時々
泣きたくなるけれど
涙は零れない
かわりに
すこし笑う
・
こころが
よわっているときも
むりはしないで
ながれにまかせ
足るを知ろう
・
いろんなことが ...
「茶トラ猫、あの日以来…来ないわねぇ。」
近江屋、厨の上部の隅
かけてあった梯子を床から上げる おゆうは独りごちる
そして 三畳の間に敷かれる煎餅布団に座って
脇に置かれた小 ...
長い信号に引っ掛かった
本当に長くて
五十メートルくらいはあった
長いものには巻かれろ
という言葉があるけれど
何かを巻くほどの
柔軟性はなさそうだし
それならばいっそのこと
...
もういいよ
ぼくはひとりで
大丈夫
宵闇に
想いをつくし
風に舞う
言葉を失くし
琥珀に浸る
往きゆきて
墨の流れに
身をまかせ
{ルビ闇路=やみじ}の{ルビ褥=しとね}
{ルビ花埋=はなうず}み
カシオペア
かに座
...
今日たまはお腹が一杯で痛いと言うので
急いで近所のATMに連れて行った
下痢気味でジャラジャラとうんちをしたら
ATMが詰まってしまい
救急車を呼んだ
待つこと30分
このATMはお札 ...
吃りでも
難聴でも
在日でも
黒人でも
低学歴でも
気にすんな
神様は気にしてへんぞ
閻魔大王も気にしてへんぞ
...
天空は澄みわたり
歓喜の楽章が鳴り響く
裸の少年は羽ばたくように
空の青に溶けてゆくように
吸い込まれていった
深まる 純粹無垢な真紅
滅んでは次々また育ち色付く
真紅その暗まる深み異様な威容 に、
この世界という謎
すべて含まれ在り と。
胸が死ねという
詞を使って人を弄する
これ迄の軌跡がない轍
目が悪くなったんだ
詞を使って救いを求める
光が差す空の朝陽で
何も見えないと言い訳をする
染みるだけ染みた寒風が
表面をさ ...
「何だ、これは。」
トラの左肩を掴むハチの目にチラッと
ずれた小袖の襟元から 見えた刺青
肩から ずりッと引き下げて
「桜吹雪の刺青とは洒落てるじゃないか。やっぱり遊び人か。」 ...
ひろやかさ 一面に
真綿の雲の伸び拡がり
空の海原、淡く青
色の此の世に入っていく
深く深く入っていく
離れることなく
ずんずんずんずん
ひたすらひたり
ひ ...
...
真っ白で綺麗
大きく育ち美味しそう
育てた人も嬉しそう
辛い大根も甘い大根も好き
どちらもそれぞれ美味しい
今年は上手く育った
去年は小さく育ち
物足りなかった
大根おろし ...
生(せい)の
衝動に
導かれて
五行歌を書く
よろこび
・
読書は
こころのさまざまな旅だ
出会う
こころと
こころだ
・
あ 仕方無い
これも
こころの糧 ...
○「賢治の童話」
賢治の詩は
わからないので
童話を音読する
詩人の詩にボケビンタをつっこんで
死にたくはない
書いた本人さえ
「わたくしにもまたわからないのです」
といっているのだか ...
青い空
白い雲
わたしは野を走る
一両の列車になって
心のすべてを
空っぽにして
空に 冴える下弦の月
雑穀問屋の屋敷の裏庭
縁側の沓脱石の傍で
浅い眠りにつく ハチ
ふと 嗅ぎなれない匂い
目を覚まし 見廻すと縁の下に
小さく動く影一つ
「誰 ...
弾!弾! 弾!弾!弾! 弾! 弾!弾!弾!
朝昼晩の境なく空を切り裂く砲弾が
半熟玉子を潰してゆく
テレビも興味を失ったのか
当たり前の日常にまみれた俺たちは
よそ事のように黙ってい ...
セピア色に閉じ込められた表情は
硬く結ばれた口元と
こわばる頬
眼差しだけが生きている
たった一枚の写真
逢った事のない親族の表情は
戦闘に出る伯父を中心に
こちらの世界を見ていた
...
明石
もしほ焼く海人のころものかわけどもきえかへる夜の袖におくつゆ
澪標
かずならぬみをつくせども難波潟ふしのまほどとうきよはわたる
蓬生
あきの花もかれて果てつるわが庭のまつのみ青 ...
空に冴える下弦の月
ポツン と川ぼり佇めば
水面にこぼれる 舟宿灯り
さっき 別れてきたばかりの
タマの泣き顔
浮かんで揺らぎ
男泣きする トラ
ガラリッ
...
黄色の帽子被り
時の坂道に向かい
遡り走る走る
子らの笑顔叫声、
このアパート一室
狭隘な玄関口に
はち切れ溢れ流れ
点火するこの瞬間に 、
脳髄破裂し
生誕する新たな私、 ...
何かのふりをして歩いていると、詩を書くこころが僕
のなかからふらふらと彷徨い出て来た。そいつはゆら
ゆらと漂うように移動して、道行く人たちをとおくを
見るようなぼんやりとした眼差しで見たり、空を ...
在る
だけに見える
石にも
詩(うた)がある
幾億年の
「近頃、米や油が大変高くなって皆困っているよのお…。」
「まこと、この物価高で。俺達よりイワシの方が健康状態良いのでは
ないかな。」
あぐらをかく膝に丸くなっているイワシへ
...
光の中で見えるものを見て
闇の中だけで見えるものを見て
いまそのどちらでもない
薄暗がりだからこそ見えるものを
見ている君の瞳が
葡萄のように熟れてゆく
○「終活」
「忍び寄る老い
遠のく夢」
○「大麻問題」
僕たちも
大麻を売りさばくのに
苦労している
神社のお札も大麻という
○「日本沈没」
日本は僕のパンツの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
※五行歌 七首「すこし笑う」
こしごえ
自由詩
5*
24/2/17 8:07
のらねこ物語 其の十二「金魚玉」(一)
リリー
自由詩
6*
24/2/17 6:49
信号待ち
たもつ
自由詩
4*
24/2/17 1:27
きみに
レタス
俳句
3*
24/2/17 1:06
盃
〃
短歌
3*
24/2/17 1:02
五行歌 望月
〃
自由詩
3*
24/2/17 0:12
星が俺達の悲しい心を少しぐらい語るだろうか
TAT
短歌
0
24/2/16 23:19
今日のたま
レタス
自由詩
3*
24/2/16 23:06
今週の水曜日のダウンタウンを観て書いた詩
TAT
自由詩
1
24/2/16 21:54
五行歌 空へ
レタス
自由詩
3*
24/2/16 21:05
五行歌、ガーベラの花冠を眼前に
ひだかたけし
自由詩
6
24/2/16 20:06
罪も罰もない
這 いずる
自由詩
1
24/2/16 19:01
のらねこ物語 其の十一「男はつらいよ」(三)
リリー
自由詩
3*
24/2/16 18:37
この朝に歌う(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4
24/2/16 16:53
わが性典
中田満帆
自由詩
4
24/2/16 14:23
大根
夏川ゆう
自由詩
3
24/2/16 10:35
※五行歌 三首「こころのさまざまな旅だ」
こしごえ
自由詩
1*
24/2/16 8:41
独り言2.16
ホカチャン
自由詩
1*
24/2/16 8:35
早春
たもつ
自由詩
4
24/2/16 6:58
のらねこ物語 其の十「男はつらいよ」(ニ)
リリー
自由詩
4*
24/2/16 6:44
世間
レタス
自由詩
1*
24/2/15 23:54
梨の花
〃
自由詩
4*
24/2/15 22:48
源氏 其の三
藤原絵理子
短歌
2
24/2/15 21:08
のらねこ物語 其の九「男はつらいよ」(一)
リリー
自由詩
3*
24/2/15 17:47
生誕
ひだかたけし
自由詩
4*
24/2/15 16:48
詩を書くこころ
岡部淳太郎
自由詩
8
24/2/15 15:30
※五行歌「石にも 詩(うた)がある」
こしごえ
自由詩
3*
24/2/15 13:42
のらねこ物語 其の八「裏長屋」(ニ)
リリー
自由詩
6*
24/2/15 13:09
obscure
塔野夏子
自由詩
5*
24/2/15 11:34
独り言2.15
ホカチャン
自由詩
1*
24/2/15 10:09
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
3.3sec.