どれほど孤独を気取っても
想えばオレはこれっぽっちも
ひとりっきりじゃあ
なかったなぁ
獣のようなガラスの気持ちを
持ってたわけでも
なかったなぁ
ただ、
甘え ...
君はそれを愛であると信じたかった
僕はそれが愛でないことを知っていた
それが愛であると
嘘でも君に云うことができれば
君は幸せになったんだろうか
だがその幻想を信じる君を
見たくは ...
ちいさい 秋も
おおきな 冬も
はくぎんいろの 抜けてあつめた
けだまに
ころころと まるくなるよ
あなたの ちいさくておおきな
迷いやふあんの中に
ほんの少しでも わたしが ...
高校生のころ
道を歩いていて
不機嫌な顔をしてたんだろう
宗教勧誘の人に
「あなたこれから酷い目に遭いますぅ」
と、言われてね
無視したんだけどね
ずいぶんなご挨拶じゃないか
そし ...
きみ、
蜜柑、
しろいほっぺたに、
ふたつの蜜柑、
目覚めの景色は死蝋を思わせた、ベルベット・アンダーグラウンドが小さな音で流れていた、それは右手に握られていた俺の携帯から聞こえているのだった、ここがどこなのか思い出せなかった、が、思い出そうという ...
成層圏を脱出してから
どれほど経ったのだろう
宇宙の果てまで
まだまだ遠く届かない
来世という未来に託すしかないのか
路傍の石ころに生まれ
泥に生まれ
虫に生まれ
魚に生まれ
豚 ...
醜い羽を 力強くふるわせて
わたしは 飛んだ
深い夜を 泳ぐように
まばゆい明日を 吹き飛ばすように
あなたを めがけて
わたしは 飛んだ
呼吸が風に ちぎれて消える
わたしの過 ...
さくら散り賀茂の水辺で浮かびたる
ながれながれてどこへいくやら
露ふくむ若葉横たえきみをまつ
我が身虚しさきみぞや知らむ
おだやかに流れる時を肌にうけ
加茂をみおろす桜の並木
...
蕎麦湯を飲んでいると
阿波踊りの囃子が遠くなった
昨日の昼のこと
投票に行ってから
「ブロークバック・マウンテン」を見た
昨日の夜のこと 昔の恋人を夢に見た
どんな夢 ...
甘い匂いに釣られて
現実が熱で炒られ
無邪気に弾ける夢は
ポップ蝶になる
フィクションの映像流れる館で
夢魔がポップ蝶を喰らう
煽る熱は現実を狩り続け
力が尽きるまで
ポップ蝶 ...
ひとしずく また ひとしずく
ごとに消えていく から
滲み入り沸き立つ想い
もう底の其処まで底から此処まで
この喪失の想いを何処で識ったのか
失われていく時間と
対峙を強いられ露わになった ...
この時 その時 あの時 どの時
ずっとそこに在る
来る時 去る時 降(ふ)る時 どの時
きっと混ざり合う
この道 その道 あの道 どの道
ずっとすれ違う
来る道 去る道 降る道 どの道 ...
(番外編41―23)橙の花
母病めり 橙の花を 雀こぼれ(石田波郷)
→母が病む 橙の花を 雀はこぼす
私は私で
他の誰でもない
通じない言葉に疲れて
スマホを放り投げた朝の散歩道
きみは私を処刑しようと決めた
細い路地を右折する
ふと、思い出し
ふと思い出せなかった
小さい頃
僕はいつから
自転車を乗っていたのかな
夕焼けのなか
町の空き地で
いもうと揺れる
かあちゃん揺れる
...
草々は刈られ
広々とした川辺に
一本足のたんぽぽだけが刈られずに
ぽつんと取り残されていた
小春日和はきまぐれに
命の鍵をもゆるませる
死ぬのだったらこんな日がいいなと
薄い皮膚のま ...
する、音
しないわたしは
縁に腰かけて
何もない河川のように
留まるのだ、と思った
翌日のこと
長年飼っていた電柱が
遠くに行ったまま
帰ってこない
と相談された
残さず食 ...
SNSの普及で
生活が見世物になり
皆が役者になり
しかし大根、真がなく
あるのはストレスばかり
なぜ然るか
見てください、
笑って打ってる彼の顔
全然笑ってないんだぜ
心の耳で ...
私の人生が尺に巻かれて踊る踊る。あなたの銀星が波にまぎれて響く響く。なんでもない所から(いいえ、本当はなんでもない所など無く)普遍的な細胞がわかれてわれて次の命のもとになる、その気まずさにあなたはやた ...
僕は僕のコメントを読んで
他者の顔でじっくりと読んで
いまようやく気がついたよ。
僕には
ワガママさが足りなかった
ということ。
そうだ。 そうなんだ
評者 ...
散る音も転がる音も枯葉らし
寒のみを老野良猫に感じたり
木枯らしや葉っぱ転がる二歩三歩
{ルビ皸=あかぎれ}が嫌がらせする小指かな
ランナーを真似てか岸辺走る鴨
それぞれ ...
11月20日(水)、
僕は、父と母に仲良くしていて欲しい。この世にひとつでも笑顔を増やせるなら、僕もその為に生きられるかもしれない。僕はもう、まるで自分のことしか考えずに生きてきた。自分ばかりが不 ...
🎅 クリスマスサンタさんゐる包装紙
🦌 クリスマスサンタ{ルビ来=こ}ぬ子に{ルビ4=ヨン}タ来る
🎅 降る雪も音符{ルビ奏=かな}でる聖夜かな
🦌 クリスマス真っ赤な服でピザ屋来た ...
木犀薫る横顔に
意味を見つける僕なりの
言葉にできない視線の先に
紅く染めゆく瞼のきみを
平凡な言葉なんてないな
全てはあなたの前で光る
星の輝きに映るように
朝日曜にてあなたは
もう何も話すなそして
全てなんてないなと
朝日曜にてあなたは
大きくなりすぎて
行き着く場所が
なくなりました と
くじらが泣いています
昔の友だちが慰めて言いました
くじらくんは、とっても力があるのだから
僕ら虚構船団の原動力に ...
人間がないている
涙を流してとても可哀想だ
悲しい事があったんだね
次は動物がないている
しっぽをふってたのしそうだ
楽しい事があったんだね
もうしばらく帰ってはいませんが
わたしの こころは
いつまでも 故郷の山にあります
あの頃の 濡れた土の匂いが
わたしの こころに
ゆっくりと 層をつくるのです
ずざ ずざ ずざ ...
昨晩 新宿で友人と呑んだ
バーでは若い男女が
資本主義の終わりを論じていた
会計前に女はキスをせがんでいた
友人は家庭に問題を抱え
僕は三十七で 家庭を持たず
僕らは ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
獣のうた
秋葉竹
自由詩
1
24/11/23 10:40
They call it Love
塔野夏子
自由詩
2*
24/11/23 10:03
とろり/12月
唐草フウ
自由詩
15*
24/11/23 4:21
壺女
りゅうさん
自由詩
5*
24/11/23 3:50
蜜柑
本田憲嵩
自由詩
8
24/11/23 1:28
異変
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
24/11/22 22:15
孤独
レタス
自由詩
9*
24/11/22 21:27
ペル・アスペラ・アド・アストラ
みぎめ ひだ...
自由詩
4
24/11/22 20:45
四季彩歌
栗栖真理亜
短歌
1
24/11/22 20:37
昨日のこと(2024.10.28)
草野春心
自由詩
1
24/11/22 19:59
ポップ蝶
海
自由詩
6*
24/11/22 18:54
詩想、スカーレット 魂の強度
ひだかたけし
自由詩
6*
24/11/22 17:52
黄昏
ころここ
自由詩
3*
24/11/22 17:01
(531―23)野施行千代に八千代に
水恋鳥魚夫
散文(批評...
2
24/11/22 13:27
五行歌 冤罪
レタス
自由詩
7*
24/11/22 11:41
ふらふらふらと
アラガイs
自由詩
15*
24/11/22 11:32
川辺の物語
そらの珊瑚
自由詩
12*
24/11/22 10:39
夏草
たもつ
自由詩
1
24/11/22 6:45
新しい問題
りゅうさん
自由詩
6+*
24/11/22 5:30
心異になりにけり
万願寺
自由詩
1
24/11/22 3:20
自分の弱さ
アラガイs
自由詩
4*
24/11/22 2:00
冬の童話たち
森田拓也
俳句
17*
24/11/22 1:16
日記(思うこと)
由比良 倖
散文(批評...
7*
24/11/22 1:12
洗浄のメリークリスマス〜Mr.フレグランス
森田拓也
俳句
8*
24/11/22 1:05
金曜日に
落とし子
自由詩
1
24/11/22 0:23
朝日曜にて
〃
自由詩
0
24/11/21 21:58
未来から 始まる絵本 009
足立らどみ
散文(批評...
4*
24/11/21 21:49
なきごえ
リィ
自由詩
1*
24/11/21 21:05
土の重石(つちのおもし)
みぎめ ひだ...
自由詩
3
24/11/21 20:50
資本主義の終わり(2024.10.27)
草野春心
自由詩
4
24/11/21 19:33
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
加筆訂正:
Cosmos
/
鳥星
[24/11/23 1:40]
少し推敲しました。一旦、これで完成とします。
川辺の物語
/
そらの珊瑚
[24/11/22 11:33]
三連を加筆しました
自分の弱さ
/
アラガイs
[24/11/22 11:04]
十分の一くらい修正しました。
3.71sec.