あなたが手紙をくれたから
日々が春へと向かっていることに
気がつきました
いつの間にか
硬く
冷たく
難しくなっていたわたしを
あなたはどこで笑ってくれますか
わたしの返信を
...
みんなが
助けてくれている
私を
大事にしなければ
バチが当たるね
・
朝の
光に
満ちる
自室で
がじゅまるの葉透ける
・
朝の光へ
手を
あわせて
さ ...
魂という命は
原初から欠けているから
何かを求めて
さびしさを繰り返す
永遠の不思議にほほ笑む
・
さびしい私の
このこころに
人や物事の
愛が
灯り満ちる
うらうらと 霞む里和に 薄墨の 花にまつわる 鳥のさえずり
うららかに 山は霞みて 山桜 花散る里の 麦まだ青し
ある日 机の上にぽつんと
見上げる空に 小さくぽつんと
夕食のときに突然、妻がぽつんと
揺れる吊り下げ広告にも なぜかぽつんと
──見知らぬ──
「新しいことば」が
そ ...
看板は全て黄色でうれしいよ
かぎ編みの嫉妬はしばし愛しくて
お出口はままどおるがわになります
葬儀社と契約を交わす
男は自分で決めたいタイプ
男は担当者に小さな包みを渡す
これは俺の葬儀で使うために手に入れた貴重なお香である
焼香に使ってくれ
担当者は恭しく包みを受け取り、何かをやり ...
長辺を探して街をさまよう
紙でできた街を
何も書かれていない真っ白な道の上を
ずっと歩き続けている
長辺を求めて
私は知らない
上がどっちで右がどっちなのか
私は小さなドット
...
踏み切りの明るみに
ふと輝き在る君の顔、
語りかける如くに
微笑みシアワセそう
見つけたんだね、自らの根拠
自らの根拠、
君と僕を繋ぐ
それぞれの内底に
...
月の鏡は夜空を隠し
星々が眠りに就くから
夜の散歩もゆるしてくれる
湖に映る光は月と仲良しだから
微かな風が春の{ルビ詩=うた}を歌い
ささやかな祝福を奏でてくれる
きみとの約束は ...
1
月のことばかり考えていた
陰り
輝き
欠け
また満ちる
美しいことばかり考えていた
核兵器が
あなたの後ろで
沈黙している
2
停滞とは相容れない
新し ...
やりたくないことを
やってるうちに
やりたくないことは
やらなくちゃいけないことになっていった
やらなくちゃいけないことを
やってるうちに
やらなくちゃいけないことは
やりたくな ...
水面を割り底へ
底へと泳ぎ生く人、
水辺にてささやき掻く
〉神々降誕の手前にて〈
ひっくり返る宝石箱に
色んな人相 輝き蠢き在り
冴え
わたる
青空を
いちわの鳥が飛んでゆく
思えば私は嬉しい
ライトブルーの空
すこうし白をのせた色
あの色を知っている
埠頭に咲いた可憐な花もまた
無邪気にすみわたって
人の秘密をあらわにさせる
そんな色をしていた
或いは
指を彩る鉱石もまた同 ...
しずかな
春の
雨とはうらはらに
このこころはさわぐ
冬を越えたぞと
指先から
こぼれ落ちていく
あなた
残り香と
囁き
名前を書いただけで
手続きは簡単に終わった
繰り返される
日々も
生活も
日常も
時代という言葉に
擦り減ってい ...
えぐい話が続く
えぐみとか、誰が求めているのですか
需要があるんですよ
凌辱ものとかあるでしょう
そんなものは求めとらんよぉ
熱闘消毒してみましょう
煮てみましょう、焼いてみま ...
澄み渡る群青と
オレンジ色のグラデーションが美しい
今日は何か良いことがありそうで
酔い覚めに香り立つ珈琲を飲みながら
バッハのゴールドベルクを聴いている
グールドの技巧が心地良 ...
湖では観光客は歓迎されないもので
あまり良い思いを感じさせられたことはない
海とは違って 出したゴミは必ずそこに残されるからだろう
だからあまり行きたくはないと思う場所だった
ざわ ...
人生がプログラムだったらいいのに
可読性の高い 整然としたコードだったらいいのに
低い解像度の実質的同等性で
森羅万象 我が意のままに
それならば どうぞお先に
私はもう ...
なにもしなかった夜の
とってもすてきなくらさ
むかし作られた仕掛けを
さがしかけてだまった
ひろばに人が にさんにん
星をみあげてしゃべってる
さっきたべたファストフードに
祈っ ...
青すぎた空に
愛と憎悪の螺旋が渦を巻いていた
透明な視力には
それが耐えられなくて
ウオッカをあおっては
炎が喉を通り過ぎていく
遠い記憶の底をたどるけれど
深海に潜ることも ...
ただの
バッカみたいな
幸せを
声、こわだかにかたるんだ
そこには涙が伝うとか
笑顔に戻れる日を夢み
いつしか心は捻られて
ただ春の陽の清らかな
とわを感じている景 ...
基本は
焼酎が好きかな。
心を
《焼》くために
なぁんて。
酒、やめて。
あ、いいかた、よくない?
アルコール、いただく嗜みを絶って。
おい縋る
アイツの ...
君がポケットから取り出した青空は
ひたすらに美しかった
珈琲で手を洗う
これが別れの挨拶だ
僕の落とした心臓を
蟻たちが咬みくわえて引きずっていく
それを鳩が涼しい顔で奪 ...
真白きもの続く果て
打ち刻まれる次元にて
浴衣姿の女にうちわ
忘れ難き柔ら艶の笑み
そっと開いた裏窓に
浮かぶ満月顔を寄せ
触れ震える裏窓の女、
...
いずれどの道愛に
帰ることが
出来るから
手をあわせる
しずかな悲しみ
春なのに
びっくりするほど哀しい
いやなことはやく過ぎて
春なのに
まだねむり足りないと思う
目ざめないでと思う
春なのに
こんなに綺麗なのに
ただ笑っているだけの
もう ...
ひんやりと ビルの光の壁に沿って
次つぎ沈んでゆく白イルカ
隙間なくガラス 張り詰めた大理石
仮託して久しい本能
暗闇に光るコバルト毒を呑み下し
冷却する 豊かなゴミ色とりどりの儀 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬の終わり
千波 一也
自由詩
7
24/3/28 15:11
※五行歌 五首「春の光」
こしごえ
自由詩
6*
24/3/28 9:28
※五行歌 二首「さびしさを繰り返す」
〃
自由詩
4*
24/3/28 9:24
一本桜
星野つばき
短歌
3
24/3/28 9:23
新しいことば
atsuch...
自由詩
9*
24/3/28 7:15
停車中
南波うづき
川柳
0
24/3/28 2:05
ganja波羅蜜多
六九郎
自由詩
3
24/3/28 0:21
長辺
〃
自由詩
4
24/3/27 23:59
五行歌、シアワセ
ひだかたけし
自由詩
4
24/3/27 23:40
願い
レタス
自由詩
5*
24/3/27 23:02
南北貫通路
rabbit...
自由詩
3
24/3/27 22:53
遊星歯車機構
竜門勇気
自由詩
1*
24/3/27 22:05
晴天白日(改訂)
ひだかたけし
自由詩
2
24/3/27 17:37
※五行歌「思えば私は嬉しい」
こしごえ
自由詩
4*
24/3/27 14:37
春はうたう
そらの珊瑚
自由詩
10*
24/3/27 13:36
※五行歌「雨とはうらはらに」
こしごえ
自由詩
6*
24/3/27 9:25
花見
たもつ
自由詩
2
24/3/27 7:24
料理できたら
りゅうさん
自由詩
3*
24/3/27 7:12
暁
レタス
自由詩
3*
24/3/27 5:53
湖のルール
番田
自由詩
0
24/3/27 1:58
独り言8
短角牛
自由詩
4*
24/3/27 1:17
骨を噛むようにして、吹く
竜門勇気
自由詩
2*
24/3/26 22:57
今夜は
レタス
自由詩
5*
24/3/26 22:37
好き。
秋葉竹
自由詩
4
24/3/26 20:01
〃
〃
自由詩
1
24/3/26 20:00
Contradictory equilibrium
鳥星
自由詩
5*
24/3/26 19:28
裏窓の女
ひだかたけし
自由詩
3*
24/3/26 17:52
※五行歌 「 いずれどの道愛に 」
こしごえ
自由詩
5*
24/3/26 14:51
春なのに
soft_m...
自由詩
5*
24/3/26 13:02
都市の空白
〃
自由詩
7*
24/3/26 12:59
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
加筆訂正:
※五行歌 二首「さびしさを繰り返す」
/
こしごえ
[24/3/28 10:25]
「永遠の不思議がこの手にある」を「永遠の不思議にほほ笑む」に変更しました。拝礼
暁
/
レタス
[24/3/27 7:08]
だいぶ手を入れました。それでも愚作m(__)m
3.4sec.