{ルビ繭玉=まゆだま}の中で柔らかな{ルビ生命=いのち}を見付けたよ
これでぼくは生きられる
北風の吹く枯れた野原も
雪の降る山でも大事に育ててゆこう
息を吹きかけるとホンワリ光り
手のひら ...
包茎大学の女子学生が
あまりの包茎の多さに頭に来て
ハンマーを振り回して 
数人の男子学生にケガを負わせたそうだ
ケガをした学生の全員が包茎で
中には真性包茎の者もいたらしい
どうせならハ ...
仕事を教えてやるよと
レトロな喫茶店に連れていかれた
ノートパソコンより新聞が似合い
年上の人ばかりがいた

テーブルに置かれた
丸い占いのマシンに百円玉を入れると
丸まったおみくじみた ...
〈月遠く近くありけりむじな汁 涙次〉
吹きつ曝しに月が炯々
アーサ・キットのしなは
何となく過去から吹く
生温い風のやうで

男と女
それ以外の人
それ以外
と云ふしかない
僕はま ...
内に鐘打つ渇望の 
解き放たれ
声を発した途端、
子の生まれ
袖をまくれば
ぐんぐん育ち

来てはまた逝きまた来ては
点を辿る以前にもう円周を想い

後に残すお部屋にぶち撒けられた ...
小さな魂
と云ふと
魂に大小があるかのやうだが

親しい筈の隣人
である彼ら、を
英語圏では
Nine livesと呼ぶ事は
周知
9回の生涯を終へた老猫は
もはや小さな
魂、 ...
彼女に會つてきました
(絶句… この儘では絶唱になつてしまふ
絶唱は奥の手です)

彼女はグループホームの話ばかりしてゐます
どつちみちゆくゆくは
僕と四畳半一間の愛の巣を持つのにも関はら ...
平日十時頃の大通り商店街は人通りもまばらで
柔らかに陽に温められた風が頬を撫でる
どこからか蕎麦つゆの香りが鼻を掠めた
自転車を漕ぎながら私はその余韻を楽しみ
踏切信号が青で遮断棒がまだ下がら ...
染み入ってゆく、雨
恥ずかしい入れ物
としての私
穴ボコのよな
染みを作っていく

待ち人の
声を嗅ぎつける
首輪は無いのに
ちょっとぎこちない

季節が
ちょっとだけ錆びつい ...
 金がないといいつつ、今月も無駄遣いをしている。今月は東京マルイのゴールドマッチというエアーソフトガンと、そのフレームに付けるためのLEDライト付きレーザーサイトを衝動買いしてしまった。二つ合 ... (543)傑作句かそれとも頓智句か


この山のかなしさ告げよ野老掘る

野老掘る(ところほる)芭蕉の哀愁

ヤマイモ科根から髭根を出す
芭蕉の大失敗作と思われる 
一句でない

...
平凡に生きていると暇なシロガネーゼのマダムも外国語を習得したり多忙極める研究者はますます専門分野に分け入ってしまう。詩をメタで極める方々は見ていると逆転する。忙しいときこそ全領域を深めている。

...
万太郎和尚は、こう言うた。
「知の論理において揺れず、力によって負けた人間は棒で脅されても揺れなかった賢者として、天によってその名誉を守られるであろう。力によって勝った人間は論理によって勝ったと思い ...
○「神論争」
神は人間が創ったものである
人間は神が創ったものである

○「不幸の種類」
不幸にはピンからキリまである
戦争や飢餓に苦しむ不幸があれば
便秘に苦しむ不幸もある
当事者に ...
鏡:私は鏡。今日も沢山の人達が私を写しにやってくるわ。
うんこ:おう、オイラはうんこ。トイレ鏡君、いつも有難う。人生とは、欲を持って立ち上がり、壁にぶつかりて抑えを知り、志を抱いて義を守り、悶え葛藤 ...
暗闇の中、心を塞ぎ、助けを求めていたおにいちゃん
欲に溺れ恋に迷い、それでも我慢し、じっと耐え堪えていたおにいちゃん
愛を求め、憎しみを深め、僕を自らの吐口として選んだおにいちゃん
夢を見て、気 ...
何でも無い感覚と
そして時間
何もしなくても見える
街は動く映画のようだ


歩いた 外を 昼は
鳥と そして おばさん
今日も 僕は 川で
水面の うねりと 光を
その人のことは
もう誰も憶えていないはず
ただ
命を覗いただけなのだから
仲の良かったのは昔
忘れて行くのが
当たり前
もう未練は無いのだし
互いの心
見える振りしただけのこと

...
耳に脈動の唸り絶えず切迫し波打ち
心音血流絶えず響く 変わらぬ苦悶の夜に

 東の空からオリオンの昇り三つ星輝き 、

私の現の幻聴の下 遠く近く宇宙の現
我の内底から絶えず突き上げ
  ...
愛と{ルビ細=ささ}やかな経済力があれば
やって行けると思っていた

疲れたぼくは入院することになり
毎日を{ルビ繭=まゆ}の中に包まれ
平穏な時を過ごしている
知り合いもたくさん出来て寂 ...
 谷間に
 爆撃のように空が落ちてきた

 カラン、と音がして
 貧しい僕らは 拾いたくて
 枯葉のまえでうずくまった
私は私
蛇は蛇

どちらも支配してはいけない

欲望の首輪をつけて引いていくような
関係性は破滅を招く凶

それぞれの厄災はいくらでもあり
各々の環境を整えるのが吉

生態系のバ ...
寄せる波 返す波 、

到来したこの朝に
陽の光の闇を照らし出し
漆黒の真っ青に染め抜かれ
光を透かし彫りにし
浮き上がり

返す波 寄せる波 、

突き上げ突き入る
うねり唸り ...
ハム食む

はむはむ

朝から一生懸命

目の中に輝く未来

ハムはむはむ食むと

オレンジジュース

牛乳は冷蔵庫

珈琲の匂い

もうすぐ行ってきますだね

今 ...
何かを考へなくちやならない時
僕はロールパンを一箇食べる
その養分の余剰が
考へとなる
(結果として太るのだが)
思念などゝ云ふものは
摂取カロリーで幾らでも左右出來る
摂り過ぎればぢゆ ...
もうこれつきりと云ふ杭を打ち立てる為に
この筆執りました

きみはノーと云つてもよかつた
俺がきみの魂を求めた時に
ノーと云つてもよかつたのです
俺がそれ以上を望んだ時に
だがきみの愛に ...
(541)鯨尺、曲尺(かねじゃく)の人

尺貫法復活は永六輔さんの信念

京都大原三千院 女一人 の作詞家

うえをむいてあるこう、数々の作詞を
ありがとう
夜を背景にゆびをひろげ、細かな雪の砂に触れると凍る
目をながれるたびながれぼしを疑う
天はぜんぶ見ている
(そんなの嘘
生きるということについて考えるのは無粋
アスファルトがアルトになる冬、 ...
 エッセイの「クレクレ星人の独り言9」を執筆したので、久しくご無沙汰していた、現代詩フォーラムの方にも「クレクレ星人の独り言9」を投稿することにした。
 読者の方というか、以前の投稿仲間の方からコメ ...
調子っぱずれの音を奏でている駅ピアノ 冬休みももう終わりか

柱の隙間から拝む富士山となりました

子沢山の家の洗濯物 日が落ちてもまだ風に揺れている

最強寒波襲来 シクラメンも私も家に ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
珠玉レタス自由詩3*25/1/10 19:26
包茎大学花形新次自由詩025/1/10 19:13
喫茶店の水自由詩8*25/1/10 18:53
美少年髙任勇梓 T...自由詩025/1/10 18:51
残響 、ひだかたけし自由詩4+*25/1/10 18:00
ちひさな たましひ髙任勇梓 T...自由詩225/1/10 17:37
Blonde On Blonde自由詩125/1/10 16:27
歯医者栗栖真理亜自由詩0*25/1/10 15:21
雨とアップルパイ(それと)らりるれろ。自由詩2*25/1/10 14:18
「クレクレ星人の独り言 12」ジム・プリマ...散文(批評...0*25/1/10 13:09
野施行十二単衣 ㉒水恋鳥魚夫散文(批評...025/1/10 12:51
ぼくのキン肉マンの歌足立らどみ自由詩225/1/10 11:51
あいうえおうた鏡文志散文(批評...2*25/1/10 8:40
独り言1.10zenyam...自由詩4*25/1/10 8:38
非ずとイエスの物語鏡文志散文(批評...1*25/1/10 7:01
おにいちゃんへ自由詩3*25/1/10 6:37
いつものどこかで番田 自由詩125/1/10 1:04
GOSPEL板谷みきょう自由詩2*25/1/9 22:06
ひだかたけし自由詩225/1/9 21:53
【病棟日誌】 徒然にレタス自由詩4*25/1/9 19:15
貧しい僕ら(2024.12.09)草野春心自由詩3*25/1/9 19:12
私と蛇の運勢自由詩4*25/1/9 18:40
原初ノ思考ひだかたけし自由詩225/1/9 17:50
子供達の朝食秋也自由詩125/1/9 16:18
考へるヒント①髙任勇梓 T...自由詩125/1/9 15:18
或る十代の夢、より自由詩025/1/9 14:19
野施行十二単衣 ㉑水恋鳥魚夫散文(批評...125/1/9 11:40
ゆびさきよるもと自由詩225/1/9 11:18
「クレクレ星人の独り言 11」ジム・プリマ...散文(批評...0*25/1/9 10:50
一月紅茶猫俳句1*25/1/9 9:31

Home 戻る 最新へ 次へ
92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 
3.86sec.