詩の合評をすると決まって
〝名〟よりも〝迷〟の付く
探偵のほうが多い
朝、断裁
午後、印刷
製本は後で
まだ弾を二発
仕込んだだけ
リボルバーに
後、四発
装填
和綴じ本
六冊
報酬は
君の笑顔
次いで
僕の名声
十分
緑道の奥にある図書館に向かう
調べものがあるわけではない
感想文を書くわけでもない
興味があるのは静かな空間と
そこで本と睨めっこしている人々
悪趣味の人 ...
時は残酷で波に揺られて流れ去る
血を流した痛みも愛も
死んだように忘れられて無機質な笑いに還る
涙は乾き
深刻な真実は意味なき嘘になる
あぁ、掃き溜めに脱ぎ捨てられた私の脱け殻
くしゃ ...
この成功は失敗ではないかと疑う
この失敗は成功ではないかと喜ぶ
この進歩は退化ではないかと疑う
この不便は豊かではないかと喜ぶ
この幸運は代償があるはずと疑う
この不運は貸しになるはずと喜ぶ
白いシーツに午後の陽射しが映る
暖かなベッドに横たわり
刹那に消える夢を観た
アイス珈琲を飲みほして
虚ろな時をやり過ごそうとしても
うつら うつらと首を振る
至福はすぐそばにいっ ...
下に在るものは上にも在るように
上に在るものは下にも在るように
哀しみの雨は今日も降り続け
貴女との電話は繋がらず
今日もまた哀しみの静かさに
死んだ後に在るものは生まれる前にも在る ...
他人を借りた自分の姿が其処彼処に
後ろ姿の語りは饒舌
暗澹たる思い
他人のふりをしたい
それでもその背中を見て
正したり律したりできるだろう
自分が変われば
他人を借りた自分の姿も変 ...
○「トランプ氏返り咲き」
78歳で返り咲き
とは驚きである
新しいアメリカンドリームだ!
バイデン政治への不平不満や失望が
トランプ氏返り咲きを生んだのだろう
それにしても新天地アメリカで ...
粉々に砕けた、明るい心、なにかしらのカルト。
統計学の本を読んでる時には人に好かれる。
寂しさから目を背けるための努力。
ニーチェを読む、ヒトラーのことを思いながら。
ソロモンの72柱では僕は ...
(番外編41―18―2)
ザ・テンプターズ (オー ママママ)のタイトル
平凡にタイトルは おかあさん とあるが当時はザ・タイガースの最大のライバルと
言われたとのこと
私より若い ...
木屋町の路地で
後家殺しの永ちゃんと顔突き合わした
あ、後家殺しの永ちゃん
お、デブ殺しの室くんやないか あの子、元気か
だれだっけ?
ほら、あのかわちぃ女の子 きみにしては
羽ばたい ...
ぐりっとぐら作っちぇみせたカステラかぁー
最後まで諦めないでやり通す
絵本から飛び出す見本きほんのキ
性格は狐のごとく狡猾か
大木を心より切る如何にして
h ...
木枯らしの渦巻く中庭で本を読んでいた
まだ蒼い銀杏の葉がページに挟まり{ルビ栞=しおり}となって
ぼくはそのまま本を閉じた
階段を昇りきると
磨かれた長い廊下は光り輝き
影を失くした透明な人 ...
知らなかった世界を知ることができた
小さなことから積み重ねてゆけば
頑張って生きてゆけば
月は満ちて己の思いのままにできる
何も思い悩むことはない
軒下で震えていた猫も
曾ての夢を実現しよ ...
午後三時
眠剤を服して
午後五時に
起きているのは全部明日の仕事の為さ
コンビニへ行って
チョコレートと黒糖烏龍ミルクティーを買って
原付で
ジョギングする男を追い越して
...
誰だって死にたくはないのさ
でもね残されたくもないのさ
恍惚の人となっても
一番愛していたことを覚えているとしたら
自分にはどんな記憶が残るだろう
愛に似たようなものはあると思うが
今はまだわからない
歳をとって色々なものが抜け落ちた後に
光る ...
あおい青い大空がひろやか広がり
ふとよろりお爺さんが眼前を過る
あんれ、まあ 不思議なこと、
外出したとたん待ち合わせた様に
連日二日見た禿頭痩身の背の高いお爺さんが
眼前を歩むのだ ...
今深く吸い込む息と共に死ぬ
キスをする過ぎゆく秋の弔いに
電話越し雨降る音を声にする
街灯をむなしく映す窓の雪
重力に負けたわたしに雪が散る
椅子を引 ...
机の下から筍がニョキッと生えてきて
松茸さん! コンニチワ ってご挨拶したのよ。
俺は苦行続きの人生だな。何の為に働いてやってんだか、誰もわかっちゃくれないし。
なんてぶつぶつ言い ...
11月7日用
(番外編41―18)双璧のウスェトバージニア州
ブルーリッジ山脈とシェナンドー川には
古代人が住み そこの樹木はどこの木々より若いと言う
アパラチア山脈には巨大な青 ...
けさは調和の瞑想を行い
冬至を祝う
オーツミルクティーを飲んだ
明日は仕事だけれど
仕事の事を脇に置き
オーツミルクティーを飲んだ
アコースティック・ギターを持てば
...
太陽を焦がし
月を凍らせ
空を封印する
それから窓を閉じる
君の意識が悲しみで朽ちてしまう前に
魔法が あるいは
麻酔が必要
見えない網に絡まってしまった
言葉たちを
ひとつ ...
暗闇に光る炎
愛しいひとの頬をオレンジ色に照す
どうかいま俺の傍で眠るこの恋人と
これからも共にいられますように
ずっとずっと一緒に
手を取り合って人生を歩めますように
祈らずには ...
手を上げて
横断歩道を渡ってる
ランドセルさえ重たげな子ら
さぁ今日は
部屋の掃除をしましょうか
夜には海でもみに行きましょうか
いつまでも
泉の女神に ...
気泡を抱いて眠る
葉っぱの生る木に
今年も葉っぱが生ったよ
そう教えてくれた人の
顔と名前を思い出すのに
半世紀以上かかった
子供たちのふざける声が
外から聞こえてくる
季 ...
「ホルスタイン」らどみと拓也 連句
発 靴置き場{ルビ紅葉=もみぢ}もふたつ並びをり 拓也
脇 さりげなくなしとこのあいだに らどみ
三 府中から届いた土産 神棚に ら ...
聞いてくれる人がいないと思えば話さない
聞いてくれる人がいると思えばこそ話すのだ
思うだけで構わない
壁に向かってしゃべってるぅ
大丈夫、スマホさんが理を通してくれる
しかし壁に向かって ...
(十九歳の長編詩 第二作目)
失う存在世界 天使と血人へ
船曳 秀隆
Ⅰ、軌道
間もなく たまらなくなります年老 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
探偵
栗栖真理亜
自由詩
1
24/11/9 9:54
手作り
りゅうさん
自由詩
2*
24/11/9 6:38
図書館
佐白光
自由詩
6*
24/11/9 1:16
打ち棄てられて
栗栖真理亜
自由詩
2*
24/11/9 0:21
プラスマイナス思考
イオン
自由詩
1*
24/11/8 23:14
白日夢
レタス
自由詩
7*
24/11/8 21:38
反復の強度
ひだかたけし
自由詩
4*
24/11/8 19:01
学び
海
自由詩
7*
24/11/8 18:56
独り言11.8
zenyam...
自由詩
3*
24/11/8 18:31
10番目のヤギ
林 理仁
自由詩
5*
24/11/8 12:33
(531―18―2)野施行千代に八千代に
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
24/11/8 11:53
京都木屋町の路上で
室町 礼
自由詩
6*
24/11/8 8:16
未来から 始まる絵本 008
足立らどみ
川柳
3*
24/11/8 6:59
病棟
レタス
自由詩
11*
24/11/7 21:49
生きる道
栗栖真理亜
自由詩
1
24/11/7 21:40
今宵のことは今宵のこと
田中教平/K...
自由詩
4
24/11/7 20:12
あまりもの
リィ
自由詩
1*
24/11/7 20:08
愛
海
自由詩
8*
24/11/7 19:01
木枯らしの顔
ひだかたけし
自由詩
5*
24/11/7 17:27
明るい闇に包まれて
由比良 倖
俳句
3*
24/11/7 14:44
+15R指定
アラガイs
自由詩
8*
24/11/7 14:30
(531―18)野施行千代に八千代に
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
24/11/7 11:51
オーツミルクティー
田中教平/K...
自由詩
2
24/11/7 10:42
長い夜
塔野夏子
自由詩
6*
24/11/7 10:32
真実
栗栖真理亜
自由詩
0
24/11/7 9:50
冬の夜
秋葉竹
短歌
1
24/11/7 8:20
午睡
たもつ
自由詩
2
24/11/7 7:22
「ホルスタイン」らどみと拓也 連句
森田拓也
伝統定型各...
7*
24/11/7 5:16
思いのたけを
りゅうさん
自由詩
3*
24/11/7 4:51
失う存在世界 天使と血人へ
船曳秀隆
自由詩
0
24/11/7 3:31
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
加筆訂正:
「ホルスタイン」らどみと拓也 連句
/
森田拓也
[24/11/7 8:18]
足立らどみさんとの連句です。
思いのたけを
/
りゅうさん
[24/11/7 5:25]
偏在→遍在。誤記訂正。日本語難しいね。
3.68sec.