へ
師走は何かと気ぜわしく
あれこれすることが多いから甘めの紅茶を一杯飲んで
一息つきましょう
正月に失礼がな ...
お母さんとお父さん、どっちが好きって
昔から必ず子どもに聞くあれ
いい加減 法令で禁止にしてくれませんか
どっちがいいか選べって言ってるんですよね
子どもがもしもキライって言ったら どうするん ...
ぽっかり
穴、あいて
なんの
深みもなく
なんの
形もなく
無限のたゆたい
無限のひろがり
すっと黒い円のなかに黒い円が在る
白い点は円のなか
段々広がり破裂し
...
写真の坂本龍馬の右手は
着物の中に入っている
「何か隠し持ってると思う?」とキミは訊く
ピストルとか? 物騒な時代だったから。
物騒な時代が終わったというわけでもないけれど
だけどもう誰 ...
#WHO(フー)
聖樹になり仰せた大木も
世代交代の意味を知り
朽ちても若木の行く末を
あんじては身を粉にして
樹木は時代を乗り越えてきたの
世界樹があればいいのに
成人にも ...
冬のささやきに染まる頬
たぶらかされる唇もまた
つめたい
熾火のよう
ことばは
今朝の淡雪すら溶かしはしない
樹々を渡るすずめらの
目くばせほどのぬくもりも
変わらない距離で深まっ ...
命は原初から欠けている
魂という命
だから命は
何かを求め続ける
故に足るを知りたい
・
自然
つまり
因果的必然の世界
だから
いのちにありがとうさま
北斗七星が傾いて 絵葉書をこぼす
ひらりと指でうけとめる なつかしい君のことば
仙女の写真にうすく 桃の果汁の染み
あいかわらずの筆跡に 白い歯を思いだす
君よりずいぶん遅くに 僕は生まれ ...
・遠く
離れたままで
わたしたち
白い季節を一まい隔てた
(冬の華は六角形に受粉する
その周りを
星の子どもたちが手をつないで
ぐるぐると回りながら
白を蘇生させようとしている
(か ...
○「情報化時代」
インターネット上には
人の話で溢れている
他人よりも自分のことに
もっともっと目を向けよう
○「庶民の楽しみ」
乗り鉄
呑み鉄
撮り鉄
鉄道ひとつにしても
庶 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
神殺
医ヰ嶋蠱毒
自由詩
1
23/12/4 21:26
歳末特別セール
涙(ルイ)
自由詩
2
23/12/4 20:11
gastronome 51-60
AB(なかほ...
自由詩
5*
23/12/4 19:17
交歓
ひだかたけし
自由詩
7
23/12/4 18:40
つれづれと俳句
朧月夜
俳句
5*
23/12/4 16:57
○
wc
自由詩
4*
23/12/4 16:42
接吻する
ひだかたけし
自由詩
3
23/12/4 16:15
絶景
夏川ゆう
短歌
4
23/12/4 13:42
※五行歌「空気が しびれて」
こしごえ
自由詩
4*
23/12/4 12:47
※五行歌 二首「それぞれのいい顔」
〃
自由詩
2*
23/12/4 12:44
独り言12.4
ホカチャン
自由詩
3*
23/12/4 11:45
鏡よ鏡よ鏡さん、この世でいちばんの愚者はだぁれ?
足立らどみ
自由詩
4*
23/12/4 3:37
蒼き夢の中で
短角牛
自由詩
4*
23/12/4 2:16
書簡
レタス
自由詩
5
23/12/4 2:10
家族に
短角牛
自由詩
4*
23/12/4 1:53
地の果て
レタス
自由詩
9
23/12/4 1:02
陽の埋葬
田中宏輔
自由詩
6*
23/12/4 0:01
つれづれと俳句
朧月夜
俳句
2*
23/12/3 22:54
夕暮れが早くなる頃
そらの珊瑚
短歌
6*
23/12/3 20:52
五行歌、家路
ひだかたけし
自由詩
6*
23/12/3 18:46
お正月
wc
自由詩
3*
23/12/3 18:10
新法案
涙(ルイ)
自由詩
3
23/12/3 17:41
意識の光景11
ひだかたけし
自由詩
6
23/12/3 16:40
龍馬の右手
そらの珊瑚
自由詩
11*
23/12/3 15:57
フー
足立らどみ
自由詩
6*
23/12/3 13:47
冬の裸歩き
ただのみきや
自由詩
8*
23/12/3 13:37
※五行歌 二首「故に足るを知りたい」
こしごえ
自由詩
4+*
23/12/3 13:14
銀河通信
46U
自由詩
4*
23/12/3 13:11
Fairytale Of Snowland
ちぇりこ。
自由詩
13
23/12/3 10:09
独り言12.3
ホカチャン
自由詩
3*
23/12/3 8:47
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
加筆訂正:
冬の裸歩き
/
ただのみきや
[23/12/4 14:50]
修正
冬の裸歩き
/
ただのみきや
[23/12/3 14:39]
さらに誤字修正
冬の裸歩き
/
ただのみきや
[23/12/3 14:18]
誤字含め数か所修正
卵
/
本田憲嵩
[23/12/3 12:27]
さらに加筆修正。
3.27sec.