六月 みみもとの
くうを鳴らす
黒雀蜂の触診
わたしは
塑像ではなく彫像なのだ
くさむら から
くすねて きた
きいろい 可憐
いま掌に ふわりと
かわいた水盤を おもう
...
紫陽花の花びら
雨に打たれて踊る
彩は梅雨色
カタツムリが
紫陽花の葉を這う
通り道に
印をつけながら
指揮をしている
その景色を見ても
色を感じられないのは
気分
気分が景色を ...
この頃
テレビをつければ
全ての人が
中学生に見える
あなたは17年前です
幻聴みたいな本当がそう云う
間違ってりゃしまへんかね?
なのだが
どうも信じたくなる美しさだ
...
す 好きなネタに目移り
し 白い銀シャリの香に包まれ
や 薬缶のお湯に緑の粉茶
おすしやさんは食の総合芸術
おいしくいただきます
お魚さんのいのちを感謝で
味わいま ...
沢山の人がいるというのに
一人に集中してしまう私の癖
蟻のように群れ寄るファンに
たじたじとして逃げ場を探し
ブログを書き始めた人
群衆って怖いね
何かの拍子にころりと態度を変え
...
○「令和の米騒動」
流通の目詰まりではなかった!
大臣の目詰まりだったようだ
○「選挙」
選挙前に
古米を配って
現金を配って
これで自民党が勝ったら
日本国民は世界中の人たちにな ...
カレーライスが好きだ。
美味しいカレーライスはもっと好きだ。
美味しいお店で美味しいカレーを食べるのもいいけど、
奥さんが作ってくれたカレー、お母さんが作ってくれたカレー、
自分で凝ってしまっ ...
怒りを抱きしめる
しっかりと両の{ルビ腕=かいな}で{ルビ抱=いだ}いて
だれにも盗まれないように
他人の怒りに迂闊に乗っかったりしない
酔っぱらいがハンドルを握る暴走車に乗るのと同じ
...
水の稜線をたどると
椅子の肘掛けは
今日も閑散としていて
グラウンド整備を終えた
儚い高校球児のように
窓ガラスから先へと続く金魚に
適量の餌をあたえた
息に触れようとして
...
あんなにも
美しく
儚い
あんなにも
綺麗な花火は
どう説明もしようがない
それだけさ
君の心の奥
あの三回目くらいの
恋が涅槃なのさ
飲み屋街に行った
なんでだ ...
答えはね、話しかけそで人でなし
ストーカー? 今〇マート、通話人
邪魔者を追い出す術はないと知る
幸せは一人を泣かせ築けるか
真心を裏切られちゃった僕ら皆
梅雨時の雨あがりに、まだ濡れている、
いくつもの、
綿毛となったタンポポが、
まるで細密な白いガラス細工のように硬質化している、
それぞれに、
きわめてミクロな水晶の玉の粒を、
無数に煌め ...
西門に向かい
震えながら
遠去かっていく声、
知らなかった貴女の素顔露わになる
瞬間 、最早もう掴み切れずに
既に素顔の消えて
想いの残響だけ
この心を温めて呉れて
また次 ...
みんなでアフリカを出ました
ある者は杖をつき
ある者は子どもを抱いていました
ずいぶん歩きました
ある者は倒れ
ある者は子どもを生みました
いちばん端の島に着きました
...
この生命保険は
六十歳になったら保障額が
六千万円が六百万円に変わる
判っていたがその通知が届いて
自分の価値が下がったことを実感
定年を迎えての再雇用では
給与が半減すると判っていた ...
深まる闇に誰も気付かず
忍び寄る足音にも誰も耳を傾けようともしない
偽善の仮面を被った悪魔は聖職者の身形で白々しく
神の言葉を説いて回る
まるで我こそが真の聖職者なりと虚栄心を募らせながら
...
「ごめんや」
虚ろな眼差しで
そっと握る祖母の手は
ほっこりと温かくて
懐かしい香りがした
独裁者が命を絶ち狂った世界が終わりを告げて
世の中に平和が訪れると信じていたのに
違う形の独裁者が再び現れて横暴を振るう
もし本当に世界が変わるなら
意味もなく人を傷付けたり
ひとつのモ ...
気が狂ったか……
と思ったら
全てが
おかしかった
詩の中で
冬の蝉が死んでいた
史料館に
古銭、十銭が展示され
エッセイの中に
ユングの影が
夢か記憶か
観 ...
満員電車の窓に映る
よれたスーツと、冴えない顔
「パパ、がんばってね」
息子がくれたピカチュウのシール
名刺入れの裏に、ひっそりと貼ってある
雷を放てるわけじゃない
敵を倒せるわけでも ...
パパが夜帰ってきて
自分へのごほうびと笑いながら
ビール飲んでる横で
麦茶飲んでた幼い私
なんかだんだんわかってきたよ
ほんとうは
生き ...
お前がベッドに腰掛けたまま
俺に批判がましい視線を向ける
俺はそれが鬱陶しい
悪いのは俺じゃない
お前に対してうんともすんとも言わない
俺のジョニーが悪いのだ
いや、ジョニーが悪いとも ...
涙の跡を指でなぞり
悲しみに、もう一度ゆけと言う
──羊文学
青空をひとつ残して蝶別る
青空の下に別れて蝶ふたつ
風聴いても ...
廃れた土地
命が終わる
俺は見た
何も言えず
裂ける絆
崩れる平穏
巣を破壊された
蟻のように
権力者の踊り
そのリズムは永遠に
搾取の唄
その調べは永遠に
地獄の ...
わたしが眠るのは 夜を越えるため
青い目をした狼が 林の奥で睨んでる
黒ざめた毛皮は 荒々しくなびき
木の根のように 重苦しくたたずむ
生きていれば 喰われるので
わたしは目を瞑る
死 ...
白い紙に
芯の尖ったエンピンツが
くにゃくにゃ動くたびに
変な模様が浮き出てくる
ボクの素直な
今の気持ちを
魔法のように
代弁してるようだ
それを見た人は
何かを感じてるよ ...
瞑目意識の光り輝く視界の最中に
薄っすらと次第に鮮明に
真青な海原の拡がりいく
時流の一瞬一瞬の
波打ち撓み間の広やか
過去も現在も同じ一間に
揺蕩う意識の陶然と静やか
拡がる真青な ...
沖縄戦の終焉に向かう極限の中で太田實中将が自決した
6月13日から60年が過ぎて東京都大田区で産声を上げた
「太田」と「大田」音が響き合い言霊が時を超えて交差して
太田中将が遺した言葉――
...
街をゆく人たちを
みながら僕は道端のオブジェに腰をおろす
楽しげに笑う学生たち
せかせかと歩く働く人たち
スラリと日傘をさす女性たち
なんだか訳のわからない人
あ、それは僕だ ...
雨はそこまで叩きつけなかった
私は幾分 疲れていた
あなたにまた会いに行く
車のワイパーが しずくを両端に振り払う どこへ向かうかも追えない
「ごめんね」
何にごめんなのかわからないけど ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
かりそめの契り
ただのみきや
自由詩
2*
25/6/14 19:10
梅雨の彩り
海
自由詩
7*
25/6/14 19:00
中学生
林 理仁
自由詩
5*
25/6/14 18:18
すしや
多賀良ヒカル
自由詩
3
25/6/14 18:01
たった一人のファン
けいこ
自由詩
3*
25/6/14 16:29
独り言6.14
zenyam...
自由詩
1*
25/6/14 14:53
ぼくのわたしの美味しいカレー
会議室
25/6/14 13:32
オパール
凍湖
自由詩
5*
25/6/14 10:05
稜線
たもつ
自由詩
5*
25/6/14 8:00
祭の色彩~渦巻く匂い
林 理仁
自由詩
3
25/6/14 7:55
ユビキタス
りゅうさん
川柳
3*
25/6/14 5:43
露綿毛
本田憲嵩
自由詩
14*
25/6/14 1:33
放課後の声
ひだかたけし
自由詩
7*
25/6/14 0:27
日本の歴史
六九郎
自由詩
2
25/6/13 23:32
妻と毒
イオン
自由詩
4*
25/6/13 22:24
地獄ヶ淵
栗栖真理亜
自由詩
2
25/6/13 22:20
祖母の手
〃
自由詩
4*
25/6/13 22:16
世界が変わるなら
〃
自由詩
4*
25/6/13 22:13
六月キョウメイ
奥畑 梨奈枝
自由詩
1+
25/6/13 21:56
ピカチュウ
無名猫
自由詩
3
25/6/13 21:34
星空
おやすみ
自由詩
4
25/6/13 20:44
自称詩人になる動機にだけ傾聴に値するものがある
花形新次
自由詩
0
25/6/13 20:35
深呼吸
森田拓也
俳句
11*
25/6/13 19:22
働き者のゆくえ
海
自由詩
11*
25/6/13 18:40
眠るのは、なぜ?
みぎめ ひだ...
自由詩
2*
25/6/13 18:00
文字はフシギだ
多賀良ヒカル
自由詩
1
25/6/13 14:18
時の裂開、意識の変容
ひだかたけし
自由詩
7*
25/6/13 14:18
6月13日に生まれて
足立らどみ
自由詩
2*
25/6/13 8:31
耳をすませて
秋葉竹
自由詩
1
25/6/13 7:33
6月9日
唐草フウ
自由詩
7*
25/6/13 7:16
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
2.99sec.