美しい海を観たよ
寄せては返す波しぶき
{ルビ碧=あお}く{ルビ零=こぼ}れた涙色
{ルビ仄=ほの}かに白い月は頬笑み
もうお帰りと{ルビ諭=さと}された
...
きっと
さむい朝だった
口もとを曲げてぐずぐずしてる私は
母に手を引かれ一軒家の自宅を出ます
庭の垣根に糸の付いたミノムシが一匹
若い母は指先で糸を摘み
「ほら」
...
これまでの人生
一体どれだけの分岐点に立ってきただろう
どれだけの選択肢があったというのだろう
もしもあのとき 違う途を選択していたら
いまとは違う生き方ができていただろうか
...
{引用=
いつからか、おなじ風景をみていて その光景が、なにか いつもと違っているような、そんなふうに想えるような どうしてか、陽射しの注ぐ よく晴れた日のこと
ひとの話し声や、遠くのひとかげや ...
水炊きにあすはビーフン東京の水はおいしい目はうつろでも
あなたが転んだ
わたしは転ばなかった
並んで歩いていて
あなただけが転んだ
大きな怪我もなく
桜の花びらが落ちた
どうでもよいことばかり
ふと思い出す時がある
大切なことは ...
それは可聴帯域の外からやってきて
濡れた鼓膜を鈍く震わせる
横断歩道に立ち尽くす
影は雨に打たれている
真夜中の運河の海水は
重油のように重くなめらかで
質量がある
若いホームレ ...
毎日むなしさを
通り越してしまい
虚空の身体に響き
吐き気まで感じる
それでも多忙か
このパノプティコン監獄ロックを生き切れ無いなら
空の青悲しいセンチメンタルジャーニー生きるべし
ただし、謙虚なフリして実は他者を見下してる
自己欺瞞のカタマリになって無い限りでは だ
...
こどもがトラックは大事と騒ぐ。
トラックとはなにか。
日本語ではTrackもTruckも同じだ。
そのトラックはどっちなのか。
音楽録音に関係するトラック、
それをはじめて覚えたのは
...
みなさんこんにちは私は野施行と申します
久ぶりに帰国し挨拶をしています
かつて自民の松野と言う官房長が裏金疑惑に、政府の立場であり、
刑事告発がなされているので答弁を差し控えると、 ...
権力の監視下にある文明
社会構造の中でもがいて
大声出したって
自由というシールを貼った
透明な監獄の中
見世物小屋さ
気づかない方が幸せ
目の前にいる人々は
飼い慣らされて
権力者 ...
寒いが 晴れている
中野坂上で降りる
昼は あんかけ焼きそばにした
ベンチに腰掛け空とビルを見てた
流されていく言葉は
僕の中にあるのか世界の中にあるのか
そうした問 ...
貴女の肉体はもんどり打ち
苦悶に波打ちもんどり打ち
何度も何度も反り返り
持ち上がりもんどり打ち
去らせて貰えぬ魂の
貴女ヲ担う肉塊の抹消
待ち望んでいるんだ
どれほど長く待ち続 ...
AI利用の結論:文字の表層の上書きでなんとなく伝達できるのだし、根っこがコミュ障の仮面人間が増えていくことを阻止する為には、創作する側がしっかしとせにゃぁなんらとです。でないと人類は背乗りされる
: ...
山裾の丘陵地
総合病院の裏出口から
人通りすくない小道を往くと
閑静な民家の中にログハウスも立ち並ぶ
金網張られる路端に
あかるんできた雨空をあおぐ朝顔が
緩い風の懐であ ...
鶏小屋で
安易な名付け
浅い夢
散らかる祈り
深い傷跡
白いテーブルに散らばった、
古い痛みと哀しみが
碧色のガラスの欠片とともにある
陽の当たる部屋から外を覗く
破れた写真をページに挿んで
永く閉じている本の背表紙に触れる
想い出は、夢の ...
やっと想いも嘘も忘れた冬の夜に
それでも消えない画像だけは
頭の中のアルバムには残る
昔生きた男のさみしい笑顔とか
押しつけられたありがたさを
断れずに無理矢理笑ったこととか ...
朝の迫る 小屋の中で
瞼のない鶏が 夢を見ている
句点の間に
翔び 落ちて
読点の染みになる
それは
憧れ 贖い
取るに足らない
それでいて
代えのきかない
祈り
...
世界は、ただ一枚の絵だけ残して滅んだという。いったい、だれの描いた、どの絵として残ったのであろうか? あるいは、世界自身が、世界というもの、それ自体が、ただ一枚の絵になってしまったとでもいうので ...
深夜、コインランドリーで、小説を読みながら機械が止まるのを待っている女、彼女がどんな気分かなんてある程度想像はつくけれど、それが正解とは限らない、ただ、夜中にまとめて洗濯をするのが好きなだけの女か ...
松本さんは
おはよう。こんにちは。こんばんは。
精一杯振り絞るように挨拶をする
今までそれも無かったと看護師は言った
回廊でぼくの袖を引っ張り
彼は時計を差し出し
何かを聞きたいらしかった ...
じきに年末なのでおせちどうするかと家人に話す
私の家族は基本的におせちが嫌い
それでもクワイだけは買ってちゃんと煮る
クワイはオモダカの球根だよと母に教わった
おせちは無駄に甘い(長持ちさ ...
みなさんこんにちは私は野施行と申します
久ぶりに帰国し挨拶をしています
しっかり国民、県民
市民町民農民を守れ、私腹を肥やすな
ロシアのオルガルヒと似た者連中みたいな真似は止め ...
毎年この日の夜には
上原君の星が話しかけてくるはずなのに
今年は何も聞こえてこなくて
見上げても
光が揺れることもなく
なあ、もう忘れちゃうよ
と
小さく嘘をついてみ ...
布団の中を温める自分の体温
この世にいるということ
私が私であること
自分の世界を歩むこと
ありがとう
愛している
ここにしかいない
私
愛している
自称詩人が増え過ぎて
嵩張って仕方ないので
ちり紙交換に出そうと
待っているのに
なかなか来ないなあと
思っていると
自称詩人はリサイクルが出来ないから
どのみち引き取って貰えないことに ...
今宵この人生の終わる時 、
とてもとても遠い声のする
この光満ちる意識の視界に
為され来た約束全て破棄され
彷徨える人魂は風の吹くまま
シルフの知るかよと救いなく
さわさわ囁き ...
顎から上は天界であるという風に
今日も僕は手巻煙草を吸っていた・・・
昼にはCBDの電子タバコを注文し
寒いとおもっては二度、風呂に入った
混濁やカオスや不摂生や
一方で僕は清潔 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
五行歌 浜辺
レタス
自由詩
3*
24/12/5 17:28
冬の垣根
リリー
自由詩
4*
24/12/5 15:30
周回軌道
涙(ルイ)
自由詩
2*
24/12/5 15:05
落とし物
ryinx
自由詩
9*
24/12/5 13:20
料理短歌
足立らどみ
短歌
4*
24/12/5 7:06
後日談
たもつ
自由詩
4*
24/12/5 6:58
名前
カワグチタケ...
自由詩
2
24/12/5 0:06
五行歌 今、今、詩
足立らどみ
自由詩
3
24/12/4 22:24
五行歌、監獄ロックとセンチメンタルジャーニー
ひだかたけし
自由詩
6
24/12/4 22:19
トラック【きょうのソネット】
佐々宝砂
自由詩
1
24/12/4 19:53
野施行三十万円 ④
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
24/12/4 19:51
監獄
海
自由詩
6*
24/12/4 18:44
宙吊り(2024.11.04)
草野春心
自由詩
2
24/12/4 18:27
光響の残跡
ひだかたけし
自由詩
3
24/12/4 17:43
AI利用の結論
足立らどみ
散文(批評...
4*
24/12/4 12:11
吐息
リリー
自由詩
6*
24/12/4 11:59
鶏小屋
はるな
短歌
2
24/12/4 9:12
碧の欠片
atsuch...
自由詩
17*
24/12/4 6:54
ひとりでゆくけれど
秋葉竹
自由詩
2
24/12/4 6:51
鶏小屋
はるな
自由詩
5
24/12/4 6:44
THE GATES OF DELIRIUM。
田中宏輔
自由詩
14*
24/12/4 1:14
真夜中のゲーム
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
24/12/3 21:52
【病棟日誌】 凸凹
レタス
自由詩
6*
24/12/3 21:45
クワイとクワイ河マーチ【きょうのソネット】
佐々宝砂
自由詩
2*
24/12/3 19:52
野施行三十万円 ③
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
24/12/3 19:48
声待ち
AB(なかほ...
自由詩
3
24/12/3 19:01
ギフト
海
自由詩
4
24/12/3 18:38
自称詩人が嵩張る
花形新次
自由詩
0
24/12/3 18:07
詩想、この人生の終わる時に
ひだかたけし
自由詩
2
24/12/3 18:02
風呂
田中教平/K...
自由詩
1
24/12/3 16:15
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
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155
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157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
加筆訂正:
泥炭地
/
ただのみきや
[24/12/5 15:19]
修正
3.22sec.