なるようになるんでしょう
えぇ、つまり
パパが死んでママも死んで
子供も生まれず僕も死んで
完、ってふざけんなぁっと
またそれは
人類史の終わりでもあった
そんなことが許されるなら
...
炬燵に潜った黒い詩のかたまりを蹴とばした
かたまりは、黄色く悲しい柄の炬燵布団を這い出して
畳に埋め込まれたトランジスタの蜜を指で掬った
雪と雨の雑じった空の涙を、吊し柿はただ見ている
正 ...
長月の幼い思い出は、遠い昔の祭囃子が運んでくる。
あれはまだ僕が幼かった頃の思い出。
胸に秘めた酸っぱいようなむず痒いような、本当の出来事は誰にも知られたくない。
そう、僕はまだ小学生で、その小 ...
学校始まるのがイヤで
宿題もなかなか終わらなくて
現実逃避して
弟と二人で
新春マリオカート大会をしておりました
そして今
はげしく後悔しています
...
偽りを胸に刻んで
悲しみがすこし汚れた
一編の彼の詩に在る
くろいしみ胸に沁み入り
牛乳を朝のむからさ
睨まずに褒めてほしいの
かいわない寒い食卓
白い息ふたりは ...
君の口から花がチロチロ見えて
私は気になったんだ
近頃雨降らないねって言おうとか
唾でも引っ掛けて騙そうとか
生活はうまくいってる?
根気よくいけそう?
呼び鈴が鳴り怒号が聞こえ
あ ...
かつて
グラスから溢れ落ちた
水の音と
いつかの記憶と
夢であり、そのなかの現実であり、
日常と、仮設された風景に。
壊れた右手に接続された眼が、
路地裏に放置された
光の内側 ...
朝にベランダに出、
冬空をゆくり仰げば
ばっと飛び抜ける白鷺
想わずびくりとするに、
黒黄彩の混じり入り
細き足の骨格ぶらんぶらん
羽ばたき優雅に
白く張り付く無音ノ響き 、
...
春になると京都加茂川沿いの桜は淡い桜色に染まる。
そのなかでも、北山橋と北大路橋の中間に位置する賀茂街道で咲く枝垂桜は特に有名で、 日暮れ時でもわざわざ見物に訪れる花見客が後を絶たない。
他の ...
やわらかな時間は終わり
余韻も断ち切れて
再び張り詰めた糸が交差する
ドアノブの静電気が痛い
痺れたまま社交辞令のご挨拶
感情の伴わない顔の筋肉の動き
心はかつての時間に置き去り
...
冷たい雨の中
{ルビ真紅=しんく}の椿が凛と咲き
冬ざれた街かどを{ルビ細=ささ}やかに飾る
一輪挿しにしたら
殺伐とした部屋も和むだろう
熱い亀裂がずらりとくすねると飽き飽きしたクセが出る。しかし、たためなくていいからおれないようにしてくれ。
風合いの葡萄酒でも鬱積があっと声を上げ。向かい風でも無責任な可能性を地図記号にみたけれど ...
こごえがちの小鳥
手のひらから雪のかけらひらめく
みずうみの果て 赤くしもやけた薬指から結晶化していく蜘蛛の巣をはる
ほんとうのことはどこからわきでてくるのかわからないので何も信じられない
ほ ...
あらゆる刺激も 悲しい真実も
時が積み重なって いつかは日常になる
わたしたちが 終わりに向かっていること
それ自体を ふっと忘れてしまうように
肌を焼いた 斜陽の
あたたかさに 目 ...
ずらかるぜ!
相棒、それは貴女
悲しみを分け合ふ‐
互ひの傷を知つてゐる仲だ
貴女と僕とは赤い糸なんかぢやなく
臍の緒で繋がつてゐるんぢやないか知ら
だから
遁世者の僕も
貴女の人生に ...
僕はこの一家に育ち
一流の何かにならざるを得ず
詩の道を撰んだ
多分間違ひだつたのだらう撰擇
僕自身は髙卒だし甚だ凡庸な男だ
たゞ付いて回る形容が
美々しいと云ふに過ぎぬ
飽くまで形容詞 ...
一月のカゼに見た天と地ごくを
(533-4)酒と泪と男と女 という歌謡曲
歌詞も二番で 女は静かに寝むるのでしょう
としているが
男一本で歌詞を作ってほしかった
ここでは男女のバランスを取る
並列の方法も男女 ...
赤い靴履いてた女の子
異星人さんに連れられて行つちやつた
確かに東京星は異星だつた
それからきみは
情死的なエクスタシーを持つてゐた
と思ふ
叛面とても堅実な生活人だつたのに
不思議な人 ...
今、満員電車の中でログを読んでいたのですが
つくづく思うのは人はヨーロッパのあたりでは
犬がいたから生きてこれたのだろうと思います
新年早々、満員電車のなかで若い男が「クソジジイ」 ...
レントゲンをあてるように
そのものの骨格を見ることが大切だ
内容や中味ではなく構造が大事といっても
あなたにわかってもらえるだろうか
ほんとうは、中味は二番目三番目/
一丁目一番地は構造であ ...
初夢はいい夢であってほしいから
私まだ今年夢見てないことにしてる
去年の年末
名古屋でAdoのライブ見て
矢場とんうまうま
その夜の夢は
大きくて ...
Z世代の終わりには自由すぎて頭がドリルの人が増えてくるのだろうけれど彼らはどの時代にもいる破壊衝動を抑えきれない人たちのひとりであり、その増幅したエネルギーは社会の発展にこそ使って欲しい。
...
松本さんは珍来のチャーハンが食べたいという
それにビールが飲みたいと
毎食ペーストと栄養飲料
牛乳だけの食事を希望したのは彼の意志で
病院からの強制ではない
ぼくはレバニラが食べたくて
昼 ...
大
吉
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
声をやって女を呼び込み、彼女は私のところまで歩いて来た、が、それは{ルビ漠然=なんとなく}どこか真っ直ぐやって来たな、と私に思わせた。まぁ、{ルビ尋常=いつも}はこれほどまでに真っ直ぐやって来たとは ...
血なまぐさい系列の時代があり
生ぬるく溺れる時生続き過ぎ去り
混沌の渦巻きにまた
血なまぐさい系列が打ち寄せつつ
壊滅の前の静けさに
浜辺の優しい潮騒のにほひ薫る
ひたすらに走り廻る
...
ぱっつんに、
切られたつもり 失念さ
よくよく見るとガタガタ
揺られる心と蔑む顔
奈落の底に溜まりゆく辛酸
傾けて 流れ 湖になる刹那
硝子のコップは今 破ける
スワンはまだ ...
お正月、ゴミ集積所にも人形が貼ってある
冬空に鮮やかな花梨の水玉
内股でランニングしている人とすれ違う
冬枯れの木で沈黙する柘榴の実
小雨降る中ランデブー
雨宿りの階上喫茶ラブでの一コマ
窓際のテーブルで向かい合わせの
コーヒーとアイスクリーム
煙草を吸う?なんて
カウンターへ駆けて行って
灰皿も貰えず
帰って来るとク ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
終末論
りゅうさん
自由詩
0
25/1/7 2:23
青い涙
atsuch...
自由詩
15*
25/1/7 1:51
祭りのあと
栗栖真理亜
散文(批評...
1
25/1/7 1:42
マリオカート
おやすみ
自由詩
3
25/1/6 22:11
しろいいき
秋葉竹
自由詩
1
25/1/6 21:53
花は気にならない
らりるれろ。
自由詩
2
25/1/6 21:40
放課後
ryinx
自由詩
3
25/1/6 21:25
出来事
ひだかたけし
自由詩
2
25/1/6 20:36
桜花の舞
栗栖真理亜
散文(批評...
2
25/1/6 20:17
正月明けの日常
海
自由詩
4*
25/1/6 19:10
五行歌 花一輪
レタス
自由詩
5*
25/1/6 19:09
そのたびにどこにゆくのだろうか
あらい
自由詩
1
25/1/6 19:02
冬のうた
よるもと
自由詩
2*
25/1/6 18:46
日常になる
みぎめ ひだ...
自由詩
0
25/1/6 18:10
相棒 -人生を引用する事なんか出來ない- について
髙任勇梓 T...
自由詩
1
25/1/6 15:13
僕が「不屈の詩人」を自稱する理由ワケ
〃
自由詩
1
25/1/6 14:12
_
落とし子
俳句
0
25/1/6 13:05
野施行十二単衣 ⑱
水恋鳥魚夫
散文(批評...
0
25/1/6 10:52
赤い靴
髙任勇梓 T...
自由詩
1
25/1/6 9:11
ぼやく し
足立らどみ
自由詩
2
25/1/6 8:17
構造としてのことば
室町 礼
自由詩
3*
25/1/6 3:33
モフモフ
おやすみ
自由詩
0
25/1/5 22:01
Z世代の終焉
足立らどみ
散文(批評...
1
25/1/5 20:17
【病棟日誌】 明日
レタス
自由詩
7*
25/1/5 19:44
おみくじ
海
自由詩
4*
25/1/5 18:57
或る日の僥倖
幽霊
自由詩
0
25/1/5 18:35
自由に挑戦する自由のうた
ひだかたけし
自由詩
3
25/1/5 18:28
軟骨からのプロローグ。
らりるれろ。
自由詩
1
25/1/5 16:43
内股ランナー
紅茶猫
俳句
1*
25/1/5 16:03
ランデブー
板谷みきょう
自由詩
0*
25/1/5 15:30
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
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115
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121
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127
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130
131
132
133
134
135
3.4sec.