インコ食べ吾食する夕餉には一抹の寂しさが漂流す 水鏡に満月が宿り、
しずやかな川面を見ると
凪の時を迎へてゐるのが解る。
ぽちゃっと魚が跳ね、
尚更、静寂が心に沁み
川中に立つ柳の木は
その葉葉を落とし、
そよ風には柳の葉のない枝が
...
ポゥと灯る
淡雪は幽霊の涙
だって、そうでしょ
あの子の思い出が
まぶたからこぼれる

バカだな
それはそう
愛しさは
金平糖のせいだから

助けてほしいよ
わからないからさ
...
夕方まで盛んに降りしきっていた吹雪。部屋の床の上に転がっている、くしゃくしゃに丸められた、クズカゴの縁に跳ね返ってしまった。いくつもの紙クズ。それらに混じって、いつもよりもすこし早めに破り捨てた、今日 ... ミント色の空を燃料にした機関車は一滴の踝を遮断する
 ぬいぐるみの雲の灯りを誘うミルクで
 柔らかな木々の卵を感じる振りをして
 ナイーブな東京タワーが羽を広げる
それはすなわち、木製の炎を
...
みなさんこんにちは私は野施行と申します 
久しぶりに帰国し挨拶をしています

第23番 私は反政府勢力でない

みなさんご安心ください
私は極力目上を敬い、行政を大事にします

反政府 ...
静かに流れる時間は
君がいない海のように冷たい

自分を抱いたベッドの中で
溺れそうな朝も
溢れそうな夜も

ひとりになって
冒険するには
言葉だけじゃ足りなくて

思い出みたい ...
私は長生きする為に
死ぬまで動き続ける心臓を
止めたのさ
分厚い雲に覆われて
方向を見失う
狂ったコンパスのようにグルグル
確率にヒットして生まれたのに
他人のルーレットにはヒットしない
太陽の祝福は
誰にでもは訪れない
それでも空を見上げる
...
朝のアスファルトに
鋭角に切り込む境界線、
若人の軽やかな足取り
屈曲した老人の背筋
鮮やか明暗二分し、
道端の名もなき花に蝶、
ゆらりひらり舞い降り
光に織り込まれた鱗粉浴びせ
地へ ...
ニュースを見る
テレビを消す
洗う手を
また汚れる

最悪だと思う
お前もお前もお前もお前も
同じように最悪だと思う
でも自分はそれよりももっと悪いと思う

女になったり親にな ...
 軒端に訪れた冬が
 なつかしくて
 昔の男に逢ってみる

 樹の影の床几に
 ひそやかに日が暮れかけて
 眉の濃い青年だった
 あなたが盃をかたむけている

 湯豆腐のなべから上る ...
衣食住が足りていても言葉が足りない
そう言って君は僕の顔を見た
でも、実際できる事とできない事があるんじゃないかな

僕がそう言うと君は僕の頬を平手打ちした
部屋中に肌の鳴る音が響いた
そ ...
過敏なくちびると
小さな肩がわずかに揺れて
憂いを含んだ少女の横顔の様な夕刻があった
すべて白くなってしまった冬の十二月はひさびさに晴れ
冬のただ中の日常に泳いでいる

十二月は未だ真冬の ...
ふるい夢をみた
ふゆの朝

たまごが2個の目玉焼きは
血が混じったために
スクランブルエッグになった

またつくればいいさとあなたはいう
ギンガムチェックのテーブルクロスに
あた ...
体は知るのだろう
その影を
目にすることで 存在に
心はあると 
それを想像することで
この空っぽの箱の前から そして
どこに行くというのだろうか
砂を入れた 僕は そこから 
一体  ...
自分というこの私なるもの、

生きた思考力動が自らの活動の
脳髄といういわば鏡に映され
その鏡像に力動の眼が注がれる瞬間、

この私という自己意識が初めて生まれる、

思考力動の主体と ...
寒空に煌煌と昇り月天心 寒空の満月に心奪われ瞠目すあと何回やかやうに見るのは Born into a world of silence
音のない世界に僕は生まれた

I learned that life was hell
人生は地獄だと

In the name ...
みなさんこんにちは私は野施行と申します 
久ぶりに帰国し挨拶をしています

第十九番 ここはシベリアの永久凍土の地ではない
だんだん話していると乱暴な言葉が続出ですね
やはり自分のスピーチは ...
 世界が 大きな空洞なので
 水平線が見えた
 海が見えた

 白い 掻き傷が あるのか無いのか
 どうしようもなく なにもかもが
 影

 倦み果てた貌で
 あなたは 眼に映る ...
そうおん
しゃっと
たいおん
ぽかぽか
とうとう
うとうと
ぐらぐら
すーすー
ということは

つまり我々は五次元を生きているのだよ



頭の中の田中君(仮)がいうので

へえと思いながら

イワシの油漬けの缶詰の安いのがあったので

大葉と合わせてパ ...
公を志す人間に、友達は要らない
公を志す人間に、仲間は要らない
公を志す人間に、恋人も要らない
公を志す人間に、支持者も要らない

公を志す人間には、良心がある
公を志す人間には、公徳心が ...
夢を見ながらなにかを叫んでいたような気がする、喉の痛みが冬のせいなのか夢のせいなのかわからなかった、ベッドに腰をかけて夢の続きを探していた、そんなものはどこにも無いのだと気付けるほどにはまだ目は覚 ... 失くしたものは多かった

しかしながら得たものも多い

互いに自由の翼で羽ばたき

大空に舞い上がり

未来の空を飛んでゆけ
今日もしんと快晴なり 、

深々と到来するこの夜明けに

あちこちでボール投げ合う
あの子らの声 木霊して

置き忘れてきた時の狭間
宏大な奥行き只々広がり

既定の時の流れ凍結さ ...
  ――彼の眼中には、アッリア・マルチェッラのあの漆黒の黒い眼と、
    多くの世紀に打ち勝ち、
    天変地異すらそれを保存しようとした、見事な胸しかなかった。
              ...
雪たち降り積もるしろい世界では
浪漫という夢なんて
くだらない幻想なのかな

深海の光の射さないくろい世界では
孤独という音さえ
聴こえない無音の闇なのかな

(じぶんを使って ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
インコ食べ吾食する夕餉には積 緋露雪0...短歌024/12/17 1:44
幻夢自由詩124/12/17 1:41
頬と雪(習作)トビラ自由詩4*24/12/16 23:51
紙星本田憲嵩自由詩824/12/16 23:13
♪とびきり甘い苺の魔法♪鳥星自由詩3*24/12/16 22:25
野施行三十万円 ⑰ ⑱水恋鳥魚夫散文(批評...124/12/16 21:41
青と赤ミナト 螢自由詩124/12/16 19:09
ひと休みリィ自由詩024/12/16 18:58
太陽よ微笑んで自由詩424/12/16 18:45
肉身の魂の肉身のーひだかたけし自由詩224/12/16 18:14
最悪はるな自由詩224/12/16 17:27
樹の影にリリー自由詩4*24/12/16 15:34
理由久遠恭子自由詩324/12/16 7:06
夕刻山人自由詩7*24/12/16 3:54
絶叫平井容子自由詩1824/12/16 1:41
骨の休日番田 自由詩524/12/16 1:34
詩想、直観的思考とエゴイズムひだかたけし自由詩324/12/16 1:10
寒空に積 緋露雪0...俳句024/12/16 1:10
寒空の短歌024/12/16 1:08
The Conductor鳥星自由詩3*24/12/15 22:20
野施行三十万円 ⑮ ⑯水恋鳥魚夫散文(批評...124/12/15 21:19
倦み果てた貌(2024.11.28)草野春心自由詩5*24/12/15 21:17
ねおち自由詩424/12/15 19:12
めもうし自由詩124/12/15 19:11
公を志す鏡文志自由詩4*24/12/15 16:53
それだけじゃ片付かない何かの為にホロウ・シカ...自由詩3*24/12/15 15:59
五行歌 一首レタス自由詩4*24/12/15 15:32
こんな日あんな日、またこんな日ひだかたけし自由詩5*24/12/15 14:07
くぼみをうめるあやかな幻想菊西 夕座自由詩1*24/12/15 13:29
水星逆行秋葉竹自由詩124/12/15 13:13

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