【ⅳ】

 杵塚は倖世と散歩に出てゐた。
 實際に神田川は野方の街に流れてゐる…川沿ひにその公園はあつた。公園の名などは知らぬ杵塚であつた。
 草野球を樂しむ施設は整つてゐた、が、それ以外には ...
助けてと呼ぶ手をかり集めた花が身の内を喰い破り背からめりめり這い出て地獄の天使
騒音をまき散らしつ交差点を憂い眺め馬のごとく疾く流れていく野次道中も
きたさんは居ないので何も始まらない夜半
生活 ...
信じたい
今は亡き祖父のことを
信じたくない
祖父が戦中行なった行為

祖父が戦いに行ったボルネオにも
台湾から強制的に連れて来られた従軍慰安婦達がいた
祖父は「戦地でカフェのマダムと仲 ...
〈色稚児の小指痛いかからつかぜ 涙次〉


【ⅰ】

 じろさん、こと此井功二郎はずかずかテオの書齋に入つてきた。テオは丁度これから谷澤景六としての作業をしたくて、でゞこを脇に侍らせながら、 ...
相手に愛がないと解ったときどうすればいいのだろう
ただ黙って耐えるしかない
傷が癒えるまでただ待つしかない
そうして過ぎ去ってしまえばすべて忘れられる
何もかも無かったのだと

楽しくて胸 ...
○「人間とは」
歴史を見れば わかる
人間の愚かさと賢さ
棺に入れば わかる
自分の人生

○「終活」
年寄りは
一日一日
生きていく

○「不同意性交罪」
誘っておいて
不 ...

 部屋の中にいると、光の量の変化が殆ど無い。LEDの光と、カーテン越しのぼんやりした光。それから眼を心地よく刺激するディスプレイの光。たまに外に出ると、光そのものを呼吸しているような広々とした気 ...

ディスプレイに埃が積もってる。

水際で(ねえ)生きている自信が無かった。
私は字ばかり食べて生きてきたから。
ラズベリーが、美味しいのかも、知らない。
でも唇にラズベリーを塗りつけて ...
カマキリのハーモニカが落ちていた
とても小さなハーモニカだった
むかし見せてもらったものと
同じ形をしていた
困っているといけないので
姿をよく見かける草花の側に置いた
数日後窓辺 ...
 一度とりとめもなく書き込んでみようと思った。散文詩と言えるものなのか独白詩と言えるものなのか、掴み所のない読み物として、もちろんあとで推敲することもなく、かといって顕かな誤字が有れば手直しもする ... 二週間ほどが経ってもまだ興奮冷めやらぬ

二週間前の日曜日
確かに私は見たのだ
予想だにしなかった誕生日プレゼント
私にとっては一ヶ月早い誕生日のお祝いだった
しかもとても大きな大きすぎる ...
 豚バラの買い置きを今日、使い切ってしまった。後はレトルトのカレーと、玉子と、米の買い置きしか残っていない。三食カレーでもかまわないくらいなのだが、流石に残り二週間、毎食カレーかと思うとげんなりす ... 風が撫でる葦原の先に
影が落ちる
夜明けの燈を孕んだ
鳥の瞳は
まだ濁っていない
羽音は
梵鐘の余韻に似て
打ち寄せる波間に滲む

彼方で鴉が啼く

誰の名を呼ぶ声か
一羽、また一 ...
 

折れそうな意志と、割れそうな石
君は私をみず、
語らいの時計をみていると云う
なにもみないことと
同じだねと云うと
私に聴こえない
怯えた声で言い訳をするね

祈りには美 ...
プリンス風味のギター。
ディーヴォのヘンテコ。
ユニコーンのユーモア。
とんねるずのコミックテイスト。
シャネルズのコーラス。
オーティスのシャウト。勿論清志郎風味でもある。
曲展開の激し ...
灰白のコンクリート剥き出し
絶えざる空爆に崩れ落ち
ひたひたと歩み入る
自らの内部の裸形の現に
善きもの美しきもの
霊性の花束を
自らの意志を以て投げ入れんと

破水し獣声荒れ狂う乱打 ...
ひとりで眠る
白い 心臓
星が ぱちぱち 輝いた

くすんだ髪が 目にかかる

わたしは 一つも変わらないまま
とおくの過去に まどろんだ

ひとりで死んだ
白い ざわめき
月も ...
世界は厳しかった

世界はなんか妙に厳しかった

世界は大分楽なんやな思うた

世界はもろくそに厳しかった

世界はクソだった

世界はもろにクソだった

世界はもろにもろ ...
孤独を抱えた少女が
賑やかな歓楽街を彷徨うと
銃を持った奴らが
今夜の的を物色していた
その中の一人が
引き金を引いた
たちまち朱殷に染まる花びら
少女はタヒんで女になった
街の風景か ...
怪物だ〜れだ

わたしは働いていますか?
いいえいません
友だちはいますか
いいえいません
何か世の中のためになっていますか?
なっていません
家族とは仲がいいですか
口を利いたこと ...
あれからまた百年がたち
わたしたちは まだ無知だった

岩とか、波とか
空とか
そういうもののほうが
まだ世界をよく知っていた

まえの百年にしてきたことを
ひとつずつなぞって
...
情報のスペシャリストが
どうしても罠で
FBIとかをなぜかなりました

でも
ほんとうは居酒屋じゃなかった気もします
酒を飲まなやってけません

そんなのにまた夜
前から走ってくる3 ...
可哀相に
末期の息の定まらぬなか
彼女は逝つた
夭折の詩人
美しい稱號
だけど僕は敢へて
可哀相に、と云ふ

死んだ若者は
祟りなす事すら知らず
今日を棄てゝ
明日は冥府を彷徨ふ ...
 拒む亡霊たちよ 

        大地を震わし 立ち 塞がり

熱それは
                     雨か風なのか

我は夢を見続ける 

           ...
明日明後日しあさつて
日々は過ぎていきますが
僕は今日の生活の
覇者となれゝばいゝのです。

取り敢へず
取り敢へず
で 日々は

更新されますが

取り敢へず、今日を攻めやう
...
呼ぶ名前すら知らず絵学ぶよ。
よぶなまえすらしらずえまなぶよ


私の潜る余白と読破、夜、雲の下は。
わたしのもぐるよはくとどくはよるくものしたわ


太古、鱗ごと心動いた。
たいこ ...
薫るほど咲く街を見下ろして今
できればあなたを失いたかった
ヤ、ヤ、畸つ怪なり幻影
新左衛門大刀を拔き放てり

とか

僕はいつ迄も冒険譚を追つてゐたいが
内面の慾求には
いつも負けてしまふ


に向かふ
のだ

とか

念押し ...
○「薬の管理」
ボケてくると
薬を飲み忘れたり
薬を飲み過ぎたりが
しょっちゅう起きる
そばに誰かいないと
薬の管理ができない
お薬手帳よりもお薬の管理だ

○「人生の道」
いつか ...
飛び交う砲弾は 罪なき子どもを傷つけ
飛び交う呟きは 罪なき誰かを傷つける

そこにはルールはなく
人権を無視した軽視や蔑視
差別発言が幅を利かせ
怒りの矛先はトチ狂った方角へと拡散し
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
NWSF剣豪ロマン カンテラ・サーガ、ピリオド3『からつかぜ ...髙任勇梓 T...散文(批評...125/1/30 15:08
ukaブルーベリー自由詩025/1/30 14:04
あやまち栗栖真理亜自由詩2*25/1/30 10:05
NWSF剣豪ロマン カンテラ・サーガ、ピリオド3『からつかぜ ...髙任勇梓 T...散文(批評...125/1/30 10:04
White out栗栖真理亜自由詩1*25/1/30 9:50
独り言1.30zenyam...自由詩0*25/1/30 9:35
孤独感についてのメモ由比良 倖散文(批評...125/1/30 7:35
信号自由詩3*25/1/30 7:30
届くものたもつ自由詩325/1/30 6:40
わたしに語りかける夢の話し洗貝新自由詩12*25/1/30 1:48
Surprise栗栖真理亜自由詩1*25/1/30 1:42
「クレクレ星人の独り言 29」ジム・プリマ...散文(批評...1*25/1/29 23:01
梵鳥中沢人鳥自由詩325/1/29 22:52
雨のうた秋葉竹自由詩325/1/29 22:30
自作品「デタラメなるエダマメ」についてと近況報告鏡文志散文(批評...3*25/1/29 22:16
詩想、浜辺にて ひだかたけし自由詩10*25/1/29 21:16
過去は死ぬのかみぎめ ひだ...自由詩225/1/29 19:33
なんとも優しい世界林 理仁自由詩225/1/29 19:08
愛なき街の片隅で自由詩4*25/1/29 19:03
怪物花形新次自由詩025/1/29 18:58
百年2はるな自由詩625/1/29 18:26
おまたまふぃあ林 理仁自由詩225/1/29 18:20
罪人髙任勇梓 T...自由詩325/1/29 16:24
天と才洗貝新自由詩5*25/1/29 13:51
覇者髙任勇梓 T...自由詩125/1/29 12:10
胎児と踊る(回文)水宮うみ自由詩3*25/1/29 11:13
まちはるな短歌425/1/29 10:10
Alternative Son髙任勇梓 T...自由詩125/1/29 10:01
独り言1.29zenyam...自由詩0*25/1/29 6:37
SNS 〜正義なき戦争〜栗栖真理亜自由詩3*25/1/28 20:10

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加筆訂正:
自作品「デタラメなるエダマメ」についてと近況報告/鏡文志[25/1/29 22:31]
修正しました。
3.42sec.