雨はそこまで叩きつけなかった
私は幾分 疲れていた
あなたにまた会いに行く
車のワイパーが しずくを両端に振り払う どこへ向かうかも追えない
「ごめんね」
何にごめんなのかわからないけど ...
○「独居老人」
散歩してたら
また捕まって
話を聞くこと一時間
老いても舌だけは健在だ
○「梅雨」
落ちた梅が雨に打たれっぱなしだ
雨も二三日ぐらいならいいが
長く続くと
洗濯物 ...
蹴散らせ
蹴散らせ
虫の群れ
うじうじ
わらわら
いや、やめて
ちょっと
蹴散らせない感じですか
えぇ、これだけ量が
多いとどうも
ファイヤーバーン!
と、我 ...
境とは細い線のようなものではなく
どこまでもどこまでも続く長い道のりのどこかにあるまぼろし
どこかで今までの着物を焼き捨てて
河岸を変えなけりゃ
この旅行きは終わりやしないが
そもそもど ...
愛想がないのはもともと
説明するのも苦手で
── kanekoayano
黒柳徹子(さん) 四句
夏の朝徹子の部屋に来る徹子 🧅🚗
...
胸の膨らみ
秘匿されながら
初々しく微笑んで居た
出会い頭の
貴女と云う人の 、
崩れぬ死顔よ 永遠に
ナパーム弾のような雨が止んで気の抜けた夜の街路、そこいらに張り付いた雨粒がネオンライトで嘘と同じ綺麗さをプロデュースする、この世は鼻で笑えるくらいがいつだってちょうどいい、何かを始めようとするとき ...
冷たい肌で引き裂いた滲んだ鉄錆の味が苦く口に残った
まるで罪を罵るかのように
あゝ、どんなに振り返っても君はいない
君の醒めた横顔が瞼の裏に映る
見込み違いの幻が僕を責め立てる
どう ...
元カレが詩人デビューした。
「風の叫びに耳澄ます夜」とかいう詩集を出して、意識高そうな書店に平積みされてるのを偶然見かけたとき、思わず飲んでたスタバのラテが鼻に入りそうになった。
……風っ ...
慰めさえ効かないぐらい哀しいときは泣いたらいいの
我慢するときほど悲しいことったらないわ
ただそばにいて寄り添ってくれるだけでいい
背中撫でて頭撫でて何も言わないままで
時間すら忘れてひと ...
雨露な濡れた葉を止まり木に羽を休める揚羽蝶
何を考えているのか
何をしたいのか
騒ぐ風が大きな羽をユラユラと揺らしても
不安定な足場の上でか細い脚を踏ん張らせ必死に耐えている
仲間が近くを通 ...
今朝、電車の中で
いい詩が思い浮かんだんだけど
帰る頃には
すっかり忘れてるな
何だったかな
昨日見た夢は
好きなコと喋ってる夢
二人で ...
我が罪を思い返すは桜桃忌
梅雨寒に震えて舌を噛み千切る
蜘蛛の巣に絡み取られて息絶える
黴臭い汚部屋の中の蝋人形
早乙女の後ろ姿に勃起する
襟足に舌を這わせて夏衣
...
とほい
自らが自らに
とほくとほくなり
いく折 、
ひとり人の抱え持つ
夜ごと寄り添う安らぎの
深く刻み込まれた
星々からの記憶の許、
いよいよ不断に
別れ離たれいく
...
コメが高いなら
コメを食わなければ良い
アワでもヒエでも
食えるもんなら何でも
文句言わずに食え
どうせ碌でもない
働きしかしねえんだからさ
自称詩人に食わせるコメなんて
端からないだ ...
午後5時のオレンジ色の道
カラスが飛んでいる
ビル風に吹かれながら
しみついた地元へ
帰ってゆく
街並み
過ぎていく
街並み
よそ行きの顔で
街並みが整えられても
排他的な ...
経験の少ない若い時は、もしもあの時・・なんてことは思わなかったが、少しオトナの仲間入りをするようになって、「もしもあの時・・していたら」と、ちらっと思うことが度々あった。
その前と後とのギャップがあ ...
ボクの詩を
読んでくれたあなたに
少しでもなぐさめになるなら
これほどのよろこびはない
ボクの詩を
読んでくれた貴女に
少しでも生きる力が湧くなら
これほどのしあわせはない
ボ ...
何度かこの身に神が降りてこられたことがあったが、自分が神から特別に選ばれたなどとは思っていない。神はすべての人間とつながっていて、人間が経験することは、すべて神霊界も同時に経験している。人間は神のニ ...
○「爪」
爪は
まだ生きろ!とばかりに
切っても
切っても
伸びてくる
○「人生」
生きているんじやない
生かされているんだ
1日に十万回も動いている
心臓によって生かされているんだ
絶えず空気を吸ったり吐いたりする
肺によって生かされているんだ
目に見えな ...
緑色のくりぃむそーだの
午後の情事〈それは思いがけないものだった!!〉
冷たく固く、いた「きれい」
四方八方敵だらけ
気持ちの悪い体温に
解され融かされ溶けていく
どろどろどろどろ ...
おじさん拾ってきたよ!
と子供が浅蜊の殻を見せたがるのだが、
...
灰色の空にも光が差すことがある
しかし、いま立ち止まったこの場所に光はあるか
どす黒く舞い上がる排気ガスの鼻の奥まで汚れてしまいそうな世の終わりに
ふと振り返れば道は途切れ
ちぎれた破片が ...
体を刺す鋭い痛みは皮膚のより深くへ
まるで太陽の攻撃だ
一斉に放つ光は眼の裏を焼き尽くす
滲み出る汗は止まることを知らず
次々と生まれては肌と服を濡らしてゆく
髪の毛を挟んで黒い ...
蛇のように長い文章の羅列
指でなぞって大きく欠伸する
その開いた口の奥から退屈という言葉が飛び出した
意識を集中させて読み込もうとすればするほど
その無理に見開いた目は傷みと疲れを我が身に ...
ピローズのマイフットって
良いんだ
なんか
聞いてみてよ
と
書いている
時のカナリヤを探して
青い鳥を探して ...
書くことは生きること。
それは手術のようなもの。
自分の中を見せて取り出し
相手に渡す。
簡単でしょ?
書くだけなんだから。
今これを書いている俺は
心を削ってない。
...
わたしのなか
ゆらゆらら
緑のゆらゆら
ゆらゆらら
ゆっくり揺れて
瞑目心象の
生き生きと
風もないのに
おのずとみずから
緑の樹木の枝葉たち
揺れてゆらゆら
また揺らぎ
...
もうオレは二度と
もうオレは二度とアルコールから逃げない
何もかも受け止めて
泥酔も厭わない
この命が切れるまで
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
6月9日
唐草フウ
自由詩
7*
25/6/13 7:16
独り言6.13
zenyam...
自由詩
3*
25/6/13 6:52
蟲毒
りゅうさん
自由詩
3+*
25/6/13 5:52
越境者
凍湖
自由詩
3
25/6/13 3:11
徹子のヘア 〜たまねぎおばさんの日常
森田拓也
俳句
7*
25/6/13 0:25
祈り
ひだかたけし
自由詩
6
25/6/12 22:06
道に吐いた唾が忘れられない模様を描き出すみたいに
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
25/6/12 21:58
今は愛なき幻
栗栖真理亜
自由詩
2
25/6/12 21:53
ちいかわ
無名猫
自由詩
5
25/6/12 21:52
赤い傘の女
栗栖真理亜
自由詩
2*
25/6/12 21:50
梅雨と蝶
〃
自由詩
4*
25/6/12 21:47
恋人
おやすみ
自由詩
4
25/6/12 20:20
ブライダル句集
花形新次
俳句
2
25/6/12 20:16
解き放たれる刻
ひだかたけし
自由詩
5
25/6/12 20:02
自称詩人はヒエを食え
花形新次
自由詩
3
25/6/12 19:50
街並み
海
自由詩
7*
25/6/12 19:07
もしもあの時・・とおもうとき
けいこ
散文(批評...
4*
25/6/12 14:26
ボクの詩が
多賀良ヒカル
自由詩
3
25/6/12 14:09
クレクレ星人の独り言「まごころを忘れた者の代償」75
ジム・プリマ...
散文(批評...
0
25/6/12 12:54
独り言6.12b
zenyam...
自由詩
2+*
25/6/12 9:03
独り言6.12
〃
自由詩
2*
25/6/12 6:40
くりぃむそーだ(みどり)
詩乃
自由詩
3
25/6/12 6:36
貝殻ぶるうす
洗貝新
自由詩
8*
25/6/12 1:34
黒い腕
栗栖真理亜
自由詩
2
25/6/11 21:27
酷暑
〃
自由詩
2
25/6/11 21:25
言葉の蛇
〃
自由詩
0
25/6/11 21:22
めも
うし
自由詩
3
25/6/11 20:25
天才医師
あゆやか
自由詩
0
25/6/11 19:55
響ノ宇宙
ひだかたけし
自由詩
4
25/6/11 19:38
酩酊の旗、オレの骨
bo
自由詩
0
25/6/11 19:35
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
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108
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110
111
112
113
3.08sec.