絶望の頂きに立つ
この人間社会の空に
白雲棚引く朧月夜
光りやはらに届き来て
絶望もなく希望もなく
活き活きこの時生きるのみと
君に出会って
約束の意味が変わった
ひとりで絡まっていたリボンは
ふたりで結べば羽ばたけるって
僕に空をくれたから
雨でも降らなきゃ
燃え尽きそうだった
いつも僕の少し先を
...
心臓が動いている。命を頑張っているのだ。でも気分が落ち込んでいる。地平人たち。地平人たち。ツバメがもうすぐ脛を蹴る。今のところ人の死ぬ姿は見えない。苗木が巨大化していく。ベンチがボロボロになっていく。 ...
絶えず冷たい雨に打たれ
ふるふると無力に震えながら
ふとひろがりゆく青空に
ひっそりお辞儀してみても
なにひとつヒント与えられず
冷たく叩き付け雨は降り続き
ふるふる震え叱咤し自ら ...
秋映る 和む香りが響く程
ドキドキと途切れ途切れの起動音
涙という液体のなか夜の人
光は
沈黙して
影も
沈黙するから
手を合わせる
・
闇の
しずかさに
ぽつんとちいさく
ひとつの光
脈動している
・
光合成をする
葉と
つながっているの ...
こうして生きていることで、眠くなる日々を感じている。雨が降っていたけれど、止んでいた。窓の向こうからは、今は、子供の声はしなかった。僕も子供の頃は、あんな風に大声を出しては、こんな風に大人になって ...
爆散する
流れ星が青いなんて知らなかった
一瞬の朝をもたらすなんて知らなかった
願い事は明るいところでしか叶わないという疑念が
確信に変わってしまった
ある極夜が明けることは
反対側の誰か ...
たとえば手摺と鍵、或いは爪を噛む白い手が、古雑誌の栞の意味を摘む、この誰かの肉声は(あわくって。)ならそれで適当な木目地を愛で謎るだけで、高い空を遠い道程を走りまわる短い風だ。
{ルビSon ...
はい?
誰かに呼ばれた気がして
ららら
なんだっけ?
そーらよ
そーらよ
見上げた数だけ思えば~
と
なつめろだ~
波、ゆらぎ、砂、足跡、波、揺らぎ、
たんぽぽ、繭、葉、雨、雨、
揺らぎ、梢、ゆらぎ、降る、降る、降る!
星、線、夜、群青、音、波、
音、沈め、地平、幻想、太陽、夕陽、
空、星、星、星、星が
...
存在を裏返してみると、それは口から肛門までの消化器系と言ふ外部を内包してゐる存在の有様の不思議に先づ、目が行くと思ふが、そもそも存在はその芯のところに外部が占有してゐると言ふ内外逆転したある矛盾をそも ...
花のことばを受けとった
これで こころは繋がるだろうか
明るいからひらいたよ 暗くなってとじた
思えば散ってしまうから
窓のこちらに棲んでいる
冴えた夢 透けはじめる頃
言いかさねるお ...
核ミサイルに眼差され
凍り付いた蒼い空の下
、
巨大な内なる何か抱え
眠れる意志叩き起こし
、
空無の向こうを眼差す
わからない
先のことは
自然に任せよう
花は
実る
・
何はともあれ
私は
信じるよ
月が
お日さまを思うように
・
さまざまな夢は
夢ではなかった
この手 ...
今朝四時に家を出て奥多摩に車を走らせた
途中コンビニで珈琲とツナマヨ玉子サンドと
コロッケパンを買い
緑に染まる渓谷を目指した
駐車場で支度をして万全の用意をした
アスファルトの坂道を下ると ...
管理職になった
能力を評価されたというよりも
年齢による玉突きだろう
毎日重たい案件がのしかかり
説明に口ごもる
左肩がしびれて
物事は進まない
秋葉原で電車が停まると
エ ...
星を見ている
さわやかな匂いのする星を
きめ細やかな舌触りのことばが
サイババの放つビブーティーみたいに
どさどさ生産されている
なのにどうして
あの星は
あんなにも苦しそうなの ...
全てを投げ打ってでもその物語を開かなければならなかった
額縁、蝶々、明かるい涙、
澄んだ湖の底に眠る頁を
かたく 夢のように舫われた物語を
その炎が走ることが
わたしの命のトモシビが灯ることだと
こころのなかを正確に吐露してくれた
旅人になりたかったミイは
とても元気に軽やかに憎々しく
他人やほかの動物や草花 ...
私たちは畔にいる
この川に隔てられ
貴女 と 私
大空の下 太陽の下
絶え間なく絶え間なく
落ち続けて昇り続けて
(生きる姿勢を変えたのはいつからのこと?)
洋上で過ごす如く
...
ここに燃えるものがある
燃えるもの
終わるもの
けれども消えはしないもの
尽きてからしか近づけない
でもどうしたって焼べられる炎があったのだ
逢いたいと逢えないからこそそう思う距離を縮める方法はない
逢う予定台風で飛び来週にタイミングずれ何かが変わる
西瓜割りみんなが違うことを言う目隠ししても心の声聞く
夏祭り夏になくては ...
なんでも叶う、
それはなんにもないのと同じ
訳し足りない想いがあって
研究はいつも青を望むけれど
始まりは黄色だよ
練習はもう、
夜明けのふちに立っている
当然のまま
なんて名前だったかな?
(ロン・ハバート『Battlefield Earth 1 奪われた惑星』第三部・4、入沢英江訳)
そしてそれはここに実在する。
(ロン・ハバート『Battle ...
1
(朝は、パン♪パン、パ♪パン♪)(昼も、パン♪パン、パ、パン♪)(夜は、うどん♪うどん♪うどん!♪)巨大な一斤の食パンの被り物を頭に被った白いコックコートを着た小太りの男が、「やきたて ...
異端シャレ問の黒い影がついにオラの詩にも忍びよって喉元を強くおさえつけた。
・・・・・・しゃ、しゃ、しゃれべない、とようやくオラはどうにか自白すた
シャレべないとはいかにも結構な苦しまぎれの抗 ...
昔々
その昔
あなたのもとに集い
昔々
その昔
あなたの指先追いかけた
いつしか
あなたに弾かれて
いつしか
あなたに打ち出され
散り散りになった
かけら ...
静物たちは沈黙し続けながら俺たちの詩を見届けようとしている、きっとやつらにとっては一番興味深い現象なのだろう、そしてそれは余程の例外を除いては滅多にお目にかかれるものじゃない、当人の俺たちにしたっ ...
犯人は71歳アマチュア詩人だってさ
とうとう出やがったぜ
な、言った通りだろ
自称詩人を野放しにしては
いけないってさ
しかしアマチュアじゃない詩人って
いるのかって話だよな
どうせ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
五行歌、この朧月夜に
ひだかたけし
自由詩
3
24/5/22 19:44
人間開花
ミナト 螢
自由詩
3
24/5/22 19:25
地平人たち
奥畑 梨奈枝
自由詩
4
24/5/22 19:24
意志ト勇気のうた
ひだかたけし
自由詩
5*
24/5/22 16:47
時の目にいる
水宮うみ
川柳
3*
24/5/22 16:43
※五行歌 九首「傷が深ければ深いほど高くなるいのち」
こしごえ
自由詩
7*
24/5/22 15:40
記憶と忘却
番田
散文(批評...
0
24/5/22 1:45
祈り
中沢人鳥
自由詩
5*
24/5/22 1:04
crackの踵、鎮座するうららかな痺れ
あらい
自由詩
2
24/5/21 22:23
めも
うし
自由詩
0
24/5/21 22:19
燐光
這 いずる
自由詩
2
24/5/21 20:34
存在を裏返してみると
積 緋露雪0...
自由詩
1
24/5/21 19:44
偶然と ことば
soft_m...
自由詩
8*
24/5/21 19:33
五行歌、空無の向こうを
ひだかたけし
自由詩
2
24/5/21 19:16
※五行歌 三首「さまざまな夢は」
こしごえ
自由詩
4*
24/5/21 16:22
明日こそは
レタス
自由詩
3*
24/5/21 15:02
痺れる肩でつり皮を
はだいろ
自由詩
4
24/5/21 8:59
心盲
一般詩人-
自由詩
3
24/5/20 20:27
メモ(物語)
はるな
自由詩
3
24/5/20 20:14
悲しみのミイ
秋葉竹
自由詩
8
24/5/20 19:43
この川のほとりで(新訂)
ひだかたけし
自由詩
4
24/5/20 17:01
トーチ
はるな
自由詩
1
24/5/20 14:22
距離
夏川ゆう
短歌
1
24/5/20 13:54
当選を (習作)
トビラ
自由詩
0
24/5/20 12:24
引用の詩学。
田中宏輔
自由詩
7*
24/5/20 8:46
小麦の薫る男(サンドイッチマン)
本田憲嵩
自由詩
9
24/5/20 1:53
異端シャレ問
菊西 夕座
自由詩
4*
24/5/19 23:43
高嶋先生への手紙
北村 守通
自由詩
4
24/5/19 23:02
散らばった骨はひとつところに集めておけばいい
ホロウ・シカ...
自由詩
5*
24/5/19 21:39
スロバキア首相銃撃
花形新次
自由詩
1
24/5/19 19:58
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
加筆訂正:
小麦の薫る男(サンドイッチマン)
/
本田憲嵩
[24/5/20 17:49]
最後の連、加筆修正。
迷宮の蜂
/
ただのみきや
[24/5/20 8:57]
修正
3.1sec.