まのぬけた青空が
街にかぶさっている
ニュースは底抜けにあかるく
うすっぺらいコーヒーをのむ

燃え尽きたかに見える炎がベッドのなかでもう一度あがろうとしている
夢殻を つまんで捨てる ...
貴方の吐息を犬歯で砕き 花の獣となる宵は
アンクレットに月を灯して 万の菫で鎖骨を飾る

指の戯れにはじける真珠 蜜の濃度の闇にひたされ
のばす{ルビ腕=かいな}がとらえたものは 原初の苑で失 ...
(番外編41―22―2)山家集の西行 

鴨長明、吉田兼好は随筆家故世間に自然と目を向ける
そう当然だろう周り近所を気にするのは清少納言も同じく

西行は常に己を見つめた和歌の黙想家でもある ...
柔肌を鞭で叩きて起こす御代 またしても兵庫県知事選挙に関連した話題で
申し訳ないのですが、なんですね、調べてみる
と初代兵庫県知事って伊藤博文だったんですね。
知りませんでした。
それから三島由紀夫(平岡公威)の本籍地が ...
さくら笑ひかなしさ忘るるこのひととき

はるいろのはなびら舞いておどりたる

あおぞらにさくらの枝葉ひろげたり

瞳(め)に映る若葉薫りて胸騒ぎ

梅雨もよう読経混じりて響く音

...
むらさきに凍る涙の出どころよ 詩は絵画である。
白いキャンバスの上に色とりどりの欲望を彩った芸術である。
この作品を見れば一目で、願望も希望も絶望も一際妖しげな光に満ち満ちている事に気付くはずだ。
彼らは普段息を凝らして、仮 ...
締め付けんばかりの痛みが頭のなかを奔り抜け
途切れ途切れに聞こえる
微かな君が代の旋律
振り払おうと顔をしかめ
やっと頭の外へと追い払う
痛みはさらに増して脳味噌ごと圧迫するようだ

い ...
○「小銭持ち」
僕は小銭持ちである
一円玉五円玉十円玉五十円玉が
たまってたまってしょうがない
今は木の箱に入れている
なぜたまってしまうかははっきりしている
それは小銭を使わないからであ ...
何でも無い時間の中で
時々僕は 二十年前にいた会社のことを
布団の暗がりの
上野駅の喧騒に


時の流れは早すぎた
そして なぜか 今 時は
時であったことを忘れさせた
だから 自分 ...
 カメレオンの眼は
 薔薇に似ていなかったかと思い
 検索してみたがどちらかというと巻貝
 今し方 ハヤシライスを食い
 煙草をすい 部屋の暗いあたり
 眺め
 ほつれそうな体 仮初の ...
あなたは
ふらっとどこかへいってしまったから
またふらっと
こちらへやってくるだろう
ここに ぼくがいて
ここに あなたがいる
それ以上の意味はない

あなたとぼくは グラタンを食べる
あなたとぼくは お昼寝をする
それ以上の意味はない

あなたは 水色が好きらしい
...
やわらかなものの外側にいると
汚したり壊したりしてしまう

やわらかなものの内側にいきたい
胎児みたいに包まれて護られたい

望む場所に行くには
何をどうすればいいのか
その術を考える ...
今朝はとても冷えるから
立ち食いそば屋に立ち寄って
月見でもしながら喰い温ったまり
そろそろ そろそろと出掛けるか

(お婆さんの雨傘が 
眼前でとても低く揺れて居る
顔は傾き僅かに覗き ...
実としずくは出会い
抱擁し
いま互いを手放した

実は朱く燃え
しずくは銀光を放ち
確かに交じり合い
なにかを残し
なにもかも忘れ

雨はみぞれに変わり
鼻孔に冬が立つ

も ...
間違って、鳥の巣のなかで目を覚ますこともあった。間違って? あなたが間違うことはない。Ghost、あなたは間違わない。転位につぐ転位。さまざまな時間と場所と出来事のあいだを。結合につぐ結合。さまざ ... 天の理に、救いを求める人々へ
天の理に、救いを求める人々へ
許されるべき者なく 許されるべき者なく
許される者、ありん

天の理に、救いを求める人々へ
天の理に、救いを求める人々へ
愛さ ...
空はなぜ青いのか
永遠の疑問だった
太陽光線の波長の違いといっても
なぜ青いのかの答えにならない
問題の設定が悪かったのだ
永遠の疑問が空なのだ
そして
空はなぜ無限に広いのか
ひとす ...
(番外編41―22―4)はまこう とは誰だ

バラが咲いた
星のフラメンコ
風が泣いている

古くは
きいろいさくらんぼ
コロッケの歌

と、多岐にわたり作詞作曲の二刀流の大谷みた ...
薄すぎて困るといううちなんちゅ

もう誰も居ない教室 一輪花

三十はしらふで生きた会社員

逢う人はいつも初だと思いおく
生きものを傷める
永い夏は終り
エノコログサは緩み安堵のやわらかさで
午後の風に踊る

一本一本でありながら
一帯そのまま総体の伸びやかさで
秋空を仰ぐすがた

空は
宇宙の闇と光 ...
僕は雪にくちづけをした

白い白い大地に降り積もる雪は
僕のキスで
紅く
紅く
染まる

君は知っているのだろうか?
ココロに秘めた想い
君への郷愁

僕は寒さに震え
冷たさ ...
 谷川俊太郎さんが亡くなられた
 十一月十三日二十二時〇五分 老衰のため杉並区内の病院で

 谷川俊太郎さんが亡くなられた
 この一文はずいぶんと不思議だ
 生や死を超えた感じのある方だ ...
田は朽ちて遥か遠くに去る声の
懐かしきかな小さきかはず
消えそうで消えない{ルビ数多=あまた}の古傷が

今夜は特に{ルビ疼=うず}いている

闘いに明け暮れた若き日々

今宵はフラッシュバックに襲われて

モノクロ映画のような夢を観るだろ ...
 

悲しみを
そっと忘れてしまうため
安めの言葉に身を委ね、眠り





罪深い
愛がこころを満たすとき
忘れたいほど消したい君を





轟いた
雷鳴 ...
ぼくは 眠れない夜に
夜風の海を たゆたう
青いくじらを 見た

白い雲さえ 追いやって
星を ごくん と飲み干して
おしゃべりな 雨音とともに
故郷を捨てて 来たらしい

月のよう ...
それは夜
さざめく宇宙の 真ん中で
おれは命の小ささに 顔をしかめる

川の流れが おれの鼓動を押し流す
風の息吹が おれの呼吸を運ぶ

草木はおれに 踏みしめられながら
おれよりも  ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
詩人が死んだ朝はるな自由詩324/11/21 15:32
契り福岡朔自由詩6*24/11/21 15:12
(531―22―2)野施行千代に八千代に水恋鳥魚夫散文(批評...124/11/21 13:23
世知辛い栗栖真理亜川柳024/11/21 12:28
凶暴化するテレビとリベラルサヨク室町 礼散文(批評...3*24/11/21 12:22
四季の句栗栖真理亜俳句2*24/11/21 11:35
_落とし子俳句2*24/11/21 11:15
私と詩栗栖真理亜散文(批評...024/11/21 10:58
君が代自由詩024/11/21 10:34
独り言11.21zenyam...自由詩1*24/11/21 8:47
ある会社番田 自由詩124/11/21 1:46
カメレオンの眼(2024.10.25)草野春心自由詩424/11/20 22:13
谷川俊太郎に捧ぐ瀬戸さんご自由詩2*24/11/20 21:20
ただあるがままを愛おしむみぎめ ひだ...自由詩324/11/20 20:41
やわらかなもの自由詩4*24/11/20 18:27
日々の響きひだかたけし自由詩8*24/11/20 17:51
ナナカマドただのみきや自由詩4*24/11/20 17:31
THE GATES OF DELIRIUM。田中宏輔自由詩16*24/11/20 17:06
天理救(あまりすくい)鏡文志自由詩3*24/11/20 14:54
ありがとう、スプートニク室町 礼自由詩4*24/11/20 13:54
(531―22―4)野施行千代に八千代に水恋鳥魚夫散文(批評...124/11/20 13:18
しらふ足立らどみ俳句5*24/11/20 8:09
2024年秋形代 律自由詩424/11/20 2:41
白の彼方へ・・・栗栖真理亜自由詩3*24/11/20 0:45
谷川俊太郎さんが亡くなられた(2024.11.19)草野春心自由詩5*24/11/19 22:17
かはず栗栖真理亜短歌324/11/19 21:35
五行歌  還らざる日々レタス自由詩9*24/11/19 21:14
悲しみの夜遊び秋葉竹短歌024/11/19 21:06
夜のくじらみぎめ ひだ...自由詩524/11/19 20:13
アトラス自由詩624/11/19 19:50

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加筆訂正:
ただあるがままを愛おしむ/みぎめ ひだりめ[24/11/20 20:53]
タイトル「ただあるままを愛おしむ」→「ただあるがままを愛おしむ」
Cosmos/鳥星[24/11/20 3:02]
少し推敲しました。
キクチさん/れつら[24/11/19 23:53]
しつこいかんじがした7文字削除。
黒いランドセル/アラガイs[24/11/19 23:07]
文言ニ行ほど追加しました。
Cosmos/鳥星[24/11/19 20:57]
少し推敲しました。
3.76sec.