ミモザの木は枯れてしまい、可憐な黄色の花はもう記憶のなかだけの花になった
枯れた原因は、ミモザの木に肥料を与えたせいだったようだ
あとでわかったのだが、ミモザにとっては不必要なものだったらしかった ...
きみはどこでおりるの
ないしょだよ
そっか

ほしへかかる鉄道

どれくらい経ったかい
あれからどれくらいたっただろうね
君が降りてから何年経ったかい
ぼくがおりてからなんねんたった ...
ようやくとかが
女ぶるから
それが
何か俺な気がするのが
もしかしたらほんとうで
でも確かな答えではないから
迷ってるんだが
別にあれを
俺の中の何かとして
別にそれでも
問題ない ...
 

風さらさ
光ゆらめく四分音符
なぜ耳を刺す悲報に泣けない?




おいでよ

ずっと輝く世界に
瞳をキラキラ光らせて
初めてこの街に来たあのころみたいに

お ...
何がいけなかったか
当時はまだ
さほど明らかではなかったかもしれない
しかし今となれば明白で
圧迫面接、パワハラ、セクハラ

一度も不当に傷つくことなく
健やかに育ったならばと読んだ
...
血縁を蔑ろにした今までの付き合いゆえに
幾分かの血の遠さの病人に見舞うことはなかれども
さすがは実父の大病で、医者曰く命にトドメさすほどはないと聞いても
万が一はあるもので、伝えねばならない言動 ...
久々に琥珀の水を10杯飲み干した
泥の船を造り
沈没する夜が深まった
曇った夜空に一番星は見えない
カッチーニのアヴェマリアをカウンテナーで歌い
凝り固まった背中をほぐす
悲しい母は何処に ...
大量の睡眠導入剤を
大量のアルコールで流し込むと
意識が混濁し
外界と内面の境界が
曖昧になって
ドロドロと溶け出し
もはや俺は俺ではなく
奴は奴ではない
何も恐れるものはない

...
幼いころ
あした学校が爆発しないかなと思いながら
すべてやり過ごそうとして
石のふりをしていた
すこしのぬくもりもない
割れたばかり
そんな印象の石だ

大人になって
壊れた学校を目 ...
 軒下で蟻たちが黒い列を作り蠢いている
そこへ一匹の蟻が逆走して他の蟻を押し退けながら強引に進もうとしていた
蟻同士はぶつかり合いながらなんとか狭い隙間を縫って歩んでゆく

(去年までの私もこ ...
詩人たちは皆何がなんでも
会を存続させる意思に溢れていた
 総会は紛糾して最後まで意見は纏まらない
そんな母の思惑は外れ
詩人としての居場所を守りたい
そんな活気に溢れていた

詩で集い ...
伝えたいもの
それは人の涙
ではない
伝えたいもの
それはひとがひとであること

毎朝目が覚めればそこに
気を許せる家族がいて
友人がいて
職場の仲間がいて
ごく平穏な毎日を送る幸 ...
白璧六畳の小部屋から
ふとベランダに出れば
やはらかな光射し込む
この夜半 、
想わず見上げた瞬間に
輝きの半月 ぽっかりと
包み込まれる静かさに
この肉身の深く息を吐き
出した音色の ...
冷たい指先で触れた過去
黒いインクが滲むように
記憶からじわり漏れ出す
あの日ぼくが殺した夢が
まだ静かに息をしている

硝子越しに見る自分の影
歪んだ顔が口角を上げて
逃さないと脳内 ...
絶望を嫌がってました
実は気持ちよかったね

でさ

苛立ちを嫌がってました

でさ

実は気持ち良かったね

闇を嫌がってました

でさ

実は気持ち良かったね

...
「おまえは、あまり、人の役に
立てなかったから
他の役目を探しなさい」 って
最後ばかり優しい物言いだった

わたしはまだ尾が残っていて
不完全だった
ぐずを泳がしておく水は無い
恨ん ...
つーかよ
そんな少年
だからなに
だから何とかよ
つーかよ
ギャー

鳩っていいよね
そんなもん

あのおばさん
悪いよな
何が?

すなすなすな
ビルの上

まわる ...
食べる
空を食べる
それにはまず 雲を食べなきゃ
雨雲を食べる
口の中が 水っぽい
雪雲を食べる
口の中が 凍るよう
赤々と燃える太陽は
さすがに食べられない あっちっちだもの
空を ...
色鉛筆で家を描いた
女の子が窓から外を見ていた
窓を開けてあげると
絵の中には
いい風が吹いているみたいで
女の子は気持ちよさそうに
空を眺めた
夜には星を描いた
女の子が何か ...
人はみな

命を奪い

生きている

手のひら合わせ

感謝する
6ヶ月ぶりにスーパーへ買い物に行った
まずは果物コーナーへ
小ぶりの林檎が4個で498円
買うのをやめた
バナナ4本で268円買った

野菜は冷凍在庫にたくさん有るので
ゼンマイだけ19 ...
タマムシの羽みたいな色の朝焼けが始まって、一晩中歩き続けた俺は高速の高架の下で眠ろうとしている、寒さがどうだとか暑さがどうだとか、虫に食われるかもしれないとかもうそんなことどうでもいいくらい眠くて ... モワッモワッと湧き出てくる
まるでヤカンの湯気のように
必死に掴み取ろうとペンをとる
すぐ消えてしまう前に
絞り出すも思い通り整わぬ
僕の詩
苦痛も
さてと分かってしまえば
さてとどうもない

つまり
分かっているわけか

そういうからそうなる
あの子は良い子なのに

黙れ
それでも私は良くなる

あんな敵に
勝 ...
何かを2つ失って1つ何かを得る
たくさん失うほどたくさん得ていたのに
失う物がなくなり今度は
得た物を捨てていった
すべてを得たのにすべてを失い
目の前には何もない
私は両目を塞いだ
幼い日々を映す鏡は真っ黒
警報と瓦礫の思い出
爆撃から守ろうと摘んだ花は
ドライフラワーになって胸に残る
わたしの正義は残酷だった
誰かの正義が真っ黒な鏡に
矢を放って
鏡が割れると
...
黒い土煙
まさに暴力の温床
その土地で生きる人々の思いを裏切り破壊してゆく

美しい波間にゆらめく海藻も
鮮やかに咲く珊瑚礁も
悠々と泳ぎ回るジュゴンも
粉塵と共に消し去られようとし ...
僕らの手足は切り取られた
鋭い歯の電動鋸
体もやがてバッサリ切り落とされるだろう
人間達が遊ぶ為の大型の施設が作られるらしい
髪の毛を乱して抵抗するも虚しく
はらはらと散ってゆくだけ

...
 アーリマンに精神を侵された人間に共通しているのは、思い込みの激しさ。自己愛が吐出していること、自己顕示欲が強いこと、想像力が欠落していることと、著しい感覚の鈍さ、他者との共感力の著しい退行、そして破 ... あかい花々の色
あおい空の彩
あけて仰いで
自ら掴んで

らんらんらん、
だんだんだん 、

瞬きした瞬間の
貴女が観えた
世界に入った
来たる涼風 、
包まれ包み込み
内な ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
花のあとさきそらの珊瑚自由詩9*25/4/8 13:00
wc自由詩12*25/4/8 12:25
にぎりつまり林 理仁自由詩225/4/8 11:26
悲報秋葉竹自由詩225/4/8 7:43
アベンジャーズりゅうさん自由詩125/4/8 5:47
悪魔のあいうえお菊花紫煙自由詩225/4/8 0:47
メーテルへの想いレタス自由詩3*25/4/8 0:26
憤怒の塊花形新次自由詩125/4/7 22:28
やわらかい石凍湖自由詩4*25/4/7 22:09
栗栖真理亜自由詩1*25/4/7 21:01
詩人の意気自由詩3*25/4/7 19:43
活きる、動く。自由詩0*25/4/7 19:35
夜想、霊我 にひだかたけし自由詩5*25/4/7 19:29
黒の残響自由詩6*25/4/7 19:06
むさしもかなしまたかいさん林 理仁自由詩425/4/7 18:12
印あかり自由詩625/4/7 17:53
きもちもめいらん林 理仁自由詩2*25/4/7 12:38
食べる菊花紫煙自由詩825/4/7 8:38
流れ星たもつ自由詩3*25/4/7 7:27
五行歌  祈りレタス自由詩4*25/4/7 2:37
独り分の買い物自由詩4*25/4/7 2:00
ホーム・カミングホロウ・シカ...自由詩1*25/4/6 22:08
構想栗栖真理亜自由詩1*25/4/6 20:53
わいまだなるさけ林 理仁自由詩3*25/4/6 20:48
視界リィ自由詩1*25/4/6 20:34
ドライフラワー自由詩5*25/4/6 19:14
思いを馳せる栗栖真理亜自由詩1*25/4/6 19:02
破壊自由詩1*25/4/6 18:59
「クレクレ星人の独り言 59」ジム・プリマ...散文(批評...025/4/6 18:44
メタモルフォーゼひだかたけし自由詩5*25/4/6 12:27

Home 戻る 最新へ 次へ
107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 
加筆訂正:
こけし/本田憲嵩[25/4/6 18:31]
若干修正。
こけし/本田憲嵩[25/4/6 18:28]
一行追加。
2.77sec.