きみはもう成層圏の彼方に飛び去った
手旗信号も届かない
ぼくは今日 言葉を失った
涙の果ては無言電話のノイズになって
闇へと散った
しみという小説を読んで感想を綴ったら
それは実在した人物を弔った作品だと教わって
そこでやっと亡くなった友人のことを思い出し
忸怩たる思いにかられた
時々は思い出していたけれど
最近はすっか ...
蜘蛛が巣を作る技術は、とても芸術的である。
虫や動物には人間のように動きに無駄がない。昆虫や動物より人間は劣っているのだろうか?
しかし、人間にはその数多ある無駄の中を生きながらきちんと自分で ...
蜜垂らし
きみの花から
匂うチーズに
フランフルクト
穏やかな夜だったかと問われればそうだったかもしれない、と答える程度の夜だった、考え事はあるにはあったが、何かに変換しようと思えるほどの動機になるようなものは特に無かった、それならそれで投げ出して眠 ...
従者になって
スーパーマーケットに行って
袋 ふた袋分の食料を買って
分け入った
分け入ったところにある
自宅に帰ってきた
今朝はすっかり眠ってしまい
天使と悪魔の
夢だってみ ...
いろいろなイノベーターがいろいろな思惑でいろいろ書けるサイトは畝りとなって進む方向を示すからいろいろ学べるのかもしれないのに何故ゆえに人は更なる深淵を頂きを目指し或いは違う時空を求めるのだろう ...
急な傾斜の小径をのぼり切れば
大きな旧居の横手に広がる
段々畑が見えてくる
金網のフェンス越し、
至近距離で咲いているアザミへ
iPadのカメラを向けてみる
うつし世の碧 ...
11月4日用
(番外編41―15―4)自分にご褒美を
纏わりつくスパン糸の様に
纏わりつくフィラメント糸の様に
時にクモの糸の様に人を貶める
非救済の糸が下りて来る
こう ...
廊下。背中にも
季節があると知った
椅子の無い陽射しが
窓から海へと降り注ぎ
穏やかな陰影の様を作ると
雑学を語り終えたかのように
わたしは鉛筆を一本
また一本と折っていった
...
立たなくて 大人のオモチャ 買い漁る
朝立ちも夕立ちもなく 夜立たず
バイアグラ 30度だけ跳ね上がる
ふにゃ魔羅を 何とか入れて 成功す
バイアグラ 腹上死なら 本望か
待ち侘びた
秋のお客が
二羽三羽
{ルビ山雀=やまがら} {ルビ鶫=つぐみ}
{ルビ百舌鳥=もず} {ルビ尉鶲=じょうびたき}
りんご
まず愛されないといけないんだ
ごりら
だれかとつながりたいと願うなら
らっぱ
らくだの背中に入れておく粗品
ぱんだ
何か 膨らみを持たせるための何かだ
黙ってうつむくそのひとの ...
そう きみと二人
菜の花畑の向こうに碧い海を眺めたね
遠く水平線には洋紅色の貨物船が浮かんでいた
固く手を握りしめ
明日の行方を占った
きみの{ルビ華奢=きゃしゃ}な肩を抱きしめながら
...
生涯現役は男のロマンだろう
だけど70では?80では?
同じ女を抱き続けて
そんなに何年も勃起って続くもの?
勃起しなくっても舌があるって?
解ってないね
女は内で感じたい
...
公園のベンチに腰掛けて
柔らかな緑の叢の中で笑う人々
胸が締め付けられて
頭の先からズンと錘が落ちる
軽やかに舞うような話し声も微笑も
幸せを纏っている
男も女も子どもも赤ん坊も
...
ギターの歪みと伸びる歌声に
今ならパッと散ってしまってもいいと思えた
ベースとドラムが腹の底を突いてくる
鼓動と重ねて飛び跳ねる
狂おしさで吐息が漏れた
一緒に歌って胸の内を曝け出し
切な ...
大福の舌打つ甘さ稲光
秋逝くも大福食うてのんきかな
大福の豆噛み殺し菊供養
品切れで焼き芋を買ふ焼き芋屋
焼き芋や思ひ出はみなほの甘く
この小銭さて豚まんか焼き芋か
...
足許の明かりを響かせたなら
独りの私が新たな家に還るだろうか
あゝこの天空を仰ぎ見ればただただ青 、
貴女たちの住処は真ん中に
まぁるく黄金に輝き燃え盛り
地上の生も死もあまねく照らし出 ...
上手く書こうとするから
嘘ばかりを書いてしまうのだ
詩が書けないのじゃなくて、
それが本当の理由なのさ
嘘なら嘘を吐き通せば良いだろうし、
ことばを飾るのが嫌なら下手でもかまわない
ど ...
長らえてふと懐かしい部屋の壁
月曜日、仏壇に蝿が来ている
ひとつだけ秋空に乞う生きる意味
鬱の字で冷えたカルテを陽が包む
詩や歌と同じ濃度の息を吸う
...
(番外編41―17)何もいらないんだ この国で財産はいらない
何もいらない 自然のままでいい
バッハでいい スーノッグでいい
洪水でいい
台風よお友達よ 来い
年金も貯金もいらん
少し ...
シンギュラリティ前夜に、、、
あ、マイナの進んだ現代社会では遺伝子も相続も第三者の前に曝け出されて兄弟は他人の始まりのさらに先に進んでしまって親子も他人 か
*
確かに、現代社会では ...
付き合いはじめて間もないころに
可愛い女の子を家に連れてきたら
(あのお嬢さんはやめときなさい)って言われたよ
よけいなお世話だよね。
ロシア人のお嬢が働くお ...
どんな卑劣なストーカーや犯罪者でもお茶お華、書道
俳諧、舞踏、絵画をやるように、どんなならず者でも
詩を書くことができる。なぜならお茶お華、書道俳諧
舞踏と同じく詩は表現でしかないからだ。
...
腰を落とすと左右に揺れる
落ち着かせようと左足
立ち直ろうと右足に
バランス取ろうと
慌てふためく自分の体
思い通りにはならない
あなたの心
...
きみ、
夏でも秋でもスノーマン、
おさげ頭のスノーマン、
白いましゅまろみたいなほっぺたを、
ふたつの手のひらでおさえながら、
首をすこぉーしだけ斜めに傾げて、
笑うと、目が細くなる、
...
地下鉄の入り口付近
巣を作り羽根を休めるツバメの親子
親は子を巣の内側に入れ
自分は外側端っこの不安定な場所で
羽根を羽ばたかせ
必死に巣と子供達とを守っている
黒いつぶらな瞳を時折瞬きさ ...
歩道橋の下で雨を凌いでいた、空は灰色の絵具を混ぜた水のような色合で、それは逆に気分を少し冷静にさせた、灰色、それは特別なことではなかった、灰色は俺の日常の色彩だったのだ、買ったばかりの靴の底が少し ...
{引用=さりゆく夢のなかに
きっと待っていたはずの
いなくなってしまった景色に、
あの朝、
見透かされたような。 束の間の 揺れ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
五行歌 別離
レタス
自由詩
6*
24/11/4 21:22
しみが染み込む
海
自由詩
5*
24/11/4 19:08
桃色哲学
鏡文志
自由詩
5*
24/11/4 18:57
『都々逸』 きみの花
りつ
伝統定型各...
3*
24/11/4 17:28
真夜中の渇き
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
24/11/4 17:09
休日の月曜日
田中教平/K...
自由詩
4
24/11/4 11:44
イノベーターたち
足立らどみ
散文(批評...
4*
24/11/4 10:59
秋あざみ
リリー
自由詩
8*
24/11/4 10:57
(531―15―4)野施行千代に八千代に
水恋鳥魚夫
散文(批評...
0
24/11/4 10:39
雑学
たもつ
自由詩
7
24/11/4 8:52
70にして立つ?
りつ
川柳
3*
24/11/4 4:51
茜色
ヒロセマコト
短歌
6*
24/11/4 0:34
まず愛されないといけないんだ
松岡宮
自由詩
8*
24/11/3 23:29
ドボルザーク 母から教え給いし歌より
レタス
自由詩
11*
24/11/3 21:41
男と女
りつ
自由詩
5*
24/11/3 19:43
告白
栗栖真理亜
自由詩
2
24/11/3 19:32
Live
海
自由詩
4*
24/11/3 19:18
お菓シーン♪
森田拓也
俳句
13*
24/11/3 17:58
帰郷
ひだかたけし
自由詩
5*
24/11/3 17:18
魔術師
atsuch...
自由詩
13*
24/11/3 16:00
心の濃度
由比良 倖
俳句
5*
24/11/3 11:52
(531―17)野施行三十一(みそひと)文字
水恋鳥魚夫
散文(批評...
3
24/11/3 10:35
シンギュラリティ前夜に、、、
足立らどみ
散文(批評...
5*
24/11/3 7:50
カユイパートナー
アラガイs
自由詩
7*
24/11/3 7:30
詩は表現ではない
室町 礼
散文(批評...
7*
24/11/3 7:25
バランスボール
佐白光
自由詩
3*
24/11/3 1:25
スノーマン
本田憲嵩
自由詩
9
24/11/3 1:14
幸せの巣
栗栖真理亜
自由詩
1
24/11/2 22:51
雨の中で
ホロウ・シカ...
自由詩
4*
24/11/2 22:11
ゆめに
ryinx
自由詩
12*
24/11/2 19:57
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
加筆訂正:
茜色
/
ヒロセマコト
[24/11/4 12:56]
ルビ、改行等を修正
3.23sec.