すべての駅は
改札を捨てて
だれかのおとしたメロディを
つぎはいでゆく
終点が
ただよう終着駅へ
雪が降るね
でも雪には落ちてる感覚なんかなくて
ただ地面が迫ってきてるんだ
重力加速度ってやつ
よくわかんないけど気づいたら降ったことになってる
既成事実ってやつ
それもわかんないけど降る ...
寝るのがデフォルト
春はやたらと眠たいですね。私たちぐーたらの諸君に吉報の仮説です。
化石だって石だって砂だって無機物はみんな寝ているのかな
知ったら驚く…「生物は寝ている状態が普通(デフォ ...
恋は一片の花弁のようにいずれ舞い落ちてしまうから
枯れてしまう前に手のひらに閉じ込めてしまおう
ほら、ぬくもりが感じられるだろう?
まるでウソがマコトになる魔法さ
夢心地に舞う花のかけらが ...
休日の昼下がり
柔らかな日溜まり
畳の上に寝転んで昼飯の用意をする母親の鼻歌を聴いている
伴奏はフライパンの上で油の跳ねる音
カチャカチャと木のヘラとフライパンとが重なる音
あぁ、幸せな ...
サクラ
サクラ
サクラ
サク
サクラ
薄いピンクのおべべを着て
黄色いかんざし
まるでお姫様のよう
嬉しそうに 両手(おてて)拡げて
お日様を掴もうとして ...
部屋の時計が
進んでいることに気づいた
ただでさえ時間が足りないと言うのに
もっと酷いことが起きれば
今なんてどうってことはない
そう思いたいけれど
酷いことは一瞬で過ぎ去って
また ...
咲いて
散る
それしか
人は見ていない
散って
生きる
そのことを
人は見ていない
愛でて
酔って
呆けて
憐れんだら
人は春を忘れて
葉桜の下を ...
第七の封印を解き給いたれば、凡そ半時のあひだ天静かなりき。
ヨハネ黙示録 八・一
自らの肉身の消滅、
確と心に織り込 ...
雲のヴェールを被り
君の瞳の輝きが霞む
昨日までの甘い囁き
ひんやりとした沈黙
言い訳めいた口調で
言葉が空に散り散り
曇り空に溶けていく
空が重く息を潜める
ざわめく心の隙間を
轟 ...
ぼくはなんという大馬鹿ものなんだろう
話はみなぼくのわがままばかりで
きみを深く傷つけた
欲しいものを正直に欲しいと言わず
何より大切なきみを失った
歳の差を気にして戸惑い嘘をついた
もっ ...
恥ずかしくらい若かった
初秋の街角から立ち込める金木犀の香り
今でもその匂いを求めてさまようことがある
その、樹木のある家を見たこともなく
たぶん老人が住んでいたのであろうか
おそらく猫もい ...
静かな朝
君はチューリップを活ける
春の心臓を器として
脈打つ器の中で
朝の光を溜めてゆくチューリップ
を見ている君
を見ている僕
気のつよいのは、はは
泣きべそなのは、ちち
そんなふたりに、わたしはよく似てる
いつになってもこのかなしさは
変わることがない
いつになってもこのさみしさは
何にも代わることはない ...
○「終活とは」
「死ぬまでにやりたいことはないか」
「死ぬまでにやり残したことはないか」
今度は 死から生を眺める期間である
深夜、ふと思い出し
夢の中でカレーライスの
分解を始める
専門の工具を使って
肉は脂身と赤身を分け
さらに赤身は一本一本
繊維のネジをはずしていく
ご飯の一粒は小さいけれど
...
いつもより遠く走らせた自転車
未知の風景に気もそぞろ
地に足が着かないって比喩じゃなくて
夕方、川に落っこちた
小さな魚がキラキラキラ
僕がいた、一瞬だけ
水は本当に綺麗だった
ゲラゲラ ...
真っ白な大地に紅い亡者がチロチロと
不吉な舌先で黒いヤモリを舐めながら行進している
灰色の雨が濁った街を濡らして
怒りと哀しみの入り混じる極彩色の絵の具を溶かす
人々の瞳に宿る炎が
どん ...
焦茶色の土に塗れ
横たわる聖護院蕪と金時人参
自宅裏手にある井戸で
背筋凍るような水を浴びて
凹凸の肌を露わにする
長い間固い土に埋もれていた彼ら
掘り出されてやっと日の目を見る
さ ...
リリリリンと鳴く鈴虫の
涼やかな音に魅せられて
そっと瞼を閉じて暗闇のなかで味わう
掠れながらも必死に相手を呼ぶ
その切羽詰まった思いが
リズムとなって生を刻んでゆく
誰かに何かを伝え ...
舞い落ちる
舞い落ちる
花びらに埋もれて眠りに就きたい
潔良い花のように
波乱万丈の路を歩んで来た
想い出が有りすぎて
ぽろり ぽろりと喜びの涙が零れ落ちる
数えてきれない壁を突き破って ...
きょう、「のんでもいい」ぶんのお酒をのんでしまったら、お湯を一杯のんで、そしてまた「のまなきゃいけない」ぶんの薬を飲む。わたしは一生のうち、するべきぶんの恋をやり気ってしまっていると思う。思うのに ...
母子家庭
外食帰り
春の夜
空を貫いてく流れ星
そう言えば
あの日
君のアヒル口が
とびきり可愛くて
今思い返すと
なぜあの時
君はアヒル口なんて
したんだろうって
よく考えると
君は
俺 ...
ぽかんと丸月の
薄雲る空に浮き出でて、
また不思議に甘やかな
にほひ辺りから漂い来て 、
あゝこの意識に時空の
溶ける融ける、蕩けゆく
駅までの道のりが
気怠い朝
右側に公園
木々から
ピヨピヨ
左側に民家
屋根から
ピッピッ
鳥たちは
何を話しているのだろう
ぼくは
真ん中で
おはよう
...
べいじょん
これはなんだ
アメリカ人だよ
べいじょん?
なに金持ちなの?
しらね
でなんだべいじょんつうのは
知らんて
お前が言ってきたんだろ
お前なら分かると思って
意味わからん ...
記憶はおそらくは戻らないだろう
泳ぎ去る魚がおそらくは戻らないように
春の大阪湾は
あまり悲しくなくて、いいな
バンコクハクランカイなんて
知らないけれども
夜 ...
「あした 先生はお休みします」
そういって以来さわぐち先生は
学校に来ない
もう二度と会えないんだという
くだらないうわさがガヤガヤと
一組と三組と四組には広まっている
...
ボーナス制度とは搾取ではないか。
封建制度の名残である。
賞与は褒美として渡される。
縛りつけるつもりなのだ。
(ボーナス入るまで、やめないでねって。)
給与だけなら12回の手 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
無色
wc
自由詩
9*
25/4/12 0:29
shine
饂飩(うどん...
自由詩
2
25/4/11 23:22
寝るのがデフォルト
足立らどみ
散文(批評...
3*
25/4/11 22:55
恋は一片の花弁のように
栗栖真理亜
自由詩
2
25/4/11 22:51
幸せな時間
〃
自由詩
2*
25/4/11 22:47
サクラ、サク
〃
自由詩
1*
25/4/11 22:44
唯一の方法
花形新次
自由詩
0
25/4/11 21:00
サクラチル
夏井椋也
自由詩
9*
25/4/11 19:18
詩想、キレット
ひだかたけし
自由詩
3
25/4/11 19:01
風を祈る
海
自由詩
7*
25/4/11 18:50
傷心
レタス
自由詩
8*
25/4/11 15:50
金木犀
山人
自由詩
13*
25/4/11 14:38
四月寸景
塔野夏子
自由詩
7*
25/4/11 11:01
陽が昇るまで
唐草フウ
自由詩
8*
25/4/11 8:20
独り言4.11
zenyam...
自由詩
1*
25/4/11 6:54
カレーライスの分解
たもつ
自由詩
6*
25/4/11 2:46
タイから来たアイツ
饂飩(うどん...
自由詩
2
25/4/10 22:15
憂う街の詩(ウタ)
栗栖真理亜
自由詩
4*
25/4/10 22:06
ごちそう
〃
自由詩
4*
25/4/10 21:56
鈴虫のように
〃
自由詩
3*
25/4/10 21:52
桜散る夜に
レタス
自由詩
6*
25/4/10 21:05
メモ
はるな
散文(批評...
2
25/4/10 20:41
かっとばせキヨハラくん
TAT
短歌
1
25/4/10 20:31
yedoensis
〃
自由詩
2
25/4/10 20:18
こんばんは
ひだかたけし
自由詩
5
25/4/10 19:03
朝の挨拶
海
自由詩
5*
25/4/10 18:50
ちんちらかりら
林 理仁
自由詩
2
25/4/10 17:47
すべてを夢州(ゆめしま)のなかにかえしたとしても
秋葉竹
自由詩
3
25/4/10 15:45
双子の恋
〃
自由詩
3
25/4/10 13:52
懲らしめてやりなさい。
田中宏輔
自由詩
16*
25/4/10 12:27
105
106
107
108
109
110
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2.9sec.