爪先を削る
無機質な画面を叩く堅い音
呆れたため息が
私の肺を締め付ける
まぶたと視線と身の振る舞いの速度と何
蛍光色と速度の愉快さが
ずっと続いてたらいいのに
終わる終わる終る
おわ ...
忘れかけた思い出だけを
抱きしめて君は出ていく
ほのかな想いを抱く女も知らず

憧れだけを頼りに
ベルの音が響くホームで
見送る人の影も無いまま
一人列車に飛び乗ったのは
朝もや立つ夏 ...
太陽は、くれなゐ
月蒼く
さうあつて慾しいこの繪だ
霧がその色を
奪つて
白けきつた朝
無色の太陽と月
だが繪
現實ではない
さう云つて慰められる
のなら、いゝけれど
貴女の愚痴 ...
ありの儘ではなく
何となく抽象的に云つたやうな色の
空、そこに
晝の月が
風に吹かれて懸かつてゐる
キュビズムの繪の家々
詰まらない、味がない事
夥しい
僕たちが生まれたのは
こんな ...
○「愛情とは」
愛情とは
見飽きないことである
恋人 赤ん坊 愛犬 愛猫┅┅┅見飽きない

○「修行」
自分でやるのも修行だが
やってもらうのも修行である
年を取ると後の修行が多くなる ...
(536) 銀出陣 中井克比古氏より
わが嬬の髪の挿頭(かざし)の
  しろがねも国に捧げてけふ晴れ晴れし

最後のは 慙愧に耐えん とすれば
名歌と ...
このような異端的な発言が真剣に受け取られるためには
僕は後三十年、老けねばならなかった
というのが老いていいことの一つですかねぇ
他はいいことあまりないですねぇ

意識を拡張するのだ
こん ...
うつろいゆく日々の向こうに明日があるとは限らない
さまよい経る向こう見ずさも、なまなましさの遠いみらい
わたしはこんなにも
存在しているのに
遠い星々を掴めたことがない
かすかに聞こえる喉笛 ...
子供たちが帰って、またシーンさんがやって来た  去年同じクラスで

 ケンカって言うほどじゃないけど

 ちょっとあって

 それきりになってた子と

 久しぶりに朝電車いっしょになってさ

 私の中ではもう終わってたこと ...
冥王星か、その衛星
しん、と冷え切った暗闇から
発射された一発の銃弾
娘の側頭部を目掛けて、一直線に突き進む

君に似て、目じりにほくろがあったなら、
何言うの、産まれたあとにできるのよ
...
空恐ろしい事に空がある
落ちて來さうな空が
實際それは杞憂なのだが
僕は何もかもうつちやつて
禱る、アーメン
南無阿弥陀佛
空は修羅
風吹き荒ぶ
本当は地獄なんぢやないか
僕は勘繰る ...
初詣が済んだのでおみくじを引く
小さな地域の小さな氏神さまが静かに祀られている小さな神社は
この日ばかりは少しの間だけ人混みで溢れている
ぼくはおみくじを引く順番の列に並ぶ
ぼくの並ぶ列はどう ...
長い連休はポリネシアン
重要なのは精神の結びつき
毎朝起きがけに軽い口づけ
慈しみを込めた愛撫
それ以上は何もしないと
同じ空間にいるだけで癒され
5日目の朝にはパワースポットが発現する
...
──韻律と、それを破壊するもの/詩歌の技法と、私詩史を通して




ころげよといへば裸の子どもらは波うちぎはをころがるころがる

 相馬御風の歌である。それにしても、「この音は何だ」( ...
暗闇だった空に
朝陽が昇り
次第に青く
深く色付いて
あるものあるもの
なにもかも
ただかがやき
浮き彫りにされ
今に在り始める時 、
わたしと云う存在は
またこの世界に
一とし ...
馬鹿言うもんじゃないわよ
お熱を上げた坊やといっても
軽々しく言うべき言葉じゃないのよ
あたしは特別な感情で
寝た訳じゃないんだから

男と女の関係は
坊やが思う程綺麗じゃないわ
心と ...
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【はじめに】
役者が劇場を必要とし、音楽家がコンサートホールを必要とするよ ...
雲はモクモクとして軽く柔らかく見える
時として重く見える
だが、固そうだと思った事はない
何故だろう

虹は綺麗だ
スッと天に立つ姿は自然が造りしアート
ゆっくり消えてしまうのに
柔ら ...
冬の温かい陽だまりの中で

背中を丸めて眠っている

猫になりたい
新しい、はあらたしい
秋葉原、はあきばはら
昔はさう訓んだ
どの位昔かは知らない
然し、朱樂管江と云ふ狂歌師の名は
江戸天明期には既に
あつけらかん
と云ふ言葉があつた事を
傳へる
...
成増の回る壽司屋だつたか
牡蠣フライの握り
なる物を出す
珍味!と品書きに書いてある
確かに珍なる一品
職人さんに頼んでみた
衣は少しゝなつと
牡蠣は飽くまでぷりぷりジューシイ
タルタ ...
 虹の国

ヒバリは高く飛び
庭で虹を作って
笑いあったひかりの季節は過ぎた
あの虹は
偽物だったのかもしれないし
本物だったのかもしれない
空に虹が架かるたび
そこへ行ける気がして ...
フッ、フッ、フッ、フッ、ワッ、ハッ、ハクショ

フィクション、ファクション、ノンフィクション

クシャン、クシュン、クション

フィー、ファー、フィクション

ビィーーーーー、カッ ...
 新年を迎えるたびに

 何度今年こそと思っているのかな

 行動に移行しない

 偏頭痛に見舞われるほど

 ぐるぐる空回りしてる

 そして

 もうすでに来年こそに着 ...
○「オシッコ事情」
年を取るとオシッコが近くなる
近くなるが
トイレへ駆け込んでもすぐには出ない
隣に人が立つとなお出ない
「もう一歩前へ」出ても
届かない
ちょろちょろである
やっと ...
サブスクリプションだから
生活費を削らずに音楽を聴けるので
満たされた生活になると思った

サブスクリプションだから
少しでも多くの音楽を聴かないと
損だと思い音楽優先の生活になった

...
(533-4―2)雀水に入り蛤となる

ほほうーあの美女がねえ 
もとは蛤男でした
 
性転換したんですね

ほほうーあの人が大学教授の奥さんだって
もとは蛤小島幼稚園の保育士でし ...
木梨憲武が、じっと見つめているという夢を、見た。いい初夢である。 病気ねぇ
それが君、人間なんだよって思うのだが

赤毛のアンはADHDですか

君が正直に答えるかは怪しいから
状況証拠で言わせてもらうと
答えはYesである

であるならば
よろ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
初夢這 いずる自由詩125/1/5 15:11
流離人板谷みきょう自由詩1*25/1/5 15:11
テレビだよ髙任勇梓 T...自由詩125/1/5 15:11
家並み(キュビズムの繪)自由詩125/1/5 14:10
独り言1.5zenyam...自由詩0*25/1/5 10:25
野施行十二単衣 ⑰ 水恋鳥魚夫散文(批評...025/1/5 9:52
老いていいことりゅうさん自由詩025/1/5 5:31
うつろうよるもと自由詩225/1/4 23:59
シーンさん紅茶猫俳句3*25/1/4 22:01
おぱんちゅうさぎおやすみ自由詩325/1/4 21:50
さだめfujisa...自由詩125/1/4 20:53
ザーメノポリス或ひは空は修羅髙任勇梓 T...自由詩125/1/4 19:28
おみくじの話ちぇりこ。自由詩925/1/4 18:48
ポリネシアン自由詩6*25/1/4 18:35
ATOM HEART MOTHER。田中宏輔自由詩13*25/1/4 18:21
朝の倫理ひだかたけし自由詩425/1/4 17:39
Madam0番地板谷みきょう自由詩1*25/1/4 16:41
Creative Writing Space宣言Creati...散文(批評...2+*25/1/4 15:16
何故だろう水井良由木自由詩525/1/4 14:29
HAL自由詩4*25/1/4 14:29
あつけらかん(唯名論的覺え書き)髙任勇梓 T...自由詩225/1/4 13:16
都市狼、回る壽司屋で「孤獨のグルメ」する自由詩125/1/4 13:08
めざめるすこしまえの本当そらの珊瑚自由詩14*25/1/4 12:42
フィクション、ファクション、ノンフィクション(即興ゴルコンダ ...足立らどみ自由詩2*25/1/4 11:48
今年こそ佐白光自由詩2*25/1/4 11:45
独り言1.4zenyam...自由詩4*25/1/4 11:40
サブスクスパイスイオン自由詩2*25/1/4 10:49
野施行十二単衣 ⑯水恋鳥魚夫散文(批評...125/1/4 9:33
初夢おまる自由詩4*25/1/4 9:32
悩むりゅうさん自由詩0*25/1/4 6:26

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