さみだれに
乱れて回る風車には
あがない戦うなにかがみえた
寂しさを
ドレミで云えば根拠なく
そいつはシだねと云い切る唇
ささくれた
こころをやさしく撫 ...
音楽のせせらぎ
跳ねまろぶ輝き
クスクス笑いを隠すように
去っていった
あの永い一瞬
瞼の裏にホチキスで留めたまま
耳をふさぐ風
風のふところ
雲のにおい
クジャクチョウは目を覚まし ...
行雲流水は
私には無理だった
でもせめて
その時その時
一つ一つをしていこう
・
※ 行雲流水=空を行く雲と流れる水。
すなわち、一点の執着無く、物に応じ事に従って行 ...
若者が昼夜逆転の生活になってしまうのは
二十代までは眠り続ける体力があるので
平気で昼過ぎまで眠れてしまうからとのこと
その日は夜になっても眠くならないので
やっと眠くなった深夜に眠ると
...
詩にもスペックがあり多くの人の日々の生活で普遍的に利用可能なものだったら詩サイトは言葉のプロの人たちの出入りが目に見える形であるはずなのにダークマターのように不気味と静かなのは詩が無意味の証明
...
死ぬまできみのこと
離さないと言ったのに
深く眠るきみに置手紙もせず
部屋の扉を開けてしまった
あれからどれくらい経ったのだろう
きみだけの夢を見るようになった
もう帰るに 帰 ...
流れ星のように飛び込んでいく
沢山の人々が、快速電車の鼻先に
僕の知らない人々が
僕の知らない苦しみから逃れるため
都市の動脈に流れる人の移動を堰き止めまでして
すぐに消えていく足跡を、 ...
いつも最後には
柔らかい棺桶に倒れ込み
枯葉に埋もれながら片手を突き出し
リモコンでテレビのチャンネルを変える
ホワイトノイズに交じって聞こえる
宇宙の産声の残響
愛の言葉も他者に ...
ひるやすみ、
とてもみじかい、
アラームが、鳴りひびくまでの、
とても貴重な、
じかん、
しろいカモメたちは、
鳴きながら、春のあおぞらを、
ゆきかって、
しろいおおきな貨物船も、
...
健やかな者 建物を筆で書く
愚かさの寓話が偶然隅っこに
暗闇が自己言及して光り出す
円環に還る猿 遠い楽園
月の見えない夜は星が綺麗です
この日を境に
もう元のようには
戻れないのではないか
と思ったことがある
阪神淡路大震災がそうだし
地下鉄サリン事件がそうだった
東日本大震災もそうだし
コロナ騒動もだ
その度に僕は
...
長い残照
区切られた間隔を、みていた
緩やかな光と、溶け残ったかたち
手を触れれば、それは
ぬるく指の跡のまま、ほどけた
息づくということの、体温を
そばに、頼りない拍動の
...
永劫の大洋
打ち寄せる波
揺り籠から墓場まで
墓場から揺り籠まで
燃え滾る創造力動
、
時の狭間を縫い
永劫の内なる大洋から
溢れ流れ出る 行為へと
行為す ...
まるで爆弾だよきみの脚が一閃輝いてああ100m
いちめんのバアチャンザクラ
いちめんのバアチャンザクラ
いちめんのバアチャンザクラ
見渡すかぎりのバアチャンザクラ
往年の美しさはないが
やさしい笑顔のバアチャンザクラ
過疎の村は
バア ...
「あなた、このことは忘れてはダメ」
そのような言葉が
母の最後の言葉になった
その言葉はなんとか憶えているが
「このこと」がなんのことなのかは
ついにわたしにはわか ...
何かある
何とは言えない
何か
誰も知らない
道のおおもと
・
認めるか
認めないか
複雑な思いか
進むための
小鬼の私よ
・
澄みわたる闇に
月光一輪
ほ ...
変わり続ける物事
でもね
大切なのは
静かな
愛
死ぬのが怖くて
生きてます
死ぬ迄は
生きてます
特別な夢や希望
持ってなくても
炊飯器と米
そして
おかず一品あれば
別に他に何もなくても
かまいません
も ...
ことば は 溶けている
いちどは 溶けて ただよう
ふわり と どろりと
ことば は 約束したり
裏切り続け
そうして 何度も溶けた ある日
うまれたばかりの 私は
つつまれただ ...
丘の上で気づく すっかり囲まれている
撫ぜられ 肌が一緒に軽くなっていった
雨を逃れ
壁に守られていても
風の群が頼もしくひびく
痛みの外で 佇んでいると
何故かしらず 異様な興奮に包 ...
肘ついて 飲みたいよ
いのちが 恋しい
眼の前で さばかれるお魚の
最期の 光を 美しくおもう
わたし 罪をもてあそび
知りながら 酔ってる
ならんで 見てる あなたもおなじ罪 ...
耳をすませたことがある
遠い宇宙のささやきだった気がして
ふと星々が混雑した夜空は
まるでにぎやかな物の怪のいない屋台村のようで
深々と夜はふけ
いたずらに星々はふるえていた
家の傍に ...
からだに良い毒と
わるい本当をひと匙ずつ
掬って舐めたら昏倒だ
他人の言葉で計る幸福
焼き切れない過去
最後の合図の前に
甘い
嘘をついてくれよ
さみしさはすきま
からのポケット
置きざりにされた影
白く柔らかな波で覆い隠し
なにかもみちみちている
そんな人に見えるように
努力している
けれど一分のすきもない人は
これ以 ...
ほしがることがむずかしい
いろいろほしいものがあるのに
舌が糊で貼りついたように
口蓋にくっついて声にできない
夢を語るだけならお金はかからないけど
断裂があちこちにあり
わたしは押し ...
部屋の中に桜が咲いて
僕ら三人は
お花見をすることにした
見上げるだけでも
綺麗なのだけれど
せっかくだから、と
レジャーシートをひいて
君が作ったお弁当を食べた
それからちょっぴ ...
春風やわーくきやつぷをかぶりおり
ふわりわーくきやつぷ水の上春の上
黒曜の夜は
月灯りに照らされて
舞い落ちる 舞い落ちる
桜の花を待っていた
きみと手をつなぎ
花びらに埋まろう
物語りを聞かせてあげるから
花の{ルビ褥=しとね}に抱かれながら
...
「自分を信じなさい」
そう言った詩人は
認知症になって
譫妄の森の小径の彼方に光を見て
まだあどけなさを顎に残した少女に恋をした
グループホームなどなかった時代
煙突の底か ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「さ」の短歌
秋葉竹
短歌
3
24/3/31 11:37
春偏愛
ただのみきや
自由詩
5*
24/3/31 11:24
※五行歌 「私には無理だった」
こしごえ
自由詩
4*
24/3/31 10:36
昼夜逆転サヨナラホームラン
イオン
自由詩
2*
24/3/31 10:07
(復習)さぁ、ココに幸福を追求しましょう!
足立らどみ
自由詩
4*
24/3/31 8:13
空色の切符
レタス
自由詩
4*
24/3/31 6:47
快速貨車の鼻先に
まーつん
自由詩
3
24/3/31 2:56
星々のはざまで
〃
自由詩
3
24/3/31 2:27
しゅんみん
本田憲嵩
自由詩
6
24/3/30 23:38
少し健やかに過ごし
水宮うみ
川柳
1*
24/3/30 21:47
世界で一番ポコチンが小さい男
花形新次
自由詩
1+*
24/3/30 19:12
残照、春の
ねことら
自由詩
4
24/3/30 19:00
深奥ミナギル
ひだかたけし
自由詩
5*
24/3/30 17:26
陸上
豆腐のどんど...
短歌
1
24/3/30 16:00
バアチャンザクラ
ホカチャン
自由詩
3*
24/3/30 12:32
白い猫
秋葉竹
自由詩
2
24/3/30 11:49
※五行歌 「今は 私」
こしごえ
自由詩
5*
24/3/30 10:33
※五行歌 「静かな 愛」
〃
自由詩
2*
24/3/30 10:31
別に何もなくて
原田たけし
自由詩
5
24/3/30 8:30
とける
soft_m...
自由詩
8*
24/3/30 8:21
春のあらし
〃
自由詩
5*
24/3/30 8:13
まどべ
〃
自由詩
8*
24/3/30 7:56
黄砂の朝に
山人
自由詩
6*
24/3/30 7:37
◯
はるな
自由詩
2
24/3/30 6:06
さみしさはすきま
凍湖(とおこ...
自由詩
7
24/3/30 2:35
ほしがること
〃
自由詩
7
24/3/30 0:46
お花見
たもつ
自由詩
5
24/3/30 0:45
わーくきやつぷ
湯 煙
俳句
3*
24/3/29 22:56
花埋み
レタス
自由詩
5*
24/3/29 21:54
文豪の面影
藤原絵理子
自由詩
3
24/3/29 21:25
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
加筆訂正:
しゅんみん
/
本田憲嵩
[24/3/31 10:57]
最後から2行目、修正。
しゅんみん
/
本田憲嵩
[24/3/31 10:46]
2行目修正。
3.68sec.