ひとりの平穏
夢想だけなら無事
一度足を踏み入れたら
無数に埋め込まれた地雷を踏み
砕ける
飛び散る
元に戻せない時間
変化する景色
欠けてひとりに満た ...
お前は既に死んでいる
死んでいるから
冷たいんだ
お前は既に死んでいる
死んでいるから
暗いんだ
手のひらを氷水に
浸してみても
何にも感じない
きみの血潮
短小だって ...
13・終わりの始まり
ここでこの瞬間にして
自らの思考純粋に作動すれば
思考 もはや自らのものではなく
私と世界を分かつ以前の意志の営み
この生動の恩寵により詩の言葉ふり ...
穏やかに隠れた月と緩やかな暖かい日に眠り歩いた
月明かりと勘違いしてあったかい当たりつき自販機にあつまる
空がとても悲しくて
白いベッドに横たわる
空がとても冷たくて
熱いココアをかき混ぜる
{ルビ暮色=ぼしょく}の寂しさ微かに{ルビ凍=し}みた
おまえの幸福はここにあるのだろうか、
(リルケ『レース』Ⅰ、高安国世訳)
単純な答えなどない。
(アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』第二部・14、中田耕治訳)
人間はいったい何を確 ...
○「終活」
いつお迎えがくるかわからないから
一日一日を気楽に生きよう
夫婦仲良く生きよう
○「わかる時」
*年老いた時に わかる
青春の輝きが
*社会に出た時に わかる
...
足許濡らす時雨の冷たさ
夕刻に立ち寄るスーパーで
野菜売り場の陳列棚から
外れた隅へ歩み寄る
(やあ、おかえりなさい!)
わたしに呼びかけて来る
焼き芋機
鼻先へ ...
満ち欠けの その一瞬で
僕は全てを 知った気になった
世に蔓延った愛が この世界を蝕んでいる
不自由なこの心を 救おうとする誰かがいる
救えるはずがないこの心を 活かそうとする
愛は ...
私は、嫌われている
と
私は、好かれていない
の、差はなんなんだろうかな
『好かれていない』は
私からみれば
受け身ということだろうか
嫌 ...
声だけが
綺麗になれればそれでいい
その目を閉じさせ愛を伝える
いまはもう
ここに住んでるひともなく
墓にも君はいないと云ってた
『守るため』 ...
ある朝オギャーと生まれた赤ん坊は、おっぱいに抱きつきまちた。
「あー、これはおいちい。これは僕を苦しみから救ってくれるものた」
そう思った赤ん坊は何度もそのおっぱいをスイスイしました。
「坊や、 ...
手足も鋭い口の一部だった、
小さな鯵はたちまち餌食となった
隠されたふたつの針が捕食者の自由を奪う
烏賊は、見知らぬ力に捕らえられた
月のない夜だから、
磯は辺り一面墨を溢したような暗闇 ...
反故になった約束が呪いに変わり、天井の隅で焦げ付いたような臭いを放つ、だからなんだというのだ、と俺はひとりごちる、そんなこと別に珍しいことじゃないだろう、どうして誰しも、他人が自分の思い通りになる ...
魚が数匹
日の光になって
頬の上を泳ぐ
問われては 答え
答えてはまた 問い
感情の影に貌をかくして
問われては 答え
生まれてはまた 息絶え
命あるもの ...
○「ジングルベル」
世の中は
イルミネーションサンタクロース
我が家はワイフが抗がん治療
世の中は
イルミネーションサンタクロース
若者は踊らされ年寄りはだまされる
世の中は ...
みなさんこんにちは私は野施行と申します
久ぶりに帰国し挨拶をしています
それなりの縁ありこの地を踏みしめられることに
仏生・仏縁を感じるものです
第四番 公務員の廃止くじ引きでアルバイト ...
13で終わる貴女
一つ明かりが在ると云う
握る手の熱さに想わず
見返すその顔 、
此処こそ終わりの始まりと
荼毘に付した喜怒哀楽を
洋上に撒いた
暗い海底に沈んで
もう浮上することはないと思えた
ところが絶えず波はあり
岸辺に打ち上げる
誰かが拾う石や貝やシーグラス
そこから滲む喜怒哀楽が
...
今宵 緑なす
グラウンドに
何時からか
寝そべる男、
半月の光響き銀の色
時を染め抜き刻む音
聴き入る
男の眼瞼
俄に
痙攣し、
到来する時の間に間に
風吹き流るる光 ...
起きたら形を保てなくなっていた。
持ち上げた腕がとろりと流れ、指は境目を失い、膝を立てようにも重たく淀む。なんとか頭を起こして身体の様子を見られるようになるまで40分近くかかってしまった。
記号が ...
静かな空はまたいつもみたいに太陽に照らされ
夜の闇をまるで知らなかったかのよう
いつもより少し青色が強く
それがまたいつもより元気なアピールかのようで
それを応援するかのように ...
全ての詩集が翼を広げ
永遠の空の彼方へ飛び去ったとき
飛び降りた詩人たちの
血だまりがひしめき合い
詩人たちの巨大な墓標
と呼ばれる高層ビルの根元を
群れた無数の血だまりが包み込み
突き ...
どこまでもどこまでもどこまでも弱い 弱いあなたの横顔が好き
窓から射し込む陽光が
黒い大きなソファーにあたる
おだやかな午後
休日のテレビはすこし騒がしく
ボリュームを落としてふたりはスマホをみる
なにを語ることもなく
...
夢。中学校の美術の授業。なぜか美術室ではなく教室。また、校舎内は板張りが多く、これは自分の通った中では小学校に近い。1人1枚、B4アナログ原稿用紙に漫画を書いている。その風景は書道の授業に似ている。自 ...
一十百千万太郎♪ 一億二千万太郎♪
えー、毎度どうも。マンに嫌われても、マンを呼ぶ男、万太郎です。
えー、大晦日が近づいて参りました。年の暮れ。
年が明けると、2025年になります。人類が滅亡す ...
毎月一回のペースで現代詩フォーラムの管理人が定期配信を行なっています。
感想やリクエスト、配信のアイデアなどお寄せいただけると嬉しいです。
https://www.youtube.com/@kou ...
冬の夜空には、三日月、
その視線のさきには、ひとつの星、
まるで、かつての、僕と母、
みたいな、
毛糸の帽子をかぶって、
なんだか無性に微笑ましい、
おぼろげな記憶のまま現在になっている、 ...
ベージュのカーテンで仕切られた三畳ほどの病室は
ゆったりと温かく眠りを{ルビ誘=いざな}う
母の胎内に浮かぶように
睡魔に襲われ入眠時間を間違えた
10時に薬を飲むはずが8時40分だったの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ひとり
海
自由詩
7*
24/12/11 18:36
お前は既に死んでいる
花形新次
自由詩
1
24/12/11 18:00
詩想、40《『五行歌、13/許容(改訂)』続き》
ひだかたけし
自由詩
3
24/12/11 17:56
月日あるく明るく
水宮うみ
短歌
2*
24/12/11 17:18
五行歌 冬空
レタス
自由詩
5*
24/12/11 16:29
THE GATES OF DELIRIUM。
田中宏輔
自由詩
11*
24/12/11 11:09
独り言12.11
zenyam...
自由詩
3*
24/12/11 10:44
焼きいも
リリー
自由詩
10*
24/12/11 9:48
ブルーラビット・クォーツ
みぎめ ひだ...
自由詩
2
24/12/11 9:38
冬金魚
秋葉竹
自由詩
2
24/12/11 8:31
けさの短歌
〃
短歌
1
24/12/11 7:58
羊たちの叫び
鏡文志
自由詩
3*
24/12/11 6:53
烏賊
atsuch...
自由詩
10*
24/12/11 5:44
世迷言トゥルース
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
24/12/10 22:09
魚(2024.11.06)
草野春心
自由詩
4
24/12/10 21:50
独り言12.10
zenyam...
自由詩
3*
24/12/10 21:12
野施行三十万円 ⑩
水恋鳥魚夫
散文(批評...
0
24/12/10 21:04
五行歌、13/許容(改訂)
ひだかたけし
自由詩
2
24/12/10 19:33
感情
海
自由詩
7
24/12/10 18:33
顕霊鏡、風と空と*
ひだかたけし
自由詩
4
24/12/10 17:49
寝起きの話
はるな
散文(批評...
1
24/12/10 13:43
太陽
林 理仁
自由詩
10*
24/12/10 10:18
AI――詩人と詩の終焉――
鳥星
自由詩
4
24/12/10 8:58
横顔
はるな
短歌
2
24/12/10 8:27
銀の時間
秋葉竹
自由詩
2
24/12/10 7:39
夢
なけま、たへ...
散文(批評...
2*
24/12/10 7:04
言霊屋敷2024
鏡文志
散文(批評...
2*
24/12/10 2:10
Youtube配信スレ
会議室
24/12/9 23:33
朧三日月
本田憲嵩
自由詩
6
24/12/9 21:48
【病棟日誌】 蚕室
レタス
自由詩
5*
24/12/9 21:34
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
3.71sec.