のつぺりした自由だ
僕の顔をしてゐない
自分と云ふ
嫌らしい迄に
嶮岨な山脈を越えてきた
あの自由の顔をしてゐない
ピアスを外し、ピアスをまた着ける
その間に挟まる
沐浴なる時間帯
...
灰白に濡れ光り筋立つ
幾つもの鍾乳石に這いつくばり
辿り進んでいるうち何時しか女が道連れに
ニコッともせず先をいく女の
その剥き出しの背骨の
やはり筋立ち浮き動くを見入る内に
脊椎の筋 ...
大阪難波元町に、まぎれ込む
二人の微細な影がゆらめく
幾らかの紙幣で買われた
わずか四時間の締め切られた空間
ユニットバスの洗面台で
歯ブラシをくわえる私の顔の
筋 ...
○「テーマ」
僕は若い頃は
「愛と死」に関心があったが
今は
「老いと死」に関心が移ってきている
○「企業団体献金」
金をもらうと
弱くなる
金を渡すと
強くなるのが
人情だ
...
(533-2-2)風流のはじめは清少納言
御誦経などあまたさせたまひて、
そなたに向きなむ、念じ暮らしたまいける。
好き好きしうあわれなることなり。
お経を読む姿の方向に祈る、 ...
夜明けの海が磯際を洗っていた
スプニングリールに巻いた
ナイロンの道糸を
仕掛けの糸(ハリス)と直結するのに
結び方を選んだりはしなかった
一応、ストロングノットも知っているが、
トリ ...
自分だけが似合っていると思っていると思われていても気にしないけどブラックイズビューティフルを普段着で普通に着ている私なんかではそろそろ誰かが自称詩人は凄いブランドを立ち上げても着こなせるのかな
ai ...
昔の現場 知る人も減り
一輪の花の前にてお辞儀する
神を探している
渦巻く嵐に仕え
霞に額づき
灰色の聖餐を受ける
そんなことができるような神だ
雪が降るよ
遠く故郷を離れ、胸の中に
あの重い、湿った
削ったばかりの木片のような
...
誰も助けてくれない場所になら行きたい
だれも見向きもしない場所へなら
すべてがある暖かさ
どことも比べられないような安心できる人たちに囲まれていたら
いつか肺の中は綿でいっぱいの
人形に ...
私の言ってきたことは、過去の人たちが既に言ってきたこと
私のやってきたこと。考えてきたことは、過去の人たちが既に考えてきたこと
星と星。点を線で繋ぎ合わせ、不思議な星座を無数に作る
星と星の数だ ...
人は
自分の知らないところで
起きたことを知らない
だからといって
違う現実があったかもしれない
と思っても仕方のないことだ
人生の半分は
見たことのない夢で出来ている
オーティスレディングの
『ホワイトクリスマス』という曲
とても親しい人が
亡くなった12月23日に日が変わった
てっぺんすぎ
あらゆるものが
すこし変わったかなと想っ ...
すべて商品消費物として呑み込まれいく
私の私たちの声は哀しみは何処へいくのか
三人死ねば大変だが、三百人死ねば計算の内だ
この時流を打ち破っていく強さ強度持たねば
私は私たちは只々死 ...
戻りたくない
しかし別の道が見つからない
道無き道へ行く勇気の欠乏
メモリはエンプティを指しかけている
手に汗
考えろという自分と
考えることを拒否する自分が
睨み合ってどちらも目を逸ら ...
あ 愛よりも深いものは何だろう、と君は言った
い 今飛び立とうとするのは
う 生まれてきた喜びを知るためだ
え 縁というものは愛より深いかも知れない
お 大空を目指して飛んでゆけ
か 彼方に ...
この混沌の廃墟の
愛の 自由の
また肉身の
はるかにその
とおくみなもと
絶滅のあとの浜辺へ
ひらたく置かれ置く
一枚の板
寄せては引く波に
洗われ続け打ち上げられ
...
○「クリスマス▪イブ」
僕は寒くなると
誰かに抱きつきたくなる
抱きついてぬくもりを感じたくなる
若い子なら一番いい
ワイフにはもう抱きつけない
孫でもいれば抱きつけるんだが
孫もない
...
闇夜に見上げる一等星
きみと視線を交えるひととき
さよなら と揺れながら
囁いた星影は
都会の崖にそっと咲く
冬の菫
童女の様な微笑みが
また逢える日を約束してく ...
辞書を捲る指が
陽をうけて透けている
あなたの顔を忘れ 声を忘れ 名を忘れ
それでも愛を覚えている
良いこと言う。
確かにアメリカのオードリーは美人で、
台湾のオードリーは天才で、
日本のお茶の間のオードリーは芸人だ。
けど
真面目な話し唯一無二の東京大田区の
大鳥居(オードリー ...
なぜ怒ってたんだろう
わかるわけあるかいや
他人の機嫌なんて
事情も知らんだろうし
集ストしてなければ
そんなことは問題にならない
集ストしてたんですねぇ
そしてそのことも
...
底浅の透き通った水の流れが
昨日の雨で嵩を増して随分と濁っていた
川端に立ってバスを待ちながら
ぼくは水面に映った岸辺の草を見ていた
それはゆらゆらと揺れながら
黄土色の画布に黒く染みていた ...
夫婦の半分は持ちつ持たれつと申しますものの
げに今日の私に於いては
既婚男性との遊びに
毎日堕落した生を流しております
いくつきの、いわくつきの
私らの夫婦としての日 ...
(532-3-1)私の詩句 クリスマスを前にして
だれかー どこかで待っててくれる
風のようなやつさー あいつは
神は無国籍当然のことパスポートなし
神は無法者当然のこと神を拘 ...
なぜですかながしそうめんとした題 つまり集まり 黙して食べろ
えー、先ずはこの弔辞の場に置きまして、改めて長男の葬儀に出席頂きました皆さんに家族の一員の一人としてお礼を申し上げたいと思います。
弔辞の席において、本人へのメッセージを関係者として読み上げると言う ...
王声に兵隊はいりません
落城の選挙は逝去後の号令
豊島園で会いましょう
メリトヤバンの旗のもとに
ペチラライカ、
雪の樹は赤い小屋の近くにあるよ
スゥスゥの鳥は抱卵したかい?
シャー ...
石垣に
すっくとたつ
つわぶきの黄色い花を見かけ
かすかにかじかむ
祖母の佃煮、匂いたつ湯気
もう一度食べたいが作り方がわからない。
つわぶき、つわぶき
もう一度私の口に入れ。
...
いつもと同じ道を歩くと
強い向かい風が押し返してきた
風に負けて逆方向へ行くと
風が背中を押してくれた
いつもじゃない道を歩いて
知らなかった景色を見る
背中の風を失わぬよう
流れるよう ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
無題
髙任勇梓 T...
自由詩
3
24/12/25 18:48
女顔と夢観の座椅子
ひだかたけし
自由詩
4
24/12/25 18:05
密室
リリー
自由詩
7*
24/12/25 15:31
独り言12.25
zenyam...
自由詩
3*
24/12/25 11:20
野施行十二単衣 ⑥
水恋鳥魚夫
散文(批評...
0
24/12/25 8:41
秋磯のアングラー
atsuch...
自由詩
13*
24/12/25 8:37
ブラックイズビューティフル
足立らどみ
自由詩
6*
24/12/25 8:35
_
〃
短歌
2
24/12/25 5:33
神を探している
凍湖
自由詩
3
24/12/25 1:35
area to
竜門勇気
自由詩
1*
24/12/24 23:56
星
鏡文志
自由詩
4*
24/12/24 21:31
老い
花形新次
自由詩
3
24/12/24 20:48
泣く必要なんかあるのかないのか知らないけれども、どの『ホワイ ...
秋葉竹
自由詩
9
24/12/24 20:08
五行歌、メリークリスマス!突き破る無常(改訂)
ひだかたけし
自由詩
5*
24/12/24 19:30
睨み合い
海
自由詩
4
24/12/24 19:05
君に贈る
レタス
自由詩
7*
24/12/24 18:52
板*(改訂)
ひだかたけし
自由詩
2*
24/12/24 18:01
独り言12.24
zenyam...
自由詩
2*
24/12/24 16:07
星の散歩道
リリー
自由詩
8*
24/12/24 11:54
あとかた
はるな
自由詩
3
24/12/24 8:47
朝だよ。おはようだよ。なんの夢だか忘れてしまったよ。
足立らどみ
自由詩
2
24/12/24 7:01
小さなおっさん
りゅうさん
自由詩
3
24/12/24 2:14
高野川
田中宏輔
自由詩
20*
24/12/24 0:22
手紙
ゆるこ
自由詩
1
24/12/23 23:59
野施行十二単衣 ⑤
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
24/12/23 22:47
ながしそうめん
足立らどみ
短歌
2
24/12/23 22:46
弔辞台本原稿 長男へ
鏡文志
散文(批評...
4*
24/12/23 22:15
有精
トビラ
自由詩
2*
24/12/23 20:54
つわぶき
wc
自由詩
17*
24/12/23 19:10
風吹いて
海
自由詩
8
24/12/23 18:48
102
103
104
105
106
107
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110
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112
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115
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118
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130
131
132
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134
135
136
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138
139
140
141
142
3.37sec.