「夏」
北向きの窓に小さい絵の具をかき集めて
一番輝いていた頃の僕は
静止画のように夏を洗う

よそおう纏う切れ端は
僕のような顔をして
どこへ行くのか答えない


「言葉猛獣使い ...
青空、空気、西へ向く風
くしゅん
寒さ、会いたい、肌に痛い、この前
いつもいつか言いたい行っても痛いいたた
枝の曲がり
眺めて舐めて艶かしいいつだっていきたい
下腹部に溜まった熱
澱みい ...
俺はどうやら異形の者になってしまったようだ

俺の不具の左腕は
不自然なかたちで捻れている
その苦痛とともに 無理矢理
腕を正常な位置に戻そうとしていると
俺は俺の異形を否応なく感じざるを ...
  
 

なぜか
どこかから
聴こえる歌声があり

その
素人のあの子がカラオケで歌うその声に
実は

泣いたことがあって。

外には
まだ若い女の子たちが
その店 ...
野菜も食べなきゃ、パパは言った
野菜も食べるの、ママは言った
野菜は食べられるの?僕は言った
野菜は食べられるんだ、動物みたいに
今日、こんな何でもない朝に

ちょうどいい日なんだ
...
 アンパンマンのあんが

 つぶあんだったらいいな



 こしあんのほうがお上品なのよほほほ

 って笑うオバサマがいるけど



 アンパンマンのあんが

 つぶあ ...
  青春の息吹が芽吹くときのはて
  役目を終えた潤井川に映る笑顔は
  今年の桜が舞い散る風景のなかに

 音もなく溶け込んでいく

永劫と思えたコキュトスもまた
数えきりない数多の歴 ...
ワシントンDCが
ゴッサムシティになっているが
大丈夫か?
大丈夫だ
問題ない

信じられるかぁ
隣人がジェイソンになって
襲ってくるんだぜ
そんな恐怖は知らないもん
何も言えねぇ ...
あるところに、大変正直な木こりがおりました。
いつものように、木こりが斧で木を切っていると、手を滑らし、斧を湖に落としてしまいました。
木こりが湖の前で
「はて、どうしたことか?」
と思い悩ん ...
自らの
肉体宇宙に属す心の奥処 、
魂なるものへの手掛かり
掴んだら、

人よアナタよワタシよ、
ゆっくりと真っ直ぐに進め

真剣に瞑目しつつ
真白き満月の光充ちる
意識の白銀の響 ...
透き通るほど美しいガラスの欠片
僕の涙の形を宿して

粉々に砕け散った破片から拾い集めた僕の心
手のひらに乗せて眺めれば
キラキラと光輝く君のように

嗚呼、僕の雫よ
愛の結晶

...
つめたい海の底は
深い
深い

海草が生い茂ることも
魚が泳ぎ回ることもなく
ただ一面、暗い闇が覆うだけ

光を求めて海面(そら)を見上げても
何も見えない
何も聞こえない

...
風に乗って届く君の声
僕は心で祈るように耳を澄ます

僕の祈りは君に届いただろうか
そして僕達は愛し愛される関係へと
お互いを高めることが出来ただろうか

あぁ、君は何も答えない
ただ ...
頬をなでる風に

暖かい日差しに

誰かを想うことに



頭の上にひろがる地球と

目に映る地球は違うだろうけど

より良いと思う方へ




正解はないだろう ...
『好きだ』って
言っても
気付かない馬鹿の
口をひとまず
口でおさえた



そしてまあ
要はめしべとカブトムシ
要はおしべとクワガタムシで



...
埼玉県川口市に
自称詩人が大量流入し
新たなコミュニティを形成しつつある
自称詩人は働かないので
強盗や窃盗をする者が多く
不安を感じる地域住民との間で
諍いが生じることも少なくない
自 ...
短歌には
ルールがあって
季語があり
正しい模範的な書き方があると

どっかのバカがゆってる









おお酒よ
酒よ
酒よ酒よ
...
手つなぎで
夜中のコンビニ
来ているね
ああ二人はもう
そういう仲なんだよね
窓辺にも
カフェにも街にも
ミモザあり
今日は国際女性デイ
窓が泣き出した
ぼくはめげずに
外へ出て歩きだす
雨とみぞれが
傘の上でダンス
濡れた土の匂い
白い息
かじかむ掌
雪の予感
水たまり
を意識しながら
生きていることを
味わう
川で生まれた鮭が海へ行くのは
海のほうが餌が多いからである
鮭が命を繋ぐために
生まれた川に帰るのは帰巣本能だ

地方に生まれた僕が都会へ行くのは
都会のほうが刺激が多いからである
僕が ...
あのねえ
あのとき話したタイムトラベルのことね
絶対覚えてるって言ったよね
今ならそのタイムトラベルで
またきみんちに
行きたいんだよね
安っぽいラジオの語りで
ゲラゲラ笑って
ブラウ ...
ただ広いだけの野に
一つの観覧車が淋しく建っている
観覧車は時とともにゆっくりと回り
様々な風景を人に見せる
観覧車に乗り慣れた人は
見慣れた風景をまた見ることになるが
そうでない人にとっ ...
大切に閉じ込めていた想い出を
無理矢理こじ開けるのは誰なの?
言葉の通じない川に言葉がさらわれて

おととけななな、おととけななな、と笑う川

いますぐに言葉をはなしたまえと川に告げれば

おととけななな、おととけななな、と運ぶかーぜ

 風でな ...
嘘は嫌いじゃないがこれは嘘じゃないって
この青空の下でだけは見逃さないで
そこでだけは強くなって虚な見栄を張って


なにもトラウマになんかするつもりもないし
あたしも君も大丈 ...
いつまで繰り返す回想シーン

再生し過ぎて擦り切れてる



テセウスの船



きっと 乗組員の純粋な感情も いつの間にか忘れて 今日も 酒に逃げてる



思い ...
○「最後」
はじめが肝心
最後はもっと肝心
終わりよければすべてよし

○「悪い方へ考える癖」
僕はすぐに悪い方へ考える癖がある
親父の一方的なわけのわからない叱責が
トラウマになって ...
 オンボロ単車にまたがって

 宙也くんが行く

 なぜブンガクなの?

 匂いが好きだからさ

 降り続く雨の匂い なまぬるい夜風の匂い

 捨てられた仔猫の匂い 拾い上げた ...

それはただのミックスジュースだったのだけど、
形を失った果物に、また世界は混乱した、
それで笑ったんだ、
私は世界から切り離されていった、
それは単純な言葉によって、記述できないから、
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
どこへ紅茶猫自由詩4*25/3/9 14:46
水平線に眠りたいかんな自由詩425/3/9 14:40
不具/異形岡部淳太郎自由詩225/3/9 13:18
やさしい絶歌秋葉竹自由詩225/3/9 12:26
コレクト・アー・コレクト竜門勇気自由詩2*25/3/9 12:21
つぶあんおやすみ自由詩325/3/9 10:44
ともだちは春のにおい足立らどみ自由詩10*25/3/9 8:24
ナイトメアりゅうさん自由詩225/3/9 5:55
金の斧と銀の斧鏡文志散文(批評...3*25/3/8 22:56
詩想、自ら進化する人へのうたひだかたけし自由詩425/3/8 21:34
硝子の涙栗栖真理亜自由詩125/3/8 20:36
海底のレクイエム自由詩125/3/8 20:30
こころの詩(うた)自由詩025/3/8 20:12
めもうし自由詩325/3/8 20:05
ブルーハーツ⇔炙りなタウンTAT短歌1*25/3/8 19:40
暴徒化する自称詩人花形新次自由詩025/3/8 19:01
短歌になりたくてなれなかったゾンビのような/言葉の/死骸たち ...TAT自由詩225/3/8 19:01
コンビニうめバア短歌125/3/8 18:56
International Wemwn’s Day短歌125/3/8 18:54
一月の雨自由詩10*25/3/8 18:48
帰巣本能イオン自由詩3*25/3/8 12:28
タイムトラベルうめバア自由詩225/3/8 11:16
観覧車岡部淳太郎自由詩625/3/8 10:52
「」の中身リィ自由詩2*25/3/8 9:34
川にはまった言葉の泳法菊西 夕座自由詩5*25/3/8 9:29
絶恋絶愛秋葉竹自由詩225/3/8 8:08
ナラタージュ瀬田行生自由詩325/3/8 7:59
独り言3.8zenyam...自由詩1*25/3/8 7:01
宙也くんおやすみ自由詩325/3/7 23:47
悪夢は私を感光しない由比良 倖自由詩5*25/3/7 21:21

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