いろんな顔たち
現れ互いに語り合う
この夕べに
意識の内で
彼ら彼女ら余りに鮮やか
声の聴こえず
口の動き表情の変化
ああ余りに鮮やか浮き立ち
嬉しそうに哀しそうに穏やかに
しばし語 ...
○「有名人」
登山と同じで
登り詰めるには
時間がかかるが
落ちるのはあっという間である
一歩の判断ミスでも落下する
○「二刀流」
大谷選手
今年は
野球と家庭の二刀流なるか
...
眠りから醒めた夢が
空の中に溶けていく
名前も形も知っているのに
呼べないまま
その弱さでも
鳴らせるものが欲しかった
花が散る時に
ひらひらと聞こえるように
最後まで美しく
...
政治家は
捜査を受けて
強くなる
立件逃れを
恥じずに誇る
もうその土地は更地にして
地主さんへ返したそうですが
礼文の古い家 元は漁師の 父方の親戚の家には
ものすごく腰の曲がったおばあさんが
何年ものあいだ 一人で住んでおりました
私の母 ...
鬼灯が
レースになって
実のぽちょん
熟した
魂
※ 鬼灯=ほおずき
・
真昼の
月の光は
青い宙に
解けている
しっとりと
それから
私の
ほほ笑みを
いのちに
くべている
俺の心象風景は
殺風景
砂漠の地下に
埋まる舟
落日を追いかける
お月様
洪水の空を飛ぶ
ドローン
俺の心象風景は
殺風景
風景は殺戮されてる
誰もいなくなった公園で
夕映えに照らされ
空に浮かぶ
白木蓮
小鳥のように歌っているよ
ゆっくりと
川面を流れ海へゆく
ため息みたいな声の寂しさ
逃げるのが
遊びだからと割り切って
正しい恋もできないくせに
よろこびに
震えてみたのは ...
首の無い男が梨を皮ごと食べていた
「坊… 食べるか?」と袋を差し出した
ぼくは怖くなって逃げだした
八百屋の留吉さんは首を掲げる写真を人に見せる
どうやら首の無い男は留吉さんに用があるようだっ ...
たったたらりら
言ったらば
明日も 日曜日なのだと
思えていたんだ
ジグザグに 歩いていた
でも 遠くなるばかりで
君は もう いなかった
雨上がりのにおいを追う
つ ...
,234、ねえ昔は一歩遅れて裏口からついて行くのが審美眼みたいに重宝されて、今では同時にスタートして、いいや、1、231、231、と先にフライングしても許される時代なんだから、置いていかれること ...
(早逝の不可思議な少年に惚れたはなし)
天才は、早逝する。
不可思議/wonderboy Pellicule
たぶん凄いアーティストなんだと想う。
知ったのは ...
陽が昇り始めたら
おはよう。
月が頬笑んだら
おやすみ。
そんな言葉に優しく抱かれ
※
生きてこそ
苦しみはあり
歓びもある
...
その頃 俺は
ピコピコハンマーを ピコピコさせていた
夕暮れが また通過していく
コンビニに行く
コンビニは24時間 コンビニやれてるから すげえな
俺は 24時間 俺をやれてる ...
おしまな!
(そうだね、お日様
(今日は良い天気だね
おじゃたまくし!
(ちいさな春の子
(おまえと同じ
(三月生まれかもしれないな
斜めに陽が差し込むと
ぼくたちも斜めになってたね
...
息するイメージの数々、
裸木の枝群れ陰影に消え
死の影の谷をいく光輪、
断崖絶壁の底迄眼前にし見据え
虚無の相貌に恐怖することなく
真夏乾いた庭に舞った狂女の如く、
自ら ...
焼却炉は歌っていた
夢や人生
思い出を焼きながら
異臭を放ち黒煙が
空の裾をつかもうともがいていた
燃やしても燃やしても
機関車みたいに進みはしない
どこにもいけない
過去にも
未来 ...
序章 「橋」
瀬田川に架かる鉄橋に軋む音。光の帯は今を、過ぎた。
友人の引っ越し祝いで新居を訪問した帰り、瀬田唐橋の欄干から眺める
そこに拡がるものは、時の流れすら呑 ...
個人の肌感覚を、別の個人が追体験する
現代詩が、内省パーソナルな感覚享受という新境地を獲得してから
だいぶ経つ
共に生きていた社会性から飛びだした詩は
コミュニティどのように維持するのか
...
駅に近づくバスは
乗客が増えてくるので
荷物を膝に乗せて隣の席を空け
スマホで記事の続きを読む
軍事侵攻や宗教問題
身近なところだと
パワハラやマウントなどなど
ラブ&ピースを揺るが ...
しかし見開いた目で〝その続き〟を
ごく自然にふと思い付いて適量笑うから
白けた――火・煙・灰の感覚を与える方法は
憶病で蒼い鉄の板の上で。また手のなる方へ
この程度と位置に喘いだ
...
真夜中じゅうずっと悲しいニュースや情勢に耳をかたむける
おれの辞書にだれかが書き加えた永遠のせいで、
眠ることもできないから
雨が降りやんだ、その沈黙を
だれかがやぶって ...
傷ついた心は、高値の付く宝石
伝えるすべを持つ者たちが
言葉や音、像に添えて
ショーウィンドーに飾る
傷ついた心は、ため込まれた負債
精算できぬ者たちが
なけなしの硬貨と引き換えに
...
山の頂上から地上を眺めるように
時には
死から生を眺める視点も必要であろう
あと幾日こうやって夫婦で
ふつうに暮らしていけるのだろうか
命の砂は休みなく流れ落ちている
今朝は
春の陽光の ...
読むその解釈。悪や詩歌望むよ。
よむそのかいしゃく あくやしいかのぞむよ
意味、抱いたみたい。木乃伊、未来見、悼みたいダミー。
いみ だいたみたい みいら みらいみ いたみたいだみい
...
南国の島で肌を焼いていた
二十歳くらいの娘がやってきて
島の事を話した
娘はジュゴンが美味しいという
ぼくは気分が悪くなり
話しを止めて清水医院に行った
ジュゴンを食べるという話しを聞いて ...
17時
前後にタイムカードを打刻
仕事から解放される為に
それから
Kurumaで帰宅
定年後の再就職先に8年つとめた
自宅は一戸建て
持ち家
地獄のローン生活 ...
君の肩幅に
まだ幼い
春の光
僕は壊れた掌を
修理しながら
真新しい
君の名前を
口遊む
(初出 R6.3.15 日本WEB詩人会)
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
森の相貌、意識の光景
ひだかたけし
自由詩
5
24/3/17 18:21
独り言3.17
ホカチャン
自由詩
2*
24/3/17 16:14
エアリアル
ミナト 螢
自由詩
6*
24/3/17 14:56
恥を知れ
菊西 夕座
短歌
1*
24/3/17 14:31
漁師の家 うつくしい硝子
R
自由詩
9*
24/3/17 13:14
※五行歌 二首「熟した 魂」
こしごえ
自由詩
4*
24/3/17 12:52
※五行歌「いのちに くべている」
〃
自由詩
4*
24/3/17 12:51
間違えた
原田たけし
自由詩
4
24/3/17 11:16
五行歌 鋼色の空に
レタス
自由詩
4*
24/3/17 10:45
ひとりでなく
秋葉竹
短歌
2
24/3/17 8:33
夢十夜 ⑨
レタス
自由詩
4*
24/3/17 7:03
給料日前だ 3月17日
鯖詰缶太郎
短歌
1*
24/3/17 2:49
、ぐるぐる巡る
アラガイs
自由詩
7*
24/3/17 0:02
タイトルなんてどうでもいいから読んだら絶対聴けよ、絶対!
秋葉竹
自由詩
1
24/3/16 21:45
五行歌 日常
レタス
自由詩
3*
24/3/16 20:46
ピコピコ
鯖詰缶太郎
自由詩
4*
24/3/16 20:42
birth/三月のうた
ちぇりこ。
自由詩
11
24/3/16 18:52
光輪の途行き(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4*
24/3/16 16:55
指
ただのみきや
自由詩
3*
24/3/16 16:43
鏡像 【改訂】
リリー
散文(批評...
5*
24/3/16 13:36
詩と詩人そして言葉
乾 加津也
散文(批評...
3*
24/3/16 11:56
ラブ&ピース&デビル
イオン
自由詩
2*
24/3/16 11:51
成れの果てのその続きを
あらい
自由詩
1
24/3/16 11:23
金魚
中田満帆
自由詩
4
24/3/16 11:09
共感の宝石
まーつん
自由詩
5
24/3/16 10:23
あと幾日
ホカチャン
自由詩
4*
24/3/16 9:53
ダミーの意味だ(回文)
水宮うみ
自由詩
0
24/3/16 9:28
夢十夜 ⑧
レタス
自由詩
2*
24/3/16 7:16
痛い
原田たけし
自由詩
2
24/3/16 6:46
命
たもつ
自由詩
8
24/3/16 1:48
100
101
102
103
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110
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137
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139
140
3.61sec.