川のせせらぎ
そやそやと
靡く風音さらさらと
緑の精はがやがやと
言葉を交わし笑いあう
黄色いたんぽぽ
青紫のジュウニヒトエ
大木の影にひっそりと
誰にも気づかれぬまま
命を咲か ...
誰かに攻撃をされると
痛かったり傷ついたりするよね
でも慣れると傷はつくけど痛くはないんだ
最初は耳が痛かったけど
次第に何も聞こえなくなって
心も傷がつかなくなったよ
痛みが消えて傷もつ ...
罪だけが黒く染まる
しろいへやすこし寒いな
安全なときが流れて
流れ去るささやかな歌
反対をしないつもり
冷たい手なぜかしろくて
怒りなど枯れてしまった
ただ月を超 ...
青い 空に
梢がしがみついている
かなしいことは いつも
庭の木の柿のようにみのる
世界の端のほうに 僕は坐っている
今夜のメニューは
厚揚げの明太味噌焼き、つみれと大根煮、水菜のお浸し
ワカメご飯だった。
ぼくは何時も残してしまうが、食事管理の小枝さんは
「よく頑張ったね!」と褒めてくれる。
小枝さん ...
はらいたまえ
きよめたまえ
かむながらまもりたまえ
さきわえたまえ
こうするしか為す術がなく
こうすることはできる
垂れる頭は重く
祈れば祈るほど
涙が込み上げる
復元で ...
雪はふらぬ
ふしくれだった両の手で
光りを{ルビ掠=かす}めるあたしには
手袋を渡す左手や
右手に残った火傷痕
そういうところに 雪はふる
雪はふらぬ
ペダンティックに錆びついた
...
巨大な扉が開かれる
自らの内に作動スル
私性を超えた普きもの
脳髄の筋立つ動き蠢きに
自らを意志する思考と云う
ひとつの現 宇宙過程 、
自由闊達に走る、走る
☆
...
吹き荒れる吹雪は去り優しい陽射しが大地を照らす頃
あなたの温かい眼差しのような春がやってくる
雪に埋もれた生命は息を吹き還すように精一杯、天に向かって手を伸ばすよ
それなのに大切なものが遠く ...
去年の十月十五日に自室で倒れた。夜中から朝までずっと起き上がろうとしたが身体が動かず、なんとか這いずり回ってトイレに行こうとするも出来ず、そのまま自室で大小漏らしてしまうという失態をやらかした。とに ...
息を吐く、黒い雲ができる
球体は楕円になって
あらぬ方へと飛んでいっちゃって
洋梨みたいだと笑ったよ
少女からテディベアを奪う鉄風
あれに皮をむかれてしまう、と
宙のあかぎれ 強 ...
部屋にグリーンが足りないので
陽当たりのいい出窓で
観葉植物の代わりに
豆苗を育てています
少しずつ伸びてくる芽を見てると
私もがんばろうと思えます
...
女が
いつ死んだってかまやしないわ
と、手を{ルビ弄=いじ}っていたから
{ルビ轢=ひ}いてやろうかな と、思った
照灯に照り上がる彼女の両眼には、{ルビ矢張=やは}り労苦の星など無かったから ...
僕は何くれとなく世話してくれる
女人ニヨニンを探してゐるのです
稲垣足穂の奥さんとなつた人は
他の作家の使用濟みの原稿用紙を集め
その裏に足穂の文を
書かせたと云ひます
貴女と僕とでは ...
時には母のない子のやうに
一箇のカレーパンを貪る
時には子のない母のやうに
花と云ふ花に名前を付ける
僕を踏み台に出來たなら
それは彼女らの優しさだつたらう
嗚呼そんな戀心だつた
僕 ...
昔の事というのはひどくキラキラしていて、内臓や脳味噌が泡立つような気持ちになっていた気がする。
年末から年始にかけてはスキー場に急ぐスキーヤーたちが雪煙を上げながら、山村の県道を疾走していたもの ...
(540)僕の名前を知ってるか
新聞少年配達もう2年
君は
ブロニー写真機を知ってるか
母我にしかと託すという品は
ブロニー写真機なり征く日迫りて
(浅川みね子さ ...
どこで夜ははじまるのだろう?
(リルケ『愛に生きる女』生野幸吉訳)
夜は孤独だ
(ブロッホ『夢遊の人々』第三部・七七、菊盛英夫訳)
めいめい自分の夜を堪えねばならぬのである。
(ブラ ...
日本海沖に暖流があり
それに彼は潜ると云ふ
二つの世界
鈍色と
原色
僕が不屈の詩人である為に
彼を取り込む
僕の胎内
母となり、僕は二つの世界を
持つ‐
鈍色
原色
彼の荒野 ...
『あなたはあたしの話を聞け
小さな声で話すから』
あたしあなたのことが好きになったんだ
夜の夜中にアイツとわかれて
ひたんにくれていた野良猫みたいなあたし
あなたが平気でか ...
○「日々の暮らし」
トランプ大統領がどうの?
大谷選手がどうの?
僕には関係ない テレビ世界のことだ
それよりも
一杯のお湯割りが僕の体をあたためる
一つの言葉が僕の心をあたためる
寒い ...
詩とは何か
詩であるか否かは自分で決めるものではなく詩心の或る他者の手に委ねられている。
他者のなかには自分のなかにいる他者を明確にできる他者も含むが明確にできる人はとても少ない。
詩心 ...
市販の紙巻き煙草を吸うのを止めて、煙管を使って刻み煙草を吸うようになった。30グラムの刻み煙草で、約一週間もつので、このペースを保てれば、煙草の費用を約半分に抑えられる。
車で出かけるときの ...
あなたは誰にも触れてほしくないが、その手が風のうちがわであれば許す/人はみんな秘密をかかえて生きているし、たいていは口に出したくなり、それで満足する。
(これで正しいかな。わたしは子どもだったこ ...
夜は何であるかを思う
それを見ることもなく
朝であることを目に
僕は 見ようとすることで
夜をそしてまた
見ることもなく 目に この
遠くに浮かぶ月を
この心で捉えようとすることで
静謐が胸に冷たく
夢ばかりかなたにじいろ
その夜の底の底には
過去ばかり沈み震える
朝までに深く眠るわ
夜ばかりなぜか長くて
耳栓をしたいうたごえ
月の果てかなた消え入る
...
祭のあとに起きた出来事の後、父と母は離婚し、僕と兄とは母に連れられて兵庫県の山手に引っ越した。そこは母の故郷で、母は知り合いの口利きでとある公的な機関で団体職員として働き始めた。やがて母は市議会に立候 ...
耳障りなジャズのながれるサ店で
長い髪で隠れた耳に口を寄せ合い話した
望みに届かぬ生活をいつも心底悩んでた
親のすねの匂いが一杯の部屋で
煙草をくわえて酒飲みながら一夜を明かした
男同志と友 ...
冷たい雨がボトボトと傘を打つ
自然と俯きがちになる
温かなものが恋しい
こんな日に限って一人きり
水たまりを避けながら
家路を急ぐ
いっそ雪になってくれたなら
空を見上げて
頬に触れた ...
夕暮れに落ちるメタファー
志に恋をしたのに
五年前の咳がマスクの内にこもる
龍宮城で流行ってる歌があるって
それって稲妻の魔法?
注目のシンデレラ
乙姫様は歌姫様で
微小な微笑の美少 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
春の多様性
栗栖真理亜
自由詩
1
25/1/8 22:43
跡
リィ
自由詩
0*
25/1/8 21:22
しろいへや
秋葉竹
自由詩
0
25/1/8 19:50
梢と果実(2024.12.12)
草野春心
自由詩
3
25/1/8 19:27
【病棟日誌】 晩餐
レタス
自由詩
4*
25/1/8 19:16
神頼み
海
自由詩
4*
25/1/8 19:04
雪はふらぬ
森 真察人
自由詩
2
25/1/8 18:34
詩想、運命と灯火
ひだかたけし
自由詩
2
25/1/8 18:01
春の予感
栗栖真理亜
自由詩
1
25/1/8 17:50
見えない未来を信じて
岡部淳太郎
散文(批評...
2*
25/1/8 16:48
翳らない部屋
らりるれろ。
自由詩
1
25/1/8 16:46
グリーングリーン
おやすみ
自由詩
1*
25/1/8 16:13
旧水戸街道環状島群島
森 真察人
自由詩
0
25/1/8 16:10
をんなひと
髙任勇梓 T...
自由詩
1
25/1/8 15:16
裸のおやつ -生前葬-
〃
自由詩
2
25/1/8 14:15
冬の静けさ
山人
自由詩
6*
25/1/8 14:07
野施行十二単衣 ⑳
水恋鳥魚夫
散文(批評...
0
25/1/8 11:37
IN THE DEAD OF NIGHT。──闇の詩学/余白 ...
田中宏輔
自由詩
10*
25/1/8 11:29
冬(不屈の詩人)
髙任勇梓 T...
自由詩
1
25/1/8 9:15
ブラックサタデー
秋葉竹
自由詩
0
25/1/8 8:17
独り言1.8
zenyam...
自由詩
0*
25/1/8 6:55
詩とは何か
足立らどみ
自由詩
3
25/1/8 6:01
「クレクレ星人の独り言 10」
ジム・プリマ...
散文(批評...
1*
25/1/8 2:53
風のうちがわ
よるもと
自由詩
0
25/1/8 2:06
夜の空
番田
自由詩
1
25/1/8 1:03
しろいきす
秋葉竹
自由詩
0
25/1/7 22:34
夢のあと
栗栖真理亜
散文(批評...
0
25/1/7 21:19
リフレイン
板谷みきょう
自由詩
0*
25/1/7 21:16
冬の雨
海
自由詩
6
25/1/7 18:39
君はヒロイン
トビラ
自由詩
0*
25/1/7 18:22
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
3.29sec.