「結果がすべてだ」
というなら
人生はむなしい
さいごは
みんな灰になるのだから
○「災害関連」
*災害は忘れた頃来る
と昔はいわれたが
今は忘れないうちにやってくる
*幸せは
突然にやってこないが
不幸せは突然にやってくる
*災害に遭うと
みんな異口同 ...
濡れ伏して
夕闇の 湖面に一艘
舟影とおく
浮夜で だれぞ、
釣り糸垂れん
伽羅の香を
独り静かに
聞く夜は
墨すりて
香る龍脳
沁みる夜
白檀の
甘き香りに
酔い深く
龍涎香
男はいざと
紅求む
やすらかな君の寝息をそっと聴き
独り静かにグラスを傾むける
まどろむ君に{ルビ詩=うた}歌い
もう一杯とキッチンに氷を求め
明日の天気を占った
酔い夢を…
否! 良い夢を
...
密やかに
眠りに就いた
きみ想う
銀幕に
きみの姿を
映し観る
{ルビ昨夜=ゆうべ}観た夢の中で
ぼくは麒麟になっていた
千里の空を駆けて
鳳凰となったきみを求め
何処までも 何処までも 空を駆けてゆく
遠い空の彼方
彼らは今も胸の中に生きている
...
観客が立ち上がると
わたしは魚になりそこねて
また化粧室の蛍のよう浅い渚の飴玉、
ハミングしたんだ、追いかけるように
誰かのかわりになって
担って、産まれていった
無音のクラッカーは香 ...
だから
とした
ことが
だから
だった
なんの
意味もない
だから
なんの意味もない
わけ
いい加減に
くだらない
なんもねーて
木立の彼方に
青一色のベルが鳴り響き、
細やかな層を辿り指先かざし
吹き渡る風に澄み渡り生く私を
包み込む青一色の幸せ天地の配慮と。
夜、徹夜で迷路した。白い目でやってるよ。
よるてつやでめいろした しろいめでやってるよ
人が苦手で、捨ててカニが飛び。
ひとがにがてで すててかにがとび
寝て。真昼の何かに、カ ...
コーヒーを飲んで眉根を寄せる冬
隣り合う慈しみなり冬木立
手袋をなくしてひとつ溜息ついて
一人ゆく孤独は友かミソサザイ
木枯らしに問うても答えはないままで
薄氷の上を
危うくも繊細な
ステップ踏み進む
いつ崩れ瓦解しても
後悔だけはしないように
慎重に大胆に歩み行き進む
この社会は獰猛な場所
人と人が競い差別し殺し合い
狭い半径に官能 ...
看護師っすわん
看護師っすわん
看護師っすわん
悲しいっすわん
10円くださいっすわん
10円くださいっすわん
10円くださいっすわん
電話するんでっすわん
チョコレート怒!
...
素敵な横槍と思われるものが
若さゆえに素敵な、がはぶられる
それに対して演技してやるのだ
あなたは要らない、と
だが実はそんなふりをしているだけで
内心可愛いもんだ
地獄に落としたる、 ...
もうやめよう
あんなやつのことを考えるのは
イライラした気持ちになるだけだから
怒りに震える気持ちになるだけだから
産まれたことを呪ってしまいそうになるから
誰も喜んでくれなかったことを思い ...
凍窓に
陽、昇りし今朝の
比良を見ゆれば
お引摺りの花嫁御寮
おもわせる
逆側から触っちゃったから
もう何にも始まりなんかじゃない
なんてコップの中に差し込んだ
ストローにぶくぶくぶく
なんか始まっちゃった
壊れてもないのに作り直してる
新しいものなんてでき ...
電子レンジを開ける
中には海がある
波間にレンジが漂っている
泳ぐことは苦手だけれど
意を決し飛び込む
君との二人分の
ご飯を温めたかった
何とかレンジに辿り着き
扉を開ける
...
独りきりの夜の隅に
誰の邪魔にもならぬように
ランプの灯をそっとつける
私は低廉なグラスをかかげ
タリスカーをその灯に透かしながら
本を片手に煙をそっと浮かべた
...
らぁ~! らぁ~! と 叫んだ夜は沈みゆく
静か過ぎて聴こえない
破短調{ルビ奔=はし}る{ルビ宵=よい}に酔う
突破する壁は厚くて泣き濡れた
ドクドクと胸は彼方に飛んでゆく
...
だし巻きとか
オムレツとか
きれいに形を整えるの
苦手だから
ぐちゃぐちゃな胸の中
スクランブルエッグみたいな
わたしの詩
ベーコンくらい ...
頭蓋骨から足の先まで写してきた
あぁ… 美しいモノクローム
{ルビ自惚=うぬぼれ}れて
躰の骨を丁寧にたどり
骨格標本になりたくなった
子供の頃 何にでも興味津々な
そんな人間を演じていた
そうすれば
博士枠に入れると思っていた
友達ができるのじゃないかと 期待していた
真似ることは学ぶこと 格言に勇気を ...
かくとだに
想いを馳せて
きみはいま
祈り捧げる
満月の夜
たらちねの
忘れた歌を
想い出す
今宵静かに
ぼくは歌うよ
あしびきの
夏に登った
山なみに
今はもう亡き ...
俺「向日葵がうな垂れるほどの猛暑の中、
ヤッケを着ての作業、
水、泥水、土のけむり、構内のホコリ、そして自らの汗、
そしてときには鉄骨、
そんな、
荒々しい太陽にまみれた ...
昨夜
オマエから電話があり
今週末にまた骨を拾うことになった
オマエの父さんは理性と優しさをそなえ
オレを何時も歓迎してくれた
二十歳の真夏日にビールをしこたま飲みながら
ぼくの屁 ...
冷やりとした洞窟をたどり
やがてアダージョが聴こえて来た
底に広がる幾万の骨が静かに共鳴しながら
ぼくを迎え入れてくれる
あぁ… 何と美しい光景か!
山に向かい
白く田の拡ごる道で
霜に打たれる 踏まれ草
われ知らずして
星降る原野、夢みる花壇の球根とは
同じ心のゆらぎは あるのか
苦肉を溶かし、
ガラス戸開け
空に星の瞬き
向かい家の燈
救いにして謎。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
生きる
ホカチャン
自由詩
3*
24/1/10 8:32
独り言1.10
〃
自由詩
2*
24/1/10 8:16
五行歌 一首「釣り人」
リリー
自由詩
6*
24/1/10 7:20
香
レタス
俳句
3*
24/1/10 1:10
君はいま
〃
自由詩
8*
24/1/10 0:30
真夜中に
〃
俳句
4*
24/1/10 0:01
五行歌 神獣
〃
自由詩
4*
24/1/9 23:09
A/wa
あらい
自由詩
3
24/1/9 22:03
不明の論理
陽向(2躯-...
自由詩
2
24/1/9 21:12
意識の光景22、五行歌借り
ひだかたけし
自由詩
3
24/1/9 19:39
誰かの引力にカニが引かれた(回文)
水宮うみ
自由詩
2*
24/1/9 19:26
つれづれと俳句
朧月夜
俳句
4*
24/1/9 17:48
珠玉の器官*
ひだかたけし
自由詩
5*
24/1/9 17:06
邪道と言霊
陽向(2躯-...
自由詩
1
24/1/9 16:47
曲線平線論
〃
自由詩
3
24/1/9 16:39
娘、引退させていただきます。
涙(ルイ)
自由詩
1
24/1/9 16:12
五行歌 一首「雪化粧」
リリー
自由詩
6*
24/1/9 15:25
マッシュポテト
竜門勇気
自由詩
1*
24/1/9 13:19
漂流
たもつ
自由詩
5
24/1/9 7:04
Solitude at midnight (...with ...
静
自由詩
4*
24/1/9 2:34
よるのうた
レタス
俳句
3*
24/1/9 1:51
スクランブルエッグ
おやすみ
自由詩
3
24/1/9 1:30
五行歌 レントゲン
レタス
自由詩
2*
24/1/9 0:55
独り言1
短角牛
自由詩
4*
24/1/9 0:31
枕詞
レタス
短歌
5*
24/1/8 23:44
残高
本田憲嵩
自由詩
8
24/1/8 23:20
送り人の時間
レタス
自由詩
3*
24/1/8 22:32
五行歌 カタコンベ
〃
自由詩
2*
24/1/8 21:52
冬草
リリー
自由詩
5*
24/1/8 21:02
五行歌、この世界1
ひだかたけし
自由詩
5
24/1/8 20:42
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
加筆訂正:
残高
/
本田憲嵩
[24/1/9 21:39]
加筆修正。台詞に、アー、オー、追加。
残高
/
本田憲嵩
[24/1/8 23:43]
修正。一行削除、一行追加。
3.79sec.