海と川交わる場所を指差した子の好奇心脈々と湧く
広島の郊外にある植物園子供はあまり行きたがらない
待ち合わせ少し遅れてきたあなた何処に行こうか何食べようか
友達と飲み会開く賑やかに飲 ...
「俺は三両の、ねこだ。」
河原の橋の下
腹空かせてぶっ倒れている
トラは 小声で
それを自分に言うとのっそり
起き上がる
「また、その話か。耳にタコだぜ。」
側で ...
美しく輝く
掌の中のガラス玉
大理石の床に叩きつけたら
この星に息づく命と
同じだけの数の破片となって
飛び散った
思い出で繕った柔らかい屍衣に
心地よくくるまっていたら
裏地から ...
大きな話題に(天災だとか、歴史だとか、戦争だとか、生命だとか、地球だとか)ばかり目がいってしまうと小さな大切なことを疎かにしてしまって日々の生活が雑になってしまうと考えて生きている人達のなかには、だか ...
○「話し合い」
何事も喧嘩腰に話したら
まとまるものもまとまらない
冷静に
お願いするような
相談するような
提案するような感じで
話し合いをすべきである
責めるような
決めつけるよ ...
陽に焼けた褐色の肌を晒した少年は
海の深さを恐れずに
コバルトブルーのうねりに逆らいながら
遠くの大陸を夢みて泳いだ
その汗は海の水に溶けてゆき
何処までも 何処までも 泳いだ
ア ...
ウププププ。
「あなた、サツマイモのにおいがするわ。
それも生のね。
けっして焼きイモじゃないわ。」
恋人のドリーム・スネークが
どもりながら反論する。
「き、きみだって。」
「 ...
優しい眼差しで
見つめられると
固まってしまうのよ
これぐらいで
止めておいたほうが
今の二人には良いんじゃない?
春まだ遠い
風の街で
二人出会ってしまったことを
後悔しないた ...
昼に真紅に咲き誇り
その余りの濃密さ
異様な様相、
ガーベラの花冠
夜に黒ずみぐにゃり萎び
静かに笑う君は
穏やか天真爛漫に
笑い静かさ
気付けば
ふっと自ら白く消え
...
秋の到来に
夏の滾る熱が鎮まる。
高く濃くなる青の空に
漆黒の死の予感が孕まれる。
気付けば冬の冷気が
秋の優美な透明を強張らせる。
夏は冬の最中に
すっかり身を委ね、
凍 ...
皐月の若葉が茂る
木漏れ陽のベンチの下
隣のベンチには文庫本を読みふける少年がいた
たぶん少年が連れて来たのだろう
6㎏は越えている太ったブチ猫がいる
ぼくは遠慮がちに隣のベンチに座 ...
「どう、あんたも。旦那様が飲んだ出涸らしで、お茶入れてきたわよ。」
女中部屋の粗末な座卓に
不似合いな 黒砂糖饅頭が五つも
「どうしたの?コレっ。」
目を丸くする 飯炊きおりんへ ...
河原の橋の下で
目を廻してぶっ倒れている
トラ
「どうしたんだ!お前。気分悪いのか?」
そばへ寄って来る
ホームレス仲間たち
「そういえば、ここ数日…奥さん見掛けんな ...
目を
つむり
手を
合わせると
浮かんで来る姿
宇宙の
魂
涙を
零し
沈黙する
すっかり変わってしまった
十年前とも
二十年前とも
百年前とは
何も変わっていないかも
どうやらひとつの
物語を生きるらしい
月、日、星
月、日、星
二度と会えないこ ...
身体のなかを季節が流れていくように
庭に春がおとずれようとしている
赤い花は生きたまま供物として捧げられ
緑の血液は地に滴り落ちている
土の中にも季節が流れている
人には見えないだけで
歓 ...
○「老老介護」
介護する職員もシルバーマークだ
○「写真」
マイナンバーカードの写真見たばあちゃん
「これ あたしじゃないよ!」
○「記憶にない」
大臣も連発しているからね
...
ある日
河原の橋の下
まだ うす暗いうちに
藁蓆で作った擦り切れた叺を寝床にして
潜り込んで居るトラが
目を覚ますと
「うわっ、大変な雪だ!」
彼の脇腹に頭を埋 ...
流されているのだ
この国は
亡国の海へと
海流が運ぶゴミは
何時の時代もおなじだ
と言って
迂闊にも
捨てきれないゴミを
水辺に放置した
平和という
一瞬の隙を突いて
...
死にゆくときはことごとく厳しい
元気なときは生き方指南でほらも吹きまくったが
今は口数も少な、魂の信仰もないのでただ苦しい
私は幸せだったし、今も幸せだと思えるならいい
幸せ分 ...
退屈な
陽射しのなかで
本を読む
凛とした
桔梗の花を
黒髪に
一輪さした
花のかんざし
人のネットワークは
最大5千人らしい
その中で親友は5人
親しい友人は15人
仲の良い友人は50人
ただの友人は150人
知人は500人
顔と名前が一致する人は
1500人とのことで
...
透明な味のレタスが大好きで
ぼくは時々共喰いをする
今日のお昼は喫茶店でレタスベーコンタマゴサンドを食べた
レタスこんもりのライ麦サンドにアイス珈琲
絶妙な組み合わせだ
シャキシャキ バ ...
ただ見ないなら、知らない涙だ。
ただみないなら しらないなみだだ
このあと応援へ。うおー!とあの子。
このあとおうえんえ うお とあのこ
ぅよし! 負けか! 大声でエコーをかけ ...
腹に溜まった
自称詩人のウンコを
ひねり出すことに
人生を賭けなさい
でないと、あなた
もう身体中の穴という穴から
自称詩人のウンコ臭が
滲み出て来ていて
周りの人はたまらんざんす
...
海硝子が集まる潮溜りがあるんだ
陽射をまといやわらかにおし寄せる汀
ひっくり返ったヨットを数え
貝殻なんかひろっていると
不意に気が遠ざかる
雨になれば走れなくなる白い電車が
通う島に ...
抹消され
ては、
現れ 現れ
ては、
抹消され
異様な謎 謎の異様
死を前にして
終止符打つこと無く
絶えず律動し続け
階段を昇る
宙空に浮き
枯れ草散らばる
...
羊毛を争奪。揺蕩った嘘を産もうよ。
ようもうをそうだつ たゆたったうそをうもうよ
問うは生きる資格。悪が知るキーワード。
とーわいきるしかく あくがしるきいわーど
寝取る印刷、 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
好奇心
夏川ゆう
短歌
3
24/2/12 13:29
のらねこ物語 其の四「振り返れば奴がいる」
リリー
自由詩
6*
24/2/12 12:04
愛と殺意
まーつん
自由詩
4
24/2/12 10:49
森を感じながら木をみる
足立らどみ
散文(批評...
2*
24/2/12 10:30
独り言2.12
ホカチャン
自由詩
3*
24/2/12 10:23
少年
レタス
自由詩
5*
24/2/12 1:41
小さなエイ、ポーラが笑う。
田中宏輔
自由詩
9*
24/2/12 0:20
紫ミチル「風の街」
花形新次
自由詩
2
24/2/11 20:02
五行歌、異様
ひだかたけし
自由詩
5
24/2/11 18:50
春、夏、秋、冬
〃
自由詩
3
24/2/11 17:09
夢
レタス
自由詩
4*
24/2/11 16:41
のらねこ物語 其の三「イワシ」
リリー
自由詩
5*
24/2/11 16:16
のらねこ物語 其のニ「プライド」
〃
自由詩
4*
24/2/11 12:07
※五行歌「浮かんで来る姿」
こしごえ
自由詩
2*
24/2/11 10:55
※五行歌「宇宙の 魂 涙を」
〃
自由詩
3*
24/2/11 10:54
ものがたり
やまうちあつ...
自由詩
2
24/2/11 10:33
うた
そらの珊瑚
自由詩
10*
24/2/11 10:16
独り言2.11
ホカチャン
自由詩
2*
24/2/11 10:12
のらねこ物語 其の一「銀世界」
リリー
自由詩
4*
24/2/11 9:42
亡国の海
たま
自由詩
5*
24/2/11 9:25
病床の坊さん
りゅうさん
自由詩
4
24/2/11 6:01
午後には
レタス
俳句
1*
24/2/10 23:12
きみに
〃
短歌
1*
24/2/10 23:02
脳内8両編成
イオン
自由詩
2*
24/2/10 22:32
共喰い
レタス
自由詩
6*
24/2/10 22:00
否めない(回文)
水宮うみ
自由詩
0
24/2/10 21:38
ひねり出す
花形新次
自由詩
2
24/2/10 21:15
うみべのいのり
soft_m...
自由詩
11*
24/2/10 17:20
石の階段
ひだかたけし
自由詩
12*
24/2/10 16:56
耐え絶えた(回文)
水宮うみ
自由詩
1*
24/2/10 16:45
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
3.11sec.