旧校舎の外階段を降りて
 ピロティに出ることができた
 夏草の熱が 猫のように腹這いで寝ていた
 青い空と鳥籠は真逆に見えて 同じものだと
 あなたの唇が言っていた
 僕たちは暗い液で ...
  

冬は粉雪
舞い散る涙か
表参道
凍える想い出

スノードームの中に生き埋められたみたい

雷が鳴るから
すこし厚着にしたんだ
酔っ払って真夜中
スノードームの中に転 ...
駒込のお七付火之事、
此三月之事にて二十日時分よりさらされし也

おれは怖くてものも言えぬ
お七はさらされておるというに
あれはおれのせいかもしれぬと
口に出すことはとうていできぬこと
...
道端の花壇の端に老人が腰掛けて苦しそうにしていた。止まって声をかけることができなかった。通り過ぎてから老人が重病だったらどうしようと思い振り返った。老人はまだ座ったまま。戻って声をかけることもできたは ... ポケットから出した手を
温んだ風の中で
大きく振りながら
まるで音色みたいな
あなたの名前を呼んだ

読み飽きた季節の頁が
温んだ風の中で
めくれるように
まるで花弁みたいな
...
 今日、確認したところ、なろうのSF小説の宇宙部門で、ランキングの48位にランクインしていて驚いた。自分の小説などまるで相手にされてないと、腐る気持ちもあったのだが、PV数も3千5百を超えた手ごた ... ちいさな舟が夜の海をゆく
破れた帆にわずかな風をうけて

帆柱には古ぼけたカンテラ
光はにぶいが少しあたたかい

月のない夜だから
真っ暗の水面は永遠みたい

とじこめられているのか ...
タイ国の王道歩く我ひとり

*今朝は少し暖かくなりました。
○「高血圧」
原因はよくわからないようであるが
僕は身体のかたさが一つは原因かもしれない
これから毎日ストレッチをやってみよう

○「高血圧」
測れば測るほど高くなる

○「転んだら」 ...
貴方の瞳に囚われて私はまるで羽をむしりとられた蝶のように
怠惰に白布(シーツ)に横たわる
自由という羽を失った私は芋虫
無言で貴方を見つめ返す
貴方の魅せる夢幻(ゆめ)を今か今かと心待ちにしな ...
さあ、きれいなものをみよう
ヒトを慈しむ心
愛をはぐくむ精神(きもち)をもって

さあ、きれいなものをみよう
憎しみや悲しみから己を解き放て

さあ、きれいなものをみよう
零れ落ちる涙 ...
日常から逃げ出したくなるリアリティ
今も誰かが泣いている

消えた子供の足跡
途切れた過去だけ残して

人間の過ちは泥だらけのシーツに包まれて
草叢に横たわる

夜更けの林のなかで誰 ...
 硬いパンを噛むと じゅっと唾液が湧いてくる
 人なれど 朝の欲は獰猛なけもの
 薄切りのハムとレタス マヨネーズの酸味
 奥に隠れた卵の温もりをも舐めとる
 ミラノサンド
 けれど熱い ...
チョコレート海老入りマスタードサバランを
隣のテーブルで頼んでいる

水たまりに隠した亀が
もうじき鳴きそうだわ
席に着くなりその話
をするとA子さんは
足早に
過包装の雪の中へ
飛 ...
黒い液体。
黄色い液体。
飲んでも飲んでも足りない。
もっともっと飲みたい。
飲んでいないと集中できない。
黒と黄色。
トラテープ。
潜在意識の警報。
不眠の原因。
中毒の文字がちら ...
滑走していく冬の夕空を
概念が凪いで金魚と泳いでる
熱の籠もった長靴下、
そろそろ君ともお別れだ
糸が引き千切れた 
正月凧、
風に流され遠く  
とほくすきとほりいき
春へと 遠くか ...
波の囁き夢ゆらし
消えてしまうと知りながら
両の羽でそっと抱いて夜を越えれば
辿り着く揺らめく光
それだけが燃える翼の奥で 
いつまでも 
いつまでも
海に鴎は月を浮かべる


...
白い羽 前に習った当たり前


口々に未だに今を吟味する


茜空 酒が西日に晒された


剪定し手前に揃う前ならえ
収集し朝トレインでドレインはおのれを忘れ吐いてノンレム アラジンのランプのようにスマホの中に入りそう 自称詩人は
寝床に入って10秒後には
いびきをかいてしまうのだが
家族が顔に濡れタオルを載せて
徐々にダメージを与えようとしているのを知り
寝ていられなくなったので
今夜も一晩中起きて自称 ...
そこには血の通った人間の息吹というものは存在しない
妙に薄ら寒い風が吹く

潔癖潔癖潔癖
何故人間はこんなにも潔癖を求めるのか

青白いセルロイドの人形を抱いて眠る人間共
自分はいかにも ...
「流れ星に願いをかけて」
「それが 流れ星に もう一度 流れて って願いで」
「また 流れた流れ星に」
「また 同じ願いをかけて」
「・・・ずっと繰り返したら どうなるのかな?」
君がふと溢 ...
人形達の夜は厳しく険しい

どんどんと替わっていく好奇心
今まで向けられていた熱意の眼差しも一度も向けられることなく
忘れ去られてしまう

部屋の片隅にポツリと置き忘れられた人形達
何の ...
眠い・・・
眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い
閉じ合わせた瞼から涙が溢れて来る
胸のそこから込み上げるなんだか正体の分からぬ思い

何故こんな気持ちにとらわれる?
私は・・・傷付いているのだろ ...
この弱った国 腐り切った国
弱り果てた国 弱いものを助ける気すらない国
くだらねえタレントがのさばり、農薬まみれの国
神の国だった時代は、今や昔 皆でこの国を貶めた
劣化ジャパン 弱体化した国 ...
ユスリカが進行方向に
いくつも柱状の群れをなしている
どうして顔の高さにあるのか
群れに顔を突っ込む度に
うえっうえっと言いながら
手ではらうも少しも散らない
足元は泥濘んで汚れていく靴
...
街を歩いているのかスマホを歩いているのか分からない人

古タオル猫古タオル?道に転がるマフラーだった

野心が目鼻つけて歩いている
{引用=




うしなわれたものは、いつもやわいかたちをしている
それならば、うしなわれるまえに
きずつけずに、たいせつにしていたらよかったのに。

水色の浜辺にちいさな時計をてに ...
オルゴールのふたをあけると
ことりが砂浴びをしていた
昔のメロディで
ほんのりと温められた砂は
極上の石鹸で
泡こそ出ないのだけれど
日々の汚れを落としてくれる

ふっくらと
よみが ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ピロティ(2025.02.23)草野春心自由詩325/2/27 21:56
スノードーム秋葉竹自由詩225/2/27 21:45
吉三郎申す佐々宝砂自由詩3*25/2/27 21:03
神様に試された。自由詩625/2/27 18:51
夏井椋也自由詩11*25/2/27 18:48
「クレクレ星人の独り言 38」ジム・プリマ...散文(批評...0*25/2/27 17:50
幻夜航あまね自由詩1425/2/27 17:17
学問に王道なし足立らどみ俳句325/2/27 8:49
独り言2.27zenyam...自由詩2*25/2/27 7:04
紅(あか)の軌跡栗栖真理亜自由詩125/2/26 23:28
愛の雫自由詩1*25/2/26 23:19
日常という闇のなかで自由詩025/2/26 23:15
ミラノサンド(2025.02.22)草野春心自由詩325/2/26 22:23
A子さん紅茶猫自由詩4*25/2/26 20:56
カフェイン。自由詩425/2/26 18:51
スプリング・カイトひだかたけし自由詩625/2/26 18:18
オマエ鴎でオレ鴉板谷みきょう自由詩2*25/2/26 14:56
機械体操水宮うみ川柳3*25/2/26 11:32
収集詩足立らどみ短歌225/2/26 8:35
ランプ紅茶猫俳句2*25/2/26 0:14
自称詩人は眠らない花形新次自由詩225/2/25 23:41
人形達の夜Ⅱ栗栖真理亜自由詩225/2/25 22:15
星に願いを瀬田行生自由詩9*25/2/25 22:10
人形達の夜栗栖真理亜自由詩025/2/25 22:09
自分殺し自由詩025/2/25 22:06
お下劣ジャポン鏡ミラー文志自由詩5*25/2/25 20:59
とらわれ。自由詩4*25/2/25 18:47
無題紅茶猫俳句1*25/2/25 15:37
遠い日ryinx自由詩14*25/2/25 14:33
砂浴びそらの珊瑚自由詩13*25/2/25 12:17

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加筆訂正:
砂浴び/そらの珊瑚[25/2/25 13:44]
少し修正しました
3.48sec.