【ⅳ】の續き。

 テオ「天神一享テンジン・イツキョウと云ふ男 -この男、一種のマッド・サイエンティストなんですが- がをりまして、侍らし得る限りの、勞務者、家なしの男らを集め、サイボーグに改造 ...
滞留が、腐敗を、呼んだ、堪らず、小石を、投げる、波紋が、広がる、何かが、変わる、それが、止まる、澱んで、汚れる、小石を、今一度、投げる、繰返し、波立つ、起伏と、窪みが、新しく、繋がり、人生を、揺らす、 ... 真っ昼間の電車内は風の吹く砂浜にみる
軋む椅子が形が劣るだけで、重みすら恋をする
そとを眺めるのも、瞼をとじるのも
おだやかだと云う果実はつりあって 
目にしたものを翳す 
両唇はかすかに黄 ...
エメラルドグリーン
暮れゆく窓辺にて

あれ あなた 泣いてるの?

欲に燃え尽きて
すっかりしょんぼりこ

逃れていくもの追いかけて来る
追いかけていくもの逃れていく

暮れゆ ...
自分でも非常に独特な場所にいると思う。


自分に割と好意的なコメントをくださるのは、田代ひなのさんや、秋乃夕陽さんなどの一般主婦の様相を漂わせる明るい系のヲタクイメージと少し遠いところに位置す ...
〈梅が枝を車窓に挿せばラジオ和す 涙次〉


【ⅰ】

 杵塚は下手くそな俳句を詠んだ。〈コンビニのコーヒー沁みる春寒し〉
 苦笑しながらコンビニを後にして、彼は愛機・カワサキZ-250に ...
本を読むとき
書き手と読み手の間に
秘密同盟が成立する
これが好きだ
紙の本ならでは

スマホでは
秘密同盟は
保証されない
感じる
ダダ洩れているのを

でも本読まない
三 ...
白色の世界が いま ここに
asphalt を 微かに蔽う
残るタイヤ痕
自転車で坂を駆け下りながら見る
幾分か前に 冷徹な鉄の塊が 駆けた跡
60㎞/hで駆動する一瞬
鉄塊が迫る
轢き ...
 自民党議員は責任をもって石破政権の息の根を絶たないといけない責任がある。
 このように恥知らずで、自惚れが強く、頭が悪く、世間知らずの、半人前の若者のような、未熟な人物を、日本の政界の中心に据えて ...
たべることが少し難しい。家にいると眠ってしまう。座っていても立っていても眠ってしまう。いもうとが、きれいなゼリーをたくさんくれた。それはおいしくてたくさん食べた。
それなのに、わたしの体は透 ...
砂糖がスッと溶けてゆく
複雑に絡み合い頭悩ませてた何もかも
さらりと溶けて柔らかに包む

〝私はここにいてもいい〟

着地しようとしてすっ転んでも
優しい笑顔あえたから
貴女の笑顔あえ ...
えー、歳をとるということは段々存在が軽くなっていくということで、私のような人間にとっては大変身軽でいいもんだと言う時代がやってきたとも思うのですが、うー、やれ事業所を辞めたいと言い出すんでも、
「辞 ...
また
静けさは
僕らを
もぬけの殻に
する

誰も
もう覚えていない

あの日々が
あの情熱が

まるで幻かのように

当り前かのように

もう
過ぎ去ってしまったね
このあたりの
俺がまだ高校生くらいかな

すんげー好きだったんだよね
このCMが

なんとも時代とマッチしてて
良い時代に生きてるな
と思ったもんだよ

のんCM

https ...
気づけば私の隣には誰もいない
誰も彼も嘘っぱちの仮面被り
煽てたり冷やかしたり蹴落としたり
それは神経という神経蝕み
徐々に体の自由を奪う麻酔
頭のてっぺんから足のつま先まで痺れさせ
動か ...
大きく息を吸って吐き出す
なまあたたかな
何だか嫌な匂いが鼻についた
顔を背けて息を止めたら
何だか時間まで止まったように感じた

こたつの上に置かれたティッシュを乱暴に引き抜いて
思い ...
帰り道のスーパーの駐輪場

彼だったかもしれないそれを

彼女であったかもしれないそれを

無遠慮に踏みつける

サクッサクッザクッ

白く盛り上がったふわふわが

黒く固くぺ ...
風が怒り狂っている
よろけるほどのうねり
風除けを探しながら
彷徨っていると
烏が風で飛ばされ
無機質な物みたいに飛来する
危うくぶつかるところを
避けた
振り返ると
烏は何とか着地 ...
くたくたに
何度でも落胆して
繰り返し繰り返す意志、
それすら忘れていき
只々瞑目し続ける
意識の視界に
いきなり
くわっと
眼を見開き
聳え立つ巨城 、

崩れ落ちる時進の
...
【ⅶ】

 テオはPCを見て云つた。「兄貴、例の藤弁護士が、面會を求めて來てゐますが」カ「さて、だうしたものか」テ「だうせ恐喝の類ひでせう」カ「それも併呑して、この問題を一氣に片付けてやるさ」テ「 ...
【ⅳ】

 明日は倖世の遺族、色川家の人びとゝの面談の日であつた。倖世の供養を終へた色川の母は、だうしてもカンテラに、一言禮が云ひたいと、申し出てきたのである。倖世の魂が迷はず成佛出來たのも、何も ...
白い服を着た人びとが
地面に横たわっているが
誰ひとり目を覚まさないし
光もそこだけ薄暗い
時折風が吹いて
着物の裾や袖を膨らませ
やわらかく和毛を揺らす
鳥は肉をつついて
おもしろく ...
ずっとむかしの
波しぶきの化石を並べて
もう聞こえない声の数々は
糸を曳くように飛び交う

白く露出した骨は
もう痛みを感じないから
少しずつ折り取っていく
日記みたいな作業

遠 ...
土の香を清々うたふ水仙の花 〈春一を待てば泡立つ心哉 涙次〉


【ⅰ】

 カンテラは外殻(ランタン=カンテラ。カンテラはそこに巣食ふ火焔のスピリットである)を、安保さんの許に、オーヴァホールに出してゐた。たまに點検 ...
寄る雲が海の藻屑も水雲も呑み、鵜が潜る夜。
よるくもがうみのもくずも もずくものみうがもぐるよ


「どう? これ」「それこそ、これぞレコード」
どーこれ それこそ これぞれこーど


...
○「前向きになる言葉」

*考えるから苦しくなるんだよ
 考えないことです

*年相応です

*なったらなったでその時に考えましょうよ

*頑張っているね

*できることがあった ...
鶏肉を食べた
美味しくいただいた 
鳥、なのに空を飛べずに 
生涯を終えた
鶏の悲しさも一緒に
余ったお肉を 
冷蔵しようとしたけれど
開け放った窓から 
飛んでいったのは
...
思い出に浸して 濡らした糸の切れ端
残したアルバムは鍵しかなくて とても近く
見えるグラデーションの 滲みは切ないね
無味香る さらった風に 遊ぶ糸の色は赤に見える

通り抜ける点に いつで ...
 

おやすみなさいと

満月から聴こえた声は

夕方までの小雪のせいか

虹色の幸運にくるまれてるみたい

ゆっくりと眠れそうで

おもわずおやすみなさいと

ちいさ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
NWSF怪畸幻想ロマン 斬魔屋カンテラ!!『子を連れて』②髙任勇梓 T...散文(批評...125/2/7 19:32
揺らす、連続の、自由詩5*25/2/7 18:41
ペトリコール あらい自由詩2+*25/2/7 18:32
夕べ窓辺にてひだかたけし自由詩525/2/7 18:28
自分が現代詩フォーラムやビーレビューと言った場所において、ど ...鏡文志散文(批評...2*25/2/7 18:15
NWSF怪畸幻想ロマン 斬魔屋カンテラ!!『子を連れて』①髙任勇梓 T...散文(批評...325/2/7 16:56
秘密同盟りゅうさん自由詩11*25/2/7 16:07
雪の跡ー回転を想う詩乃自由詩325/2/7 15:48
「クレクレ星人の独り言 32」ジム・プリマ...散文(批評...0*25/2/7 14:32
メモはるな散文(批評...5*25/2/7 10:44
まほう栗栖真理亜自由詩125/2/7 10:04
長男への2年後の追悼儀式用台本鏡文志散文(批評...2*25/2/7 8:36
イギ り す林 理仁自由詩7*25/2/7 3:01
好きだったんだよね短歌125/2/7 2:52
振り返り栗栖真理亜自由詩2*25/2/6 22:39
生物自由詩125/2/6 22:34
消雪詩乃自由詩625/2/6 21:11
暴風と烏自由詩7*25/2/6 18:54
詩想、〈私である〉ひだかたけし自由詩6*25/2/6 18:23
NWSF怪畸幻想ロマン 斬魔屋カンテラ!!『春一番が吹く迄』 ...髙任勇梓 T...散文(批評...225/2/6 17:52
NWSF怪畸幻想ロマン 斬魔屋カンテラ!!『春一番が吹く迄』 ...散文(批評...125/2/6 17:41
春日線香自由詩625/2/6 17:13
骨音あまね自由詩1425/2/6 13:08
水仙花紅茶猫俳句3*25/2/6 11:03
NWSF怪畸幻想ロマン 斬魔屋カンテラ!!『春一番が吹く迄』 ...髙任勇梓 T...自由詩125/2/6 11:00
夜寄る依る世(回文)水宮うみ自由詩2*25/2/6 10:47
独り言2.6zenyam...自由詩2*25/2/6 7:58
空を飛びたかったたもつ自由詩5*25/2/6 5:23
暈して黒ヱ自由詩325/2/6 3:18
小雪舞ううた秋葉竹自由詩425/2/6 0:46

Home 戻る 最新へ 次へ
103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 
加筆訂正:
自分が現代詩フォーラムやビーレビューと言った場所において、どの位置に位置する人間か考えてみた/鏡文志[25/2/7 18:20]
修正しました
石ころ/あまね[25/2/7 18:20]
加筆したりいろいろしました
ひてろゆにほう談話/鏡文志[25/2/6 11:39]
加筆修正しました。
3.5sec.